斎賀 青利

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斎賀 青利(さいが あおり)(38)

一人称: ウチ    二人称:  自分・キミ    複数称:  自分ら・キミら

 

 

 

人物

斎賀氏は大阪府の出身であり、とある企業に就職していることが彼女へのインタビューで分かって居ますが、現在詳しい詳細などは語られていません。ある程度踏み込んだ追求が検討されていますが今のところ不審な動きは見当たらないため、現在は保留されています。

主に都市部や水族館、鳥類館などの大きな施設を回っていて、休憩・食事を挟みながらも一通り内部を散策している姿が確認され、赴ける場所は徹底的に見てまわる几帳面な一面が垣間見えるスタイルで観光しています。

後述のように如何にもな研究者ルックでパークを回っていますが職業柄によるもので特別な意味はない様です。しかし白衣を纏った制服の様な出で立ちの所為で職員からジャパリグループ所属の研究者と間違われる事案が多発したため、白衣を脱いで過ごす事が多くなっています。

 

 

「一応あの"の"みたいなマークは無いんやけどなあ。あんまりにも間違われるからウンザリしてあかんわ」

 

 

性格としては気怠げで物静かな性格をしており、淡白な視点で物事を捉えています。休んでいる際はぼうっと携帯端末か空を眺めたりしているため一見近づきづらい印象を与えますが、話しかけられれば普通に応対はするようです。しかしプライバシーに関わる話題など斎賀氏が不快に思うような話題、あるいは振る舞いを行なった場合躊躇せずに冷酷な言葉を放って突き放そうとするなどドライな性格が見えることから、あまり他人に心を開くことはないようです。

彼女の価値観の中でも重要視されているのが金銭関係で、ある程度の労力が伴うような頼みごとを解決した際、ほんの些細な価格であっても報酬を要求します。金銭による報酬を重視する関係上、アニマルガールからの頼みごとはあまり聞きたがらない傾向にあります。それでもしつこくお願いされた際は渋々ながら要望に応じるようです。その場合は金銭でなくとも食べものなどを貰うことで妥協している為、労働に対する対価が出れば許容出来るようです。

飽く迄も無償でのボランティア活動といった所謂「タダ働き」を非常に嫌っており、活動に誘われても頑なに参加しない為労働は対価が発生して然るべきものと捉えているようです。

一方でアトラクションや食品などの代金を出す事自体に躊躇はありませんが、自己紹介した際の第一印象でよく勘違いされるのか守銭奴と勘違いされる事に憤りを示して居ます。

今月の出費や貯蓄で思考を巡らせる他、大きな建物や設備を眺めては運用にあたって使用されている額を想像して過ごすのが癖である事が言及されています。

 

そんな一見して暗い雰囲気をもつ斎賀氏ですが、本人曰く「アイスが大好き」であることが語らており、目撃された例の一つには"アイスクリームを美味しそうに、笑みをこぼしながら食べていた"と言うものもあるため恐らくはアイスの類が大好物と見て間違いはないでしょう。

 

「アレを食べてる時だけは、昔の何も知らんかったガキの頃に戻れるんや」

 

 

経歴

大阪府の出身であり、██小学校、██中学校卒業のち、学区外の京都██████高等学校へ入学、数年間を勉強に費やし、学業で優秀な成績を修める。卒業後は京都大学を受験するも落第し一浪。その後の受験で合格し、生物学と医学方面の分野に没頭。卒業後は都内のある開発系の企業に就職し今に至る。

両親は既に他界、27歳頃に交通事故で父や母の両方を失っている。

 

 

 

容姿

服装は白衣の下にリブ生地のセーターを着用。タイトスカートや黒タイツ、黒のヒールを身につけています。

髪型は瞳と同じ紫色で、前髪は少し整えられているものの殆どは余り整えられないまま伸ばされており、後ろ髪に至ってはボサボサなロングになっています。しかし本人は伸びすぎたときに散髪に行く程度でしっかりと整える気は無いようです。"青"利なのに髪が紫という部分が若干のコンプレックスのようです。

またアイウェアには右目にモノクルを身につけている他、時折ぐるぐるメガネでキメている場合もあります。

 

+インタビュー記録-

 

 

日付: 205█年██月██日

インタビュー対象: 斎賀青利(以下"斎賀"と記述)

インタビュアー: リカルド・E・フェルナンデス(以下"リカルド"と記述)


 

<00.00.00 再生開始>

 

リカルド: それではインタビューを開始します。

 

斎賀: ん、ほな手短に頼むわ。

 

リカルド: 分かりました。まず、パークへはどういった目的でお越しになられましたか?

