22番目の羊

ページ名:22番目の羊

22番目の羊


愛称:22番、22ちゃん、二二

性別:♀

現実の姿:羊

身長:約130cm(夢,現実ほぼ共通)

所属:生きる夢,虹水晶

 

概要


・経歴

20██年█月█日、特心対実働部隊によって██線███駅で発見された。

████と呼ばれる少女の夢の中で生まれ、睡眠導入の際22番目に数えられた羊であると供述している。そのため自らのことを「22番」と呼称していた。

本人は少女の夢から出るつもりはなかったようだが、突然夢の中で地震が起き、それが原因で夢界の破れから外に落ちてしまったと言う。慌てて戻ろうとしたそうだが、戻った先が別の人物の夢であったため、そこから迷子になってしまったらしい。

+補足-閉じる

後に分かったことであるが、夢界から落ちてしまった場所は「電車の中」だった。

彼女が迷子になった原因として、電車の中では眠っている人も多いため入る夢が多かったこと、人が出入りするため彼女が帰るべきだった夢の主も電車から降りてしまった事が要因だったと考えられる。

 

・性格

明るく積極的。

知り合いがいれば話しかけに行き、困っている人がいれば率先して助ける。誰かの役に立ったり好かれることが好きらしい。また、彼女に話しかけに行ったり、感謝を述べたりすると異様に喜ぶ。自分と話したいと思ってもらえたり、役に立てたという実感を得られることが良いという。

そのあまりの快活さは、特心対職員から少し鬱陶しいと言われることもある程。
ちなみに、そう彼女に伝えると、ものすごく落ち込んでしばらく鬱陶しいといった職員に話しかけなくなった。誰かから嫌がられたり、拒絶されることに対して非常に敏感なようで、意外とメンタルが弱い。

口癖・決め台詞は「だって22番だから!!」
この時のドヤ顔を可愛らしいとする声と、ウザいという声があり、賛否両論。

 

・目的

彼女の目的は元いた夢に帰ることである。

「きっと私がいなくなって████ちゃんも心配してるから、早く帰らないとだから!」と述べており、非常に目標達成に精力的。

そのため特心対で様々な情報を要求したり、時折出かけては、駅周辺や電車の中にいる場合が多い。その過程でまた迷子になって特心対に帰れなくなってしまっていることが散見されたため、彼女にはGPSが装備されることとなった。

現在、特心対でも彼女の宿主を探索しているが、全く発見には至っていない。

 

・価値観

彼女は22番目に生まれた事を誇りにしている。271匹生まれた中の22番はかなり上位だというのが理由のようで、夢の宿主にとっても、特別な存在なのだと特心対にも説明している。

22番は確かに早い方だ。
しかし特別なのだろうか…。少なくとも私は子供の頃初めて買ってもらったゲームの事はよく覚えているが、22番目に買ってもらったゲームが何だったかなんて、覚えてはいない。

-特心対職員██ ██

上記のような旨を彼女に問った所、非常に動揺する様子が見られたため、直ちに質問を取りやめた。

以後彼女の価値観を崩すような質問は自粛してほしい。
彼女は「████ちゃん」とやらに「特別」に思われていて、だからこそ彼女のもとに戻りたいという前向きな目標を持っているから明るくいられるんだ。

あの様子、それがなくなったらいつ悪夢になってしまってもおかしくないぞ。

…悪夢化されたところで負けるとは思ってはいないが、22番を殺したくもないだろう?

-傭兵██ █

 

+追記[機密・取り扱い区分typeN2]-閉じる

彼女が生まれた夢の持ち主である「少女████」が発見された。しかし22番へこの情報を開示することと、面会を行うことは禁止とし、意図せず接触が行われそうになった場合は阻止を行う。

何故なら、彼女の持つ価値観の多くは、彼女が少女████に特別視されているという前提があるためである。
そして少女が22番のことを覚えているとは限らず、もし少女が22番のことを覚えていなかった時、最悪の場合22番が自暴自棄になって悪夢化する可能性がある。そのため現状維持が最も想定される被害が少ないと考えられており、当面この事は機密扱いとする。

 

インタビューログ


+面談ログ-閉じる

特心対職員:はじめまして、22番さん、私は██です。いくつか質問させていただいてよろしいでしょうか?

