この物語の前提

ページ名:この物語の前提

目次

物語のはじまり[]

機動戦士ガンダムSEED Revivalという物語はとある文章から始まりました。


かつて、戦争がありました。  遺伝子操作を受けて生まれたコーディネーターと、自然に生まれたナチュラルとの間の抗争に端を発した戦争は、世界中の国々を巻き込み、休戦を挟みながら、ようやく5年前に、オーブ連合首長国主導の元に、終結しました。 オーブの代表、カガリ=ユラ=アスハ様は、史上初の統一地球圏連合政府の主席になり、弟のキラ様、キラ様の奥方でカガリ様の親友でもあるラクス=クライン様と、世界をお治めになり、人類史上初の恒久平和を完成させたのでした。  今の世の中に不満を持つ人は殆どいません。皆、にこやかに笑いながら過ごしています。 ちょっとムシャクシャしても、ラクス様の歌声を聞けば、幸せな気分になれます。ときどき、街中でこの「世界はおかしい」と叫ぶ人を見かけますが、すぐにSPの方が連れ去って行きます。何でも、精神を患った可哀相な人なんだそうです。  世界は平和でした。 カガリ様の統治の元、人々は皆幸せでした。  私もそう信じていました。あの日、あの人に出会うまでは……… シン=アスカ

この文章から全ては始まり、物語は紡ぎ出され始めました。

物語の黎明[]

この物語が紡ぎ始められたのは、2ちゃんねるにある新シャア板でした。

「機動戦士ガンダムSEED Destiny」の48話が完了した時期に上記の文章はネットの世界に生まれました。

当時、多くの人々が「機動戦士ガンダムSEED Destiny」の主人公であるシン=アスカの物語上での扱いに不満を感じており、その不満は主人公シンの補完という形で購われるべきだ。そう考える人々がいました。

ラクス=クラインの物語のなかでの主張に疑問を持った人々がいました。

キラ=ヤマトの行動に怒りを覚えた人々がいました。

しかしあくまで未熟なシン視点の不満であったため、その主張は間違いだらけで多くの人達に理詰めで論破されますが、それを認められず苛立ちを重ねた人々はSEEDアンチ、つまり作品そのもののアンチと呼ばれるようになりました。

そんな人々が上記の文章に出会い、ネットの世界で集い、一つまた一つ、不毛な物語を紡ぎ始めました。

機動戦士ガンダムSEED Destinyの最終話[]

物語を紡ぎ始めた人々は様々な未来を夢想していました。

最後までシンの勝利を信じるもの。

キラの独善と称し、世界の「予定調和」を予想するもの。

いずれもシン=アスカやレイ=ザ=バレルの信念を信じるものでした。そして、その期待はレイの決断やシンの主人公らしからぬ未熟さの露呈などによって、ある意味における最悪の形で裏切られました。

そこで、一つの現実逃避染みた議論が起こります。

「俺たちは、この最終回の続きを作りたいのか?」

あるものは続編であることにこだわるべきだ、と言いました。

あるものは描くべきものはあの様な妥協ではない、あれは妥協なんだと言いました。

多くの議論がなされ、多くのものは失望と間違いを悟って去り、あるものは残りました。

そして、この物語は「最終回を改変する」という本末転倒な結論に至ったのです。

その結果、生み出されたのが「Revival版Destiny最終話」でした。

この物語はこの最終話の後の世界を描いています。どうぞ、このRevival版Destiny最終話をお読みください。勇気あるレイの決断も、一方的とも言えるシンに対する「赦し」もそこにはありません。

絶望ともいえるこの現実から、歪んだ代弁者となった偽りのシン=アスカは立ち上がるのです。

機動戦士ガンダムSEED Destinyとの違い[]

相違点DestinyRevival備考
ルナマリア=ホークの生死生存死亡アスラン=ザラの攻撃により死亡。詳細はRevival版Destiny最終話を参照
レイ=ザ=バレルの「挫折」挫折挫折前に戦闘にて死亡キラ=ヤマトとの会合そのものが無し。それに伴いタリア=グラディスとの会合も無し。
キラ=ヤマトの「覚悟」発言ありあり基本的に変更無し
ミネルバクルーの生死生存死亡ヒルダヘルベルトマーズ達により救命ポッドごと撃沈
シンと四者の「和解」Final Plusで和解和解どころか理解もせずFinal Plusは全面的に非適用


つまるところ、あくまで本編とはまったく別物の作品です。

特に最終話の本来クルーゼと同一人物であるレイの異なった決断は、「この世界の遺伝子が全て」という思想を根本から撃ち破る、という監督が大きな意味を込めて描いた重要なシーンでしたが、残念ながら2chに集った参加者たちは物語の意図を理解せずそれをあろうことか「挫折」と一蹴してしまいました。

さらには、シンの扱いへの不満という名分でありながら、あろうことかルナマリアを救ってくれたアスランの手で殺害させてステラの悲劇を二度シンに味合わせて不幸にするという、もはやシン=アスカの敵でしか無い改変まで行っています。

何より最原作最終回を改変するという禁忌に手を出してしまい、それをきっかけにRevivalのストーリー制作が行き詰る度に次々と本編のストーリーやキャラクター設定を改竄していきました。ことあるごとに自分達のSEED批判が正しいとする作品にしようとキラやラクスを悪者という前提で話を無理に作ろうとしたのが原因と言われています。その結果、設定と言う設定が悉く矛盾だらけというメチャクチャな話になっていきました。そして、その途上で多くの参加者が主催者がキラ・ラクスアンチを拗らせただけと気付き呆れて去りました。執筆や画像を描ける人達が去った事で、残されたアンチ層だけではどうすることも出来ず Revivalは放棄される事になりました。

機動戦士ガンダムSEED Revivalは結論で言えば、アンチの間違いだらけによって生み出され、その後放置された悲惨な未完作品です。

その後、有志たちにより徐々に改良されていますが、メンバーになれない関係上、一部の限られたページの改良のみに留まっています。



特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。


最近更新されたページ

左メニュー

左メニューサンプル左メニューはヘッダーメニューの【編集】>【左メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウン...

