紺海埜シーシャ/シンデレラ・カクテル

ページ名:したたか

 

 

「デカいんじゃないよ~、背が高いのー!」

■現実の設定

名前:紺海埜シーシャ(こんかいのしーしゃ)

年齢:17

身長:176㎝

性別:女性

瞳の色:青

髪の色:栗毛色

所属:狂信者-証明者-永遠の歯車教団→夢の使者-リングホルダーーフーゴ家

キャラクター設定:上記の通り元ローグダイバーの出自を持つ境界級ダイバーの一人。現在は契約で縛られた上で正規陣営に所属。

周囲からは間延びした口調とふわふわ系の呑気な言動からよく能天気な人物であるといったような評価を受ける。実際この人物評は大きく外れたものではないが、そのように周囲から見えることを考えに組み込んで振舞う計算高さも持ち合わせる。同年代のダイバーと比べれば肝もよく据わっているほうではある。背丈と体型に共によく恵まれており、同性異性問わず好奇の目で見られたり弄られることもしばしばあるが、コンプレックスにはしておらず、口で言うほどに比べれば殆ど気に留めていないと言っていい。

ダイバー能力の発現は海難事故に由来し、発現直後は半ホルダー状態にあったため、意識があるのにも制御ができないという状況に陥り、両親を自身の能力で溺死させたことがある。狂信者派閥の一つ「永遠の歯車教団」への所属理由は悪夢の種収集による夢神の顕現であり、もう少し掘り下げれば過去をやり直し両親の死を取り消すことを願っている。

そう見えないだろうけど、私だって悩みくらいあるよー。みんなもそんなもんでしょ?-紺海埜シーシ

そのような方法は現実的な手段ではなく、遠からずローグダイバーとして殺されるであろうという事実には自覚的だが、「諦められるようなものは初めから好きじゃない」のだという信条を持っており、どれだけ可能性が低く、また破滅的な内容であったとしても、それが0でない限りは両親への愛情を証明するために取り組む必要があった。これの捻じくれているところは、この感情に自罰感情が強くはないこと。悪夢がもたらした災害であると、起きた事実そのものには割り切りが既にできており、一般に言うサバイバーズギルトという概念にはあまり当てはまらない。であるのにも関わらず、この遠回しな自殺に身を投げ出している。

 

・「ありふれた目覚めと眠り」以前

永遠の歯車教団の構成員ローグダイバーとして活動していたが、およそ1~2年前ほどにペインラヴァーを含んだ奇書院の報復によって戦力の大部分が殺害ないし再起不能になったことで、集団としての機能は概ね喪失。メンバーは散り散りになるが、六分儀奈々子が死亡したことで情緒不安定気味だったバロールゲイズを気に掛け回収した。その後、既に「青い星」という悪夢に変わり果てたスターゲイザーの実父に予知夢の託宣を受け、岩月剛志によって全滅する結果を受けて、収穫者としての活動を停止し予兆を回避するため彼の殺害に動き始める。構成員の一人の協力のもと、偽装した身分で彼の通う高校に転校し隙を伺っていた。

だが、ふとした拍子に癇癪を起したバロールゲイズに路地裏へ連れて行かれた際、何も知らない彼があろうことか自分を助けに飛び出してきたことを受け、心変わりし「構成員の補充」という名目のもと先送りにした。

可哀想で少し情が湧いただとか、あまりにお人好しなので誑かせないかと下心が出たとか、そういう節も大いにあったが、決め手は「できることなら日向に帰りたい」「身を削ったなら誰しも報われて欲しい」という無意識の願望だった。そこから交流が始まり、臆病なところを知るなど内面に踏み込んでいくに連れて徐々に絆されていくことになる。

 

・「ありふれた目覚めと眠り」終盤から以後について

この時点では既に岩月の中の綺麗なままの自分として振舞いたいと言う願望もといエゴが強まっており、どんな手を使ってでも可能性に縋るという信条には全く矛盾した人質保護及び解放などの行動に出ている。しかし、かといって投降するのかと言えば、完全に捨て切れるというわけでもなく、結果として全力で戦って死ねれば「命を賭すだけの愛の証明」と「岩月の中の自分」が両立したまま終われると矛を交えた。

しかし、岩月はその思惑を知ってか知らずか、深層級ローグダイバーのネクロマンサーを突破し、リングホルダーの長に訴えかけまでして彼女の終わりを許さなかった。負けたのに死ねなかった彼女は未練を捨て去らねばならなかった。

そうまで自分をぐちゃぐちゃにしたのだから、引き取ってくれよ、と以後は嫉妬の兆候も見せるようになる。

……あんまり、皆に優しくしてたら怖いんだよ~?紺海埜シーシ


 

「喰らえー!水遁の術!!」

■夢の姿の設定

名前:シンデレラ・カクテル

武器:水流・質量

外見:紺碧のミニドレスとシルクハット

夢の姿の設定:ダイバーネームの由来はノンアルコールカクテル『シンデレラ』から。パイン・オレンジ・レモンジュースを混ぜて作るもので、海難事故前の彼女が試しにお酒を飲んでみたいと父親にねだったところを仕方ないと作ってくれたメニューである。彼女は時たまこれを自分で作ることがあるが、あまり納得した出来には至っていない。というより、美化された思い出なので、到達することができない。

性質はごくごく単純で、4~5m3にはなろうという大量の水の生成と操作であり、丸っこい巨人型に成形して装甲として纏っている。液体ゆえに耐熱・耐衝撃性には目を見張るものがあるが、攻撃方法はその大質量を叩き付けるだけというもので、肉盾ならともかく正直言って殆ど戦力にならなかった……のだが、最近は鉄砲水のようなコントロールも徐々に身に着けている。

 

 


人物相関

岩月剛志:大体前述の通りだが、端的に言えば彼には色々なものを狂わせられたので、彼にも自分で狂ってほしいと思っている。ので背中にやわこいものを押し付けるくらいのことはする。

グリド・フーゴ:指輪の契約を代償に派閥内に抱え込んでくれた救世主。ではあるのだが、性悪なところを隠そうともしないのでそれといって快く思っているわけでもない。向こうも当人が生存欲求が薄いので退屈に思っていたが、岩月関連なら目に見えて感情を出すので最近は俄然アツくなってきた。

山汰野薪夫:自分らが居なければダイバーにならなくてよかったし、ゴリッゴリに彼の親族を巻き込んでいるので同じ派閥の同期として相当に後ろめたいと言うか気まずく思っている。しかし、子から親へ、親から子へと向ける矢印が真逆ではあるが、肉親への執着の深さにはかなりシンパシーを感じている。功樹くんとまた遊ばせてもらえるのだろうか。さすがに無理だろうな。

根津真宵:威嚇対象だったが初心で他に相手も居るので最近はむしろ応援し合う仲になった。アドバイスもするが、本人からは「マイルドだけどベクトルはヴィドねぇ」と不評。

バロールゲイズ:反抗期の弟。積極的に心中させたいとは思っていなかったが、自分から飛び込む分にはもう止められまいと割り切っていた。

 

 

 

 

 

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