「はい、今日はね、いつメンとメイラード反応の実験をやっていきたいと思いますよぉ。」 「うぇーい」 「すまん、俺にはただ肉を焼いてるようにしか見えないんだが……」 「はぁい。ただ肉焼いてるだけですぅ。」 |
■現実の設定
名前:イオン・F・メンデル/恩芳(エン・ファン)
年齢:31
身長:192㎝
性別:男
瞳の色:黒
髪の色:茶髪
所属:特心対-奇書院-最先任境界級
キャラクター設定:奇書院研究部門3班に所属するダイバーの一人。担当分野は化学・熱力学。特に有機化学に精通しており、生化学からは少し外れる。
かなりの痩せぎすで知られ、その長身や懇切丁寧な話し方と相まって傍目から見るとかなり不気味だが、そんなナリでもプライベートではYouTuberとして科学解説系動画や生放送を行っている……というか、意図的に『そういう怪人』みたいなロールプレイで売っているしたたかさもある。
その一環で必要な企画力や運営力etcを身に着けており、後述する知識も含めてチームとしてはずば抜けて多芸な人物。まとめる気があまりない藍司に代わりチームの牽引役を担っているが、決してブレーキではないというかむしろアクセル側の人間の為野放し図にしておくと碌なことにならない。あと投稿動画も基本火とか爆発系でサムネが全体的に赤い。
動画のネタになるから詰め込んだのか、既に教養があったから動画のネタにしようとしたのかは混然一体で今一つはっきりとしないが、日常生活の知恵袋的な方面に異様に詳しい。『風呂垢は水のミネラル分と石鹸成分が化合したものなので強力なアルカリ洗剤がよい』だとか『血液染みにはオキシドール』果てには『食品がどれくらいの温度で加熱するのがよいのか』と言ったようなそれはもう料理の知識だろと言いたくなるようなものまで手広く知っており、しばしばライフハックみたいな内容の動画もアップする。割とそっちの方が評判が良くてたまに頭を抱えている。
倫理観的には藍司側に近い人間で、生存者の救助などにシビアな判断を提示することが多く、そのことでしばしばナートらとは対立する。その一方で動画投稿の理由は『みんなにもっと科学に興味を持ってほしい・正しい知識を身に着けて騙されないようになってほしい』と本気で願っていたり、自身の研究課題には熱心だったりと、科学者としては一途で純情派。
ちなみにイオンは動画用の芸名で、本名は別にあるが殆どこちらで名乗ろうとしないのは、中国でそれなりに有名人だったころうっかりマフィア……というかぶっちゃけるとオリジナルシンに違法薬物や植物の製作・栽培担当にされそうになったため。この当時は動画投稿者ではなく一介の研究者だった。
もう夜更けの入りという頃合いです。 ここは屋外ですし、すっかり芯の芯まで冷え込んでしまわれたのでは? 風邪を引かれるようなことがあってはいけません。 恐縮ではありますが私があなたを温めて差し上げましょう。 |
■夢の姿の設定
名前:ボマー
武器:可燃ガス・燃料
外見:支配人の装いに燃える頭蓋骨の頭部
根源:科学に対する深い愛情(或いは強い執着)
夢の姿の設定:シンプルな発火・爆破系能力者。
呼気から可燃ガスを撒布し、右手袋の親指の腹にある火打石から火花を飛ばすことで着火させる。体液を酸などの任意の薬品にする藍司のダイバー体の性質と類似して体液にガソリンなどを上回る可燃性があり、自傷行為によって抜いたそれを発火の導線にしたり、シャボン玉状に飛ばしたそれを爆発させるなど、とにかく無差別の広範囲攻撃に長ける。
直接炎を投影すればいいものを、可燃物を経由する性質から取り回しが悪くなっているが、その分燃費と彼のイメージの精度が高く、ひとたび動き始めればガス欠までの継戦時間はかなり長い方に入る。
大体周囲を爆発で火の海に変えることからダイバーネームは『ボマー』となった。さもありなんである。
連携するというよりされる側、介護されて火力を担当する役回りに近く、戦場に出る場合は対爆スーツを装備した護衛を伴うことが多い。まあ知識職・技能職なのでそもそも戦場に立つ絶対数がかなり少ないのだが。
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