魔獣咆哮

包囲された――そう思った瞬間、シンは動いていた。それは、戦士としての本能がそうさせたのか。(……抜けるっ!)包囲陣の突破は至難の業だ。正面、側面だけでは無い――背面にも注意を配らなければならない。 そ...

魔女と蝙蝠

オーブ内閣府直轄の治安警察省。名の通り治安警察の総本部である。単なる刑事犯罪は取り扱わない。思想犯、および政治犯を取り締まる部局だ。テロリスト対策も重要な任務の一つで、治安維持用のモビルスーツも多数配...

高速艇にて

窓の外はすっかり夜。見慣れた南十字星も今日はなんだかちょっと寂しげ。私……なんでこんなところにいるんだろう?なんだか爆発があって、モビルスーツが壊れちゃって、気がついたらこの船に乗ってる。さっきもらっ...

食料省

執筆の途中ですこの項目「食料省」は、調べものの参考にはなる可能性がありますが、まだ書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。食料省のデータ国旗等拠点オーブ連合首長国、首都オロ...

食の意味

ぼんやりと椅子に座って天井を眺めている。何をするわけでもなく。そして時折、小声で何かをつぶやく。言葉に意味はない。自分でも何を言っているか分かっていないのかもしれない。そうかと思えば、いつの間にかベッ...

飛行機でGo!

旅立ちの朝は晴天とは行かず、少し雲のある日だった。車で何時間も揺られて、着いた先は平原が広がる土地。一本の滑走路があることからかろうじて空港と分かるが、ほかには倉庫のような古い建物があるだけだ。管制塔...

隣り合わせの日常

――シン、シン……。遠くで、自分を呼ぶ声がする。か細く、消え入りそうな声。だけど、何処か懐かしい声。何時だったろう、その声を最後に聞いたのは。“あんた、馬鹿じゃない?”そう、その子は屈託無く笑って俺に...

開かれた函

暗闇の中、青白く周囲をディスプレイの明かりが照らしていた。何かの演算処理の途中経過がつぶさにモニタリングされている。PPARデルタによる運動能力の向上。テロメアの操作による延命処置。免疫細胞に対して意...

野次馬と道化

シンやシホが交戦している頃、スレイプニールはコニールの案内により一足先にリヴァイブ本部に到着していた。「ローエングリンゲート跡地に作るとは……灯台下暗しってやつだな」 《外は残骸がそのままになってる上...

邂逅

表面上は冷静に全速で階段を駆け下りるシンだったが、体の芯から立ち上る怒りは一向に収まらない。あとコンマ1秒、引き金を早く引けば。あとコンマ1秒、奴が気づくのが遅れればー……(遅れればなんだというのだろ...

道化と女神の二つの理想

古いびた部屋の中、男は待ちくたびれていた。それもひどく。持ってきた煙草は残りあと二本。灰皿には三箱分の吸殻がうず高く積もっている。換気扇は一応回っているが充満する灰色の霞をかき回すだけで、まるで用を足...

逃亡の果ての希望

夕暮れに霞むオロファトの街中を一台の車が走り抜ける。ジェスの車だ。車中から男が二人、周囲をキョロキョロ見回しながら、人を探していた。TV局から逃げ出した一人の少女、ソラを。しかし歩道には大勢の人々が前...

近衛監査局

執筆の途中ですこの項目「近衛監査局」は、調べものの参考にはなる可能性がありますが、まだ書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。近衛監査局のデータ国旗等拠点オーブ連合首長国、...

転変の序曲

この世の中で誰にでも平等なものを二つ挙げよ――そう問われれば、ソラ=ヒダカはこう答えるだろう。“時と自然”と。今、ソラの頬を風がそよいでいく。それは心地良いもので、そうしたものを感じる時、ソラは思う。...

赤道連合

執筆の途中ですこの項目「赤道連合」は、調べものの参考にはなる可能性がありますが、まだ書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。赤道連合のデータ地図ファイル:No map.jp...

赤道内戦

執筆の途中ですこの項目「赤道内戦」は、調べものの参考にはなる可能性がありますが、まだ書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。この項目「赤道内戦」は、現在査読依頼中です。この...

赤き妄執

「ストライクブレード、ねえ?」ディアッカ=エルスマンの視線の先には真新しいモビルスーツが搬入されている。「おうよ、量産機でありながらフリーダムブリンガーに匹敵する性能。フェイズシフト装甲をオミットした...

赤い三日月

査読依頼中ですこの項目「赤い三日月」は、現在査読依頼中です。この項目のノートで広く意見を募集しています。赤い三日月のデータ国旗等拠点イラン高原規模不明代表ユセフ=ムサフィ関連組織サハラ解放の虎目次1 ...