- てオズ、さんのことですか?」
- 教父ローデス「そうだ……。私の尊敬する師匠……、僕を置いて……」
- ???「ずっと傍にいるじゃないか」
第三者の声に、織田とロッカは構える。声はオズに似ていた。
声の主は、ローデスの身体の下からずるりと這い出てくる。上体が露わになったそれは、オズの姿に酷似していた。
一見すると生身のようだが、間接は人形のように球体関節となっている。
- ???→オズ人形「だからお前は、何も心配しなくていいんだよ……」
人形の手が項垂れるローデスの頬を優しく撫でる。
めそめそと泣きながら頭を抱えるローデスと二人の間に、オズ人形は立ち塞がった。
織田は苦い表情で人形を見つめる。
- 織田(オズ本人にも見せてやりてぇな)
「あー……、大変言いにくいのですが、目の前にいるのは本人じゃないのですが……」 - ロッカ「時間の無駄ですよ」
「みんな、自分が信じたいことを信じるものですから」 - 織田「……まぁ、だろうな」
織田が低く構えると同時に、ロッカが糸を展開する。
- ロッカ「だから、説得するなら、まずは目を逸らしようのない事実を突きつけるところからです」
- 織田「夢と幻想は別モンだしな。さっさと目を覚ましてもらわねぇと」
織田の能力発動の前触れとして、包帯が僅かに浮き上がる。
- 織田「まずは……、その幻想をぶち壊すっ!」
大きく踏み込むと同時に、包帯の腕をバネのように延長し、オズ人形の胴体に鋭い突きを打つ。
織田の拳は粗雑な造りの人形の胴体を貫通するが、損傷を全く意に介さず、人形は織田の腕を掴む。
しかし、そこへすかさずロッカがカットに入った。人形の腕を糸で締めあげる。
- ロッカ「はいはーい。おさわり厳禁ですよ~!」
オズ人形はロッカすら構う事なく、織田の腕が貫通する体内で、魔術"爛れ"を発動する。
効果範囲に触れている織田の腕が激しい炎に包まれて炎上する。
- 織田「熱ちちち……っ!」
織田が強引に腕を引き抜くと、貫通した箇所には、ぽっかりと穴が開いている。しかし、ローデスがぶつぶつと呪文を唱えると、オズ人形の損傷個所が修復されてゆく。。
- 織田「やってくれたな!この野郎っ!」
織田の回し蹴りが、人形の修復速度を超えて胴を破損させる。衝撃でくるくると一回転する上体を、ロッカの腕が肩を掴み固定する。
- ロッカ「はてさて、中身は綿か、歯車か。開いて確かめることにしてみましょう」
ロッカはオズ人形の四肢を蜘蛛脚と腕全て用いてがっちりと拘束し、無理矢理引き伸ばしていく。
掴んでいる箇所にヒビが入り始めたと思えば、限界を迎えた人形の関節がはち切れ、部品が四散した。
オズ人形の腕や脚やらが堂内に散乱する。
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