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機動戦士ガンダムSEED Revivalという物語はとある文章から始まりました。
この文章から全ては始まり、物語は紡ぎ出され始めました。
この物語が紡ぎ始められたのは、2ちゃんねるにある新シャア板でした。
「機動戦士ガンダムSEED Destiny」の48話が完了した時期に上記の文章はネットの世界に生まれました。
当時、多くの人々が「機動戦士ガンダムSEED Destiny」の主人公であるシン=アスカの物語上での扱いに不満を感じており、その不満は主人公シンの補完という形で購われるべきだ。そう考える人々がいました。
ラクス=クラインの物語のなかでの主張に疑問を持った人々がいました。
キラ=ヤマトの行動に怒りを覚えた人々がいました。
しかしあくまで未熟なシン視点の不満であったため、その主張は間違いだらけで多くの人達に理詰めで論破されますが、それを認められず苛立ちを重ねた人々はSEEDアンチ、つまり作品そのもののアンチと呼ばれるようになりました。
そんな人々が上記の文章に出会い、ネットの世界で集い、一つまた一つ、不毛な物語を紡ぎ始めました。
物語を紡ぎ始めた人々は様々な未来を夢想していました。
最後までシンの勝利を信じるもの。
キラの独善と称し、世界の「予定調和」を予想するもの。
いずれもシン=アスカやレイ=ザ=バレルの信念を信じるものでした。そして、その期待はレイの決断やシンの主人公らしからぬ未熟さの露呈などによって、ある意味における最悪の形で裏切られました。
そこで、一つの現実逃避染みた議論が起こります。
「俺たちは、この最終回の続きを作りたいのか?」
あるものは続編であることにこだわるべきだ、と言いました。
あるものは描くべきものはあの様な妥協ではない、あれは妥協なんだと言いました。
多くの議論がなされ、多くのものは失望と間違いを悟って去り、あるものは残りました。
そして、この物語は「最終回を改変する」という本末転倒な結論に至ったのです。
その結果、生み出されたのが「Revival版Destiny最終話」でした。
この物語はこの最終話の後の世界を描いています。どうぞ、このRevival版Destiny最終話をお読みください。勇気あるレイの決断も、一方的とも言えるシンに対する「赦し」もそこにはありません。
絶望ともいえるこの現実から、歪んだ代弁者となった偽りのシン=アスカは立ち上がるのです。
相違点 | Destiny | Revival | 備考 |
---|---|---|---|
ルナマリア=ホークの生死 | 生存 | 死亡 | アスラン=ザラの攻撃により死亡。詳細はRevival版Destiny最終話を参照 |
レイ=ザ=バレルの「挫折」 | 挫折 | 挫折前に戦闘にて死亡 | キラ=ヤマトとの会合そのものが無し。それに伴いタリア=グラディスとの会合も無し。 |
キラ=ヤマトの「覚悟」発言 | あり | あり | 基本的に変更無し |
ミネルバクルーの生死 | 生存 | 死亡 | ヒルダ、ヘルベルト、マーズ達により救命ポッドごと撃沈 |
シンと四者の「和解」 | Final Plusで和解 | 和解どころか理解もせず | Final Plusは全面的に非適用 |
つまるところ、あくまで本編とはまったく別物の作品です。
特に最終話の本来クルーゼと同一人物であるレイの異なった決断は、「この世界の遺伝子が全て」という思想を根本から撃ち破る、という監督が大きな意味を込めて描いた重要なシーンでしたが、残念ながら2chに集った参加者たちは物語の意図を理解せずそれをあろうことか「挫折」と一蹴してしまいました。
さらには、シンの扱いへの不満という名分でありながら、あろうことかルナマリアを救ってくれたアスランの手で殺害させてステラの悲劇を二度シンに味合わせて不幸にするという、もはやシン=アスカの敵でしか無い改変まで行っています。
何より最原作最終回を改変するという禁忌に手を出してしまい、それをきっかけにRevivalのストーリー制作が行き詰る度に次々と本編のストーリーやキャラクター設定を改竄していきました。ことあるごとに自分達のSEED批判が正しいとする作品にしようとキラやラクスを悪者という前提で話を無理に作ろうとしたのが原因と言われています。その結果、設定と言う設定が悉く矛盾だらけというメチャクチャな話になっていきました。そして、その途上で多くの参加者が主催者がキラ・ラクスアンチを拗らせただけと気付き呆れて去りました。執筆や画像を描ける人達が去った事で、残されたアンチ層だけではどうすることも出来ず Revivalは放棄される事になりました。
機動戦士ガンダムSEED Revivalは結論で言えば、アンチの間違いだらけによって生み出され、その後放置された悲惨な未完作品です。
その後、有志たちにより徐々に改良されていますが、メンバーになれない関係上、一部の限られたページの改良のみに留まっています。
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