アーマードトルーパー (Armored Trooper) は、テレビアニメ『装甲騎兵ボトムズ』およびその派生作品に登場する架空の人型ロボット兵器。関連作品を含め劇中では略称の「AT(エーティー)」と呼ばれ、予告編を除き「アーマードトルーパー」と呼ばれたことはない。テンプレート:ネタバレ
概要[]
いわゆるリアルロボットに分類される。4メートル前後の全高は、ボトムズと同じく高橋良輔による『ガサラキ』に登場するタクティカルアーマー、『FLAG』に登場するハーヴィックと並んで、密閉式コックピットに搭乗する方式としては最も小型の部類に入る。
『太陽の牙ダグラム』のコンバットアーマーに続く、非常にミリタリーテイストの強いロボット兵器であるが、決定的に違うのはコンバットアーマーが頑強な決戦兵器である「人型戦車」「歩く攻撃ヘリ」のイメージであるのに対し、アーマードトルーパーは軽快な消耗品の「武装ジープ、またはテクニカル」「歩兵用強化服(というより単なる鎧)」というイメージが強い点である。
『ダグラム』以上に量産兵器風のデザインであり、実際に劇中でも徹底して「量産品」として描写されている。そのため、ガンダムのようなヒーロー性を持った主人公専用の機体は、一部例外を除いて登場しない。これは主人公であるキリコ・キュービィーがATをスクラップから再生したり、また破壊されたら躊躇なく使い捨てていくという演出によって、ATがその物語世界で極めて一般的な存在であることを強調するもので、リアルロボット物としての新しいイメージを打ち出していた。これ以前に放映されていた『超時空要塞マクロス』でも一般量産機であるバルキリーが多数登場し、主人公の機体は小隊長タイプと指揮官タイプと設定されているが、主人公がその機体に乗っている間は同タイプの機体は登場していない。またデザイン的にもヒーロー性を残しており、ボトムズほど徹底したものではなかった。実際、ボトムズでは第1話から同型機同士で戦い、しかもパイロットは顔の見えないヘルメットで皆同じ格好であるため、ほとんど声だけで識別するほかなかった。ただし一応、敵味方で塗装は違えてある。また、クメン編では小隊内でキリコのみがドッグ系ATを使用しているなど一定の範囲で主人公を識別しやすくする手段が採られている。同型機が多いのには、ストーリーの構造上、敵対勢力のバララント側のATの出番が少ない事情もある。
しかし、ロボットアニメの宿命として、話が進むにつれてベルゼルガ・ストライクドッグ・ラビドリードッグなど、量産機と一線を画するメインキャラ専用ATが次々と登場、後発作品ではデザイン・性能共にATかどうかさえ疑わしい超高性能専用機まで登場した。
その他、足裏のホイールを回転させ地面を滑走する「ローラーダッシュ」、パンチを火薬の爆発力で杭打ち機のように叩きつける「アームパンチ」、回転するターレット式三連カメラ(ターレットレンズ)といったリアルというより動きの面白さを優先した非疑人的ギミックと、それらを画面上で徹底的に使いこなす演出と作画により、前作『ダグラム』でのメカ描写の失敗を払拭し、ATというメカのイメージを完成させている。監督の高橋良輔は三連カメラについて、後年のコメントで子供の頃に欲しかった顕微鏡からヒントを得たと語っている[1]。
設定[]
開発の経緯[]
「アーマードトルーパー」とは、百年戦争末期にギルガメス連邦の主星であるメルキアで開発された、全高4メートル前後の人型機動兵器の総称である。宇宙戦艦同士の艦隊決戦や惑星破壊ミサイルの応酬により双方の国力が疲弊、目的が有人惑星での資源争奪戦に移行したことによって開発された。陸戦では戦車+機械化歩兵の役割を単体で担うことを期待されたが、平原など視界の開けた戦場での直立したATは、機体幅は小さいものの戦車より全高が1mほど大きく被発見率が高く、また戦車の方が火力とその射程、装甲の点で有利であり、ATの採用後もその技術をフィードバックされて併用されている。人型であるATの長所は、市街地や山岳地で小回りが効き不整地走行能力の高い二足歩行システムと、マニピュレータによる兵装選択システムによる多様性である。また足底にはコアレスモーターのローラーや履帯が装着されており、平坦な場所ではこれを使った高速移動「ローラーダッシュ」が可能である。
機体構造[]
人間の頭と胸に相当する部分にコクピットがあり、パイロットは耐Gスーツ機能と真空中でも活動できる気密性を持った耐圧服を着用した上、外部視察・情報表示用の専用ゴーグルと酸素マスクを装着して搭乗する。これはATの構造簡易化により、一部機種を除きパイロット用生命維持装置は一切装備されていないためである。ただしヒーターくらいはある模様(ペールゼンファイルズより)。また「赫奕たる異端」では、気密服なしで宇宙ステーションから真空に出たときも普通に呼吸ができたことから、少なくとも当時のではある程度の気密はあるようである。操縦装置は2本のスティックと2枚のペダルによるシンプルなものであるが、ボイスコマンドシステム(音声入力)とミッションディスク(基本動作の自動化)が採用されており、パイロットの負担を軽減している。ATH-14系を例外とすれば多くの機体には直接外を見ることのできる窓がなく、ATの頭部にあるターレットレンズ(メインカメラ)からの映像と機体各部にあるセンサーの情報が、まとめてゴーグルに投影されるようになっている。なお劇中、ゴーグルのレンズは通常赤色であるが、パイロットがゴーグルのコネクターをコンソールに接続するとレンズが青緑色に変わるという描写がある。
パイロット搭乗時やパラシュート降下の着地時などには、脚部を変形させて胴体が前方に沈み込む独特の「降着形態」を取る。バララントATはギルガメスATと逆に普通の体育座りポーズである。一部、降着機能が無い機種も存在する。
ATには内燃機関は搭載されず、一種の人工筋肉であるマッスルシリンダーによって四肢を駆動するようになっている。これはポリマーリンゲル液(PR液)と呼ばれる液体に満たされており、アイドリング状態ではポンプによってシリンダー内を循環している。さらに駆動時には電気信号によって化学反応が発生、マッスルシリンダーが収縮する。ポリマーリンゲル液は気化性と引火性が高いために扱いが難しく、このためATは少しの被弾でも引火・爆発しやすい。また、使用及び経年によって劣化するため一定周期での交換が必要である。
「マッスルシリンダー」という概念は、元々『太陽の牙ダグラム』のコンバットアーマーの駆動系の裏設定として、『デュアルマガジン』誌上で創作されたもので、それが後番組である『装甲騎兵ボトムズ』に流用されたという経緯がある。このため当初は非公式設定に過ぎなかったが、外伝OVA『機甲猟兵メロウリンク』の劇中で明言され公式設定となった。ただし『メロウリンク』劇中ではPL液という誤った略称で呼ばれている。いずれにせよ後付けの裏設定のため、TVシリーズオンエア当時の劇中、ATの動力源に関する台詞では、単に「燃料は満タンだぜ」「エンジンを切れ」「エネルギー切れだ」などと語られるのみで、ずっと後年のOVA『ペールゼンファイルズ』でようやく具体的に描写された。
武装[]
基本的な携帯火器は、人間用のレーザー照準器付きアサルトライフルを拡大したような形状のGAT-22、30mmヘビィマシンガンであるが、任務に応じハンドガン的な万能カタパルトランチャー、GAT-49、50mmペンタトルーパー、ロケット弾をマシンガン的に連射する、HRAT-23ハンディロケットガン、エネルギー弾を放つ対艦大型火器・GAT-35ロッグガンや、SAT-03ソリッドシューター、SMAT-38ミサイルポッドなども使用される。ソリッドシューターはボトムズワールドでの電磁加速兵器の通称であるとされるが、これは後付け設定である。放映当時のデュアルマガジンではロケット擲弾銃とも解説されており、最新作の『幻影編』ですら射撃時に排気煙が出る描写もあり、おまけに弾道が弧を描いているので、リニアガンと一概には断言出来ない。ATの携帯火器はバズーカ風の物が多い。
なおヘビィマシンガンの使用時に排莢が見られないのは、発射薬に液体火薬を用いたケースレス弾を使用しているからである。この説明についてはアームパンチ機構使用時に薬莢が排出される描写の存在や、パイルバンカー射出原理の説明が複数存在する事から、後付けだと考えられる。ただし、OVA『野望のルーツ』では、「第3次サンサ攻略戦」のキリコ機のフルオート射撃のシーンでは薬莢が出ている。
主流ではないが固定火器も存在する。スタンディングトータス系ATの胸部11mm機関銃が代表格だが、他にストライクドッグ系ATが腕部クローに仕込んだ11mm内蔵機関銃、ブルーティッシュドッグの30mmガトリングガン、ツヴァークの11mm三連装腕部機銃がTV版本編に登場している。OVA等のスピンオフ作になると、ボトムズの作品観にそぐわない大型レーザー砲といったエネルギー火器まで登場した。
また、多くのATには近接戦用固定兵装として火薬カートリッジ(装弾数7発)の爆発力によってマニピュレータ前腕部をスライドさせて相手に打撃を与えるアームパンチ機構や、一部の機体には槍状のパイルバンカーやクロー(鉤爪)が装備されている。
当初、ATは陸戦兵器として開発されたが、ラウンドムーバーと呼ばれる宇宙空間用機動ユニットや、ドッグキャリアーという突撃ブースターを装着することにより、宇宙戦闘機代わりにも使われる。なおファッティーやスタンディングトータスMk-IIのように、背部にブースターを固定装備した宇宙専用型もある。だがコストが優先されたATは、コクピット周りの気密処理がなされておらず、生命維持をパイロットスーツに肩代わりさせているのが普通である。
主な携帯火器[]GAT-22ヘヴィマシンガンアサルトライフルでATの標準火器。120発入りの大型弾倉を右側面に付けているのが特徴で単発のグレネード(擲弾)発射機をバレル上に持つ。局地専用に短縮化したGAT-22Cなどの派生型もある。GAT-49ペンタトルーパー大口径ハンドガン。装弾数は僅かに6発だが小型軽量なので特殊任務や空挺用ATが主に携帯する。また、各種特殊弾頭が用意されている。GAT-35ロックガンエネルギー弾を放つ大型対艦火器。ATが携帯可能な武器で最大の火力を持つが、取り回しは最悪でチャージに時間がかかる。GAT-19ミッドマシンガンビートル系ATの装備する軽量型アサルトライフル。装弾数32発でGAT-22に劣るが、その分取り回し易い。GAT-40マシンガンベルゼルカ系ATが持つマシンガン。装弾数32発。シャッコがクメンで使用した物は密林戦用の短縮型GAT-40C。HRAT-23ハンディロケットガン主にトータス系ATが携帯する速射ロケット砲。右側面にある大型弾倉により再装填可能。装弾数は11発とされるが、これは後付けで劇中では数十発を連続発射している。ロケット弾を射出するだけあって反動は無く、フィアナが生身で引金を引いて発砲した例もある。砲口が4つあるのが特徴。G-BATM-04カタパルトランチャーファッティー専用銃。HRAT-23のコピーと言われる速射ロケット砲。だが、デザインはバララント的で丸みを帯びている。SAT-03ソリッドシューター標準的なソリッドシューター。威力的にはマシンガンとロックガンの中間的な火器。装弾数は8発。後部に円形の弾倉を持つが、構造上、戦場での再装填は不可能に近い。X-SAT-01ソリッドシューター36発入り大型弾倉を付けた高性能ソリッドシューター。秘密結社製だが『幻影編』に見られるように、後に市販品になったらしく市場に出回っている。通称:ボトムズ[]
人型戦車とも言えるATだが、機動性を優先するために装甲は小火器に耐える程度の薄いもので、10mm前後の装甲厚は実在の兵器でいうなら軽戦車並である。引火性の高いPR液を内蔵する構造に加え、脱出装置の類も搭載されていないため、パイロットの死亡率は非常に高いものとなっている。元々、歩兵部隊にある程度の機動性と火力、弾片防御程度の装甲を与えるのが主目的な、マスプロ量産兵器故に性能よりもコストが優先され、一部の機体を除いて自動消火装置や気密構造、生命維持装置といった高コストに繋がる装備は徹底的にオミットされている。他作品で言えば、ATは『超時空要塞マクロス』に登場する、ゼントラーディ軍のワンマン戦闘ポッドリガード的な歩兵用超安価兵器に位置し、主人公キリコを始め、世界観的にも高級な兵器とは見なす者は皆無である。
