月面都市再編計画

月面都市再編計画のデータ 計画年月 CE74～ 主体組織 統一地球圏連合 目的 月面における統一地球圏連合の拠点建設 計画規模 ガッセンディクレーター周辺地域

概要[]

過去、二度に渡る大戦は月面にも多大な被害を与えた。代表的なものは地球連合のプトレマイオス基地、ダイダロス基地の壊滅であろう。これに関係した周辺都市の被害も決して軽いものではなく、各地に戦災の爪あとを残した。

このため月においても地球と同じように復興問題は極めて重要な課題となった。大量に発生した難民や失業者、破壊された交通インフラなど問題は山積みであったのである。だが、かろうじて戦災を逃れた中立都市コペルニクス市にもこの問題を解決する財政的余裕は無かった。そこでＣＥ７４年末、統一地球圏連合の前身「統一安全保障条約機構」が解決に乗り出すために、一大プロジェクトを掲げた。

それが月面都市再編計画である。

背景[]

これには第二次汎地球圏大戦で被災したプラントの復興も目的に入っており、まずプラントコロニーの修復、デブリの回収などの拠点を月面に構築。さらにそれを拡大し、旧地球連合基地や中立都市に代わる統一連合の拠点都市を築こうというものである。この計画の主導的役割を果たしたのはオーブ連合首長国であり、その月におけるオーブ連合首長国の拠点を築くという政治的な狙いがそこにあった。

しかし同時にこの巨大プロジェクトは難民や失業者のための、雇用や民需創出のための大規模公共事業という側面も大きく、地球圏に一大特需をもたらした事はいうまでもない。これにより人材や物資輸送の中核ステーションとなったアメノミハシラ、民生用モビルスーツ大量需要を受けたマス・インダストリーをはじめ、多くの宇宙ゼネコンや輸送業、製造業、鉱山、デブリ回収業者…etc、様々な業種・企業が大きく発展するきっかけが生まれた。

場所は「ガッセンディ・クレーター」が選ばれ、新都市「ガッセンディ市」ならびに、統一連合宇宙軍の月面本部基地「ガッセンディ」基地が作られた。ここは大西洋連邦宇宙軍月面基地アルザッヘル基地やコペルニクス市とはほぼ等距離に離れており、宇宙船だけでなくリニアトレインや幹線道路など複数の交通インフラで結ばれている。新都市の場所にここを選んだ狙いには、両者への影響力ならびに監視も意図している事が伺えよう。

新月面都市である「ガッセンディ市」は計画都市であることから、コペルニクス市などが作る月面都市同盟には加わらず、統一地球圏連合の直轄支配都市となっている。街は成長著しく整然としながらも、監視・管理の厳しい雰囲気がある。

物語における役割[]

関連する組織[]

• 月面都市同盟
• ジャンク屋組合
• マス・インダストリー

関連計画[]

特記事項[]

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