前は悪夢をやっていた。 災害を起こして、特心対に二十年従属した。 人も殺した。必要なら騙し討ちだって。 そうして要領良くやってきた結果 ここまで生き残った。 |
■現実の設定
名前:メトロ
年齢:43年目
身長:167cm
性別:女性
瞳の色:銀
髪の色:銀
現実世界の姿:夢体から耳と尻尾を隠した姿
所属:ドリームズレスト
キャラクター設定:
ドリームズレストに所属する半獣の姿を持つ生ける夢。同派閥内での役割はリーコン(偵察科)とデストロイヤー(駆逐科)であり、偵察と残党狩りを得意としている。特心対時代は地下の危険地帯を抜ける物資の運送をしていた。
地下鉄で生まれ育ったためにメトロという名前を付けられており、最初の宿主は都内某所の地下鉄駅の職員だった。宿主が亡くなった事を皮切りに故郷の駅に定住する事をやめ、地下空間を渡り歩いて様々な場所を住処にしてきた。生まれながらにして想像力供給効率がよく、非ダイバーの人間からでも微量な想像力を拝借したり、道具を使用することである程度の単独行動することができる。地下鉄や下水道などの地下空間の構造に詳しい。
19██年6月14日23:14頃から翌3:31までの間に起きた夢現災害。東京都██区の地下鉄構内にて夢現領域発生した。8両編成の地下鉄車両と多くの利用客が迷宮と化した地下鉄に幽閉される事態となり、異常性を確認した特殊心理対策局不知火機関が実働部隊から適任者を編成し、メイズバスター作戦を発令。15日1:02に夢現領域へ突入した。 突入した隊員の報告では、領域内は平常時の構内とあまり変化がない状態だったとされる。ただし停止した車両の一車両に終電間近の車両・構内で災害に巻き込まれた被害者たちが集まっていた。彼らの一部は熟睡(あるいは昏倒)状態にあり、非常にリラックスした状態にあった。覚醒している被害者たちは一頭の白毛のタヌキ(ホンドタヌキ)を集団で代わる代わる撫でる抱くなどして愛玩していた。 ログの反応から当該タヌキが悪夢であることを確信した隊員は戦闘状態に移行するが、被害者たちがそれを妨害したため難航した。隊員たちは被害者たちが支配されているか、一種のストックホルム症候群に陥っていると判断した。 悪夢が対話可能であると判明したため、被害者の巻き添えを防ぐ為に状況は撃破から交渉に移行した。悪夢は領域を展開した理由は想像力のリソースを確保するためだと自供した。交渉の末に悪夢は夢現領域を解除する事に同意したが、被害者たちは最後まで抵抗した。被害者の行動を理解できない隊員に対し、悪夢は「抱っこしてごらん」と言った。選抜して悪夢を抱っこした隊員の報告では、ふわふわの冬毛に包まれて多幸感を感じたという。 6月15日3:31に悪夢が領域を解除したことにより、夢現災害は公式に終了した。この夢現災害での死傷者は確認されておらず、被害者たちは一度医師の診察を受けたのち、自宅へと帰された。悪夢には自称からメトロという名がつけられた。 悪夢この夢現災害を発生させた動機には不明な点が多いが、メトロを抱っこした隊員は「社会人たちを癒したかったのでは」という考察が述べられた(メトロはこの地下鉄構内に住み着いており、一方的に被害者たちを認知していた)。 メトロの処遇としては、(抱っこした隊員の強い推薦もあり)処分ではなく正規ダイバーへの転身が進められた。 |
性格は温厚だが面倒臭がり。穏やかな表情をしている事が多いが警戒心が強く、残党狩りをする際には所属をローグと偽る事もあるなど、計算高い部分もある。対面で怒りを露わにすることはあまりないが、溜め込んだストレスは毎日の日記にしたためて発散している。そのため彼女の日記帳はネガティブな内容が多い。
"彼女は自分の正当性を主張した。僕はそのことについて議論する気はないが……、彼女のしたことを忘れないだろう。"-メトロのある日の日記