ATとその乗り手を指す「ボトムズ」という呼び名は、軍の定めた公式見解では「Vertical One-man Tank for Offence & Maneuver-S:攻撃と機動のための直立一人乗り戦車」の略称であるとされているが、実際はパイロットたちの素行の悪さと上記のような任務環境の過酷さ、パイロットから命よりも効率を重視した最低のマシンであることから付いたスラング「Bottoms:最低の奴(ら)」であるとする「説が強い」[2]という。実際、高橋良輔監督は当初作品タイトルの『ボトムズ』の英語スペルをBottomsにするつもりだったが、商標上の問題により実現せず、やむをえずVotomsに変えたという経緯がある。
『青の騎士ベルゼルガ物語』(ソノラマ文庫・1985)では「最低の野郎ども」と訳出しているが、これは初出の訳出ではない。加えて『青の騎士ベルゼルガ物語』は、『赫奕たる異端』のリリースにともなって『装甲騎兵ボトムズ』シリーズ本編とは内容が整合しないパラレルワールドとなっている。
その他の設定[]
ATの開発メーカーとして、アデルハビッツ社、ウットヘルト社などの名前が挙げられるが、これらはムック「ボトムズ・オデッセイ」「ボトムズ・アライヴ」「ボトムズ・バイブル」「ボトムズ・アーカイヴ」及びそれらの設定制作に携わったサークル「ATVP」の同人誌で設定されたものであり、今のところサンライズの公式設定ではない。また、『野望のルーツ』のラストに登場する空挺戦車アストラッドは、スコープドッグのターレットなどAT技術が流用された戦車だが、これは「ボトムズ・オデッセイ」が初出であり、後にATVPの同人誌でより詳しく設定され、アニメ用の設定が描きおこされないまま劇中に登場することにより、公式の存在となった。ただし、劇中にはデザインが登場したのみであり、ATVPの創作した「設定」は全く登場していない。
なお、高橋良輔による小説『equal ガネシス』で描かれた第五次銀河大戦では、ATのマッスルシリンダーやネクスタントの補助脳などの技術を発展させ、それらを組み合わせて開発された、ギルガメス側で「ロボトライブ」、バララント側では「ニュードロイド」と呼ばれている人間サイズのアンドロイド兵士が主力兵器となっており、アーマードトルーパーという兵器がこの時代では既に廃れていることを想像させる描写がされている。
主なATの解説[]
※作品世界特有の用語については装甲騎兵ボトムズ#用語の項目を参照のこと。
ドッグ系AT[]
SPEC |
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全高(降着時) | 3804mm(2208mm) |
乾燥重量 | 6387kg |
装甲厚 | 6~14mm |
巡航走行速度 | 41.0km/h |
限界走行速度 | 82.3km/h |
最大出力 | 230馬力 |
最大トルク | 51kg/m |
PR液総量 | 184リットル |
予備タンク容量 | 20リットル |
標準液交換時間 | 218時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-STギルガメス軍制式AT。ミッド級に分類される。様々な武器・アタッチメントを交換・追加することにより戦場を選ばない。ギルガメス軍では優れた工業製品として高く評価され、最も多く生産されているATであり、スコープドッグよりも高性能なATが開発されているにもかかわらず数十年に渡って主力機であり続けているという傑作機。開発元はメルキア星のアデルハビッツ社。本機の特徴は驚くほどの汎用性の高さにあり、上半身と背部を中心に様々なアタッチメントの換装が可能なため、宇宙空間での戦闘やパラシュート降下、武装追加などが容易に可能となっている。主人公キリコ・キュービィーも愛用し、劇中でもほとんどスコープドッグ系のATを操縦するが、TVシリーズのクエント編ではATM-09系に一度も搭乗していない。ラビドリードッグは名称やデザインこそ似ているが、別系統の機体である。なお、本作品でのATは壊れたら乗り換えるマスプロダクトの消耗品であり、キリコも例外なく不要になると乗り捨てていく。ボトムズ作品のオープニング映像でも度々、中心的に扱われており、明確な主役機が存在しないボトムズシリーズを象徴するとともに主役機としての印象が最も強い機体でもある。背部に装着して運用する装備として降下作戦用の「パラシュートザック」、宇宙空間戦闘用の「ラウンドムーバー」、長距離行軍用の「ミッションパック」などがある。また、脚部を折り畳んでスキッド付きブースター「ドッグキャリアー」に接続する事で空間突撃戦にも対応するが、これは砂漠や氷原といった地上での高速戦闘用にも転用可能である。OVAでは単機搭載型のみならず、二機搭載型も登場している。主なバリエーションとしては、後述されるマーシィドッグの他にゲーム『鋼鉄の軍勢』に登場する雪原用ATであるアバランチドッグ、同『鋼鉄の軍勢』及びOVA『機甲猟兵メロウリンク』に登場する山岳用のバウンティドッグ、警備用のライアットドッグ、TVシリーズから32年後を舞台としたOVA『赫奕たる異端』に登場する高機動強襲型であるバーグラリードッグ等がある。また、1/35プラモデルには、「デザートドッグ」という機体の描きおろしイラスト(大河原邦男)が同梱されている。これはスコープドッグを民生用部品を用いて現地改修した砂漠戦仕様機で、サンドトリッパー等の本格的な砂漠戦用装備は持たない。ゲームブック『復讐の惑星シド』では、局地戦用のブリザードドッグ(ATM-09B)が登場する。ギルガメス軍の標準機体色は緑(脚部など一部に象牙色を用いる)だが、メルキア軍精鋭部隊所属の機体色は紫。テレビシリーズ第11話では、ミッションディスクを変更した囮のスコープドッグをラビットと名付け、無人攻撃機として使用した。OVA『ペールゼン・ファイルズ』では、肘部の二重関節化など細部のディテールがアップデイトされたバージョンが登場した。元々はスコープドッグの実物大マーキングシールを作ることを目的としたサンライズ社内のお遊びの企画で、『ペールゼン・ファイルズ』とは無関係にデザインされたものがベースとなっている。「タイプ21C」と名付けられたこのタイプは、数あるローカルバリエーションの一種であり、旧デザインのスコープドッグと共に同じ世界観の中に別々に存在するものであるとされている[3]。
SPEC |
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全高(降着時) | 4210mm(2501mm) |
乾燥重量 | 6892kg |
装甲厚 | 6~14mm |
巡航走行速度 | 52.0km/h |
限界走行速度 | 98.7km/h |
最大出力 | 245馬力 |
最大トルク | 58kg/m |
PR液総量 | 184リットル |
予備タンク容量 | 40リットル |
標準液交換時間 | 164時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-RSCウドの街を牛耳っている治安警察との決戦に備えて、キリコが火力を強化してカスタム化したスコープドッグを、バニラがレッドショルダーにあやかって左肩を赤く塗装したもので、実際のレッドショルダー部隊とは塗装部位が逆である。正式に採用された機体では無く、あくまでも俗称である。当初は設定書の「フル装備」という呼び名しかついていなかったが、タカラの1/35プラモデル商品化にともない、「RSC」というコードと「レッドショルダーカスタム」という呼称が新たに付けられた。これは肩の塗装にちなんで命名されたもので、装備されている武装には特段な背景は設定されていなかった。レッドショルダー正規の装備をキリコがあり合わせのパーツで模倣したものである。制式機はスコープドッグタクティカルカスタムと呼ばれる。OVA『幻影篇』第1話にはキリコがウドの町で使用したのと全く同仕様の機体が登場するが、ゴウトから「レッドショルダースペシャル」と呼ばれている。なお、プラモデル製品は1/35の後、タカラ製の本体にWAVE製の武器パーツをセットしたWAVEの1/24(TV版と幻影篇版両方)、後にWAVEへ金型移譲されたユニオンモデルの1/60、バンダイの1/20が商品化されている。武装は背部に戦闘ヘリ用の9連装ロケット弾ポッド、腹部右側に2連装対戦車ミサイルランチャー、腹部左側にガトリングガン、左腕に小型ソリッドシューターを各部のハードポイントに装着している。機体側のFCSではこれらの外部追加兵装をコントロールできないため、機体背部にコントロールボックスを装着し、両サイドアーマーに追加の弾倉を装備させている。なお、OVA『野望のルーツ』の劇中にターボカスタムと同じミッションパックを装備した機体が登場したが、これを「正式な」レッドショルダーカスタム仕様機であるとする説明が後日与えられている。中でもインゲ・リーマン少佐の操る指揮官仕様のRSCはミッションパックに大型の通信用ブレードアンテナを、右前腕部にリニアパイルバンカーを装備しており、外観は非常に特徴的である。
SPEC |
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全高(降着時) | 3815mm(2218mm) |
乾燥重量 | 7015kg |
装甲厚 | 10~25mm |
巡航走行速度 | 42.0km/h |
限界走行速度 | 62.0km/h |
最大出力 | 289馬力 |
最大トルク | 68kg/m |
PR液総量 | 142リットル |
予備タンク容量 | 20リットル |
標準液交換時間 | 20時間 |
テンプレート:Anchor(ストロングバッカス)形式番号:ATM-09-STCウドの街で行われていたバトリング用のカスタムスコープドッグで、「ストロングバックス」はリングネーム。特徴は装甲強化とレンズガード。本編では前面装甲を100ミリに強化している者もいた。TV放映の開始前後までは雑誌等で「ストロングバッカス」と表記されていたが、プラモデル発売に伴って何故か「ストロングバックス」となった。リアルバトル専用機「ファイティングバックス」というバリエーション機も大河原邦男によって描き起こされ、イラストは1/35プラモデルに同梱された。ボトムズがゲーム化されてから、バトリング仕様ではなく軍用のカスタムとして存在する設定になっており、プレイステーションソフト『鋼鉄の軍勢』には湿地仕様のマーシィドッグSTC、雪上仕様のアバランチドッグSTCというバリエーション機が登場する。
SPEC |
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全高(降着時) | 3804mm(2208mm) |
乾燥重量 | 6001kg |
装甲厚 | 4~8mm(資料により10mm) |
巡航走行速度 | 45.0km/h |
限界走行速度 | 72.0km/h |
最大出力 | 156馬力 |
最大トルク | 40kg/m |
PR液総量 | 138リットル |
予備タンク容量 | 10リットル |
標準液交換時間 | 148時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-SSCウドの街で行われていたバトリング用のカスタムスコープドッグで、「パープルベアー」はリングネーム。名は基本塗装が薄紫である所からの命名と推察される。装甲を若干軽量化し、対象が立体的に見えるステレオスコープを装備。アームパンチの一撃で裂けてしまう薄い装甲が弱点とされている[4]。やはりゲーム化以降、軍での偵察・観測タイプとして既に存在していた設定に変わっている。パープルベアーというのはリングネームであるため、近年の書籍によっては機体名称としてゲイジングベアーとの名称が与えられている場合がある。OVA『幻影篇』第1話にも登場し、ドロップキックを決めるなど軽快な動きをバトリング会場で披露していた。
SPEC |
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全高(降着時) | 3804mm(2208mm) |
乾燥重量 | 6729kg |
装甲厚 | 6~14mm |
巡航走行速度 | 52.0km/h |
限界走行速度 | 85.2km/h |
最大出力 | 260馬力 |
最大トルク | 72kg/m |
