左メニュー
左メニューサンプル左メニューはヘッダーメニューの【編集】>【左メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウン...
厳冬のモスクワ空港は、折からの吹雪で発着便に遅れが出ている。しかし、こんなことは慣れっこになっているのか、待ちぼうけを食らわされている乗客たちは特に焦るでも、怒るでもなく、淡々と空路の回復を待っている。その乗客の一人、ロビーの片隅の席に座る少女は、窓の向こうの雪景色を無表情に眺めながら、一人寂しそうに呟いた。
「ちゃんとお別れ、できなかったな」
シホ=ハーネンフースからもたらされた情報により、リヴァイブは熱狂の渦に包まれた。ダストは大破したものの、シンは無事。さらにはナスル村を襲った敵モビルスーツを完全に撃破。しかもその正体は、数々のレジスタンスを壊滅に追い込んできた悪名高き地上軍第三特務隊、ドムクルセイダー三人衆だったというのだ。これ以上の朗報はないだろう。
「よかった……本当によかった」
「ええ、シンが無傷。それが何よりです」
ロマとセンセイは胸を撫で下ろす。
「ドムクルセイダーズをダストだけで倒すなんて、さっすがシン!」
「当たり前でしょ、アイツはウチのエースなんだから!」
コニールとシゲトに至っては手を取り合ってダンスを踊っている。
「やれやれ、今度はどれだけ徹夜が必要なのやら」
サイはシンが帰ってきたらまた説教だと言いながら喜びを隠し切れない。そしてソラはわずかににじんだ安堵の涙をそっと袖で拭った。
ダストを載せたエゼキエルがアジトに到着し、メンバーたちはシンを迎えるべくドックに集合。賞賛を込めた視線がいっせいに向けられる。誰もがシンの帰りを、精一杯の喜びで迎えようと待ち構えていた。
……実際に彼の姿を見るまでは。
「おう、英雄の凱旋だぜ!」
誰かが叩いた軽口を契機に、一斉に歓声が上がる。
だがハッチが開き、そこから現れたシンをメンバーが見た瞬間、歓声は波が引くように消えていった。やがて誰かが素直な感想を言う。
「……なあ、勝ったのはシンのはずだよな?」
そんな言葉がでるのも無理もない。シンは誰の助けも借りず独力でタラップを降り、怪我をしている様子もなかったが視線はどこか空ろで悄然としていたのだ。そこには勝利の喜びも、生き長らえた安堵も感じられない。
そんなシンの様子にロマは既視感に囚われる。
シンはリヴァイブに参加して以来、幾度となく勝利をもたらしてきた。今ではリヴァイブに欠かす事の出来ないメンバーである。
しかしながら、勝利を喜ぶ輪の中にシン自身が入る事はあまりない。彼は淡々とした表情を崩さず、勝利を誇ることも奢ることもないままだ。
鬼神の如き働きを見せ、敵を完膚無きに叩き潰した後のシンは、その功績に反比例するように虚無感に満ちていて、壁を作り人との関わりを拒否する態度を取ることさえあったのだ。
もっとも、リヴァイブに参加してからのシンは笑顔も見せるようになった。ごく稀にではあるが冗談も言うようになった。そして仲間との語らいの時間も確実に増えた。それはこの5年間シンを見続けてきたレイが誰よりもよく感じている事だ。
しかし今回のシンの姿を見ると、逆戻りしてしまったのではないかというのが皆の正直な気持ちだった。
「や、やったな、シン」
「すげえぜ、あのジェノサイダーどもを倒しちまうんだからよ。それもたった一人で」
「これで今後のレジスタンス活動にも、弾みがつくかもな?」
それでも何人かが遠慮がちにシンに声をかけるものの、彼は生返事ばかりで誰とも満足に会話を交わすこともなくそのまま自室に戻り内側から鍵をかけてしまった。呆然とシンを見送るリヴァイブの面々に、申し訳なさそうな声がかかる。
「お取り込み中悪いんだけど、リーダーのギリアムさんはどなたかしら?」
妙齢の女性が三人。シンをここまで連れてきたラドル隊のパイロット達である。彼女達の方から声を掛けてきたことでロマは礼すら言っていない事にようやく気づいたのだった。