 

斎賀: 休暇やで休暇、日頃の仕事で溜まった疲れと貯金をぱーっと消化する好機やさかい。楽しまなぁ損やろ?

 

リカルド: なるほど、普段はどのようなお仕事をされていますか。

 

斎賀: 企業勤めや、バリバリのキャリアウーマンやで。イカすやろ?

 

斎賀: あ、白衣は只の上着がわりやねん。そこは気をつけてな。

 

リカルド: 分かりました…普段パークの中では何をしていらっしゃいますか?

 

斎賀: 普段、何をしているか…?んう~……

 

斎賀: 水族館とか…博物館とかの檻とか、フレンズとか眺めて……

 

斎賀: 「これぜーんぶ維持すんのにいくら掛かってんやろ」…って考えたりしてますわ。ええ

 

リカルド: …随分と渋いですね。

 

斎賀: ほんでな、規格外な数字を想像して絶望するのが楽しみなんよ。

 

斎賀: 「ウチには払えんわ」ってさ。あははっ!

 

リカルド: は、はあ…

 

斎賀: そんな楽しみ方をしてますわ、ええ。

 

リカルド: そうですか…

 

斎賀: ん…じゃ、もうそろそろドーリスって店行ってもええの?

 

リカルド: あ、最後に一つだけ。

 

斎賀: なんやーもー…

 

リカルド: 貴女は…アニマルガールをどう思っていますか?

 

斎賀: んー…喋れるよーなっただけの獣。それだけや。

 

斎賀: そお考えんとやってられんわ。

 

リカルド: …分かりました。インタビューを終了します。

 

 

<00.09.32 再生終了>

 

 

交友関係の特筆事項

三崎氏とは買い物の最中にカントーエリアで出会い、偶然探していたものが「本」と目的が一致したため共に書店を回ったことが分かっています。

その際に三崎氏が自身の通っていた大学の生徒と知ってからは何かと交流をしているようです。


あんの少年は中々にお人好しやけどな、ごっつ強い意志を感じるんや。こっから強かにしぶとく生きてほしいねんな。

 

サバンナキャットとはひょんな事からレストランの一角で知り合い、それ以降はなんだかんだ悪く無い付き合いが続いて居ます。斎賀氏は彼女のことをそこまで悪くは思って居ないらしく、彼女の方からサバンナキャットに話しかけたり、一緒に食事をしたりと、普通の友人と同列に扱って居る事がうかがえます。


でも最初、サバンナってついてんのに屋内大好きとかエエんかそれってツッコミましたわ。

 

斎条財閥の一人娘であるユートリアム・斎条水咲とはナリモン水族館の中で出会ったのがきっかけで、その後もパークのあちこちで出会う度に一緒に遊んでやっている姿が見られます。彼女自身は「元気にうるさいガキ」の認識であるようですが、一方で放りきれずに目をかけている様です。


たまに危なっかしいからヒヤヒヤするわ。あんなんで良く大怪我せんな。

 

  • ジェイデン・ミラー

ジェイデン氏とは、上記のユートリアム・斎条と同じ場所で出会った事が語られています。彼の落としていた財布を拾った事がきっかけでコインを譲り受けたようです。


一つは悠介、一つは鯖猫…ああ、サバンナキャットね。それぞれに渡したわ。ウチ?ウチはイヌのコイン貰った。エエじいさんやったよ。

 

 

 

+[管理権限4以上のみ閲覧可]-[権限を確認しました]

20██/██/██追記の情報です。

 

補遺1 

斎賀氏に関連した危急性を要する情報として、彼女は現在要監視対象の一つであるF.Factoryに所属しているという情報が██調査官により提出されました。判明したのが所属の情報のみであるため詳細は不明ですが、パークに存在する施設の構造を調べるために来園しているのでは無いかと言う仮説が立てられています。現状のままの放置は危険性が伴うことが想定されるため、ブラックリストに登録後パークへの入園規制が検討されています。申請は理事会により却下されました。██調査官が報告した情報のソースの正確性が不明瞭である他、今現在では斎賀氏による不審な行動や、アニマルガールに対しての過剰な倫理規定違反といった問題が確認出来ないため、現時点では簡単な注意などを行う方針が決定されました。