PR液総量 | 169リットル |
予備タンク容量 | 20リットル |
標準液交換時間 | 147時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-GCパーフェクトソルジャーの1人、ファンタム・レディ(フィアナ)が操縦するPS専用機。スコープドッグをPSの能力に合わせてチューンアップしたもので、本機のデータは以後秘密結社で開発されるPS用ATの基礎となった。背部に取り付けられたバックパックは本来ヘビイ級ATに搭載されるポリマーリンゲル液浄化装置=PRSPパックであり、これにより通常のスコープドッグでは不可能な高運動性能の長時間発揮を可能にしている[4]。また、右腕は六連装ガトリングガンと鋼鉄の爪(アイアンクロー)を組み合わせた特殊兵器“ガトリングクロー”に換装され接近戦能力が向上、型式番号の末尾GCはその略である。ガトリングガンの予備弾倉はパック右側面に収納されている。右腕にガトリングガンと鉤爪を備え、踵に大型のグライディングホイールが追加されている。ウド編でのボローいわく「常人には扱えない機体」であるという。ウド編にて1機が登場、続くクメン編終盤にはカンジェルマン宮殿内の格納庫に2機が保管されており、このうちの1機をキリコと再会を果たし共に潜入したフィアナが奪取し使用した。
SPEC |
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全高(降着時) | 3731mm(2168mm) |
乾燥重量 | 6555kg |
装甲厚 | 4~14mm |
巡航走行速度 | 42.0km/h |
限界走行速度 | 62.0km/h |
最大出力 | 160馬力 |
最大トルク | 58kg/m |
PR液総量 | 160リットル |
予備タンク容量 | 35リットル |
標準液交換時間 | 192時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-WRクメン王国編でキリコが使用していた湿地戦仕様のスコープドッグ。腰部両側のエアバージ(浮き袋)により浮力を得、脚部のハイドロジェットで河川を水上航行する。キリコが身を寄せた傭兵を中核戦力とする基地「アッセンブルEX-10(イーエックス-テン)」では新鋭ATダイビングビートルが配備される以前は本機が主力機だった[5]。キリコは乗り慣れたドッグ系ATへの搭乗を希望し、地元の名士となっていたゴウトがスコープドッグを改造して本機を用意した。密林戦用に取り回しを優先して、手持ち武装はヘビィマシンガンのストックを取り去り、ショートバレル化したGAT-22-Cを携帯。防水性が下半身に限られるため潜行能力を持たず、ダイビングビートルのような湿地戦用新造機種に比べその面での性能は劣る。ちなみに、キリコは地上でも気密服(酸素ボンベ付)を着用しているので溺れる心配はない。気密がされていない機体では冷房もきかないので、気密服で熱帯の暑熱に対処しているという後付け設定がされている。「マーシィ」は愛称であり、正式には「スコープドッグ水上戦装備」[6]である。
SPEC |
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全高(降着時) | 4208mm(2854mm) |
乾燥重量 | 6492kg |
装甲厚 | 6~14mm |
巡航走行速度 | 41.0km/h |
限界走行速度 | 82.3km/h |
最大出力 | 230馬力 |
最大トルク | 51kg/m |
PR液総量 | 160リットル |
予備タンク容量 | 20リットル |
標準液交換時間 | 158時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-SAクメン王国から脱出したキリコとフィアナが惑星サンサまで乗せられていた「戦艦X」に搭載されていたスコープドッグ。グリーンの単色塗装であること以外は外見的な違いはないが、磁力による吸着機構の追加・PR(ポリマーリンゲル)液や制御コンピュータを換装することによって宇宙での戦闘能力が飛躍的に向上している。キリコは主にソリッドシューターを使用した。ちなみにスコープドッグIIは劇中での正式な呼称ではなく、みのり書房のムック「ボトムズ・オデッセイ」で命名・設定されたものである。形式番号の「SA」はスペース・アサルトを意味しているため、スコープドッグ スペース・アサルトとも呼ばれる。
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トータス系AT[]
SPEC |
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全高(降着時) | 4022mm(2313mm) |
乾燥重量 | 8023kg |
装甲厚 | 6~15mm |
巡航走行速度 | 43.0km/h |
限界走行速度 | 71.3km/h |
最大出力 | 300馬力 |
最大トルク | 62kg/m |
PR液総量 | 207リットル |
予備タンク容量 | 40リットル |
標準液交換時間 | 147時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATH-14-ST地上戦用のヘビィ級AT。ギルガメス軍の機体だが劇中では専ら秘密結社が使用。開発元はウットヘルト社。ヘビー級ならではのパワーが持ち味で、ミサイルランチャーなどの重火器を使用する事が多い。初期生産タイプには接近戦用のアームパンチやローラーダッシュ機構が装備されておらず、「近づいたら手も足も出ないドン亀」と呼ばれたが、後に標準装備となった。装甲もミッド級のスコープドッグより厚い為、バトリング選手の人気も高い。なお、トータス系ATにはコックピット側面に装甲シャッター付きの透明窓が設けられ、頭部はドッグ系と異なり胴体に直付けで回転型のカメラを持たない。胸部に11mm機関銃二丁が固定火器として装備されており、ストライクドッグ系ATのクロー内蔵銃や、ツヴァークの腕部機銃と同じ物と推測される。これにより手元に携帯火器が無くとも戦闘可能である。初登場はテレビシリーズ第13話だが、それ以前の第3話で背景にスクラップとして登場している。ただし、準備稿をもとにした作画であり細部の形状が異なる。またバトリング会場の看板絵にも描かれている。OVA『幻影篇』のクメンでは政府軍側の機体として登場。なぜ湿地戦用のタートルではなく、標準型の本機なのかは不明。ル・シャッコが搭乗してクーデター側のダイビングビートルや、謎の刺客操るストライクドックと交戦している。なお、この時の携帯火器はMk-II同様、X-SAT-01ソリッドシューターだった。バリエーションとして後述する湿地仕様のスタンディングタートル、宇宙仕様のスタンディングトータスMk-IIがアニメに登場している他、OVA『機甲猟兵メロウリンク』ではカスタマイズを施した機体が、ゲーム『鋼鉄の軍勢』には重火力型のスタンディングトータスHAC、重装甲型のスタンディングトータスSTC、雪上仕様のスレッジトータス(ATH-14SNC)が、ゲームブック『復讐の惑星シド』では、外見に変化のない高機動のカスタムタイプのストーミングトータス(ATH-14STT)が登場している。なお、『メロウリンク』には下半身と左腕にトータス系のパーツを使用し、胴体と右腕にドッグ系のパーツを使用したゴールデンハーフスペシャルなる廃品再利用ATが登場。ちなみに、テレビ版では第14話以降は湿地戦用のスタンディングタートルや宇宙戦用のMk-IIしか登場しておらず、ノーマルのスタンディングトータスが登場したのは第13話の10カットと、第4話でのATのスクラップ置き場に置かれているシーンだけ(このシーンではカラーはオレンジ)である。また手持ち火器も22連装HRAT-30ハンディロケットランチャーという、シリーズを通してここだけしか登場しない極めて珍しい物を携帯していた。
SPEC |
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全高(降着時) | 4022mm(2312mm) |
乾燥重量 | 8264kg |
装甲厚 | 5~15mm |
巡航走行速度 | 40.0km/h |
限界走行速度 | 51.0km/h |
最大出力 | 320馬力 |
最大トルク | 70kg/m |
PR液総量 | 190リットル |
予備タンク容量 | - |
標準液交換時間 | 82時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATH-14-WPクメン王国が交戦していた神聖クメン王国軍が使用していた、水陸両用タイプのヘビィ級AT。スタンディングトータスをベースに製造されており、一定時間の水中行動が可能。脚部には「スワンピークラッグ」と呼ばれるかんじき状の沼地走行装置を装備している。供給元は秘密結社だが、本来はギルガメス軍の制式機である。標準火器はHRAT-23ハンディロケットガンだが、他に火炎放射器を携帯して民家を焼き払う描写もある。劇中ではポル・ポタリアやブル・キデーラがビーラーゲリラから本機を奪って暴れまくり、OVA『機甲猟兵メロウリンク』ではスヌークの部下達がカスタマイズを施した機体を使用している。TVシリーズ放送当時に1/24プラモデルが発売されていたが、金型の一部破損により再生産が実現せず、永らく幻のキットとされていた。2007年には破損していた部分の金型を新規に作り起すことで、再発売が実現した。
SPEC |
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全高(降着時) | 4022mm(2312mm) |
乾燥重量 | 8196kg |
装甲厚 | 5~15mm |
巡航走行速度 | 50.0km/h |
限界走行速度 | 59.0km/h |
最大出力 | 380馬力 |
最大トルク | 82kg/m |
PR液総量 | 190リットル |
予備タンク容量 | 45リットル |
標準液交換時間 | 74時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATH-14-WPCクメン王国編で登場。スタンディングタートルをベースにしたPS用カスタム機。イプシロンが搭乗していた。青い機体だったので、アッセンブルEX-10の傭兵たちからは「ブルーAT」と呼ばれた。外見こそ色違いのスタンディングタートルだが、中身はまったくの別物である。宇宙用にMk-IIの計画もあったがストライクドッグの開発により、その後どうなったかは不明。当時発売されていたタカラのトイではパーツ組み換えでMk-II(商品名は「スペースアサルト」)、もしくは「スナッピングトータス」とでも言えるST型に換装できるようになっていた。名称は英語でカミツキガメの意。
SPEC |
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全高(降着時) | 4022mm(2312mm) |
乾燥重量 | 8305kg |
装甲厚 | 6~15mm |
巡航走行速度 | 44.0km/h |
限界走行速度 | 68.0km/h |
最大出力 | 300馬力 |
最大トルク | 65kg/m |
PR液総量 | 110リットル |
予備タンク容量 | 20リットル |
標準液交換時間 | 80時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATH-14-SA地上戦用のスタンディングトータスを元に、宇宙戦用に再設計したもの。背部に突撃用ブースターと、機体各所に姿勢制御ロケットを備える。これも本来はギルガメス軍用の機体だが、劇中では秘密結社のみが使用。背部の突撃用ブースターに6連のミサイルポッドを2基装備したものをグランドファイアータイプと呼ぶ。劇中では宇宙編(戦艦X編)に登場。テルタイン所属のAT隊主力として活躍したが、クエント編以降には未登場。推力の大きさから有重力下の惑星サンサでも短時間の空中戦も可能。主にストライクドックと同型のソリッドシューターを携帯するが、サンサでは大型の8連装HMAT-38ハンドミサイルランチャーを手にイプシロンを支援していた。
