■現実の設定
名前:織笛 古人(おるふえ ふると)
年齢:52
身長:182㎝
性別:男
瞳の色:黒
髪の色:黒
所属:特心対‐人事部 /リングホルダー―オルフェ家
キャラクター設定:蒐集家の実父に当たる人間で特心対の人事部を務めるメンバーの1人。その為、ダイバー体は持つものの通常のダイバーのように計上はされず、階級も持たない。奇書院の前団体、リングホルダーのオルフェ家を継ぐ長兄でもある。
経歴から伺えるようにやはりというか狡猾ないし無慈悲だと受け取られる側面があり、その人事采配は原則として「如何なる犠牲を支払っても事態を解決する」「他人を資源として勘定できる」人間で揃えられている。彼の”功績”には枚挙に暇がないが、その中でも自我を浸食させて疑似的に低級ダイバーを素体に悪夢を再現する「エゴの外殻」や、それ以下のダイバーのホルダー感受性の低さを応用し断片クオリアを励起させる「ウタカタ」などの計画主導者の後援者であることが挙げられるだろう。
だが、その一方でリングホルダーとはとても思えない清廉潔白さでもまた知られる人物である。不知火機関のプロミスノート主導での調査においてすら、私的便益だと判明したのは娘である蒐集家に多少の便宜を立てている程度であり、その他の大半は円滑な運営の為の辻褄合わせに過ぎないものしか見られなかった。それは他の人事部メンバーをして「脅す弱みも無ければ、利益で釣ることも両方叶わず面倒この上ない」と言わしめる程。
また、先に述べたように彼が唯一特別視する存在が蒐集家であり、子煩悩というか最早溺愛してると言ってよい。大量の縁談や会食・あるいは彼の少ない休暇を潰してまで旅行に連れ出そうとする一方で、蒐集家にはそれを無碍にされ続けている。具体的な例として、最近、自分が貸し切ったプライベートビーチを蹴られた翌日に彼女の友人に呼ばれた大衆向け海岸に当てつけのように行かれたのを耳にしたときはかなり凹んだらしい。
ちなみにリングホルダーの割には彼は自由恋愛をよしとする……というか、彼自身が恋愛結婚によって蒐集家をもうけている。オルフェがそもそもリングホルダーのダイバーとしては没落的なことを加味してもなお、ある程度はダイバー適性を保持していたのにも関わらず、彼がダイバー適性を持たない一般人を妻として迎え入れたことで、次世代である蒐集家は戦闘に耐えるだけのリソースは持ち合わせるが、その能力幅とも言える想像力には乏しくなっている。もちろん、これを危惧して彼の両親は反対というか最早抵抗していたのだが、一体どんな手段を使ったのか押し切ってしまっている。
そのほか、趣味は風景画や旅行などの想像がつきやすいものを除くと、意外にもラジオや漫画、小説などのサブカルチャー鑑賞。実は『ケルベロスラジオ』に何度か匿名で採用されるレベルのお便り職人であることを周囲のごく限られた人物だけが知っている。
■夢の姿の設定
名前:シジマ
外見:パイプオルガンと彫像が融合したような姿
夢の姿の設定:ダイバー体は全長十数mほどあり、出現だけでその質量で地形を変えうる規模を持つ。反面、移動能力はほぼほぼ無く引き摺るように緩慢な速度でのみしか動くことができない。
また、眷属体を保有するタイプのダイバーであり、彫像ないしマネキンのようなオーケストラの一団を生成することができる。ただし、彼自身や眷属は攻撃手段になるような武器は持ち合わせておらず、その間接の可動域や先ほど述べたような理由から戦闘能力はないと言っていい。このため、戦闘ダイバーとして前線に出るどころか、ダイバー体になった事例そのものが極めて少ない。
固有形質は周囲のあらゆる音と逆位相の音声を演奏すること。つまり、全ての音を相殺し無音の状態を作り出す能力と言える。すごい大層なノイズキャンセリング。
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似顔絵を描くことが困難なレベルの重篤な相貌失認障害。 また、その能力欠損を補填する為に後天的に発達せざるを得なかったことと、ダイバー汚染に起因すると思われる中枢神経病変による後天的サヴァン症候群の異常聴覚発達。 彼は人物を顔や体格ではなく、声や音で認識していると思われる。 ‐カルテ作成者 テトラカイン |
彼が人事部に差し当たって非常に優れている点は『心を読んでいる』とさえ比喩されるほどの察知能力にあるが、それは上記のような特性を活かして声色を通して判断している。このため、発言しない限り彼に直接的に伝わるのは心音などから判断できる恐怖心などに絞られる。にしたって気持ち悪い
また、相貌失認の対象は愛娘である蒐集家にのみならず、彼自身も含む。このため、先に述べた傾向からも伺えるように、彼の趣味は実在する人間の顔を認識する必要のないものに限られている。
しかし、妻だけは唯一の例外できちんと見えていたらしく、彼画伯の人物画が現存している。幼少期のまだ曲がっていなかった頃の蒐集家はそれを見て自分のものも描くように要求したものの、返って来たのが人の姿をしているか怪しいものだったため、臍を曲げたという逸話もある。
また、それと直接の関わりがあるかは不明だが、彼自身の蒐集家への関心はどちらかというと蒐集家本人より蒐集家の父親であるという点に注がれている節がある。
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