現在、発見した情報の再確認や明確な情報元の開示を██調査官に要請しています。

補遺2

情報を再確認した所、F.Factoryに所属しているという情報の出所は不明確なままでした。

京都大学に問い合わせた際も斎賀氏は都内の企業に就職したとの返答が得られ、履歴書などの内容にも合致します。しかし該当するものと思われる会社に確認を取った所、斎賀青利という職員が勤めているといった回答はありませんでした。

開発系の企業に参加したという経歴も、調査の結果と照らし合わせても不自然な点が見受けられた為、虚偽の情報である可能性が浮上。
これを受け万が一の事態を避ける為、ADLB職員による行動監視が理事会により受理されました。

補遺3

20██/██/██に実施した██調査官やADLB職員による合同での行動監視により、斎賀氏のとった不審な行動が複数確認されました。監視にあたっていた██調査官の報告により、確認された特筆すべき行動を掲載しています。

 

+[行動記録を展開]-[アクセス確認]

 

 

 

日付: 20██/██/██

確認された場所: キョウシュウエリア 展望台

確認された行動: 展望台からサンドスター火山を眺めたまま数時間を過ごしていた。時折携帯端末で写真を撮っているような行動も確認。


██調査官の見解: 普通に考えればサンドスターを写真に納めているのでしょうが、写真だけで得られる情報はそれほど多い物なのかという疑問も出て来ます。撮影の途中に自撮りめいた仕草も見せていた為この行動の情報だけではまだクロとは言えません。行動監視は継続します。

 

日付: 20██/██/██

確認された場所: ホートクエリア タズミ海洋動物公園

確認された行動: タズミの各施設見学ツアーに参加、自動水質調整施設カーディナルの観察と思しき行動。


██調査官の見解: 恐らく施設の運営を担う施設の場所を把握するべく参加したと思われますが、多数の来園者に混じっての行動だったのかツアー中に不自然な動きは見られませんでした。これも彼女がクロだと断定するにはツメが甘い情報ですが、念のために報告します。

 

日付: 20██/██/██

確認された場所: ゴコクエリア ナリモン水族館

確認された行動: 何かしらの小さな機械を取り出し、ホホジロザメのアニマルガールの身体に数分間接触させていた。


██調査官の見解: 取り出した機械がどの様なものかははっきりとは確認できませんでしたが、ようやく有力的な情報が得られました。あの機械で何をしていたかは今だに不明ですが、もしホホジロザメの体調に影響するようなものであれば明確に彼女の危険性が証明されるでしょう。しかしこの様子を目撃していたアニマルガールからは体温計であったという報告も入っているため、裏付けは慎重に行うべきです。

 

日付: 20██/██/██

確認された場所: ホクリクエリア リバーパーク・シンノウ

確認された行動: 三角州エリアなどのエリアを叫びながら走り回っていた。


██調査官の見解: [削除済み] ADLB職員の接触によりただ迷子になっていただけという報告が入りました。彼女自身は同施設の広大さに混乱していたようで、その後は職員の案内でシンノウを後にしたようです。気持ちは非常にわかります。

しかしわざわざ叫んで走り回る必要性はあるのでしょうか。

 

日付: 20██/██/██

確認された場所: カントーエリア ドッグカフェ・ファミリアリス

確認された行動: マスターと数時間の間会話を交わしていた。詳細な話題の内容は他の客の声に遮られて聞き取りが困難だったため不明。


██調査官の見解: 斎賀氏がファミリアリスで確認された日がたまたま客でいっぱいの日だったために全体を通しての会話の内容は判読できませんでした。しかし所々で聴こえた「道」や「何のために生きるのか」「利用」と言ったワードは、普通の世間話で出て来る言葉とも思えません。彼女がマスターと何を話していたのかは後日調査をする予定です。

 

追伸: 会話の中で聞こえて来たワードには上述の他に、「犬」「お腹」「なでなで」「もふもふ」と言ったワードも確認されていた事も報告に上げます。

 

 
 

 

 

 

 


画像提供: イラストは来園者であるいどらさんより頂きました。


パーク来園者 factory

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