ジャパリコイン

ページ名:JapariCoin

「ジャパリコイン」とは


 

 

 ジャパリパークの中では、内地の日本円の代わりに「ジャパリコイン」(JPC)が園内通貨として使われています。パークにやって来た観光客や来訪者は、まずは手持ちの日本円や米ドル等でジャパリコインを買って、そのジャパリコインを使って遊んだり買い物を楽しんだりするのです。ジャパリコインは1ジャパリコイン=1円の「前払式支払手段」であり、独立した通貨ではなく、あくまでジャパリパークが提供する物品やサービスに対する対価を先に支払ったという扱いになります。

 商品やサービスの値段を表示するときは、「○○JPC」のみだったり、「○○コイン」だったり、「○○JPC/JPY」だったり、「○○JPC/¥」だったり、あるいは「○○円」だけの場合もあり、果ては「金色ゴールド○枚」だったりします。パークの外やインターネット上で広告宣伝を行なうときは、わかりやすさのため、しばしば日本円のみの表記となります。

 来訪する観光客たちにとって、ジャパリパークは日々のストレスを忘れられる場所です。目に入るのは雄大で美しい自然、耳には珍しい鳥たちの啼き声が響き、鼻孔をくすぐるは手付かずの海と土と草花の匂い。そこでは、学校も仕事も気にしなくて良いアニマルガールたちが気ままに暮らして、一緒に遊ぶことができます。日本円ではなくジャパリコインでお金を払うことで、そんな夢のような空気感を壊さないようにしているのです。

 ジャパリコインは、「フレカ」カードなどの各種電子マネーで使われていますが、一部には硬貨の「ゴールド」「ジャパリコイン」もあります。

 

電子マネー「フレカ」カード


 プリベイド式の指紋認証付き電子マネーカードです。かなりレトロな仕組みですが信頼性が高く、パークのお店のレジに付いた決済端末にかざすことで、お買い物ができます。携帯端末に「フレカアプリ」を入れることで、手持ちの端末を「フレカ」カードの代わりにすることもできます。

「フレカ」は持ち主と紐付くため、万一カードを落としてしまったときも、手数料を支払って再発行すれば入れていたコインが引き継がれます。また、ネット上で「フレカ」の残額を確認したり、ネットバンキングやポイントサイトでコインを買うことだってできます。

 お店の側も、タブレット等最低限の端末とカードリーダーがあれば決済ができるので、空を飛べるフレンズによる周遊飛行や、森で採れたキノコや木の実の販売など、レジを置けないようなサービスでも「フレカ」が使われています。

 「フレカ」はジャパリグループの郵政局が発行しており、パークじゅうで通用します。ジャパリ鉄道のように他社資本で運営されるインフラであっても「フレカ」は使用できますが、そういう施設はたいてい、「Japaca」のような他社発行の決済手段で日本円決済ができたりします。

 「フレカ」はアニマルガールたちの生活にも欠かせないアイテムですが、手で触れる実物のコインの方が良い、という子もいるみたいです。

 

硬貨「ゴールド」「ジャパリコイン」


 園内通貨である「ジャパリコイン」には、硬貨もあります。小さな「ゴールド」と大きな「ジャパリコイン」の2種類があり、それぞれ、銀色と金色があって、「コイン」1枚でテレビを2時間見られます。アルミニウム、亜鉛、錫などで作られており、表は肉球マーク、裏は「の」のマークが描かれています。丸くてキラキラしているためか、来園者が記念品として持ち帰ったり、光り物が好きなアニマルガールが集めていたりします。硬貨の種類はそれぞれ以下の通りで、発行手数料がかかる分JPC額面より割高になっています。

銀色「ゴールド」(小硬貨)

10JPC(10円相当)

20円で購入

金色「ゴールド」(小硬貨)

100JPC(100円相当)

110円で購入

銀色「ジャパリコイン」(大硬貨)

1,000JPC(1,000円相当)

1,040円で購入

金色「ジャパリコイン」(大硬貨)

10,000JPC(10,000円相当)

10,040円で購入

 電子マネーやカード決済、仮想通貨・ポイントなど、キャッシュレス決済全盛の時代。内地ではカードの持ち運びすらしないこの時代に、硬貨のジャパリコインは重くてかさばる上手数料分損で、何より管理センターまで行かないと買えないため、来園者やパーク職員はほとんど使っていません。しかしながら、個数を数えればどれくらいあるかすぐわかること、決済端末が無くても使えるため手軽に誰かにあげることができることから、野生のアニマルガールたちはよく使っています。

 「ジャパリコイン」導入当初は、硬貨は非生分解性であること、POSシステムと同調できずマーケティングデータが得られないことから、カードのみでの導入が検討されていたものの、アニマルガールたちにヒアリングを行ったところ「わかりにくい」「壊しちゃいそう」「置き忘れそう」との声が上がったため、硬貨も製造することとなりました。

 硬貨の製造は、当初記念コイン製造を目的に設置されていた、郵政局造幣課で行っています。人体に有害な物質を含まず、誤飲防止も施してあります。大硬貨には小型のICタグが埋設されており、レジを通して決済されている限りは追跡が可能です。そもそも製造量が少ない上、このような工夫で製造のコストはかさんでおり、造幣事業は恒常的に赤字状態になっています。

 野生のアニマルガールたちに貨幣の概念を理解してもらうため、職員による「おこづかい」配布も行われています。

「フレカ」指紋認証システムについて


 「フレカ」カードは、盗難防止及び、犯罪収益移転防止法に基づく「ジャパリグループ 反社会的勢力排除に関する基本方針」に基づく発行時本人確認のため、指紋による生体認証を利用しています。生体認証データは「ジャパリグループ プライバシー・ポリシー」に従って個人情報として取り扱われ、カード本体及び当社のサーバー等に保管されます。「フレカ」カードで決済を行なう際は、カードの生体認証スキャナ上に登録した指を当てた状態で、カードリーダにかざして下さい。

+ 職員向けの情報 以下の情報へのアクセスは管理権限:2を要します。-

「フレカ」指紋認証の生体情報の管理は、パーク倫理保安局が所管しています。「ジャパリグループ プライバシー・ポリシー」においては、「利用目的」に「犯罪行為や迷惑行為等に対応するため」「当社が必要と認めた委託先及び提携先に対し、委託業務、提携業務を遂行させるため」という項目が含まれ、また「第三者への提供」について「法令等に基づく場合」は可能となっております。このため、警務部及び監察部は入手した生体情報を合法に犯罪捜査等に活用し、さらに関係企業等に提供できることとなっております。

 「ジャパリコイン」の導入の主目的は、POSシステム導入によるマーケティングの精緻化のみならず、パーク内の経済活動を可視化し、要監視対象等の望ましくない人物/団体による非合法取引や資金洗浄等を取り締まることにありました。「フレカ」が浸透したことで、望ましくない人物/団体は指紋情報を登録することなしには交通機関や飲食店すら満足に使えない状況となり、その活動に一定の制約を与えることができております。

 しかしながら、ある要監視対象団体の人間が、他人の指紋の『複製指紋サック』で認証登録を行ない、パーク内で活動を行っていたケースが確認されており、今後もさらなるセキュリティ措置の強化が求められます。

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