ダイバーとは。 DD

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潜夢士【ダイバー】とは。


■概要

ダイバーとは『夢へ潜航できる能力』を持つ者のことをさす。
基本的には悪夢を見るものに対して、その悪夢を取り除く事を職業としている者が多い。
しかし、その能力を悪用する者も少なからず存在する。
そういった者たちを『ローグ・ダイバー』と呼ぶ。
1892年に、世界で初めて職業としての『ダイバー』が誕生し、同時に組織も立ち上げられた。
悪夢の対処という、能力を持たない者には理解しえない活動内容なため、その組織や活動は表に出ることはない。

■ダイバーの歴史

古来より、人の夢に潜入できる能力者は存在していた。
日本では古来より巫女などと呼ばれて、凶事を払う存在とされてきた。
海外では魔女などと呼ばれて、淘汰されてきた時期も存在する。
悪夢で起こる事象が研究されるようになったのは、1800年代に入ってからのことで、それまでは霊的現象や災害の一部だとされていた。
研究が行われるようになり、ダイバーの秘密組織が作られるようになったのである。
1882年、ドイツの心理学者でもあり、能力者であるミハエル・ドレアムが発表した文章『夢と現実の境界』が、今まで活動していた能力者の目に留まり、複数の能力者からなる研究チームが結成される。
研究と能力者への調査により、夢と現実の境界面『ミハイル・ドレアム境界面』が発見される。
さらに、この世界で起こりえる災害や大事故の一部は『悪夢の侵食』が影響しているということが明確になった。
また、夢現事象を故意に発生させようとする敵対者の存在が明らかになる。

1890年、ミハイル・ドレアムは異端として学会より追放された。
夢現事象は通常の人間の記憶には残らない為、ドレアムは精神異常者とされて迫害を受けることになる。

1892年、世界各国で夢現事象や敵対組織と戦っていた者たちが、ドレアムに合流。
それを受けて、ドレアムはこういった夢現事象に対処するため、極秘裏に対策組織を立ち上げる。
これが世界初の『ダイバー組織』である。

1920年、こういったドレアムの活動も功を奏し、世界各地で秘密組織が設立されることになる。

第二次世界大戦以降になると、敵対組織との対立も激化する。
政府系組織も設立されるようになり、政府規模で極秘に悪夢への対処が行われるようになった。
日本の政府系組織は『厚生労働省 特殊心理対策課』で、普段はカウンセリングの推進などを行っている。
裏での活動名は『特殊夢現事象対策班』敵対組織への諜報や、他ダイバー組織の監視。悪夢の対処を行っている。

日々に起こる悪夢との戦いは、人が夢を見る限り続く。
ダイバーたちは現実と夢の世界を護るために戦い続ける。
そして今日へと至った。

■ダイバーの資格

ダイバーになるためには、まず『夢へ潜航できる能力』が必要になる。
夢へ潜航するためには、高い想像力で自らの肉体を夢と定義し、夢の姿を鎧として纏う必要がある。
その為、常人をはるかに凌駕する想像力を有していれば、ダイバーとなれる確率は高い。
『夢へ潜航できる能力』は、先天的に持っている者も居れば、訓練や機械技術により、後天的に取得することもできる。
最近はダイバー関連の機械技術も上がっており、常人外れと言わずとも高い想像力を持っていれば、一応のダイバーとしての活動ができるようになった。
こういったダイバーは、基本的に下部の任務に回されることが多い。
政府系の組織や傭兵の組織は、入社・入団試験を行っている物もある。
募集要項は様々だが、基本的にはダイバーの能力を測るものが殆どである。

また、正規のダイバーは国際機関から『ダイバーライセンス』が交付される。
基本的にこのライセンスを持たない違法ダイバーは『ローグ・ダイバー』として捕縛、討伐の対象となる。

■ダイバーランク

国際的なダイバーの機関がダイバーランクというものを制定している。
ダイバーの能力に応じて6階級のランクに振り分けられている。
一番ランクの低い順から
・アクア
・セルリアン
・アズール
・ウルトラマリン
・ディープブルー
・バミューダ
と分けられている。
全世界のダイバーでも『ウルトラマリン』以下の者が殆どで、上位のダイバーは数が少ない。
昇級の為には試験や経験の蓄積が必要である。
このランクは国際的な機関で決まっており、国外でも通用するものである。
 

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