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通行証図鑑

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街巡りをする通行者たちが手にする通行証の図鑑。

通行証は通行者の数だけありますが、ここではその一部をご紹介。

 

 

画像	名前	説明文
	妖刀穂雨	血を吸い続け、刀身が赤黒く染まった妖しい刀。 もとは「どんなものでも斬れる」と称賛された誉れある名刀だったが、 悪名高き辻斬りの手に渡り、いわくつきの一品となった。
	透き通る天衣	天界の者が落としたと言う、透き通った衣。 刃も通さないほど頑丈で、あらゆるものから身を守れる。 だが羽織ると生命力を奪われるため、猛烈な眠気に襲われることになる。
	隕石のかけら	昔、緩衝地帯に落ちたという隕石のかけら。 通行者の手によって砕かれ、各地で御守りとして売られた。 握りしめると、体が芯から冷えていくような不思議な感覚に包まれる。
	彩の髪飾り	とある冒険者の少女が造ったという髪飾り。 緩衝地帯に落ちたものだけで作られており、 同じものはこの世に二つとない。 少し歪なのは、不安定な環境で作ったからのようだ。
	絶命鳥の涙結晶	孵った雛に、自身の死肉を食べさせる鳥の涙が結晶化したもの。 涙が流れるのは絶命する瞬間のみで、採取は非常に難しい。 高尚な魔術に使用される貴重な素材でもある。
	廃屋の木片	魔獣に襲われ倒壊した、小さな教会の破片。 焼け焦げた木片から、微かに薬品の匂いが漂ってくる。 教会では怪しい実験が繰り返されていたと言われるが、 今や真相は灰の中。
	夢呼びの笛	吹いた者に幸せな夢を見せる笛。 夢を食して腹を肥やすとある生物の骨で作られており、 音色はその鳴き声に酷似している。 調律が取れておらず、演奏には向いていないようだ。
	串刺し公の 　　カトラリー	人々を恐怖させた男が愛用したカトラリー。 その男は怪物が嫌うはずの「銀」を好んだ。 肉汁滴る耽美な食事に使用された銀食器は、 一度覚えた「あの味」を決して忘れない。
	物語の切れ端	乱雑に破られた形跡が残った、紙の切れ端。 記された文章から「虹」を探し求める物語を 描いた本の一部であることが推測される。 空白には「諦めろ」と落書きされている。
	古王の冠	宝石がはめ込まれていた跡の残る錆びた冠。 古の為政者が、自身の権力を誇示するために被っていたもの。 今では錆び切ってしまってどこか物悲しさを感じさせられる。
	ハタガタキの尻尾	切り落とされたハタガタキの尻尾。 どんな環境でも決して腐らない。 その特殊な性質から身を食べれば不死身になる と長らくの間信じられていたが、そのような効果は一切ない。
	大砂海の砂	広大な砂海に広がる液体のような感触の砂を瓶に詰めたもの。 何者かが魔力を込めたことにより通行証になった。 瓶から出すと効力を失うため、そのまま持ち運ぶ必要がある。
	逢魔のたてがみ	逢魔と呼ばれる生物の、 燃えるように真っ赤な色のたてがみを束ねたもの。 逢魔がたてがみを差し出すのは心を許した者のみというが これは密猟で捕らえられた個体のもの。
	偽映しの鏡	禍々しい装飾が施された歪な形の手鏡。 緩衝地帯の屋敷跡から見つけられた不思議な品。 暗く曇った鏡面に映るのは実物とは全く違う偽物で、 この鏡への信用は禁物。
	金ピカキラリ	ガダバンド遺跡の奥地で発見された、金色に光る謎の物体。 周囲の温度が高くなると融解し、ドロドロした液体となる。 直に触れると炎症を起こすため、瓶に詰められている。
	ゾルメナルの 　　　　魔法瓶	エルフの魔力が込められた魔法の瓶。 いくら飲んでも、特異な魔力により中身が補充され空にならない。 エルフ族特製の熱々のスープがたっぷり詰められている。
	幻誘ノ箱	重厚な装飾の施された手のひら大の箱。 開くと暗く虚ろなとろける音楽が流れる。 耳を傾ければ次第に眠気に誘われ、 落ちた眠りの先では形容しがたい不可解な夢を見るという。

 

 

 

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