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秘密結社/マーティアル製AT[]
「XAT」を頭に頂く型式番号は「秘密結社開発装甲騎兵」を指し、プラモデル製品のパッケージや解説書ではそのようにはっきりと明記されている。また『デュアルマガジン』の解説記事ではそれに加え、ギルガメス軍の付けたコードであると補足されている。さらに、OVA『赫奕たる異端』には「秘密結社」の母体組織であるマーティアルが登場し、その所属機も「XAT」ナンバー機体群に含められた。
なお、マーティアル向けに開発されたとされるエルドスピーネはトータス系の開発メーカー=ウットヘルト社の開発である、という設定が存在するが、これは関連本のライターが過去の文献をあたることなく不用意に創作したもので、既存の設定と矛盾する。
SPEC |
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全高(降着時) | 4250mm(2625mm) |
乾燥重量 | 7322kg |
装甲厚 | 6~14mm |
巡航走行速度 | 60.0km/h |
限界走行速度 | 98.0km/h |
最大出力 | 410馬力 |
最大トルク | 160kg/m |
PR液総量 | 200リットル |
予備タンク容量 | 58リットル |
標準液交換時間 | 22時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:XATH-02-SA全身を青に塗装されたイプシロン専用ヘビィ級AT。最初からPS用に設計され、常人に扱うことは極めて困難な機体である。背部にロケットブースターを固定装備し、ラウンドムーバーを装着することなく宇宙空間での戦闘が可能である。基本設計はスコープドッグを参考にしているようで、シルエットは似ているが派生機ではなく、マッスルシリンダーも新型を採用し、サイズも一回り大きい。その分、PR液の劣化が早く、稼動時間も通常のATの半分以下に落ちている。同機は現在まで4機の存在が確認(クメン、宇宙空間、サンサ×2)されていたが、すべてキリコとの戦闘で大破しており、その後の存在は不明である。武装は主にX-SAT-01ソリッドシューターと左腕に取り付けられたアイアンクロー、そして内蔵されている11mmマシンガンがある。第27話『暗転』で「SS-10」(エスエステン)と呼称されるシーンがある。OVA『幻影篇』第2話「クメン」では、キリコを狙い、彼をおびき出すためにその関係者を襲う謎の刺客が駆るストライクドッグが登場する。これが30年前の機体の残余なのか、イプシロン搭乗機のスクラップから再生した物なのか、新造品なのかは今のところ不明だが、アイアンクローのデザインが新たに変更されクロー部分には関節が設けられており、手の甲は発展型であるラビドリードッグに似た形状となっている。なお、タカラのアニメモデル撤退後、1/35スケールプラモデルの金型が行方不明となり、ストライクドッグだけは金型を借りて生産した他のメーカーからも販売されることが無く、中古キットが高価で取り引きされたという逸話がある。
SPEC |
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全高(降着時) | 4137mm(2434mm) |
乾燥重量 | 7193kg |
装甲厚 | 6~14mm |
巡航走行速度 | 62.0km/h |
限界走行速度 | 108.0km/h |
最大出力 | 418馬力 |
最大トルク | 180kg/m |
PR液総量 | 200リットル |
予備タンク容量 | 120リットル |
標準液交換時間 | 162時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:XATH-02-DTワイズマンの天体プラントで開発され、TV版でキリコが最後に搭乗したヘビィ級AT。当初ストライクドッグの量産型として設計されていたが、惑星クエントへ向かうキリコ専用機として脚部にサンドトリッパー(履帯型砂漠用走行装置)を装備している。標準ズームレンズが防弾版で補強された角形になり、赤外線精密レンズが2基から1基に減らされ、頭部センサーの構造がより頑丈かつ単純化している。ストライクドッグもスコープドッグの面影を残していたが、本機はよりスコープドッグに近いデザインとなっている。ペイロードとピークレベルの関係で短時間戦闘ではストライクドッグに劣るが、長時間戦闘での総合性能ではストライクドッグを上回るという[7]。OVA『ビッグバトル』劇中ではメルキア軍に正式採用されていたが、メルキア軍が設計データをどこから入手してきたのかは劇中では明言されていない。PS専用機ではなくデチューンされた通常型で、ギルガメスの形式名ではATH-12である。またPS用ゲーム『鋼鉄の軍勢』では、雪原仕様のフィアズリードッグ(ATH-12-SNC)が登場する。武装はX-SAT-06ハンディソリッドシューター、左腕11mm内装銃、ストライクドッグの物より大型化し破壊力を増大させたアイアンクロー、爆雷投下装置付きバックパック。
SPEC |
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全高 | 2912mm |
乾燥重量 | 3322kg |
装甲厚 | 5~7mm |
巡航走行速度 | 51.0km/h |
限界走行速度 | 72.0km/h |
最大出力 | 180馬力 |
最大トルク | 52kg/m |
PR液総量 | 95リットル |
予備タンク容量 | 10リットル |
標準液交換時間 | 185時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:XATL-01-DT秘密結社が主にクエント星で使用していた劇中唯一のライト級AT。両腕に11mm3連装機関銃を内蔵し、手首が折り曲がって銃口が現れる。足には専用サンドローダーを装着可能。装甲は特殊プラスチックを使用し軽量化されている。その他の武装としてX-SAT-05ソリッドシューターを用いるときもある。両腕に火器を内蔵した関係でアームパンチの装備はなく、格闘戦能力は低い。本機は防御力を犠牲にする代わりに優れた機動性を誇り、その機動性故にパイロットは選りすぐりのエースパイロットばかりが選出されていたようで、量産されたPSだとする資料もある。脚部が短く、ATの標準機能ともいえる降着機能も無いが、機体そのものが小型であるため、搭乗の際も特に不便にはならない。名前の意味は「小人」。よく「ツヴァーグ」と間違って表記されるが、ドイツ語(ZWERG)なので語尾のGは濁音にならない。劇中では終盤の秘密結社主力ATとして活躍。キリコやル・シャッコも結社から本機を奪って搭乗しており、ある意味「主人公機」である。ワイズマンの下へ赴く戦いでは、膨大なギルガメス、バララント連合軍からキリコのラビドリードッグを護衛して、次々と散っていった。その後のXATナンバーの機種はマーティアル等に使用されており、組織内部での運用であるため大量生産はなされなかったようである。一方、ゲーム中ではバトリング選手としてゲスト出演することが多いが、ツヴァークのみ『ライトニングスラッシュ』に一般選手用として多数登場している。
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その他のAT[]
SPEC |
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全高(降着時) | 4148mm(2753mm) |
乾燥重量 | 8130kg |
装甲厚 | 6~15mm |
巡航走行速度 | 47.0km/h |
限界走行速度 | 56.0km/h |
最大出力 | 360馬力 |
最大トルク | 68kg/m |
PR液総量 | 190リットル |
予備タンク容量 | 32リットル |
標準液交換時間 | 166時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATH-06-WPギルガメス陣営の機体。アッセンブルEX-10の主力である水陸両用タイプの新鋭ヘビィ級AT。『デュアルマガジン』誌上で名前の意味は「ゲンゴロウ」であると記されたが、ゲンゴロウの正式な英訳はPredaceous diving beetle(=肉食性水生甲虫)であり、正しくは「水生甲虫」全般を指す名前である。また、百年戦争休戦直前のタイパス渡河作戦でもかなりの数の機体が上陸任務に投入されている。クメン内乱終結後は、メルキア連邦クメン政府軍の制式ATとなっている。開発元はレメンブルク社。開発当初から湿地戦用として設計されており、大容量のエアータンク、トロピカルフィルター、高い気密性により2時間の水中行動を可能としている。このため、マーシイドッグはもとより、スタンディングタートルよりも湿地戦用ATとしての能力は高い。脚部に「スワンピークラッグ」と呼ばれる沼地走行装置を装備している。トータス系AT同様、本機も頭部は固定式で首は回らない。標準火器はGAT-19ミッドマシンガン。後年のムック・設定本での後付設定では、パイロットの安全性・居住性を優先させた名機だが、製造コストが高くATH-14シリーズの配備が優先され、あまり使用されなかったとされている。しかし上記のように、『ペールゼン・ファイルズ』では渡河作戦でメルキア軍の使用する機体が登場している。ただし、『ペールゼン・ファイルズ』1巻のライナーノーツには「高価な機体」と紹介されているので、製造コストが高い事は公式設定となっている。TV版ではクメン編で初登場。ゴウトが裏ルートを通じてEX-10へ大量に持ち込んだ機体という扱いになっており、キリコに対して「新型だ」と居並ぶ本機の前で自慢している。カン・ユー以下、傭兵側の乗る標準的な機体として描写されており、カンジェルマン宮殿侵攻作戦では大量の本機が「AT降下ポッド」(通称バケツ)に搭乗して、大型輸送ヘリから空挺降下している。『幻影編』ではクメン政府軍に反旗を翻したクーデター側の機体として登場。しかし、ほとんどがモブとやられ役であり余り活躍せず、水中戦闘も行われなかった。本作では皮肉にもポタリア率いる政府軍の機体は、TV版では敵機であったスタンディングトータスという逆転現象が起こっている。ゲーム『鋼鉄の軍勢』では雪上戦型としてスライディングビートルという機体が登場する。局地戦用オプションを装備していない標準タイプはスタンディングビートル(ATH-06-ST)と呼ばれる。OVA『機甲猟兵メロウリンク』では、水中用装備を除去した山賊(バンディット)所有のダンピングビートルが登場する。
SPEC(ATH-Q64) |
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全高(降着時) | 4274mm(2865mm) |
乾燥重量 | 8103kg |
装甲厚 | 8~14mm |
巡航走行速度 | 42.0km/h |
限界走行速度 | 69.0km/h |
最大出力 | 360馬力 |
最大トルク | 76kg/m |
PR液総量 | 180リットル |
予備タンク容量 | 60リットル |
