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本の街

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• 街の呼び名：本の街
• 正式名称：スタムパンフ
• 人口：中規模

街の特性

• いたるところに本が積み上げられた街。穏やかな気候で、周囲は緑の平原に囲まれている。
• 黄色っぽい壁の家が続く街並みで、文章の刻まれた壁が多く見受けられる。
• 小説、雑誌、漫画本。魔法書に述書、ガイドブックまで、多彩な種類の本という本が売られている。
  • この世にある全ての本が、この街に集まっていると言われるほどの本の種類。
• 街にある建物の三割が書店。二割が図書館と言われる。
  • 売られる本や蔵書されている本の傾向が店舗や図書館ごとに違っている。
    • 絵本ばかり売られている本屋や、芸術系の本が揃う図書館など様々。
  • 最近の書店は、カフェと一体となったものが流行りらしい。
  • 図書館は全て街が運営している。街民の税金で運営されています。
• この世に存在するすべての言葉が記された大辞典『アーカーシャ』が、街の一番大きな「街立第一図書館」に所蔵されている。
  • あまりにも貴重な書籍のため一般への公開はされていないが、その本の厚みはひとが一人分収まるとか。
• 街民に本を読まない者はいない。
  • あまりに皆が本を読みすぎるので、仕事や学校などのお昼に「読書休み」の時間が設けられている。
• 街にある本の脅威のひとつが水。つまり雨。
  • 図書館や書店など街のほとんどが、街所属の封印術士が施した風雨を除ける結界に守られる。雨自体は街の予報士が予報し事前に対策。
• そしてこの街の本にとって脅威であるもう一つが、「紙食い虫」の存在。
  • その名の通り、紙を喰らう虫。大きさは小さいが、紙（主に本）を食べるうちに大きくなる。
    • 最終的には大型犬程の大きさになる。人を襲うことは滅多にないが、大きくなればなるほど本を食べる量が多くなる。
  • 紙食い虫の駆除のために存在するのが、膨大な書籍を守護する「司書」と呼ばれる者たち。
    • 司書の人々は街の中の本を守護する存在として、普段は街の図書館で勤務している。
    • 「道具武器ページ」を扱い、強力な紙食い虫を駆除する。
      • 「ページ」は本の形をした武器。開いて念じれば、何も書かれていない紙が散らばり、無数の紙切れとなって宙を舞う。
      • 舞い散った紙を固め、武器の形を作る。
        • 紙切れといっても、最も無難な剣型の「ページブレイド」は紙食い虫の体を真っ二つにできる鋭さ。
      • 使い方如何によっては人を傷付けかねない危険な武器。
• 「禁書館」と呼ばれる、焼き払われたはずの危険な本を所蔵する図書館が、街のどこかにあるらしい。
  • 管理は街庁が行っているとされるが、街庁はその存在を否定している。噂では街の地下に隠されているとか。
• 街では大量の紙が消費されるため、郊外にある製紙工場で大量の紙が製造されている。
  • 紙の製造に使われる「カミボク」という木が生えた森林地帯は、紙の原料のために造られた街庁所有の樹園。
• ブックスタンド：道端にある、無人の本の交換所。読んだ本を持っていくと、誰かが読み終わった本と交換できる。
• 料理屋「ダンラク」
  • 鉄板焼きのお店で店員さんが目の前で見せてくれる「めくり」という技がスゴイ。

歴史

• 長い歴史が続く街。
• 封印術士と予報士が雨から街を守っているのは、過去に街立図書館のひとつが雨漏りで大変な目に遭ってから。
• 百年前の世界変の際、街は強烈な風と苛烈な雨に襲われる。十数時間に渡って街上空で轟き続ける雷鳴。
  • 巨大な雷が降り注ぎ、ついに街立図書館を守っていた一つの結界を貫いた。
  • それにより街の一部で火災が起こった。街の人々が協力しなければ、貴重な街の本が燃えてしまうところだった。
• 紙食い虫は、街が設立された当時から出現していたという。
  • それを駆除するために司書の役職が設けられたのも、同じ時期から。

街が抱える問題

• 紙食い虫の問題。最近、何故か虫たちの動きが活発化している。
  • 街にある本を食べて、街中で暴れる事件が多発。司書の早急な対応により人の被害者は出ていないが、本の被害は出てる。
• 紙食い虫の撲滅は難しく、とある薬師に「殺虫剤」を散布してもらったことがあったが、効き目があったのは最初だけ。
  • すぐに耐性がついてしまって、殺虫剤の効き目がなくなってしまった。
  • より強力な殺虫剤を開発することも検討されたが、現在計画は白紙状態。
    • 殺虫剤は薬剤。大切な本がある中でばらまくのは危険ではないかという意見も多い。
    • 何より紙食い虫が耐性をつけることも考えると、司書に退治してもらったほうが費用もかからないかも。

特産品

• お土産本
• 絵本入り缶詰
• 旅のしおり
• 着色本
• 手引き書シリーズ

名所

• 読み聞かせの家
• ブックスタンド
• カフェ「言葉の海」
• 街立図書館（第一から第九まで存在）
• 包装屋「ソウテイ」

宗教

• 特になし
  • 信仰の自由が認められており、信仰する宗教は人により様々。
  • その中でも、メイヤー教徒の割合はかなり高い。
    • 他の街の教会よりも、置かれている教典の数が異様に多いらしい。

“外”の世界について

• 通行証など世界の仕組みについて理解しているのは街民の一部のみ。
• 街庁により街の外に遣わされ、世界中の本を回収しに行くお仕事の人がいる。
• 珍しい本を収集したり、他の街でしか売られていない本を買いあさっては街へ持ち帰って来る。

 

 

 

 

 

 

 

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