趣味は物拾いと物づくりであり、気になったものや気に入ったものは、他人のものでなければ(一般的にはゴミでも)とりあえずリュックサックに詰め込んで持ち帰ってしまう。持ち帰ったもの同士や既存のものを組み合わせて新たなものを作り出すが、それが一体何に使えるものなのか謎なものも多い。作成した中で使えそうな物は記憶し、夢体でも持ち歩いている。以下はその一部である。
ナイフ:ナックルダスターが付いたトレンチナイフ。缶詰めを開けるのに便利。 発電機:横向きに付いたトリガーを連続で引いて想像力を自家発電する。画期的なように思えるが、発電できる想像力はそう多くない為、彼女以外では使いどころが難しい。装置の中ではクオリアが回っているらしい。バッテリーに上限はあるが制限はないため、暇さえあればカッチンカッチンと発電している。 ジッポライター:葉っぱの絵が彫られたメーカー不明のライター。特心対で最初の宿主が所持していたもので、地下道で彼が"戦死"した際に拝借した。煙草は吸わないが、光源や暖房に使用する。 |
もう一つの趣味というか特技に野営があり、道具があれば手際よく使用して野営地を設営できるほか、廃材を使って最低限一夜を明かせるシェルターを設営することもできる。特殊心理対策局に従属して地下に長時間滞在していた時には重宝したが、現在は比較的短期間の任務が多いためほぼ趣味のキャンプ時専用となっている。
■夢の姿の設定
名前:ラストライト
武器:回転式拳銃、散弾銃、自動小銃など
外見:狸の耳と尾を持つ女性
夢の姿の設定:
現実世界をうろつく姿に耳と尻尾が生えただけの姿をしている。着用しているコートや携帯している鞄には様々な道具が詰め込まれており、夢界などで使用することができる。
ダイバーネームの「ラストライト」は同名の生ける夢が行方不明となった際に引き継がされた。
平常時や偵察や探索がメインの場合には灰色のロングコートにバックパックを背負った姿をしているが、本格的な戦闘が予測される場合には装甲を重ねた重装備を身に纏う。
武装は短機関銃や自動小銃、回転式拳銃、散弾銃など状況により使い分ける。が、ほとんどは彼女が特心対時代に仲間と共同で設計した独自のものであるため、現実で流通する銃火器とはデザインが異なるものが多い。例外として自動小銃と回転式拳銃は特心対から貸与された資料を基に現実世界に存在する銃火器を元にしている。外見よりも力もあり、設置型の重機関銃を手に取り腰だめで撃つこともある。
緊急時にはトレンチナイフを使用することもあるが、ナイフは基本的にテコや缶詰を開けるのに使用される。
■人物相関
- イーグル4-0
ドリームズレストの代表を務める生ける夢。メトロの直属の上司に当たる。専門分野に強いメトロに複雑な仕事を任せる事が多く、所属して日が浅いにも関わらず信頼関係を築いている。上司と部下の関係であるが、遥かにメトロの方が年上のためメトロさんと呼ぶ。 - 根津 真宵/ユアディーヴァ
インビジブルウォール所属の生ける夢。過去に夢現災害を引き起こした経験がある。メトロは彼女に一方的なシンパシーを感じており、また元悪夢である真宵が自分自身の為に生きる事ができる事を喜ばしく思っている。元が悪夢であったことを感じさせない明るい性格も気に入っており、彼女の恋が成就してほしいと思っている。ただし偶に出る頑なな部分にはある種の同族嫌悪を感じるときもある。
- ヨミ/リッパー
ドリームズレスト所属の生ける夢。同じ組織に所属する顔なじみである。何度か協働した事があり彼女の「殺し愛」という異常な趣味の事も把握している。基本的には仲間として信用しているが、いつか殺し愛の矛先がこちらに向くのではないかという警戒感は適度に持っている。
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