標準液交換時間 | 162時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATH-Q64, ATH-Q58クエント製のヘビィ級AT。機種名の「ベルゼルガ」とは、バーサーカー、ベルセルクの独語での発音。クエント星の首都ゴモルの技師がギルガメス製ATを参考に開発製造しており、マッスルシリンダーや武装の液体火薬等もギルガメス製のものが使用されている[8]。クメン王国内戦では、ル・シャッコが操縦していた。番組終盤では砂漠戦用に改造された旧型(ベルゼルガDT、型式番号:ATH-Q58)も登場するが、こちらはフィアナが搭乗した。なお後年発行されたムックでの後付設定では、本機はクエント人傭兵向けに職人がカスタムメイドしたものを持ち込むので、形式名はギルガメス軍内での登録順に付けられるため旧式の方が形式番号が若いとは限らないとされる。ただし、『デュアルマガジン』の設定解説やユニオンモデルのプラモデル「1/60ベルゼルガDT」の説明書では、やはり「58」は「64」より旧式であり、また装甲が厚い、などと説明されている。さらに、第50話「乱雲」劇中のセリフでも「58」について「旧型ベルゼルガ」と明言されている。また湿地戦仕様のベースはダイビングビートルのようで、脚部が共通している。ベルゼルガ全体のベースになった機体が何かは、公式に設定されていない。左腕の盾に装備された「パイルバンカー」はベルゼルガという機種を特徴づける兵器である。圧搾空気によって金属製の杭を打ち出し敵機を貫通するというもので、ギルガメス製ATのアームパンチの代替兵器として設定された。その後小説『青の騎士ベルゼルガ物語』や各種ムック等ではその設定やイメージが変化し、アームパンチとは別個の格別に強大な格闘戦用装備として描かれ、圧搾空気ではなく炸薬で撃ち出すギミック、バトリング選手の間で高値で取引されている場面などが描かれた。こういったものは外伝小説などで描かれた非公式設定であり、「ベルゼルガのパイルバンカーはクエントでしか作れない特殊金属(クエントでのみ採取される単結晶金属)製である」「ストライクドッグの試作タイプにはベルゼルガが持つクエント製オリジナルのパイルバンカーでしか貫通できない特殊装甲が施されている」などという荒唐無稽な設定も、『装甲騎兵ボトムズ』本編には一切無い。一方、惑星クエントで産出される「クエント素子」を使用した高感度で信頼性の高いセンサーが採用されており、劇中でもル・シャッコの機体に搭載されたセンサーの精度について会話する場面がある。中世の騎士を思わせるヒーロー性のある独特のデザインである。宇宙用の機体・ATH-Q59-SA(雑誌コミックボンボンで初出)もあり、これも非公式設定だが、クエント人は傭兵として様々な戦場に出向いているため、『ボトムズ』の作品世界に存在していても不思議ではない。ゲームブック『復讐の惑星シド』では、クエント人傭兵の乗るベルセルガMD(ATH-Q32)が、バララント軍に雇用されて登場する。OVA『幻影篇』では、ATH-Q64が再び登場する。クエント星崩壊後約三十年経過したウドのバトリング場で、数少ない残存機としてル・シャッコが搭乗。この機体はゴウトが用意したものだが、クエント素子等は既に新規入手が不能であるため、どこまで純正品のパーツで出来ているかは定かでない。形状はクメン編の頃とは変化しており、頭部スコープレンズが3基一体型ではなくなり、パイルバンカーはバナナ型マガジンで給弾する液体炸薬射出方式に変更されている。携帯火器を持たぬ不利な条件で、本来搭乗するはずだったバトリング選手と入れ替わった謎の刺客が駆る、「レッドショルダースペシャル」と死闘を展開した。またクエントの双子星・ヌルゲラントの神殿では、火器やローラーダッシュ、高度なセンサーを持たない基本型・ATH-QX ベルゼルガ プレトリオ(イタリア語で近衛兵の意)が多数登場。これは火器の代わりにジョルトパイク(手持ち式パイルバンカー)と、至近距離からのGAT-22ヘヴィマシンガンの射撃に耐える大型の盾を装備している。密集陣形を取り、楯を自在に用いるトリッキーな戦法で新式ATに抗する。SPEC |
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全高(降着時) | 4020mm(2313mm) |
乾燥重量 | 8089kg |
装甲厚 | 6~16mm |
巡航走行速度 | 32.0km/h |
限界走行速度 | 60.0km/h |
最大出力 | - |
最大トルク | - |
PR液総量 | 188リットル |
予備タンク容量 | 92リットル |
標準液交換時間 | 98時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:BATM-03バララント軍の主力ATで、「突撃ブースター」を用いた集団宇宙戦能力に重きを置いた機体である。バララント軍はギルガメス軍と比べてAT開発が遅れており、対抗のため急遽開発された。資料によって、スコープドッグに対抗して造られたとするものと、スコープドッグより前から存在したとするものがある。サイズ的にはヘビィ級でありバララント軍もそう位置づけているが、ギルガメスは“ヘビィ級サイズでありながらミッド級の力しか持たない”として、「BATM」のコードを与えたとされる[9]。宇宙空間での直線突撃時速度はギルガメスの機体をはるかに凌駕している。「ファッティー」という愛称や「BATM-03」という型式番号は先述のようにギルガメス側の呼称である。一方、バララント名であるとされる「フロッガー」という名前は初期設定での名称であり、アニメーターが参照する武装の設定書はそのまま「フロッガー専用銃」と記されている。宇宙戦用機であるためローラーダッシュ機能が無いが、TVシリーズ第37・38話でキリコが搭乗してバララントのAT部隊やイプシロンと戦った時の機体は普通に(ドッグ系等と同じ駆動音で)行っているなど、矛盾した描写もある。これについては背部と足裏のロケットを用いてのホバリングが原因との非公式な設定が、放映終了前の『デュアルマガジン』などに記述されている。ゲーム『鋼鉄の軍勢』には重装甲型(BATM-03-STC)も登場。OVA『野望のルーツ』及び『機甲猟兵メロウリンク』には、発展型として二種類の地上戦用のファッティー(BATM-03-GA及びGB ギルガメス名:グランドファッティー)が登場し、こちらは大型のグライディングホイールを用いてローラーダッシュできる。突撃戦法に徹する陸戦ファッティーには急旋回用のターンピックが無く、またゲーム『鋼鉄の軍勢』登場の高機動型・BATM-03-HMCにはむき出しでジェットノズルが固定装備されている。他に湿地戦用(WP)や雪原用(SN)もあり、それぞれに高機動型(HMC)が存在する。ゲームブック『復讐の惑星シド』では重装改良型ファッティーカスタム(B-ATM-03C)が、5回使えるグライディングホイールと、両腕にアームパンチまでも搭載した厚装甲機体として、さらに通常型ファッティーの外装落下後に中からスタンディングトータスが出現する、偽装ATが登場する。なお、番組放映当初の型式番号は「BATM-03」という表記だったが、1984年刊のムック『ロマンアルバム・エクストラ63 装甲騎兵ボトムズ』で「B・ATM-03」というナカグロの入ったものにアレンジされ、現在『ペールゼン・ファイルズ』のオフィシャルサイトでもそれに準拠している。その理由は明らかでない。SPEC |
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全高(降着時) | 4238mm |
乾燥重量 | 7313kg |
最大装甲厚 | 18mm |
限界走行速度 | 50.0km/h |
テンプレート:Anchor形式番号:BATM-02-STファッティーの前代のバララント軍主力AT。第1話冒頭に一瞬登場している。これは企画時の準備稿設定をもとに描かれたものである。ムックや同人誌で「ブロッカー」と命名され、ゲーム『鋼鉄の軍勢』で初めて公式な設定書が描かれた。また陸戦型(BATM-02-DT)も存在する。目次へ移動する
OVAに登場したAT[]
『ザ・ラストレッドショルダー』[]SPEC |
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全高(降着時) | 4017mm(2854mm) |
乾燥重量 | 6799kg |
装甲厚 | 8~14mm |
巡航走行速度 | 50.2km/h |
限界走行速度 | 98.7km/h |
最大出力 | 470馬力(ターボ時) |
最大トルク | 177kg/m(ターボ時) |
PR液総量 | 191リットル |
予備タンク容量 | 45リットル |
標準液交換時間 | 72時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-STTC『ザ・ラストレッドショルダー』で初登場。このときの字幕表記は「スコープドッグ改」だった。ただ、「ATM-09-STTC」(STTC:Standard Turbo Custom)という型式番号も同字幕に付されており、「ターボカスタム」という名前は後付けではない。スコープドッグの派生型のひとつで「タイプ20」と呼ばれることもある。脚部に高機動用装備であるジェットローラーダッシュ機構が増設されている。これにより素晴らしい加速力を誇るが操作性は劣悪。一般のパイロットには制御しかねる性能であり、また負荷による部品の消耗も激しい。レッドショルダー部隊所属の先任上級曹長だったグレゴルー・ガロッシュの発案による開発という、ムック「ボトムズ・オデッセイ」での非公式設定がある。『ザ・ラストレッドショルダー』にてキリコ達はレッドショルダーで運用されていたものを参考に、スクラップの標準型スコープドッグから4体のターボカスタムを作った。そのためOVA『野望のルーツ』に登場する純正部品で組み上げられた機体とは一部仕様が異なり、部品の信頼性にも疑問が残る仕上がりとなったが、発案者のグレゴルー自身が改造の指揮を執っていたため、性能はレッドショルダー部隊で運用されていたオリジナルの機体にひけをとらなかった。なお、OVAが制作された時点ではこの設定は存在しない。他には『コマンドフォークト』『ペールゼン・ファイルズ』にも登場。デザインはスコープドッグ同様に肩フックや腕、足等が新設定の物に変更されている。『コマンドフォークト』ではフォークトが搭乗し機体が破壊されるまで使用続けた。頭部のアンテナが通信機能を強化した物になっている。『ペールゼン・ファイルズ』では10話から登場しバーコフ分隊を含めた総勢300人のISS部隊が使用した。機体色は漆黒となり、ミッションパックは新設定の物で左側には宇宙空間での姿勢制御に使用するジャイロバランサーが装備されている。他の武装追加仕様の機体同様、弾薬を撃ち尽くして死重化した装備は、機内からの操作で分離ボルトで投棄できるようになっている。
SPEC |
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全高(降着時) | 4380mm(2920mm) |
乾燥重量 | 7639kg |
装甲厚 | 5~15mm |
巡航走行速度 | 53.0km/h |
限界走行速度 | 92.0km/h |
最大出力 | 395馬力 |
最大トルク | 130kg/m |
PR液総量 | 195リットル |
予備タンク容量 | 30リットル |
標準液交換時間 | 80時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:XATH-P-RSC『ザ・ラストレッドショルダー』に登場。初期設定では「XATM-01」と称されM級だったが、OVA制作途中でH級に改められた。全身が漆黒で塗装されているが、元レッドショルダー隊員が乗り込んでいるので右肩のみが赤い。イプシロンが初めて搭乗したATでもある。避弾経始を考慮して胴体が絞り込まれているが、その分居住性が犠牲になっている。ムック「ボトムズ・オデッセイ」で作られた非公式設定では、元来はギルガメス軍の次期主力AT開発計画「FX計画」で作られた機体で、その当時はグラントリードッグ(機体番号ATM-10-ST 計画名称ATH-p-FX)と呼ばれていたが、試作機の一部が秘密結社に奪われてしまい、機密保持優先のために計画を中止してしまった、とある。また秘密結社ではストライクドッグのプロトタイプに位置する同系統の機体、という設定も存在する。更に機体名の「ブラッドサッカー」とは吸血鬼を意味する言葉の一つで、「吸血部隊」と呼ばれたレッドショルダー部隊専用に開発されたという設定も存在し、OVA『野望のルーツ』では、惑星オドンのレッドショルダー基地内で組み立て中のブラッドサッカーを見ることができる。ゲームブック『復讐の惑星シド』では、濃紺の機体が冒頭から、のちに復讐目的となる部隊上官の指揮官機として、機甲降下兵団特殊部隊デスドラグーン所属で登場する。武装は専用のGAT-45RSCヘビィマシンガン(別名ブラッディライフル)。標準装備にスモークディスチャージャーを持つ。デザインのモデルになったのは『機動戦士Ζガンダム』に登場したモビルスーツ・マラサイ。
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『ビッグバトル』[]SPEC |