それからは、猫の手も借りたい位忙しい日が続いた。ラドル艦長とシホから戦闘結果の報告にメンバー同士の顔合わせ、ダストやシグナスの修理に備品の補充などやる事は山積みだったのである。忙しいのは部外者であるソラも例外ではなかった。ソラの具体的な帰還方法と日程が決まり、その準備に追われていたからだ。ちなみにどのようなものかというと
『フリージャーナリストとして東ユーラシアを取材に来ていたジェス=リブルが、取材中に現地レジスタンスに身柄を拘束される。しかし危害は加えられず、解放する代わりにと条件を提示される。それが過去に首長暗殺未遂の時に巻き込まれ、レジスタンスが保護していた少女、すなわちソラのオーブ帰還の手はずを整えることだった。ジェスはそれを受け入れ、レジスタンスの声明と同時に、ジェスとソラは身柄を解放される。』
これがロマとジェスが考えた『ソラ=ヒダカ帰還のシナリオ』である。
当然ながら帰国に際しては、東ユーラシア政府や統一連合の現地駐在員などとも接触を持つ必要がある。ソラからリヴァイブの情報を得ようとして尋問が行われるだろう。
ソラが忙しかったのはジェスからその対応法をみっちりと教え込まれたからである。
「いいかい?怖くてよく分からなかった、そして何も詳しいことは覚えていない。基本的には全部の質問にこう答えるんだ。でも、時々は本当のことを言わなくちゃならない。向こうはプロだから100%の嘘や完全な沈黙は簡単に見抜かれるし、相手に疑問も与える。九割の嘘に一割の真実を混ぜるのが、相手を騙して信用させる基本的なテクニックだ。リヴァイブについて言っても差し支えない一割の真実をこれからきっちりと教えるからな。必ず覚えるんだぜ」
カイトが聞けば「お前はそれでも正義と真実を追究するジャーナリストか?」と呆れられるような内容をソラにレクチャーした。決して口にしてはいけない何気ない一言。逆に大げさなくらいに話してもよい事実。会話のテクニックなどがソラの頭に叩き込まれた。
故郷に戻る事が出来る喜びがある反面、ソラには今でもわずかに悔いが残っている。リヴァイブの面々とあまり触れ合う事ができなかったからだ。
それでなくてもサイとシゲトは大破したダストの修理にかかりきり。センセイはシンのメンタルケアや医療品の整理と補充に忙殺。ロマとコニールはラドルと今後の活動方針について話すことで手一杯だったのだ。大尉と中尉と少尉に至っては未だに戻らず、なんとなくすれ違いのような状態になってしまった。
コーチ役のジェスが(取材も兼ねてはいたのだろうが)何かとソラの話し相手になってくれていたので、時間をもてあますようなことはなかったのだが。
それでも、ソラがガルナハンを発つ日には殆どのメンバーが顔を出してくれた。ただソラも含めて心ここにあらず、といった雰囲気だったが。
皆の気持ちは、ここにいない人物、シンに向けられていたのだ。
シンはあの戦い以降も、ほとんど自室にこもりきりだったのだ。さすがに扉に鍵をかけることはなくなったのだが、他人との接触を極力避けている様子だった。
鍵はかかっていないので何度か扉の前まで行き、ドアノブに手をかけた事はあった。しかし、誰もできなかったのだ。シンの愛想が悪いのも、無口なのも、目つきが悪いのも今に始まったことではない。しかし、そんな中でも不器用なりに気遣いを見せ、メンバーの事を案じていた。それがわかっているからこそ、皆もシンに対し信頼を寄せるようになったのだ。
だからシンの態度が一変し、その意味するところを皆、図りかねていたためその一歩を踏み出すことが出来なかった。
その為シンの姿を見かけるのは食事のときくらいだったのだがそれもカラスの行水よろしく、すぐに自室に戻ってしまっていた。ソラとしても、今までのシンからは想像も付かない虚無的な雰囲気に気圧され、どうしても自分からシンに声をかける勇気を持てなかった。端末型腕時計があるのでレイと話す事はできたが、シンの事は聞き辛かったのでレイとも話す気分にもなれず最後の日を迎えてしまったのだ。
