覆司 真理/ロメロ

ページ名:romero

 

私が脳まで悪夢に汚染されたら……、内垣さん。

きっと殺してくれますよね。

■現実の設定

名前:覆司 真理

年齢:21

身長:162

性別:女性

瞳の色:灰

髪の色:黒

所属:特殊心理対策局-実働部隊

階級:三等境界潜夢士

キャラクター設定:
実働部隊に所属する女性ダイバー。内垣 真善が指揮する部隊に在籍している。元は人間であったが、作戦で殉職したことが原因で大悪夢の眷属となっており、強力な不死性が付与されている。

性格は真面目だが、それが働く方向は気まぐれ。興が乗ればそれが何であろうと真摯に向き合うが、気が進まない事はそれが何であろうと必要最低限の労力で終わらせようとする。訓練時代と初陣で世話になった内垣真善を尊敬しており、自分が死亡しないことをいいことに何かと囮役を申し出るが、そのたびに却下されている。

小学校六年生時には既に潜夢士としての才覚を特殊心理対策局に認められており、高校在学中に潜夢士に必要な実技試験と筆記試験を首席で通過しているなど高い素養を持つ。高校卒業後は即戦力として実働部隊に入隊し、初陣で支援要員として部隊に貢献したとして二等覚醒潜夢士に昇進する。続く要人救出作戦の斥候としても目覚ましい活躍をしている。

二十歳で朧島遠征隊に編成された彼女は、斥候兼支援要員として朧島の調査に同行した。しかし後方から大悪夢の強襲を受けた彼女の部隊は一瞬にして壊滅し、彼女自身も反撃の余地もなく死亡する。
しかし数時間後彼女は目を覚ます。大悪夢の襲撃で死亡した彼女は、当の大悪夢の使い魔として蘇ったのだった。身体は死亡時の傷痕が生々しく刻まれていたが、それらは既に徐々に修復の兆しを見せ始めていた。身体が傷ついたり腐敗したりしても大悪夢の潤沢なリソースを利用して修復する事ができる。常人であれば致命傷となるダメージを受けても死ぬことはない。その様子はまさに映画の中に登場する動く屍"ゾンビ"そのものだった。

「帰らなくては」
そう思った彼女は島の遠征隊の合流地点に向かって急いだ。目的の浜辺では生還した他の潜夢士が島からの撤収準備に取り掛かっていた。彼女は自分の所属する部隊の顛末を責任者に伝えると、生存者として本州に帰還した。

問題はここからだった。生還者のバイタル測定中、彼女の心臓が全く鼓動していない事に特総医の職員が気が付いたのだ。精密検査の結果、心臓どころか体内の全ての臓器が全く機能していないことが発覚する。
すぐに隔離された彼女は、分厚いガラスで隔てられた部屋で聴取を受けた。そこで大悪夢の眷属となっていたことが発覚すると、現場は一時混乱に包まれた。殺処分派と研究利用派で激しく意見が割れたが、結局本人の意向で研究に協力する事と引き換えに隔離施設で生活する事となった。

七カ月の隔離ののち、研究に対する協力的な態度や大悪夢に因む危険性が確認できなかった事から隔離状態を解除される。その後も特総医や奇書院の要請でたびたび研究に協力する生活を送っていた。特異な事情を持つ彼女に対し差別的な扱いをする者も少なくはなかった。しかし実働部隊で内垣のタスクフォースに志願し、実績を重ねていくうちに周囲に彼女を差別的な目で見る者はいつしか鳴りを潜めていった。

ただし海外のダイバー、とりわけドレアム騎士団イタリア十三席は別格に彼女を異端扱いし毛嫌いしている。悪夢の影響で動く屍となった者がダイバー社会に馴染んでいるという事実そのものが禁忌なのだ。そのため騎士に聖水を掛けられたり突き飛ばされたりする事もあるが、その報復としてロメロが噛み付こうとするなど顔を合わせるたびに仁義なき戦いが繰り広げられる。

ロメロは自分を差別的な意味合いでゾンビ扱いする者に対して、凶暴なゾンビを演じることで突き放す。これらは人間扱いされない事に対する寂しさや悲しさ、そして既にそのような扱いに慣れてしまったがゆえに取る行動である。そんな彼女の行動を周囲の親しい人物、特に部隊の中でも内垣はその自傷行為に等しい行動を痛ましく思っている。彼女が本当は心優しい人物である事を知っているからだ。

11時方向!スナイパーッ!-ロメロ
ロメロダウン!-ドミノ

 

■夢の姿の設定

名前:ロメロ

武器:斧・ポンプ式散弾銃・爪

外見:ゾンビ

夢の姿の設定:
外見は他の隊員と同じく特殊部隊風の戦闘服を着ている以外現実の姿とあまり変わらないが、血色が悪い肌に血管が浮き出ており、ところどころの皮膚が崩れている。

基本的な武装は"マスターキー"と呼ばれる消化斧と実働部隊では一般的なポンプ式散弾銃を装備している。理由は部隊内でポイントマンのポジションを任されている事から接近戦になり易い事と、内垣が散弾銃を扱う姿に憧れを抱いている為である。扉などを破砕する以外に格闘戦で斧を用いるのは、彼女なりの処刑と葬送の意味を持っている。散らされた命が不完全な形で蘇り、彷徨う事の無いように。

緊急時には自らの爪や歯で応戦する事もある。いずれも猛獣の其れ程の鋭利さは無いが、自傷をものともしない尋常ならざる膂力で繰り出される引っ掻きや噛み付きは人体程度ならば容易に引き裂いてしまう。彼女自身も以前はこのような野性的な戦術を良しとしていたが、人間扱いされるにつれ自発的に銃火器などを用いるようになった。

特殊能力として再生能力を持つ。これは四肢などを欠損してもすぐさま再生できてしまうほどに協力である。研究が未完であるため限界は未知数とされており、たとえ身体の99%を消失するようなダメージを受けても、時間を掛ければ元通りに再生できる。彼女の宿主である不死の大悪夢、その力をごく一時的に借りるのである。

格闘戦中や再生中に彼女は彼女の意思とは無関係に獣のような叫び声をあげる。圧のある咆哮は低級の夢であれば吹き飛ばし消滅させてしまう。つんざくようなその悲鳴は、しかし彼女自身の声帯が出しているものだ。

本当、惜しかったですねぇ。……脚を潰したくらいで、勝った気になるなよ。-ロメロ

 

 

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