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全高(降着時) | 3804mm(2208mm) |
乾燥重量 | 4758kg |
装甲厚 | 6~14mm |
巡航走行速度 | 52.3km/h |
限界走行速度 | 112.5km/h |
最大出力 | 230馬力 |
最大トルク | 70kg/m |
PR液総量 | 184リットル |
予備タンク容量 | 13リットル |
標準液交換時間 | 89時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-LC『ビッグバトル』に登場。エクルビスの高い機動性に対抗するためにスコープドッグの装甲を極限まで減らして軽量化を図り、両足に1基ずつグライディングホイールを追加したカスタムメイド機。左腕はアームパンチ機構まで廃されている。対戦にあたり、キリコは自らの手で機体の右肩を赤く塗った。武装は短砲身型のGAT-22-C。戦闘中、エクルビスのクラブクローにより左腕を損傷されるも最後はル・シャッコのベルゼルガ・イミテイトと共にエクルビスに組み付き、動けないエクルビスごと機体を放棄することによって地上戦艦の爆発に巻き込みこれを撃破した。
SPEC |
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全高(降着時) | 4380mm(2205mm) |
乾燥重量 | 7895kg |
装甲厚 | 7~18mm |
巡航走行速度 | 51.0km/h |
限界走行速度 | 85.6km/h |
最大出力 | 400馬力 |
最大トルク | 170kg/m |
PR液総量 | 187リットル |
予備タンク容量 | 13リットル |
標準液交換時間 | 138時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:BATH-XX『ビッグバトル』に登場。バララントの開発した次期主力AT候補。エクルビスはフランス語で「ザリガニ」の意。敏捷にジャンプしたりバック宙をしたり、落ちかけたクレバスの壁面から左腕一本の力だけで跳び上がって地上に舞い戻ったりと、従来のATとは比べものにならない運動性能を発揮する。胸の両脇に50mmという大口径機関砲を固定装備、左腕に連装ミサイルランチャーと巨大なクラブクロー、右腕にパイルバンカーを装備。バトリングで無敵の強さを見せつけ、また1機でギルガメスのATH-12部隊を壊滅させている。バトリングを利用してテストを行っていたため、「デンジャーメロン」という異名(リングネーム)を持つ。機体性能に搭乗者の能力も相まってキリコのスコープドッグを圧倒し左腕をクローで握りつぶすなどしたが、キリコのライト・スコープドッグ、ル・シャッコのベルゼルガ・イミテイトに前後から組み付かれ脱出不能にされた後、地上戦艦の爆発に巻き込まれ撃破された。漫画作品『装甲騎兵ボトムズ CRIMSON EYES』でもサグート・プロクロス大統領専用機として登場したが、こちらは両腕がノーマルマニピュレーター&パイルバンカー装備となっている。デザインのモデルになったのは映画『エイリアン』に登場したH・R・ギーガーデザインのクリーチャーで、劇中での描写もそれに準じる怪物めいたものだった。
SPEC |
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全高(降着時) | 4223mm(2627mm) |
乾燥重量 | 7947kg |
装甲厚 | 6~16mm |
巡航走行速度 | 43.0km/h |
限界走行速度 | 82.1km/h |
最大出力 | 300馬力 |
最大トルク | 75kg/m |
PR液総量 | 185リットル |
予備タンク容量 | 35リットル |
標準液交換時間 | 231時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-HC『ビッグバトル』に登場。名称こそベルゼルガであるが、ベースとなった機体はスコープドッグである。「イミテイト」の名前の通り、ベルゼルガの模造品として造られたスコープドッグの改造機。キリコの機体とは逆に各所に装甲を追加し、左腕の部分にはパイルバンカーを装備した盾を装着するなどしてベルゼルガの意匠を模している。ル・シャッコが使用し、リアルバトルの舞台となった地上戦艦を内部から攻撃した。武装はペンタトルーパー。戦闘終盤、キリコのライト・スコープドッグ共々エクルビスに組み付き、動けないエクルビスごと機体を放棄することによって地上戦艦の爆発に巻き込みこれを撃破した。「ベルゼルガ=クエント人によって製作・カスタマイズされたAT全て」という一部の解釈テンプレート:要出典からすると、この機体も”ベルゼルガ”ということになる。
SPEC |
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全高(降着時) | 3754mm(1875mm) |
乾燥重量 | 7089kg |
装甲厚 | 6~14mm |
巡航走行速度 | 45.0km/h |
限界走行速度 | 80.0km/h |
最大出力 | 285馬力 |
最大トルク | 75kg/m |
PR液総量 | 215リットル |
予備タンク容量 | 105リットル |
標準液交換時間 | 75時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:BATM-001-PTC『ビッグバトル』に登場するバララントのAT。地上戦艦のコントロールルームから遠隔操作され、コクピット内に体の自由が利かないフィアナを拘束した状態で戦艦内部に侵入したキリコを攻撃した。クリアーなキャノピーを持つ外部直接視認型の機体で、ボトムズの公式サイトでは、ビズィークラブ(B・ATM-001-PT)と紹介されている。
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『機甲猟兵メロウリンク』[]テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-ST『機甲猟兵メロウリンク』に登場。メルキア方面軍隷下のミヨイテ星防衛陸軍パドゥール方面第16軍の管轄にある、ザキ基地で運用されていた機体で、7連装ミサイルランチャーとロックアイ社製2連装ミサイルランチャー イーグル(HMAT-31)を装備している。主人公の仇であるドックマン大尉が搭乗したため、便宜的にこの名前が通称になった。テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-SAC『機甲猟兵メロウリンク』に登場。全身を銀色に磨き上げたバトリング用カスタム機。右肩が突き出た大型シールドの形状をしていることや、右腕が延長されており、両腕には「アームシールド」と呼ばれる追加装甲を施している。劇中のメロウリンクの台詞から、搭乗者であるギャルビン・フォックスは、戦時中も自分の機体にこの装備を行っていたと推測される。テンプレート:Anchor形式番号:ATH-14-ST『機甲猟兵メロウリンク』に登場。標準型トータスの機動強化タイプで、大型のグライディングホイールを装備している。その他、標準型との差異として、胸部のマシンガンの廃止や携行武器が、バララントの使用しているG-BATM-07であることが挙げられる。テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-STR『機甲猟兵メロウリンク』に登場。軍警・憲兵用のカスタム機で、対人戦闘を視野に入れた装備を取り入れて、カメラを守るバイザーや投光機、左腕にシールドを装備する。テンプレート:Anchor形式番号:不明『機甲猟兵メロウリンク』に登場。バラシュトラ山脈に出没する山賊バンデットのリーダー、ガナードの専用機。全身をロールバーで補強し、左肩に三連のスモークディスチャージャー(ただし装填されていたのはスモーク弾ではなくロケット弾)を装備している。機体色は赤。メロウリンクは機体を見て搭乗者がガナードだと気付いたので戦時中から同様のカスタム機を使用していたと考えられる。SPEC |
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全高 | 3894mm |
乾燥重量 | 6995kg |
装甲厚 | 8~14mm |
限界走行速度 | 99.2km/h |
PR液総量 | 184リットル |
標準液交換時間 | 158時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-RC(一般兵用)、ATM-09-BDC(指揮官用)『機甲猟兵メロウリンク』に登場。山岳部隊用のカスタム機で、急斜面や高所へ移動するためのワイヤーウインチを装備している。また、ターンピックが片側2本ずつになり、踵にローラーを増設することで不整地踏破能力を向上させている。指揮官用の機体では一般兵用の仕様以外に、光学センサーの強化のためにターレットレンズが4基となっている他、4連装ミサイルポッドを装備している。ゲーム『鋼鉄の軍勢』にも登場している。テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-LC『機甲猟兵メロウリンク』に登場。頭部のターレットレンズが2基になっていること、両腕を布で覆っていることなどを除けば、OVA『ビッグバトル』でキリコが使用したものと同様の機体。武装であるGAT-42は、資料によってはヘビィチェーンガンとも呼ばれるが、実質ガトリング砲であり、劇中でもそう呼んでいる。大戦中にもヌメリコフは同機を使用していた模様。現代の歩兵での分隊支援火器の射手に相当する物で、本来ならば味方機の後方から援護射撃を行うべき機体である。目次へ移動する
『赫奕たる異端』[]SPEC |
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全高(降着時) | 3852mm(2298mm) |
乾燥重量 | 6597kg |
装甲厚 | 6~14mm |
巡航走行速度 | 49.0km/h |
限界走行速度 | 83.0km/h |
最大出力 | 370馬力 |
最大トルク | 121kg/m |
PR液総量 | 195リットル |
予備タンク容量 | 40リットル |
標準液交換時間 | 120時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-DD『赫奕たる異端』に登場。愛称は「泥棒犬」の意。TVシリーズから32年後のこの時代でも現役のスコープドッグをベースに、強襲作戦用の装備を施されたカスタム機。各種武装が増設されている他、脚部には不整地走破用のソリ「トランプルリガー」が装着されている。また、左肩には折り畳み式の長距離砲ドロッパーズフォールディングガンが装備されており、攻撃力が高められている。キリコがフィアナを取り戻す為に聖地アレギウムを襲撃した時に使用し、わずか1機で聖地防衛隊を壊滅させたが、テイタニアが駆るオーデルバックラーと交戦し、大破している。多数の武装が施されており、キリコがかつて使用したレッドショルダーカスタムやターボカスタムを彷彿させる。『孤影再び』でもキリコおよび「黒い稲妻旅団」により使用されるが、公式サイトでは「スコープドッグ」として紹介されており、トランプルリガーは『赫奕たる異端』のものより短い。「黒い稲妻旅団」使用機は頭部に稲光型の折りたたみ式アンテナを装着、脛などの形状が通常機と異なる。ゲーム『鋼鉄の軍勢』にも登場。OVA版と同じくドロッパーズフォールディングガンを装備しているが同一の機体かどうかは不明。
SPEC |
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全高 | 4928mm |
乾燥重量 | 8511kg |
装甲厚 | 7~18mm |
巡航走行速度 | 45.0km/h |
限界走行速度 | 72.3km/h |
最大出力 | 320馬力 |
最大トルク | 65kg/m |
PR液総量 | 184リットル |
予備タンク容量 | 40リットル |