今日がソラの出立する日であることを、シンは知っているはずだが、それでも部屋から出てくる様子はない。
「ソラ、さようなら」
「元気でね、ソラ」
「皆さんもどうかお元気で」
結局は別れの挨拶もあっさりとしたものに終わりソラはジェスの運転するジープに乗り込む。流石にモビルスーツで帰るわけにもいかないので、アウトフレームはリヴァイブのアジトでジェスの帰りを待つことにしたのだ。
もとよりジェスは、事が終わればすぐに東ユーラシアにとんぼ返りして取材を続けるつもりだったので、ここに居座る口実にもなり、これは一石二鳥の案だといえる。
走り去るジープを無言のまま見送るリヴァイブのメンバーの後ろで、ユーコたちが怪訝そうに囁き合っていた。
「サヨナラがつらいのは分かるけどさぁ……何か、お通夜みたいに暗い雰囲気だったね」
「それほど親しいお付き合いではなかったのでしょうか?」
「そういう単純な話じゃないでしょう。アンタ達、少しは場の空気を読みなさい」
呆れたように言うシホだった。
《行ったな》
「……みたいだな」
シンは自室のベッドに仰向けに寝転んでいた。静けさの中に微かに聞こえたジープの排気音から、ソラの出立を知る。しかし、雑誌から視線を逸らすことはなく、その表情からは何の感情も読み取れなかった。
《挨拶もせずに、よかったのか?》
「いいさ。これで縁が切れる。二度と会うことも無い」
《そうか》
レイの言葉にもシンは素っ気無い。レイもそれ以上の追及はしなかった。
そしてシンの小さな独り言は、誰の耳にも届かない。
「今度こそ守れたんだ……死ぬような所とは遠い、暖かい世界に帰す事ができたんだ。だから、これでいいんだ」
ソラ=ヒダカはどちらかというと演技の才能の無い少女であったが、ジェスの必死の努力とロマがこうなる事を見越して最低限の情報しか与えなかった事もあり、気負っていたソラが馬鹿らしくなる位あっさりとオーブへの帰国が認められた。全ての手続きが終わり、後は天候の回復を待つだけだ。
空港ロビー待合室のシートに座り、物思いにふけるソラの前に湯気を立てる紙コップが差し出された。
「退屈しているのかい、ソラ?」
見上げるとジェスが、カフェオレの注がれた紙コップを持ってソラの脇に立っていた。もう一方の手に、いくつかの新聞があるのはさすがジャーナリストと言うべきか。
「あ、ありがとうございます」
コップを受け取るソラだが、どうも上の空で口はつけない。
やれやれ、とジェスは肩をすくめた。
「俺のエスコートじゃあ不満かな。それとも、ガルナハンに置いてきた愛しいあの人のことが気にかかるのかい?」
思わず、ソラはコップを落としそうになった。
「い、い、愛しい人って何ですか!」
そんなことはありません、誤解です、違います、変です、おかしいです、顔を真っ赤にしながらありったけの言葉で否定するソラを見て、笑いをこらえるジェス。ようやくソラはからかわれた事に気づいたらしい。
「ひどい! ジェスさん、悪趣味ですよ!」
頬を膨らませて怒るソラに、ジェスは笑いながら詫びる。
「いやいや、申し訳ない。でも、そういう風に表情豊かな方が女の子らしいぜ。さっきまでみたいに、暗い顔しているより、な」
言葉を失うソラに、ジェスはさらに続けた。
「詳しい事は知らないが色々な事があったんだから複雑な気持ちになるのも分かる。でもせっかく故郷のオーブに帰れるんだ、もう少し喜ぼうぜ。君が帰るために色々と尽力してくれた人たちのためにもな」
少し考え込んだソラだったが、一つ頷くと、ジェスに微笑みかけた。多少無理をしている様子ではあったが。
「よしよし、それでいい。笑顔が一番女の子を可愛く見せるってね。で、一つ質問があるんだが」
「何ですか?いきなり真面目な顔で」
「うむ、さっき俺が当てずっぽうで『あの人』って言ったとき、誰の顔を思い浮かべたんだ?ソラの想い人が誰だったのか、ぜひ知りたいね」
火に油を注ぐ真似をしたジェスは、顔を真っ赤にしたソラが爆発する前に一目散にその場を逃げ出した。
