六分儀奈々子/クラウディア・モニカ・リベラ・ルイス

ページ名:黒曜石クラウ
 
 
 

「ペインラヴァー様曰く。あなたの犯した罪は非常に重く、償うことが大変に困難にあるそうです」

「その罪に釣り合わせるには、ご自身の肉体を以て役立てるしか、或いはそれでも不足だと。」

「でも大丈夫です、ご安心ください。大事に大事に使って、必ずや相応の対価にしてみせますから」

 

■現実の設定

名前:六分儀奈々子/クラウディア・モニカ・リベラ・ルイス

年齢:19

身長:164㎝

性別:女性

瞳の色:碧眼(義眼)

髪の色:金髪(染めた)

所属:夢の使者‐聖教会→狂信者→特心対‐奇書院

一人称など:私、あなた、〇〇様

キャラクター設定:奇書院の研究部門第三班に所属する境界級ダイバー。専攻科目は医学・薬学・生物学。複雑な経緯により、ホルダー体の宿主ではなく悪夢の人格をダイバーとして認定している。

メキシコ文化圏の出自を思わせる言動が多く、スペイン語話者。


 

+黒曜石クラウ-

あるロス・シン・ムエルテの現人神として奉られていた黒曜石。容姿は12前後の児童のように見えるが高い教養を持つ個体。温厚で礼儀正しく平和的、ともすれば深窓の令嬢のようで、信仰にも大変篤いがその倫理観はムエルテの『死して夢界に還り、輪廻転生することこそ救い』という歪んだ教義に準拠している。よって自他の命にあまり頓着しない。というか、一度ムエルテの儀式で死亡して生ける夢となって帰って来た経験が実際にある。

 

このような彼女の「神童が儀式の末に死して肉体から解放され、夢界の聖霊になって教団に帰還する」という奇跡は信者を熱狂させ、元々は穏当だったコミュニティの姿をみるみるうちに変えていった。そして、その高い素養も相まって

・布教に効果的な、快楽に包まれて緩やかに救われる薬(麻薬)

・夢界の聖霊を迎え入れたる容器の制作(生ける夢による人体の乗っ取り)

などといった研究などに日夜励んでいたところ、バッチリローグダイバー認定を受けて教団は彼女ごと滅ぼされた。

が、前述した2つの内の研究のうち後者が正規陣営の目を引き、監視の下、彼女自身を献体にし実験に成功したことを評価し『ダイバー能力を無断で行使したら殺す』『無断で渡りを行えば殺す』などの制約をしこたま課された上でパラフォーミングというダイバーネームを与えられ藍司の部下に配属され、研究を続けている。メンバーとの仲はピンキリ。

一番気に食わない輩だ。人間を牛豚と並列程度にしか考えていないから、礼を述べつつ生きたままバラせるんだろう‐テトラカイン

そこが使い勝手のいいところだからね。君のやりたがらない仕事を回せるのが彼女だ。ーペインラヴァー

 


+六分儀奈々子-

元は聖教会に所属する最先任覚醒級ダイバー。

臆病で気弱だが善良な人格の持ち主で、信仰心にも篤く所属する教会の模範生の一人だった。

懸命なダイブ活動にも関わらず変えられぬ現状と自身の無力さに絶望を覚え、一時は狂信者の甘言に誑かされ派閥を脱し、藍司率いる討伐隊から命からがら逃げ出しローグの手助けを受けつつ潜伏していたところを一般人の報復を受け殺害された……というところまでが八雲が認識している経緯である。実際には、瀕死ないし既に死亡していたところを回収され黒曜石の容器にされ、その個体としてライセンスを再登録された。

藍司の酸雨を浴び眼球など各所に重篤な損傷を受けており、膿んで周辺組織に壊死が及びそうになったので摘出・切除されている。皮膚は再生医療が可能であるにしても、眼窩がモロは見た目を損なうため目隠しと義眼を常に身に着けている。髪の色もそうだが、色のチョイスはクラウの生前の真似(白人とインディアンの混血)である。


+クラウディア・モニカ・リベラ・ルイス-

黒曜石クラウの原型となった児童。後述するが彼女と同一人物ではない。裕福でない家庭に先天性疾患を授かって生まれ、6つになるまでの間に治療に伴う様々な負荷で父親に離縁を、10になるころに母親にロス・シン・ムエルテの門戸を叩かさせた忌子である。12にして介助に耐えかねた母親の手によって、本来そのコミュニティになかったはずの神格への生贄のイニシエーションというていで殺害され、その生涯を終えている。

聡明で幼いながらに教義によく理解を示していたとされ、儀式の折、神と接触する歓びに包まれながら逝去したと信者たちには語られている。まあ実際の内訳としては、教義を学ぶことが唯一母親を喜ばせるすべで、また生きること自体が多大な苦痛を伴うものの母親の努力を無駄にできなかったため、ようやく終われるというのが素直な気持ちに近い。

しかしこれらの事情を知る由もない新参の信者だった教授職の男は幼い殉教者に恐怖しその悪夢を夢に見る。それが生ける夢となり、信者たちの前に姿を現したとき、彼らはこう言った。『殉教者が聖霊となって我らの元に帰った』と。彼女が見た目や精神年齢にそぐわない知識を持つのも彼から引き継いだものだからである。

クラウは彼女と自身が同一の存在であると信じて疑わないが、観察の容易な表層はさておきとしてその内面は全く以て似て非なるものである。しかし誰かが疑うことも今後起こりえないだろう。証言者になりうるムエルテは殲滅されたし、オリジンの彼女は生ける夢を残す可能性が限りなく0に近いレベルでダイバー適性を持たなかったからだ。故に死人は皆口無しである。


 

■夢の姿の設定

名前:パラフォーミング

武器:眷属

外見:クラウディアの遺体

根源:腐乱していく遺体への恐怖

夢の姿の設定:ダイバー体から虫だの菌だの植物だのといったいわゆる生態系での分解者を中心に眷属として生成する。細やかな制御はほぼ不可能で、基本的にはどのジャンルの生物を、どのくらいの量、どの方向に向けて、ぐらいが限度。モーションも内容も大振りな上出てくるのが生物なので当てるのが難しく、戦闘にはおおよそ不向きだが、制圧時や拷問に不快害虫を大量に用意して精神的な圧力をかけるというようなやや嫌な方向性には使い勝手がいい。

この大雑把にぶちまけられた眷属が夢界・現実界問わずその場の環境に勝手に浸食していくことから地球外生態系化という意でダイバーネームが与えられた。ロス・シン・ムエルテで崇められる神格のステレオタイプには羽織った髑髏というものがあり、その神聖な似姿である白骨化を急速に促し、そして生命を生み出すという点において奇跡の一つとして彼らに知られている。

また、唯一蠅だけは数匹視覚共有用に完全に自分の思い通りに使役することができる。というより、全盲であるがため視力を代替えする手段が必要でありできるようになるまで訓練した。これもダイバー能力の行使であるため、配属後は許可を得ない限り何も見えていないが、そこまで不満は持っていないようだ。

仕事中見えてれば、あとは杖でそこまで不自由しませんから。素晴らしいバリアフリー社会ですね。‐パラフォーミング

いや嘘でしょ……たまに躓いて痣と絆創膏増やしてるし……‐ナー

 

 


 

 

 

 

 

 

 

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