標準液交換時間 | 150時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:XATH-11『赫奕たる異端』に登場。マーティアルの聖地アレギウム防衛隊専用にウットヘルト社が設計したヘビィ級ATで、機体名は「土蜘蛛」を意味する。ローラーダッシュ機構もゴムタイヤらしきものが使用されており、遺跡に同居するアレギウム内の不整地での機動性を高めている。先端に「ハプーネ(銛)」の付いたワイヤーを打ち出す装備「ザイルスパイト」を持つ。同様の装備はバウンティドッグにも見られる。外見は、ウットヘルト社のトータス系とアデルハビッツ社のドッグ系の特徴を併せ持つ。武装は専用のStG-3bシュトゥルムゲベール。『幻影篇』では、アレギウムの意を汲んだネクスタント搭乗の3機が登場。キリコを惑星サンサに追う。『孤影再び』でも登場。テイタニアの搭乗機は、デザートイエローの一般機と異なり、デザートピンクに塗装されている。ゲーム『鋼鉄の軍勢』登場の旧型機XATM-01にはザイルスパイトが無く、頭部形状など各部が少々異なる。
SPEC |
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全高 | 4319mm |
乾燥重量 | 8154kg |
装甲厚 | 7~18mm |
巡航走行速度 | 46.0km/h |
限界走行速度 | 80.5km/h |
最大出力 | 320馬力 |
最大トルク | 65kg/m |
PR液総量 | 194リットル |
予備タンク容量 | 40リットル |
標準液交換時間 | 138時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:XATH-11TC『赫奕たる異端』に登場。エルドスピーネの指揮官用カスタム機。固定武装として、左肩にベルゼルガ同様のシールド一体型パイルバンカーを装備している。他の多くのATとは異なり降着機能がないため、搭乗の際はコクピットまでよじ登る必要がある。超高性能機であり、特にネクスタントであるテイタニアの補助脳発動時には、「触れ得ざる者」キリコ・キュービィーを赤子扱いする程の戦闘力を発揮する。機体名は搭乗者の官位「秩序の盾」に由来。
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『ペールゼン・ファイルズ』[]SPEC |
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全高 | 3852mm |
乾燥重量 | 7240kg |
装甲厚 | 6~17mm |
巡航走行速度 | 42.0km/h |
PR液総量 | 122リットル |
標準液交換時間 | 102時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:B・ATM-04『コマンドフォークト』『ペールゼン・ファイルズ』に登場のバララント軍の新型AT。サイズをファッティーよりも一回り小さくしながらも防御力はそのままで敏捷性が向上しているのが特徴。ファッティー同様に換装によって宇宙、地上と対応している。チャビィーという名称はギルガメス側の呼称であり、バララント側の名称は不明。基本カラーはグレーで宇宙用は黒。武装はファッティーと共通で、オプション兵器としてM・BATM-10ミサイルポッドとデュアルパイルバンカーがある。コスト面の問題から100年戦争終結後に本機の生産は中止されている。『ペールゼン・ファイルズ』では雪上戦装備のアイスブロウワー(ギルガメス側のものとデザインが違う)を装備。カラーリングは白。惑星モナドには多数の宇宙空間戦仕様機が配備されており、一部の機体はデュアルパイルバンカーを装備していた。機体色はライトグレー。『コマンドフォークト』ではケスウリが搭乗しフォークト隊と戦った。カラーリングは赤。目次へ移動する
『幻影篇』[]テンプレート:Anchor形式番号:ATH-QX『装甲騎兵ボトムズ 幻影篇』に登場のベルゼルガタイプAT。目次へ移動する
『Case;IRVINE』[]テンプレート:Anchor『装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE』に登場のアービン・レスター専用バトリング用AT。スコープドッグより派生したラピッドドッグの改造機である。カラーリングは濃紺に黄。登場時はこれといった戦闘用改造は施されておらず、二段アームパンチと、ロングバレルのヘビィマシンガンを武器としていた。アービンを付け狙うペイガンのブラッディドッグとの第2戦では、左肩にスモーク・ディスチャージャーを装備、前述のマシンガン以外にトータス用マシンガンを携帯した。さらに第3戦では、銃剣付ロングライフル、ソリッドシューター、ショートバレルのヘビィマシンガン、ハンドガン、格闘用アーマーナックルといった重武装に身を固め、機動性を高めるべく脚部ローラーユニットを3連に換装、スラスターも大出力のものを使用した。テンプレート:Anchor『Case;IRVINE』に登場のペイガン専用バトリング用AT。アービン機と同様にラピッドドッグが母体だが、ターレットカメラを廃しダブルカメラとしている。カラーリングは臙脂色。登場時にはロングバレルのマシンガンとパイルバンカー付シールドを装備していた。シールドには敵機を挟み込むクローが付属し、これで自由を奪いパイルバンカーで確実に相手の止めを刺す戦法を常としていた。アービンとの第2戦ではロングキャノン、ミサイルポッドを装備したミッションパックを背負い、腕部にシールドとダブルパイルバンカー、胴体に機関砲、脚部にミサイルコンテナの重武装で登場、アービンに勝利するためにはバトリング会場の破壊も辞さない猛攻に出た。第3戦では、ドッグ、トータス、ビートル各タイプのパーツを流用した恐竜的ともいえる改造を施し、大型アームや複数のパイルバンカー、機銃及びミサイルポッドと火器・戦闘力を極限まで高めた姿で出現、高速走行ユニットでアービンを追い詰めた。テンプレート:Anchor『Case;IRVINE』に登場。ドッグ系ATのローカライズされた水中・湿地戦用改造機で、現地改造されたマーシィドッグとは違いギルガメス軍の正式採用機である。スワンピークラッグやフロートを装備する下半身以外は、通常のスコープドッグと同デザイン。かつて一兵卒だったアービンが搭乗し、熱帯雨林にて敵兵の掃討に使用した。目次へ移動する
ゲームに登場したAT[]
『ザ・バトリングロード』[]SPEC |
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全高 | 4299mm |
乾燥重量 | 7925kg |
装甲厚 | 5~15mm |
巡航走行速度 | 45.0km/h |
限界走行速度 | 82.9km/h |
最大出力 | 320馬力 |
PR液総量 | 170リットル |
予備タンク容量 | 45リットル |
標準液交換時間 | 120時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATH-11-SASFC用ゲーム『ザ・バトリングロード』に登場。後半の主人公機。ギルガメス軍の試作ヘビィ級AT。ストライクドッグ同様、オプション装備無しで宇宙空間での行動が可能。両腕にダブルパイルバンカーを装備している。PS用ゲーム『ライトニングスラッシュ』にも登場。こちらでは「ホワイトバイザー」と呼ばれる中ボス的扱いの機体となっている。名前の通り頭部バイザーが白いこと以外は『バトリングロード』に登場した機体と外見的な違いは無い。
SPEC |
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全高 | 4053mm |
乾燥重量 | 8125kg |
装甲厚 | 6~18mm |
巡航走行速度 | 44.0km/h |
限界走行速度 | 65.5km/h |
最大出力 | 340馬力 |
PR液総量 | 207リットル |
予備タンク容量 | 40リットル |
標準液交換時間 | 120時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATH-14-STC『ザ・バトリングロード』に登場。バトリングカスタム機。バックパックと両脚にミサイルランチャーを増設し、上半身をフレームバーで補強しており、通常の機体よりも攻撃・防御の両面が強化されている。
SPEC ( )内数値はアーマー装着時 |
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全高 | 4588mm(4677mm) |
乾燥重量 | 8144kg(8973kg) |
装甲厚 | 5~15mm(8~21mm) |
巡航走行速度 | 52.0km/h(43.0km/h) |
限界走行速度 | 100.5km/h(75.9km/h) |
最大出力 | 399馬力 |
PR液総量 | 230リットル |
予備タンク容量 | 25リットル |
標準液交換時間 | 57時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:XATH-07-DA『ザ・バトリングロード』に登場するギルガメス軍の試作型AT。増加装甲で上半身のほとんどをカバーしており、これを装備した状態を「スカラップスSL」と呼ぶ。両腕部ともにマニピュレータではなくアイアンクローを固定装備し、対AT戦闘に特化している。固定武装のみなので、戦場での汎用性は皆無である。ストーリーモードのボスキャラである。
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『ライトニングスラッシュ』[]SPEC |
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全高(降着時) | 3900mm(2304mm) |
乾燥重量 | 6917kg |
装甲厚 | 7~18mm |
巡航走行速度 | 45.7km/h |
限界走行速度 | 91.3km/h |
最大出力 | 296馬力 |
最大トルク | 78kg/m |
PR液総量 | 184リットル |
予備タンク容量 | 20リットル |
標準液交換時間 | 46時間 |
テンプレート:Anchor形式番号:ATM-09-GSCPS用ゲーム『ライトニングスラッシュ』に登場。バトリング用に改良されたカスタムスコープドッグ。名称は左肩シールドに巨大な格闘戦用武器ジャイアントスラッシュクローを装備していることに由来する。脚部に追加されたジェットローラーダッシュ・プラスパックにより機動性が向上。頭部にもコマンダーズヘッドと呼ばれる次世代型ターレットレンズを装着し、センサーの精度向上が図られている。火器は専用のGAT-47ヘビィマシンガン。
SPEC |
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全高 | 5063mm |
基本待機重量 | 10402kg |
最大出力 | 508馬力 |
最大トルク | 216kg/m |
テンプレート:Anchor形式番号:ATH-X-HSWPS用ゲーム『ライトニングスラッシュ』に登場。ヘビィ級ATとしても5メートル超という巨体を誇る。秘密結社製の試作機で圧倒的な攻撃力を持つが、開発競争でストライクドッグに敗れたため、極少数しか存在しない。ATとしては初となるレーザー兵器を搭載している。
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『鋼鉄の軍勢』[]SPEC |
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全高 | 4011mm |
基本待機重量 | 8411kg |
最大装甲厚 | 20mm |
限界走行速度 | 67.2km/h |
テンプレート:Anchor形式番号:ATM-04-STPS用ゲーム『鋼鉄の軍勢』に登場。ギルガメス軍のATの正式採用1号機。戦場で家畜のごとく扱われるため“良く働く家畜”という意味の俗称で呼ばれる。搭載されたCPUが機体の制御を行っていた旧来のATの流れを汲むため、後のATに比べ複雑なセンサーを持つ。
SPEC |