ソラから見えない場所まで避難したジェスは肩をすくめながらつぶやく。
「やれやれ、こういうのはカイトの役目なんだが。ま、あの子が少しでも元気を取り戻してくれたから良しとするか」
ジェスはため息をついた。今朝までのジェスは、ソラの帰還については、東オーブ政府と統一連合駐在官による尋問が一番の難関と考えていた。
それは上手く切り抜けたので、もはや帰還に際する障害は無いと考えていたのだが……
「まさか、帰った後の方が問題になるとは、ね」
ジェスが持っていたのは空港で手に入れたオーブの新聞だった。いずれも一面のトップ記事は同じものである。
「テロリストにとらわれた少女、奇跡の生還」と。
どこから手に入れたのか、ご丁寧にソラの写真まで掲載されている。多少はセンセーショナルに取り扱われるだろうとはジェスも予測していたが、まさかこれほど大騒ぎになるとは思っていなかった。
しかしその意味するところはジェスには明白だ。
ソラの解放を知っているのは政府筋だけなのだから、そちらが意図的に情報をリークしたに決まっている。目的は、紛糾している主権返上の議論から大衆の目を逸らさせるためといったところだろうと、ジェスは目星を付ける。
あからさまな情報操作と、それに盲目的に追従するマスコミにジェスは嫌悪感をつのらせた。さすがにモスクワ空港にこそ姿を見せていないが、オーブに帰った途端に、待ち構える記者たちにソラが取り囲まれるのは間違いないだろう。
ジャーナリストという勿体ぶった名前を掲げた野次馬たち。取材相手の気持ちなどお構いなしに、真実の追究を錦の御旗にして、傷ついた心に土足で入り込む侵入者の集団。いわゆるメディアスクラムというやつだ。
しかし、本当にやるせないのは……
ジェスは、今朝方にデスクと交わした通信の内容を思い出す。
「でかしたぞジェス!分かっているな?奇跡の少女とコンタクトを取っているのは今のところウチだけだ。これは他誌を出し抜くチャンスだ。久しぶりのスクープになるぞー、とびきりのレポート待ってるからな!」
興奮する同僚の言葉に嫌悪を感じるが、ジェス自身も間違いなくその侵入者の一人である。
真実を求めることは正しいが、正しければ何をしてもいいのか。報道という分野に関わっていれば多かれ少なかれ誰もが持っているジレンマに陥るジェス。
「いかんな、あの子を元気付けなきゃならんのに俺が落ち込んでどうする」
ジェスは両手で頬を叩き気合を入れる。
せめて、冷静に記事を書くことに努めつつ、ハイエナのような連中から彼女を守る。それが、ジェスにできる精一杯のことだろう。『ニュースソースを独占する気か!』と同業者からは罵声を浴びせられるだろうが、それくらいどうという事はない。
気を取り直したジェスの耳に空港のアナウンスが聞こえてきた。
『アテンションプリーズ。大変長らくお待たせいたしました。天候が回復してきたため、中断していた離発着を再開いたします。お客様には大変ご迷惑をお掛けしますが、再開の情報にご注意ください。繰り返します……』
ジェスは気持ちを改めて引き締めた。そう、戻るのだ。
世界最大の強国、実質的な世界の中心の地にして統一地球圏連合の総本山――
オーブ連合首長国へと。
シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。
左メニューサンプル左メニューはヘッダーメニューの【編集】>【左メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウン...
包囲された――そう思った瞬間、シンは動いていた。それは、戦士としての本能がそうさせたのか。(……抜けるっ!)包囲陣の突破は至難の業だ。正面、側面だけでは無い――背面にも注意を配らなければならない。 そ...
オーブ内閣府直轄の治安警察省。名の通り治安警察の総本部である。単なる刑事犯罪は取り扱わない。思想犯、および政治犯を取り締まる部局だ。テロリスト対策も重要な任務の一つで、治安維持用のモビルスーツも多数配...
