ギンザメ『銀(シロガネ)』

ページ名:Ginzame

「海のソコは、くらーい、くら~い。
だけどシロガネは、そこにいたよ。
そこから船でやってきたよ。よろしくね。」

概要


 ギンザメ目ギンザメ科に属するギンザメのフレンズ。

 意図的に採取されたわけでは無く、潜水艇による深海調査の際に偶然誕生しました。

 元々そうだったのか、誕生時に発生したトラブルが原因したのかは分からないですが、記憶や知識の一部に欠落が見られます。この為、謎に包まれた生態に関して聞き出すことはできませんでした。しかし最近、深海で遭遇したサメについて話した事があり、徐々にですが記憶が回復している様子があります。

※しつこく質問する事も無理矢理答えさせようとする事も禁止しています。

 ギンザメが主にカニやエビなどの甲殻類を捕食していたためか、本人もカニやエビと言った物を好んでいます。ですが、フレンズ化した時に食べ方が大きく変わったためか殻をむく事やよく噛む事に慣れていない様子があります。この為か、やわらかい物を気に入っているようで、特別気に入ったのは『カニカマ』でした。

 カニカマを知って以来練り物を好むようになりました。最近では少し固めの物を用意して噛む事を覚えさせています。

 また、今まで温かい物を食べた事がなかったせいか、猫舌です。

 謎めいた行動をすることが多く、なぜこのような行動をとるのかは未だに把握できていません。この行動の中にも本種の生態に基づくものがある可能性があり、ギンザメ本種とフレンズを比較しながら行動を解析する事で、謎に包まれた生態が解明される可能性があると考えられています。

 普段はゆったりと過ごしていて、体の動きも遅めで運動が苦手な様子もありますが、食べ物を見つけた時や食事時になると素早い動きをすることがあります。深海で過ごしていた時のギンザメの習性のあらわれだと思われます。

 

容姿


 目につくのは帽子です。
 ギンザメの形をしていますが、鰭だけがありません。
 常に被っている様でも無く抱きかかえているのを見かける事があります。

 その下に隠れている髪は美しい銀色で、側頭部からは胸鰭が再現され肩まで伸びています。

 エメラルドグリーンで、マリンスノーが降る深海の様な何とも言い難い幻想的な目をしています。

 腰からは尻尾が伸びていて、その付け根にはギンザメの背びれと毒針が再現され、迂闊に触ると刺さります。
 ※人間に対しての毒性は弱い。

 身長は130~140cm程度です。

 毛皮としての服装としては、まず少し黒ずんだ(もう少し正しい表現に置き換えるなら光沢のない銀色だと思います)白衣の様な上着を羽織っているのですが、鰭が長い特徴が再現されたためか袖だけが長くなっていて手が完全に出ていません。
 その下は、やわらかい生地で出来たシャツとスカート。そして色は白で統一されています。

 

性格


 口数は少なく、人見知りをします。

 船上生活では誕生時の刷り込みによってか、ある程度の人物と絆を作る事が出来たのですが、その事もあってパーク内での人間関係形成にちょっとだけ難がありました。現在は知り合いを増やすことが出来ています。しかし、人見知りの癖は治りきらず今でも見ず知らずの人と接したがりません。

 [追記]
 パニックに陥った時に他人に助けを求める事があり、その時に関わった人達とは流れで自然と会話ができるようです。
 そのまま友好関係を築くことが出来ている事もあり、徐々に人に慣れてきているようです。

 

知識


 当初、深海生物の行動や生態に関して得られる可能性があると思われていたが、上記の通りその時の記憶や知識が欠落していて、正確な情報が得られませんでした。

 しかし、過去の記憶を少しずつ思い出しているらしく、深海で大きなサメに遭遇した時の話を曖昧ながらした事がありました。

 ※無理矢理面談を申し込むことは禁止されています。

 深海という人間の生活と隔絶された環境に生活していたため、地上に関する知識も十分でない可能性があります。船上生活の内に教えられた事や、教育の甲斐あって最低限の生活には影響のないレベルまでの事は習得できています。

 好奇心は強い方ですが体力消費を抑える事を優先している様で、自ら動きまわって調べ事をするようなことは無いですが、未知の事柄に遭遇した時は近くにいる知人に質問する事があります。

