足拿 重則/サー・フェンネル

ページ名:fennel

 

我、茴香卿足拿重則なり!

■現実の設定

名前:足拿 重則

年齢:47

身長:183

性別:男性

瞳の色:黒

髪の色:黒

所属:ドレアム騎士団

キャラクター設定:最先任境界潜夢士長の座位に収まる男性ダイバー。元々は十三席の空座を巡る戦争に参加した血統派の一人であり、武力対立の末にサー・ロータスが第一席に座ることで没落した旧家側の人間である。それに関して遺恨を残す事はなく、年齢を重ねるにつれてダイバーとしての能力も低下の兆しを見せてきたため、今は現騎士団の意向に従いつつのんびりとした毎日を過ごしている。

人柄は簡潔にまとめれば豪胆かつ豪快。突撃する際の名乗りは戦場でも非常に目立つ。誰に対しても陽気に接し、よく褒めよく笑う。面倒見が良いため、彼を慕う騎士も多い。かつては深層級潜夢士だったが、加齢等による体力と想像力の衰えにより境界級に格下げされた事からもわかるように、全盛期の血気盛んぶりは鳴りを潜めている。得物を振るう機会も徐々に減ってきている為、一部の騎士の間では"終わった男"と揶揄されることもある。だが当の本人は至ってマイペースに考えており特に気にしていないように振る舞う。かつての教え子にも模擬戦闘で勝てなくなっているが、この事については彼らの成長を心より喜んでいる。

全盛期を終えた身ではあるが騎士としての誇りは失っておらず、いざ戦いとなれば武門の名に恥じぬ勇ましさで前線へ突撃する。一方で無謀ではなく歳を重ねてからは寧ろ慎重派であり、きちんと作戦を練り思案してから戦いに臨む。しかし時に思案し過ぎるがゆえに決断に時間がかかる優柔不断な一面もある。
しかしそれも頭に血が昇らなければの話。仲間の窮地とあらばその身を顧みず盾となり傷付く事も厭わない。

直接頼むか酒に酔ったときには、彼が若かりし頃に体験した不思議な体験について語ることがある。

私が若い頃、乗っていた船が沈没したときのことだ。

もはやこれまでと死を覚悟した私は、目を瞑ってそのまま眠っちまったんだ。

だが次に目を覚ましたときに居たのはあの世じゃなかった。

なんと海の底に港が存在したのだ。そこで私は透き通った髪を持つ美しい女性に命を救われた。

彼女は私の傷を癒してくれたばかりか、住処を提供してくれると言った。

魅力的な申し出だったが、私も騎士。使命があると言って断ったのさ。

彼女は残念そうにしていたが、私の気持ちを汲み取ってくれた。

私は必ずやまたここに足を運ぶと約束し、彼女に連れられて港を後にした。

気が付くと浜に打ち上げられていた。私は助かったのだ。

遭難で見た夢かとも思ったが、きっと彼女はリヴァイアサンだと思う。

偉大な夢が私を救ってくれたのだと。

もう一目でいいから、彼女に会いたい。

礼がしたいのだよ!ウハハハハハ!

※要約

奇書院の研究では、彼がリヴァイアサンだと推測している夢とは、過去に正規ダイバー『ペインラヴァー』、『野寺坊』、『エンジニア』が遭遇したリヴァイアサンの鱗『レヴォン』と同一であるとされている。

かつては六つ年下の妻と娘がいた。彼の娘は彼が三十歳の時に生まれつきの難病により三歳の若さでこの世を去り、妻は一年前の自由騎士と血統騎士の武力衝突の際に戦場で命を落とした。独りになった彼は新たな縁談を拒み続けており、家名は自身の代で潰えてもよいと考えている。血統という呪いが、家族を奪ったのだから。

フェンネルとは、セリ科ウイキョウ属に分類される、多年草の草木植物である。花言葉は、「称賛」「力量」「よい香り」「精神の強さ」「背伸びした恋」「強い意志」。

 

 

■夢の姿の設定

名前:サー・フェンネル

武器:大斧・大盾

外見:重装騎士

夢の姿の設定:全身を覆う重鎧を纏った騎士。なんとなく丸みを帯びたシルエットは、見る者によっては脱力させられる。くだんの曲面装甲は刃や銃弾を弾く効果があり、彼が力押しのみの騎士ではない事を裏付けている。

愛用する大斧は非常に重く射程が極端に短いが、物理が有効な相手に絶大な破壊力を誇る。刃が潰れた大斧の一撃は切断というよりは打撃に近く、特に刃が通りにくい甲冑を纏った騎士に効果を発揮するという。

多くは剣や槍を用いる騎士団において斧を用いる騎士にはそれなりの理由がある。彼の場合は足拿家の先祖に由来する。足拿の姓は騎士団発足以前の先祖の代にて、裁判や監獄の管理や刑罰の執行を生業とする特殊な夢潜りだった。そのため先祖の生業に倣って足拿のダイバーは処刑の意味を込めて代々得物として斧を用いるのだという。だが重則に関しては伝統もあるが、力押しできる武装として大斧を愛用している側面が強い。

普段は背中に担いでいる大盾は、背後からの攻撃を防ぐとともに、背中から落ちる事によって尋常ではない重さがそのまま攻撃手段となる。左手に構えれば無類の防御を誇るが、右手に持つ大斧の本領を発揮する事はできない。そのため大体の場合は盾は背中に担いでいる。この事は騎士達の間で物笑いの種になる事があるが、それはたいてい彼の戦を目の当たりにした事がない者である。


人物相関

  • /サー・モルベリー
    ドレアム騎士団に所属する深層級騎士。立場上は上司と部下に当たるが、良き友人同士でもある。同い年であるためか協働の機会が多く、何度も戦場で肩を並べた戦友同士である。

 

 

 

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