俺は浮き沈みのある人生を送ってきた。 だがその逆境を耐え抜いたからこそ今の俺がいる。 その過程で俺が極めたのは傭兵として重要な要素のうちのふたつ。 『筋肉』と『忍耐』だ。 |
■現実の設定
名前:ルウザフティフ=エン・ヴァン・ダム
年齢:29
身長:177㎝
性別:男性
瞳の色:茶
髪の色:茶
所属:デイドリーレイダース
キャラクター設定:
デイドリーレイダース所属の境界級ダイバー。呼び名は「ヴァンダム」「ルウ」など。根津 真宵からは「ルウさん」と呼ばれている。これは彼女との初対面時に「ルウさんとみんな呼ぶ」としょうもない冗談を言ったせいである。
ベルギー人の両親を持ち彼自身もベルギー国籍を持つが、生まれたときから日本で暮らしているため日本語を話す。小学生の時に永住権を獲得し、7歳から父親の勧めでボディビルとキックボクシングを習い始めた。10歳で旅行先で夢現災害に遭遇した際にダイバー能力への覚醒が見られ、特心対の記録によれば11歳には学業の傍ら公式にダイバーとして活動していたことが確認されている。そのため29歳時点でダイバー歴18年という長いキャリアを持つ。
11歳の若さで正規の境界級ダイバーに登録され、悪夢やローグ勢力に対する数多くの成果を挙げたことで、異例の昇進を成し遂げた。それにより弱冠14歳にして最先任境界潜夢士長となった彼は、かつて「神童」と称され、深層級への昇進も秒読みと噂されていた。しかしそれ以降は目立った活躍に恵まれず、酩酊状態で起こした数度のトラブルにより降格されたり、その戻し作業に時間を費やしたりした結果29歳となった現在でも境界級に収まっている。かつてはスランプの苛立ちによる酒類の過剰摂取で頻繁に同僚とトラブルを起こしていた。しかし降格処分を受けた際に猛省してそれ以来酒類を絶っている。それ以降には目立ったトラブルは起こしていない。
禁酒以降しばらくはダイバー活動を減らし、行きつけのバーで一人自身の転落具合を自嘲して時間を潰すことが増えていた。そこで噂を聞きつけたイグナシオが彼に接触したことでデイドリーレイダースにスカウトされる運びとなった。しかしかつて神童とまで呼ばれた男が落ちぶれて最終的にデイドリーレイダースに拾われるというストーリーは、ゴシップ好きのダイバーたちの間では恰好のネタとなりしばらく揶揄われることとなる。
前述のような経歴を踏まえて一部からは「B級ダイバーの帝王」と不名誉な二つ名で揶揄されることもあった。だが豊富な経験により境界級のダイバーの中で精神的にも戦力的にも抜群の安定感を誇っており、かつてほどの勢いは失われたものの確実に戦果を挙げ続け、現在では彼を落伍者と嘲笑う者が支持されることはない。
性格は人懐こく、顔はアスリート系の端正な顔立ちをしていることから女性からの人気もそこそこある。ただし若くして浮き沈みのある人生を経験した彼は、愛想笑いこそせどミーハー的に擦り寄ってくる者を信用しない。また本職のボディビルダーや格闘家と比較しても見劣りしないほどに鍛え上げられている肉体が自慢であり、筋肉の管理に余念がない。
■夢の姿の設定
名前:ユニバーサル・ウォリアー
武器:銃火器類・徒手空拳
外見:コートを羽織った兵士の姿
夢の姿の設定:
『Uウォリアー』と訳される事が多い。いわゆる神童時代には小さな煌きを意味する「リトルグリッター」というダイバーネームを付けられていたが、18歳時に本人の強い希望で返上し、代わりに現在のダイバーネームを登録した。ダイバーネームは「普遍的な戦士」の意。
戦闘は現実世界と同じくキックボクシング主体の格闘術を主体にした接近戦を得意とする。そのほか小銃や散弾銃などの銃火器の扱いにも長けており、閉所での接近戦を迫られたとき以外では銃撃戦を行うことが多い
外見は普通の人間と変わらないが、鋼のような筋肉は実際かなりの防御効果を有しており、素手の攻撃はおろか半端な銃弾程度ならば弾き返して傷すらもつけることができないほど装甲化している。
彼の戦闘スタイルは筋肉にモノを言わせた正面突破に他ならないが、敵の回避軌道を先読みした連続攻撃や手負いの敵を見逃さない追撃など、ただ強引な力技で押し切るのみではないところに彼の強みがある。
かつては潤沢な想像力を原動力とした超火力と敏捷さによる一撃離脱戦法を得意としていたが、全盛期を過ぎた頃からそのような戦闘がじわじわと難しくなり、結果的に現在の戦闘スタイルに落ち着いたと言える。ただし過去の自分自身の完全な下位互換ということは決してなく、汎用性が上がったことによって作戦への対応力ならびにあらゆるダイバーとの連携力が向上している。
人物相関
- 根津 真宵
ヴァンダムを慕っている生きる夢の少女。かつて夢現災害を原因とする火災から、彼女の宿主である根津 灯を救出した出来事が彼女の誕生の原因となっている。その三年後、ハーベスターが灯に植え付けた種から彼女が誕生した際には、かなり強引に巻き込む形でヴァンダムとの再会を果たしている。またそのときの彼の手腕を目の当たりにして一層想いを強くしている。現在は彼女からのラブコールを適度に受け止めつつ、暴走し過ぎないように気を配っている。彼女からの好意は純粋に嬉しく思っている一方、半ば盲目的に自分に好意を抱いている彼女の脆弱性の心配もしている。戦闘面においては、彼女の能力の高さを交戦時に身に染みて理解しているためにあまり心配をしておらず、むしろ彼女に生きる夢としてもダイバーとしても多くの経験を積ませるために積極的に協働を申し出るようだ。そうして彼女が経験を積んで、なお心変わりしなければ申し出を喜んで受けるつもりでいるらしい。
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