 ※PCを与える事は、本人の生活態度に悪影響を与える可能性があるので却下されました。

 

ギンザメの行動調査


 ギンザメの変わった行動などをこの項目に記述します。

 この項目に行動を記録し、本種の解明の手掛かりの一つとして残しておきます。

 ほぼ観察日記と化してますが。

 

その1

ギンザメの歯は癒合していて、上に2対、下に一対になっています。甲殻類や貝類をすりつぶすもので、漁業用の網をちぎってしまう事もあります。

・・・で、今までのそういった食性が影響した結果だと思うのですが、

カニカマが大好物になってしまったみたいで・・・。


    記述者:研究員████

 

その2

その1とつながる話になると思います。

カニカマから冒険したのか、練り物を好むようになったようで、いくつか報告したいと思います。

一回、冗談でナルトまるまる一本渡したことがあったんですけど、その時むぐむぐ食べてて面白かったですね。

かわいかったですし。

一番びっくりした出来事は、かまぼこをあげたら板を外さずに丸かじりしようとして失敗してた事ですね。


    記述者:職員████

 

その3

さらに上の話とつながる話だと思います。

カニカマは、リアル趣向なものも、カニカマと聞いて真っ先に思い浮かぶあれも好きみたいです。

でも、リアルなカニカマをカニだと教えたら最後までカニと思い込んでたので、利きカニカマはできないと思います。

結局カニカマだって言いそびれてしまいました。


    記述者:職員◇◇◇◇

 

その4

部屋の中を真っ暗にしてカーテンを開けて星を見てました。

理由を本人に聞く事はできませんでしたね。そっとしておいた方が良いと思いまして。

でも、何だったんだろ?


    記述者:職員🔳🔳🔳🔳

 

その5

何故か僕のロッカーの中に入ってました。


    記述者:職員🔲🔲🔲🔲

 

 

発見時の記録


※この記録はツイハマ深海生物研究所が行った深海調査の最中に、ギンザメのフレンズと遭遇した際の記録です。

この件に関しては管理権限での閲覧の制限をしません。

※記録は一部が簡略化されています。

フレンズの発見


 20██年7月██日に行われた潜水調査では、深海で多数の生物を確認する事が出来ました。

 この調査終了後、浮上中もしくは海底に着底した際にこの後フレンズ化する個体が潜水艇に引っかかったと思われます。

 そして調査を終え浮上してきた潜水艇を母船に回収中、船員の一人[以後、船員██とする]が海面を浮遊しているヒトらしき物を発見し救助を試みました。

 

「人が浮いてるぞ!」

と彼が叫んだ瞬間海に飛び込んだんです。
普段おとなしいんで、あんな無茶をするとは思いませんでしたね。

   母船乗組員 南部  

 

 船上に引き上げられた人には、魚類の様な鰭や尻尾があり、フレンズである事は明らかでした。

 しかし、引き上げられたフレンズは意識不明の状態で生命の危機に瀕していました。
 すぐさま船員██が胸骨圧迫や人工呼吸を行い蘇生を試みました。
 この行動が功を奏し、蘇生に成功。直ちに医務室へ運ばれ適切な措置が施されました。

 この時、研究サンプルの検査のために待機していた研究員によって深海魚のフレンズである事を確認しました。
しかしこの時点では、種属を断定することはできず、生命の危機に瀕している事が明らかであったため、本島に移送した後に調査する事を決定しそれまでは母船で保護する事になりました。

 

いやぁ、この船に乗ったばっかりでフレンズの治療の勉強はしていたものの。
実際にその状況に遭遇するとは思いませんでしたね。

まぁ、でも。元気になってよかったです。
全力で治療した甲斐がありました。

   母船船医 利根川

 

 なお、調査を行っていた海域はサンドスターの影響圏ぎりぎりで、当初はサンプルのフレンズ化の可能性は低いと考えられ、母船は本土を目指していたのですが、緊急で航路変更し小笠原を目指すことになりました。

 

フレンズの回復


 その日の深夜に即席の監視カメラによって、フレンズの回復が確認されました。
 意識を回復したフレンズは、ベットの上で少しジタバタした後、医務室の中を歩き回っていました。