窓の外はすっかり夜。見慣れた南十字星も今日はなんだかちょっと寂しげ。私……なんでこんなところにいるんだろう?なんだか爆発があって、モビルスーツが壊れちゃって、気がついたらこの船に乗ってる。さっきもらっ...
執筆の途中ですこの項目「食料省」は、調べものの参考にはなる可能性がありますが、まだ書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。食料省のデータ国旗等拠点オーブ連合首長国、首都オロ...
ぼんやりと椅子に座って天井を眺めている。何をするわけでもなく。そして時折、小声で何かをつぶやく。言葉に意味はない。自分でも何を言っているか分かっていないのかもしれない。そうかと思えば、いつの間にかベッ...
旅立ちの朝は晴天とは行かず、少し雲のある日だった。車で何時間も揺られて、着いた先は平原が広がる土地。一本の滑走路があることからかろうじて空港と分かるが、ほかには倉庫のような古い建物があるだけだ。管制塔...
――シン、シン……。遠くで、自分を呼ぶ声がする。か細く、消え入りそうな声。だけど、何処か懐かしい声。何時だったろう、その声を最後に聞いたのは。“あんた、馬鹿じゃない?”そう、その子は屈託無く笑って俺に...
暗闇の中、青白く周囲をディスプレイの明かりが照らしていた。何かの演算処理の途中経過がつぶさにモニタリングされている。PPARデルタによる運動能力の向上。テロメアの操作による延命処置。免疫細胞に対して意...
シンやシホが交戦している頃、スレイプニールはコニールの案内により一足先にリヴァイブ本部に到着していた。「ローエングリンゲート跡地に作るとは……灯台下暗しってやつだな」 《外は残骸がそのままになってる上...
表面上は冷静に全速で階段を駆け下りるシンだったが、体の芯から立ち上る怒りは一向に収まらない。あとコンマ1秒、引き金を早く引けば。あとコンマ1秒、奴が気づくのが遅れればー……(遅れればなんだというのだろ...
古いびた部屋の中、男は待ちくたびれていた。それもひどく。持ってきた煙草は残りあと二本。灰皿には三箱分の吸殻がうず高く積もっている。換気扇は一応回っているが充満する灰色の霞をかき回すだけで、まるで用を足...
夕暮れに霞むオロファトの街中を一台の車が走り抜ける。ジェスの車だ。車中から男が二人、周囲をキョロキョロ見回しながら、人を探していた。TV局から逃げ出した一人の少女、ソラを。しかし歩道には大勢の人々が前...
執筆の途中ですこの項目「近衛監査局」は、調べものの参考にはなる可能性がありますが、まだ書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。近衛監査局のデータ国旗等拠点オーブ連合首長国、...
この世の中で誰にでも平等なものを二つ挙げよ――そう問われれば、ソラ=ヒダカはこう答えるだろう。“時と自然”と。今、ソラの頬を風がそよいでいく。それは心地良いもので、そうしたものを感じる時、ソラは思う。...
執筆の途中ですこの項目「赤道連合」は、調べものの参考にはなる可能性がありますが、まだ書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。赤道連合のデータ地図ファイル:No map.jp...
執筆の途中ですこの項目「赤道内戦」は、調べものの参考にはなる可能性がありますが、まだ書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。この項目「赤道内戦」は、現在査読依頼中です。この...
「ストライクブレード、ねえ?」ディアッカ=エルスマンの視線の先には真新しいモビルスーツが搬入されている。「おうよ、量産機でありながらフリーダムブリンガーに匹敵する性能。フェイズシフト装甲をオミットした...
査読依頼中ですこの項目「赤い三日月」は、現在査読依頼中です。この項目のノートで広く意見を募集しています。赤い三日月のデータ国旗等拠点イラン高原規模不明代表ユセフ=ムサフィ関連組織サハラ解放の虎目次1 ...
目次1 概要1.1 賢者とは?1.2 愚者とは?1.3 賢者と愚者の対比2 テーマの表現方法2.1 状況2.2 人物3 テーマの核心4 関連するテーマ概要[]今作のメインテーマに位置づけられるテーマで...