私は彼に名前とアイデンティティをもらった だから 石神神門や 彼女の家族や 恋人や友人や 悩みや不安に別れを告げる 私として生きていく為に |
■現実の設定
名前:チェリン
年齢:0歳
身長:153
性別:女性
瞳の色:翠玉
髪の色:銀
所属:インビジブルウォール
-設定
インビジブルウォール所属の生ける夢。
チェリンはチェンジリングの略であり、取り換え子の妖精という意味があり、現在の宿主である宗室市が名付けた。チェリンとして活動し始めたのはごく最近のことだが、"石神神門"の名で人間の扱いでダイバーをしていた時期もある。
性格は落ち着きがあり人見知りで、好奇心旺盛だが感情の起伏が少ない。情緒は豊かだが表情に出にくい。意識的には生まれたばかりの夢であるためか、好奇心に駆られてフラフラとどこかへ行ってしまうことがある。
外見的な特徴としてはエルフのように尖った耳がある。彼女なりのお洒落ないし自己主張らしいが、現実世界では非常に目立つためトニー・フレッチャーから「できるだけ帽子を被るように」助言されている。
チェリンの生まれには石神神門という人物が深く関係している。彼女はゼロメアの新人ダイバーとして訓練を受けていた。しかし最終試験として夢現領域に向かう最中、ローグダイバーの待ち伏せにより移動手段の列車が大破し、石神は事故の衝撃で死亡してしまう。そこで何の因果かチェリンが生まれ、生きる夢でありながら自分自身を人間の石神神門と思い込んだまま夢現領域から生還する。これがチェリン誕生までの経緯である。
チェリンはそれからも自分自身を石神神門だと信じて疑わずに暮らしていた。しかし元来の神門の暗い性格に加え自分自身の認識と周囲の反応に苦しむことになる。生ける夢であるがゆえに非ダイバーは彼女のことを長く憶えていることができない。石神神門という人間が居たことは憶えていても、昨日彼女とどのようなことをしたかは憶えていることができない。そのため両親は彼女と会うたびに少し前の会話を繰り返すことになった。チェリンは両親が認知症に罹ったと考えていた。だから時には苦痛に感じても誰にも相談せず、両親と同じような受け答えを繰り返し続けていた。
あるとき彼女はゼロメアの指示で石神神門として、議員救出から端を発する連続任務に続けて参加した。そのときに関わった四人のダイバーとの共闘を通じて自分自身を見つめ直すことになる。その中でも宗室市と深く交流する中で、自分自身が人間ではなく生きる夢であることを確信する。任務を完了したのちチェリンは名を捨てた。それにより"石神神門"を神門と彼女の家族に返すことができたと思った。石神神門という人間は事故で死んだ。誤りを正すことができたと。そして宗室市がくれた「チェリン」の名で夢として生きていく決意をしたのだった。
■夢の姿の設定
名前:チェンジリング
武器:フルオート散弾銃
外見:電子的な装束のエルフ
夢の姿の設定:
基盤や電光をモチーフにした電子的な装束を纏ったエルフの姿をしている。不規則に弱い明滅を繰り返す衣服の模様が目を引くが、やはり彼女をエルフたらしめる尖った耳が特徴的である。一見して華やかに見えるが関節などの要所には装甲が施されており、戦闘時には重装甲のヘルメットも装備する。
電子的な装束はインビジブルウォール内での流行のひとつによる影響が大きい。協働時に目にして真似したくなったので独自のデザインで練り上げたのだという。触り心地は布地そのものだが、機械部品のスパークのように弱く明滅する模様がカッコいい。らしい。
武装は衣服とは対照的に飾りのない無骨なショットガンを所持している。武装がショットガンというのも宗室市の勧めであり、所謂重装甲系傭兵ダイバーのスタンダードな武装である。彼女この戦術で一定の戦果を挙げており、装束の電飾が描く光跡が戦場での注目度を高めている。
■人物相関
- 宗室 市/ビリーザキッド
チェリンの仮宿主であり敬愛する先輩。名前と自己をくれたひと。彼のパーソナルペースの際くらいの距離感でくつろぐのが好き。自身の元に縛り付けたくないという市の方針から仮契約ということにはなっている。しかし彼女は断固彼の使い魔を続けるつもりであり、言葉や表情には一切出さないが意地でも本契約に漕ぎ着ける気である。
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