 翌朝、船医の診断によって危険な状態を脱した事が確認されました。

 ですが、問診をする過程で自分が置かれた状況を理解しきれていない事や、知識が若干欠落している様子を見せたためこの日の研究員による面談は見送られました。ですが彼女がある程度落ち着き、船の中を歩き回りたいと言ったので、一部区画を除き船員が同伴した状態での船内見学を船長が許可しました。その日一日は案内役に任命された船員██を連れまわし、船の中を見学していました。

 

本土とか小笠原とかで、船の一般公開をする事がありましてね。

その時にやって来る子供たちみたいに、目を輝かせていましたから。

自由に見せてやることにしたんですよ。

    船長 名前未定

船長が何で俺を任命したのか、それは何でか分かりませんでしたね。

もしかしたら、船員の中で、一番懐かれていたからかもしれません。

刷り込みか何かが起こっていたのかもしれませんね。

    船員██

 

 その翌日は研究員による面談が行われました。

 この時に、元動物だった時の記憶と知識が一時的に欠落している事が改めて確認され、面談では彼女がが何のフレンズなのかはっきりさせる事は出来ないと判断し、本島での本格的な検査で最終的な種属の特定を行い、船内では外見から暫定的に何のフレンズであるかを判断する事にしました。

 以下に記述する外見的特徴で判断しました。

  • 側頭部から伸びる大きな鰭
  • 腰から伸びる尻尾の部分
  • 尻尾の付け根付近に再現された(と思われる)背びれと少し固めの針の様な部分
  • 一晩経って形成された服装と、出現したぬいぐるみの様な帽子

 全てを一通り詳しく見ていった結果。

 ギンザメなのではないか、という結論に達しました。

 ※これ以後、乗組員の間で愛称が考えられ暫定的に『しろがねちゃん』などと呼ばれるようになりました。

 そして欠落している知識の中で、陸上生活で最低限身に着けておくべき知識を軽く学習させる事になりました。

 

+命名時の会話-船内医務室で行われた面談を記録したものです。(編集済み)

ボイスレコーダーに記録されたデータです。

表記

船医 利根川 :利根川

船員 南部 :南部

船員 ███ :███

ギンザメ? :ギンザメ

[支援母船:医務室 ]

利根川:って事で、たぶん?ギンザメなんじゃないのかな?君は?

ギンザメ:そぉ、なの?

███:・・・・・・・・・えぇっと、俺に聴かないでくれ。

南部:███気に入られてるみたいだな。

███:・・・・・・。

南部:利根川さんや、この子に名前は?

利根川:名前ですか?・・・あぁなるほど。

南部:ジャパリじゃあ、フレンズには個体名がある。この子にも何か名前があれば、なんてね。

利根川:まあ、確かにそうですね。

ギンザメ:・・・・・・。

南部:おぉ、ふふぅむ。███、ご指名みたいだぞ。

███:えっ、俺ですか?

ギンザメ:ぁ・・・・・・。

███:あんまり、見つめないでくれ、恥ずかしい。

ギンザメ:あっ・・・・・・ごめん。

南部:謝らなくていいんだよ。でだ███、なんかいい名前無いか?

███:名前って、言ってもなぁ。

利根川:███君には、由来のストック無いかぁ。

███:ギンザメ、ギンブカ、シルバーキマイラ、キマイラ・ファンタズマ。ここから取ればいいのか。

南部:なんだお前、その気になったか?

利根川:ふぅんむ。███君らしい名付け方をすれば良いと思うよ。

███:いいのか?

ギンザメ:・・・ぅ、うん、いいよ。

███:お、おう。

南部:柔軟にな。

利根川:私も考えてみるかぁ、・・・・・・ギンザメ、ギンザメ、ギン?

███:・・・ぁ。

ギンザメ:・・・ぅんう?

南部:何か思いついたか?

███:・・・・・・・・・シロガネってのはどうだろう。

南部:もしかして銀って書いて、シロガネか?

利根川:・・・良いんじゃないかな。

███:本当に良いんですか?

ギンザメ:しろ、がね。・・・しろがね。

南部:お。本人は気に入ったみたいだぞ。

利根川:ほら、ちゃんと教えてあげなさいよ。

███:は、はあ。

ギンザメ:・・・?

