街の設定にもどる

---

---

迷路の街

---

---

• 街の呼び名：迷路の街
• 正式名称：エフギウム
• 人口：中規模

街の特性

• 非常に高い壁で形成された巨大な迷路状の街。
  • 街自体が迷路になっている。道が入り組んでおり、大変厄介。
• この街に来た者は、必ず街の中で迷うことになる。同行者がいても必ずはぐれる。
  • どのような人物であれ、街に入ってから最低でも丸一日は迷うことになるらしい。
  • 一日だけで街を出られる者もいれば、一週間、一ヶ月かかっても出られない者もいる。
    • 平均的に三日から五日ほどで脱出可能。出てこられる時間は人によってバラバラ。
  • だが「出たい」という意志があるなら、どれだけ時間がかかっても最後には必ず街を出ることが出来るという。
• 街を構成するのは高い壁で、迷路の通路にもなっている。
  • 通路の壁の下部は奥まるように窪んでおり、街民の家や店はそこに収まるように建造されている。
    • 窪みには露店が広げられていたり、すっぽりハマるように家が建っていたり。
  • 窪みは、奥行き・高さ共に五メートルちょっと。
• 迷路を構成する通路の幅は十メートルに満たないぐらい。
  • 場所によっては多少道幅が広がったり、狭まったりする場所もある。
• 通路は行き止まることもある。行き止まった時は引き返しても、そこにある店へ行ってもよい。
• 等間隔にオレンジっぽい暖色の灯りが灯されている。
  • 街の構造上、日中陽は真上からしか差さない。そのため日中もそこそこに暗いので、街灯で光源を確保。
• 街民は何故か迷路には迷わない。
  • だが通行者が街民に案内を頼んでも、案内の途中ではぐれてしまうので無駄。
  • 街民たちは通行者たちが迷うように、わざと自分たちからはぐれている、とも言われる。
• 迷路を抜けきった者は数え切れないほど存在するが、迷路の謎を解明した者は存在しない。
  • 通行者の手で街の地図を作る計画が進められたが、どれも頓挫している。街民に作る気はないようだ。
• 街には、北方と南方の出入門からしか出入りできない。
  • 出入り口近くには、地図っぽいものやコンパスが売っているが、どれも役に立たない。
  • 出入り口近くには、宿屋が多い。一緒に街に入ってはぐれた人が出てくるのを待つ人たち用らしい。
  • 街民からすれば、通行者は商売相手。滞在する者たちの無知や疲労を利用してお金を稼ぐ。
  • ちなみに、街に出入りする商人たちは、街の出入り口でしかやり取りせず、街の迷路部分には入らない。
• 数年間ずっと街を迷っている通行者がいるらしい。
• 迷路を形成する壁を登ることは、街の掟により禁止されている。
  • そもそも果てしなく高い壁を登ることを考える者がいるのかも不明。
  • もしも壁を上ったり、壁の上を歩いていたりすると、すぐさま捕らえられ、禁錮刑に処される。
• 街には学校がない。子どもたちは勉強を学ばず、家業を手伝う。
• フーガ菜
  • 街内各地で栽培される野菜。非常に苦い。
  • 食べたら街の迷路を脱出できると言われるが、噂の出処は街民。
    • 騙されて購入し、食べた苦味にもんどりうつ通行者の数はいざ知らず。

歴史

• 百年以上前から存在する街。
  • いつのまにか存在していた巨大な迷路に、いつのまにか人が住み着いていた。
• 街の中心部には、特別な何かがあるらしい。この街が出来た秘密が眠っていると言われる。
  • そんな噂があるものの、街民も見たことがないようだ。
  • そもそも本当にそんなもの・場所があるのかどうかすらも分からない。
• 世界変の際、街に眠る秘密を嗅ぎつけた多数の不届き者が街に入り込んだが……
  • 全員がしっかり迷って、目的のものを見つけることなく撤退していった。
• 通行者を騙したり、からかったり、時に助けたり、手を差し伸べたり、気ままな街民たちの街。

街が抱える問題

• 通行者全てを商売のカモだと思っている節のある、強かな街の人の気質。
  • 迷ってる人相手に役に立たない物を売りつけたり、高額な宿に泊まらせたり……。
    • 生きるための術とはいえ、やり口はなかなか悪質。
  • お金をいっぱい持って街に入ると、街を出る頃にはすっからかんになるらしい。

特産品

• 辿りの糸  
• ダイダイダイオード  
• 机上の兵隊(ボードゲーム)  
• 迷路ウサギの肉  
• フーガ菜  
• あべこべコンパス  
• 嘘つきマップ 

名所

• フーガ菜畑  
• 出入りの宿屋(西・東)  
• 宿場の並道  
• 一息スクエア  
• 喫茶『いきどまり』  
• 楽器店『リンシス』
• エフギウム墓所  
• 街民集会所  
• 奥まった釣り堀  
• 露店十字路  
• 古びた教会跡地

宗教

• 特になし

“外”の世界について

• 世界の仕組みについては、多くの街民が理解している。
  • そのため、街の性質と合わさって通行証の盗難事故も多く起きているらしい。
• 通行者はカモとしか思っておらず、バカにしている者も多い。
• 街民の性質もあり、通行者からの評判は良くない。
  • が、この強かさを好む者もおり、迷路を楽しむためにこの街を訪れる人たちもいるらしい。

 

 

 

 

 

 

 

街の設定にもどる