街の設定にもどる

---

---

燃え盛る街

---

---

• 街の呼び名：燃え盛る街
• 正式名称：コットデイミー
• 人口：小規模

街の特性

• いたるところで、火が登りめらめらと燃え続けている街。荒野の灰色の空のもと、煌々と火の明かりを空に映している。
• 建物の屋根や壁や、街の地面や植物などいろいろなところから火が上がっている。
  • 街中の建造物は全て燃えない素材でできている。
  • そして街で燃える火はどれも「消えない炎」。水をかけても煙が出るだけで消えない不思議な火。
• 街の建物はどれも焦げ茶色。焦げたわけではなくて、もともとそんな色。
  • 建物全てがまるまる燃えているわけではなく、例えば窓枠や壁の一部だけに火がついている状態。
• 火は絶えることなく、少なくとも百年以上前から燃えているという。
  • 大昔に、街の主の願いを聞いた魔法使いが、魔法の火を街に放ったのが始まりとされる。
• 夜の九時になると、街中の火の勢いが強まる。
  • 魔法の火が強まるようになっている。九時に強まる理由は、どの書物にも残されていない。
• 街の中はとにかく暑く、熱い。年がら年中、街中がむんとした熱気に包まれており、熱いのが苦手な人には地獄のような場所。
  • 建物の壁に断熱材や遮熱材を使っているので、建物の内部は比較的温度が低いが、それでも他の街に比べると暑苦しい。
  • 慣れてしまえば平気だが、初めてこの街に来た時は、常に多量の水を飲んでいないとあっという間に脱水症状になってしまう。
• 街灯にはめらめら燃える火がくべられている。昼も夜も関係なく一日中燃えている。
• 年に一回、一週間ほど続くお祭り「ヒハイア祭」は大層な賑わいになる。
  • 打楽器の音が荒野中に鳴り響き、その音は遠く離れた街にも届くと言われる。
  • 炎を身にまとって踊る「炎の舞」は、見るものを圧倒するパワフルさで、祭りのメインイベント。
• 街の人々は、自分たちの日常の中にある火を愛している。
  • 火に神を見出す「ハイア教」が信仰されており、火は神の化身とされている。
  • 人々の日々の生活を助け、人々を苦しめる力も持つ火は敬いの対象。特に年齢の高い街民の信仰度は強い。
• 水分の喪失を防ぐために、暑苦しい「炎防ローブ」を羽織ったり、逆にほとんど服を着ずに熱さを耐えたり。
  • 街民の服装は両極端。昔は暑さにより倒れる人の数も多かったそうだが、最近は子どもを含めても人が倒れることはない。
    • 街ができて人々が生活を続けるうちに、人々に「熱さの耐性」がついたと見られている。
• 扱いさえ間違えなければ、火は危険なものではない。街中のあちこちで火が登る異様な光景は、通行者にも人気。
• 炙り火の樹木通り：火のついた葉が落ちてくることがある通り。ローブでも羽織っていないと火傷してしまうので危ない。
• 燃え続ける消えない炎は多くの人から求められる。販売も行っているが、無くなってしまうと困るので、数は絞って売られている。
  • 街巡りをする通行者にとって、消えない燃料ほどありがたいものはない。大人気だが、ほとんどいつも売り切れ。

歴史

• 古くから燃え続ける街。街から登る煙のせいか、空は灰色で薄暗いが、街の者は活気があって明るい。
• 火が魔法によるものであることは確かだが、街の主が本当に火を放つことを願ったかどうかを確かめる方法はない。
• 百年前の世界変の際、街の一部の人々が「炭」となる事件が発生した。
  • 人型の炭。苦悶の表情で固まり、二度と動かなくなった。
  • 炭となった人々は、近くの墓地にそのまま埋められた。
• 数年前から焦土の一軒家に住まい始めた謎の男は、街長の知り合いらしい。

街が抱える問題

• 問題と言えば、街が燃えていることだが、人々は火を愛しているので大きな問題でもないようだ。
• 数年前には街の火を消そうとする迷惑な団体「消化機関」が現れた。
  • が、街民の強い反対に遭い、団体の活動のほうが先に鎮火させられることになった。

特産品

• 燃えるステーキ肉
• 焼きチョコレート
• 瓶詰め炎
• 火かき棒(塩味)
• 炎防ローブ
• ロクオン貝「炎の音」

名所

• 炎の丘
• 炙り火の樹木通り
• 燃焼ホテル
• 焼け野原
• 炎の広場
• 炎の噴水
• 消火機関集会所跡地

宗教

• ハイア教
  • 自然信仰のナチィレ教が派生したもの。火に対する信仰。

“外”の世界について

• 通行証など、世界の仕組みについての理解は深くないが、通行者に対してはフレンドリー。
• 燃え続ける珍しい火を求めてやって来る人の数は絶えないので、規模こそ小さいが、街はいつも賑わっている。

 

 

 

 

 

 

 

街の設定にもどる