███:シロガネ。君の、名前。

ギンザメ:なまえ?

███:そう、君は、シロガネ。

ギンザメ:・・・?

███:・・・えぇ、と。

シロガネ:シロガネ。・・・シロガネは、シロガネ?

███:そう。

シロガネ:シロガネ。

利根川:ふふッ、改めてよろしくね。シロガネちゃん。

シロガネ:うん。

███:よろしく。

シロガネ:うんっ。

南部:気に入られてるなぁ、███。

利根川:あっ、ちなみにこの一連の会録音してあるから。

███:えっ、じゃあ。

利根川:名付け親として記録されてるねぇ。ふふふ。

███:ハズいっす。

南部:まあ、名誉な事だと思っとけよ。

███:でも、恥ずかしいです。

シロガネ:・・・・・ふふっ。

[記録終了]

 

 ※正しい表記では『銀』となる事になりました。読みは『シロガネ』となります。

 

 

小笠原本島到着


 船が小笠原に到着し、ギンザメはツイハマ深海生物研究所に移送されることが決定しました。

 しかし港に着いて、しばらく船を眺めていたところ陸酔いの症状が出始めしばらくこの症状に悩まされていました。
 半日たって陸に慣れたようで、その後は普通に過ごしていました。

 翌日、船員と別れの挨拶を終え記念写真を撮りました。
 ※この写真は船内に飾ってあります。

 その後、ツイハマへと移送され精密な検査が行われました。
 この検査によって、ギンザメ目ギンザメ科に属するギンザメ(英名:Silver chimaera)である事が判明しました。

 この後はツイハマ深海生物研究所に所属しそこで生活しています。

 

その後の生活について


 ツイハマでの生活にもだいぶ慣れたようです。

 陸上の環境にも適応できたようで、研究所内を歩いてる姿を見かける事があります。

 自室は本人の希望で海側の部屋になったのですが、カーテンを閉めて部屋の中を比較的暗めにしている事が多く、何故この部屋を希望したのか、施設管理の人からは疑問視されていました。

 本人曰く、「見たことない海を、もっと見たい」との事だったのですが、暗幕のカーテンを閉めて部屋を真っ暗にしつつ海を眺める事が難しい事は本人には分からなかったようです。

 また、身近な人物によく質問をしている姿が目撃されています。一種の学習の様で、その他にも読書をしていたり固定式のパソコンで調べものをしている様子が確認されています。

 

 

+ナイショバナシのコード-コードを確認

 

………Now Loading

 

+承認-表示

 

この項目については彼女が一部の職員に話した事をまとめた物です。
本人曰く内緒話らしいので、この話を聞いた職員間で決めた合言葉で暗号化させてもらいました。

 

シロガネの夢

 シロガネちゃんは、支援母船の乗組員になりたいみたいなんですよ。
 救出された事もあってか支援母船の乗組員の数名と絆がある事は確かです。

 船が寄港する度に、港へ行って母船を眺めています。
 出港する時には手を振っていました。
 (乗組員の中の数名は、甲板から大きく手を振り返してくれました。)
 その時、シロガネちゃんの目がより一層輝いている様に感じました。

 シロガネちゃんは本気です。

 ですが、その道のりを知らないのです。
 私たちは、何とかしてあげられないのでしょうか。

 

友好関係


フレンズ

職員

潜水調査船支援母船の乗組員

 誕生まもなく、ツイハマで利用されている潜水調査船支援母船の乗組員達と交流をしていて、その内の数名とは今でも接触する事があります。
 特に仲の良い人物を以下に記します。

  • 船員██
    支援母船にて、潜水艇格納庫を中心とした区画での作業を担当している乗組員です。
    意識を失い浮遊してきたシロガネを救助しました。
     
  • 甲板部員 南部
    支援母船に長年乗り続けている乗組員の一人です。
    船員██と共に船内を案内しました。
     
  • 船医 利根川
    シロガネを治療した人物です。
    特に信頼を置いている人物の様で、シロガネ曰く、安心する人。だそうです。
    独身←誰だこれ書き込んだ奴!by利根川

 

制作者:妖猫狐


アニマルガール 魚類 カントー ツイハマ深海生物研究所

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