比女川線(ひめかわせん)は比女川県比女川市の比女川駅から同県久羽市の久羽口駅までの路線
駅一覧
ターミナルである比女川駅には7・8番線が使用ホームとして割り当てられている。比女川県営鉄道と接続する7番線では直通の快速が、8番線では海水浴場行きの2両編成の各駅停車が主に使用する。発車後北山本線と分かれすぐに北へ進路を変え、比女川と並走する。比女川との距離の間に大きな空間が見えると、比女川公園で、市民の憩いの場となっている。西比女川駅は市営地下鉄東西線との乗換駅。景色が田舎らしくなってくると比女川を橋梁で渡り、比女川トンネルを抜けると高架で久羽市内に入り、程なく城南口駅に到着する。左側から地上へ貨物線が分岐すると同時に右手から比女川を渡ったばかりの本線が合流して久羽口駅に到着する。
比女川久羽間は
羽場(現・久羽市)は比女川の外港であり、比女川水運は肥沃な平野と海とを結ぶ重要な手段であった。開国後、工業化の進む豊富な水量があり、北日本にしては比較的なだらかな比女川は水力発電の実験場に最適と注目されるようになり、ダムの建設がいち早く進んだ。
戦前に比女川電灯比女川軌道線によって結ばれていた。全国鉄道路線網策定案の中で塩比間の鉄道整備の際に、伴北山脈貫入ルートが採択されていたが、戦争遂行下で一刻も早いルート整備が必要とされていたため、本線と一括で帝国鉄道庁による借り上げ前提で塩久鉄道によって建設された。開業とともに即日帝国鉄道庁に借り上げとなり、北山東線、北山西線と合わせて北山本線を名乗った。なお、西比女川駅以西東姫トンネルを出たところまでは比女川軌道線によって利用されていたものを流用している。東姫トンネル西口の保線側線はこの名残である。
戦後、伴北山脈貫入ルートの完成により、北山本線の指定が外れ、本線とともに久羽電に返還。
塩比間交通のシェアは大きく下がったものの、発展する久羽市とともに輸送量も増加している。
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