22番:はじめましてー!なになに? 大丈夫、何でも答えられるよ、だって22番だからね!

特心対職員:ありがとうございます、ではあなたの目的についてお話していただけますか?

22番:██ちゃんを見つけることだよ! だって私がいないと██ちゃんが困っちゃうから! だって私22番だもん!

特心対職員:…なるほど? 22番だからですか。

22番:そう! 私がいないと、22番目の羊の役がいないんだよ! 22番を数えられなくなっちゃうよ! だから早く帰らないと!

特心対職員:そういう事ですか。…しかし、それくらいなら簡単に代役を立てられるのでは?

22番:[数秒の沈黙]

22番:そんなことないよ! 22番はすーっごく難しいんだから! 私以外には務まらないよ! 

特心対職員:具体的にはどこが難しいのですか?

22番:[数秒の沈黙]

22番:全身全霊で22を表現するところだよ! 22番だからね!

特心対職員:…………どのように?

22番:今も私は22を全身で表してるよ! ほらほら、分からない?

特心対職員:ちょっとよく分かりませんね

22番:それはまだあなたが22の事をよく分かって無いだけだよ、きっとそのうち分かるようになるよ![ドヤ顔]

特心対職員:はぁ…


終始明るい表情で、無害な生きた夢です。

ただ、時折明るい表情のまま固まっているのが、なんというか…虚ろというか、少し不気味でした。そのあとの発言はまるで自分に言い聞かせているかのようで、一見ずっと明るい様子でしたが、本人も何か思うところはありそうです。

-特心対職員██

 

生きる夢としての本質・起源


彼女の本質は大きく分けて二つある。

一つは
英語圏で寝るときに羊を数える暗示・迷信から。

もう一つは
誰かに認知されたいという承認欲求である。

前者は有名であり集団無意識の範疇であるが、後者は少女████のコンプレックスの顕現であり、この二つの融合体が彼女の生きる夢としての起源となっている。

近年の学説の一つとして、夢の役割の一つとして「夢を見る人物が嫌だと感じる事態」を事前にシミュレートする役割もあるというものがあり、彼女の姿はその「嫌だと感じる事態」の一つであると考えられている。
「大量の羊」と、「認知されたいという欲求」の不相応な組み合わせは、「誰かに自分を知ってもらいたいが、ほかに埋もれて決して認知してもらえる事はないだろう」という感情から産まれた形である。

だからこそ彼女は自分が「特別」ではないことに対して非常に過敏であり、誰かにとって空気のような存在と思われる事は、彼女にとって悲しく、恐るべき事柄なのだ。

 

 

 



・技

【接近戦攻撃】         
■威力:3
■攻撃傾向:近接
■間合:0
■種別:行動
■判定:あり
攻撃判定を振る。
一つめのスキルとして
必ず装備しなくてはならない。

 

【応急手当】          
■威力:なし
■攻撃傾向:なし
■間合:1
■種別:行動
■判定:あり
対象者のHPを4回復させる。

 

【後退】                
■威力:なし
■攻撃傾向:なし
■間合:なし
■種別:行動
■判定:なし
深度を2まで後退する。

 

【再生】
■威力:なし
■攻撃傾向:なし
■間合:なし
■種別:補助
■判定:あり
ターン終了時に判定を行い、成功すれば2点HPを回復する。

 

【虹のもやもや】
■威力:なし
■攻撃傾向:なし 
■間合:0
■種別:補助
■判定:なし
【虹のもやもや】によってこのスキルの使用者が回復したとき、間合内の対象一人を選択して4点回復させる。

 

 

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