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全高 | 4005mm |
基本待機重量 | 7403kg |
最大装甲厚 | 19mm |
限界走行速度 | 65.3km/h |
テンプレート:Anchor形式番号:ATM-06-STPS用ゲーム『鋼鉄の軍勢』に登場。ギルガメス軍正式採用2番目の機体。ミッションディスクを採用した最初のATであり、イグザートキャトルの複雑なセンサー類を簡易化して搭載している。スコープ形状が仮面をかぶったような姿のためこう呼ばれた。
SPEC |
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全高 | 3911mm |
基本待機重量 | 6582kg |
最大装甲厚 | 17mm |
限界走行速度 | 65.0km/h |
テンプレート:Anchor形式番号:ATM-08-MCPS用ゲーム『鋼鉄の軍勢』に登場。スコープドッグの祖先ともいえる最初のドッグ系AT、その精悍な面構えから"送り狼"と呼ばれた。生還率の高さと任務遂行の成功率の高さから評価が高い機体だが、同時にコストが高く、後に本格的に量産されたATは本機から自動消火装置他、高い生還性を支えていたパイロット用装備を撤去し簡易化したスコープドッグとなった。スコープドッグの名称は、「狼」より劣る「犬」という意味であり、この機体と比較しての皮肉からとの説もある。
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『復讐の惑星シド』[]テンプレート:Anchorゲームブック『復讐の惑星シド』に登場。旧式作業用のバララント軍AT。外装の無い操縦席を持ち、20ミリ砲を装備している。百年戦争初期のギルガメス軍巨大地上戦艦の残骸で、民間人がジャンク作業用として使用した。OVA『ビッグバトル』に登場するオネストクラブの原型的ATでもある。テンプレート:Anchor形式番号:X-ATH-09SSゲームブック『復讐の惑星シド』に登場。ギルガメス軍のPS用実験AT。大型スコープドッグの外観と、固定武装として左肩の棘(スパイク)、左腕にアイアンクロー(内蔵銃無し)がある。他に連装ソリッドシューターを使用する。噂では、このATの開発はギルガメス方面軍、操縦者は惑星軍が各方面軍で独自研究したPSで、スカホロヌイ方面軍のPSであるといわれる。PSの男はオメガワンと呼ばれ、デスドラグーン部隊最後の兵と、隊の宇宙母艦の戦闘用高速輸送艦ユリシーズ艦内で戦闘を行う。目次へ移動する
デュアルマガジンに掲載されたAT[]
季刊『デュアルマガジン』では、『装甲騎兵ボトムズ』の放映終了にともない、話題延長のため『機動戦士ガンダム』のMSVにならったオリジナルAT紹介企画「GAT」 (THE GENERATION OF AT) が連載された。設定は編集プロダクション伸童舎、デザインとイラストは藤田一己が担当している。
テンプレート:Anchor形式番号:AT-05重量等級の区別が確立する直前の機体で、サイズ的にはヘビィ級に相当する。降着機構とそれに必要な二重関節、関節保護用可動装甲を初めて装備した機種でもある。クレバーキャメルよりやや先行してギルガメス軍の主力となった。テンプレート:Anchor形式番号:ATM-01初のミッド級量産機。多数の開閉式センサーからなる頭部が特徴である。OVA『装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー』のある場面でもチラリと登場している。テンプレート:Anchor形式番号:ATM-04STスコープドッグの直接の原型機。「プレ・スコープドッグ」とも呼ばれたという。アームパンチは肘に装備されたロケットノズルの噴射力で行うようになっていた。また、そのアームパンチの衝撃に耐えうる強度の高いマニピュレータが実用化できておらず、手甲部のメリケンサック状のアーマーで殴る仕組みになっていた。OVA『装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー』のある場面でもチラリと登場している。テンプレート:Anchor形式番号:ATH-06ST正式にヘビィ級として開発された初の機体であり、ダイビングビートルの原型となった陸戦用AT。アームパンチをおこなっても損壊しないマニピュレータや走行中に姿勢を変えても安定性を保てるローラーダッシュ機構を備えた初めてのATであり、そのノウハウはスコープドッグの開発に活かされている。しかし、ポリマーリンゲル液浄化装置=PRSPパックの実用化前のため、ヘビィ級の巨体を俊敏には動かせなかった。テンプレート:Anchor形式番号:ATH-Q01ATH-06STを改造して造られた、最初のベルゼルガ型AT。クエント製金属探知センサーとシールドは装備されているがパイルバンカーが無い。テンプレート:Anchor形式番号:ATH-Q63陸戦用の標準型ベルゼルガ。エアタンク、トロピカルフィルター、スワンピークラッグを持たない他は、『装甲騎兵ボトムズ』TVシリーズに登場したATH-Q64ベルゼルガ(ベルゼルガWP)と大差ない性能である。上半身のデザインしか発表されておらず、脚部の形状は不明。テンプレート:Anchor形式番号:ATH-Q63ベルゼルガSTに電磁誘導方式のアームパンチ機構を装備し、パイルバンカーを火薬射出式に改修したもの。「青の騎士」=ATH-Q63BTSのベース機であり、正規軍に従軍していた頃のシャ・バックの乗機である。記述設定のみの機体であり、デザインイラストは存在しない。テンプレート:Anchor形式番号:ATH-Q63BTSソノラマ文庫版『青の騎士ベルゼルガ物語』では「ブルーナイト」と呼ばれている機体の連載版デザイン。市販のプラモデル「1/35 ATH-Q64ベルゼルガ」から改造して誌上作例を製作することを前提にデザインされており、後にソノラマ文庫で幡池裕行が再度描き起こした姿とはかなり形状が異なっている。瞬間的に機体を通常の倍の出力で動作させるスーパーチャージャーを搭載。アームパンチは火薬を使用しない電磁誘導方式であり、また右腕にもやはり電磁誘導方式で撃ち出される“ノミ”状の兵器=パイルドライバーを装備している。テンプレート:Anchor形式番号:ATH-Q63BTS2デュアルマガジン連載版デザイン。やはり市販のプラモデル「1/35 ATH-Q64ベルゼルガ」から改造して誌上作例を製作することを前提にデザインされている。ピストンを介して可動する脚部スタビライザーが特徴。マッスルシリンダーはギルガメス軍の次世代ATであるFXのものに換装されている。またパイルバンカーもアグの街の鍛冶屋コル・ニコルが所有していた、他のベルゼルガが戦場で鍛えた長槍に硬化処理を施した新しいものに交換された。搭乗者のケインは、愛機ベルゼルガがこれらの改良によって友の仇シャドウフレアへの“処刑執行”に足る戦闘力を持つに至ったとして《スーパーエクスキュージョン》(連載版の本文中では《エクスキュージョン》と称されている)のグレードを与えている。デュアルマガジン最終号でのモデル作例用に、丁度当時『機動戦士Ζガンダム』のメインメカデザインに登板した藤田一己は、その経験をフィードバックして「発注用ハードディテールデザイン」なるイラストを起こし直している。テンプレート:Anchor形式番号:XATH-01ソノラマ文庫版『青の騎士ベルゼルガ物語』では「シャドウフレア」と呼ばれている機体の連載版デザイン。こちらは秘密結社が開発したイプシロン専用ATストライクドッグのプロトタイプという設定になっている。頭部標準ズームレンズが角形に、左手が通常型マニピュレータと簡易型アイアンクローを組み合わせたものに、そしてバックパックが陸戦用になっているが、その他の機体形状はTVアニメのストライクドッグと同じである。こちらも上記のベルゼルガBTSやBTS2と同様に誌上での単体作例及びディオラマ記事を展開する関係から、1/35キットを改造することが前提のデザイン。後に展開された小説版ではそういった縛りがなくなったため、ストライクドッグベースの機体ではなくなった。テンプレート:Anchor形式番号:ATH-14BTCスタンディングトータスをバトリング用に改造した機体の一例。頭部にセンサー保護用のロールバーを取り付けたり、胸部装甲を強化したりしている点は、ミッド級のストロングバックスに準じた改修といえる。また、胸部の11mm機銃はブロウバトルで反則になるため撤去され、代わりにサブセンサーが設置された。テンプレート:Anchor(陸戦用)形式番号:ATH-08STATH-06STスタンディングビートルを改良発展させたヘビイ級AT。ビートル系とトータス系の中間のような外観を持ち、またその完成度は平行して量産されていたスコープドッグと肩を並べていた。テンプレート:Anchor(湿地戦用)形式番号:ATH-08WRATH-08STの改修機で、マーシィドッグのような水上戦闘を目的にしたヘビィ級AT。スワンピークラッグを持つが、グライディングホイールは廃止されており、ローラーダッシュできない。スタンディングタートルやダイビングビートルが就役する前は、本機とマーシィドッグがギルガメス軍の湿地戦を支えた。テンプレート:Anchor形式番号:ATH-10WP水中戦闘に特化した特殊なAT。降着機構を応用した変形機能を持ち、水中を高速で航行できる。逆に、機体各部のマッスルシリンダーは極度に省略されている。海洋戦でのみ使用された。テンプレート:Anchor形式番号:BAT-01バララント軍が実用化したATの第1号機。愛称無し。グライディングホイールを装備する。BATM-03ファッティーによく似た形状であり、次項のBATM-02ハンプティは、別系統の進化を遂げたと考えられる。テンプレート:Anchor形式番号:BATM-02ブロッカーのデザインを藤田一己がリニューアルして描き起こしたもの。BAT-01の小型化を主眼とする宇宙用機で、グライディングホイールは廃止されホバリングノズルが装備された。なお、ハンプティという愛称は「ブロッカー」よりも早く商業誌(デュアルマガジン)に登場しているが、その後メディアに露出が無かった。テンプレート:Anchor(最後期型)形式番号:ATM-09FXシリーズの登場で旧式化したスコープドッグの近代化改修仕様。各部装甲の省略による軽量化とグライディングホイールの強化でFXシリーズの運動性能に近づけようとした。頭部のセンサーや携帯するヘビーマシンガンも新型になっている。テンプレート:Anchor形式番号:ATL-02ギルガメス軍初のライト級AT。居住性が劣悪だった。テンプレート:Anchor形式番号:ATM-FX1秘密結社が開発したXATH-02系をメルキア軍が改良し、ミッド級サイズにまで小型化した次世代ミッド級AT。ブルー、グリーン、レッドの3バージョンに分かれるソノラマ文庫版とはデザインが全く異なり、全体の印象はラビドリードッグに近い。また、小説版のような「カラミティドッグ」という愛称は持っていない。本機は改良された特殊なミッションディスクにより、一般兵士でもPS並みの戦闘力を発揮できるようになっており、PS計画を形骸化させた(FSS=フルシンクロシステムと呼ばれる)。連載版『青の騎士ベルゼルガ物語』の最終決戦シーンにも登場している。『デュアルマガジン』の第3回読者人気投票で1位となったATでもある。At(アルトロ)[]
『ボトムズファインダー』に登場するメカについてはボトムズファインダー#主な登場Atを参照
脚注[]
テンプレート:脚注ヘルプ
- ↑ 『無敵超人ザンボット3』LD-BOXライナーノートの富野由悠季・高橋良輔・鈴木良武・山浦栄二対談より。
- ↑ プラモデル『1/24 ATM-09STスコープドッグ』(タカラ・1983)付属解説書の記述による。
- ↑ 装甲騎兵ボトムズ スコープドッグ21Cマスターブック ISBN 978-4797352863
- ↑ 4.04.1 『デュアルマガジン』による
- ↑ 『デュアルマガジンNO.6』による
- ↑ 双葉社「装甲騎兵ボトムズ AT Stories 2」より
- ↑ タカラ『3Dジャーナル』に記載された解説による。
- ↑ デュアルマガジンNo.6、8、9による
- ↑ 『デュアルマガジンNo.7』による
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