【RP】けもの放送局 愛のエプロン

ページ名:RP-けもの放送局愛のエプロン

 

登場人物


 


九洲梨 瓜世


マッコウクジラ「フィセ」


プロトプテルム(ペンギンモドキ)「スウィング」


 

前書き


実施日時: 2017年10月8日

ジャパリパーク・カントーエリア内、試験解放区にある「けもの放送局」での収録風景のロールです。

番組の内容は、なんとフレンズたちによる料理番組。一体どんな「愛のケーキ」が出来上がるのか…

 

本編


[けもの放送局]
九洲梨 瓜世
はあーーーい皆さんこんにちは、こんばんわ
今回もMCはあたし、九洲梨でお送りします。
今日のテーマは…こちら!vip食材は「イチゴ」
最高級品質の「軽井沢貴婦人」
桃のような芳醇な香りに、一口齧るだけで広がる豊かな風味が至極の一品…
ああ、どうせあんたたち今週も失敗するんでしょ?
勿体ないワァ…あたし持って帰ったらダメかしら?
そして!あらためて今日のテーマを発表するわ。
「愛のケーキ」よ。

[調理台にはそれぞれアニマルガールたちが立っている]
 

 

 


マッコウクジラ
マッコウクジラ…フィセです。
フィーちゃんってよんでね?
…ぶい。
 


九洲梨 瓜世
マッコウクジラのフィセちゃんは…あれ、紹介用の資料全然ないじゃないの。
ちゃんと働きなさいよディレクター!!
 


マッコウクジラ
ないの…?
[少ししゅんとする]
 


九洲梨 瓜世
ごめんなさいねえ、こっちの不手際で。
一応「マッコウクジラ」全体で紹介すると、ホエールウォッチングなんかで一番よく遭遇するであろう子よ!
深海を泳ぐのも得意らしいわ、ね?フィーちゃん
 


マッコウクジラ
そなの…
私、今日は頑張るから、見てて…!
ふんす…!
 


九洲梨 瓜世
あらあ^~~可愛いわねえほんとも~~~やだ~~~、んおっほん。
意気込みも聞けたし、次の子へ参りましょう
プロトプテルムちゃあああん!
 


プロトプテルム
は、はい!……このたびアイドルに復帰しました、プロトプテルムです。
あの頃……を知るヒトはいないかもしれませんが、また「スウィング」と呼んでください。
よろしくお願いします……
[深々とお辞儀をする]
 


九洲梨 瓜世
アンタねえ!
アイドルがそんなおどおどしててどーすんのよ!
ましてやバラエティ番組で。もっとグイグイ来なさいもっとグイグイ!!
[司会は野次を飛ばす]
スウィングちゃん時代のおっかけは今回チャンネル絶対変えちゃダメよ!!
必見だからね!いいわね!!?
[カメラへ向かって指差す]
 


プロトプテルム
す、すみっ……ありがとうございます!
今日はがんばります!
[控えめなガッツポーズ]
 


九洲梨 瓜世
はあい!それじゃあ最後行きましょう。
資料渡されたけど正直なんでアンタ来たの?
最後は平安時代の大妖怪にして現代のいたずら娘よ!
ぬえちゃん!
 



聞いて驚け見て驚け!
正体不明の大妖怪!
鵺様とは私のことだ!
ヒョーヒョッヒョッヒョー!
[腰に手を当て高笑いする]
 


九洲梨 瓜世
あんた絶対ふざけた料理作らないでよ!!?
フリじゃないからね!?
私も食わされるんだから!!!
 



大丈夫だ安心しろ!
とれだか?とか言うやつはきっちり取ってやるからな!プロデューサー!
[番組プロデューサーに向かってサムズアップする]
 


九洲梨 瓜世
よくわかってるじゃない、けど、フリじゃねえつってるだろお!?
若干一名先行きが極めて心配でなりませんが、進行していきましょう。
あんたたちはケーキって作ったことあったりする?
もしかしたら食ったことないまであるかもしれないけどさ?
 


プロトプテルム
お祝いで食べたことはありますけど、作ったことはないです……
 


マッコウクジラ
…おべんきょーしてきた。
できるよ。
きらり…!
 



鵺様も食ったことはあるぞ。
作り方は知らないがな!
[堂々と言い放つ]
 


九洲梨 瓜世
はい、これだ。ねえ人選に問題あるんじゃないの?もうやだあ!!!
あたしどうせ食べるならおいしいの食べたい!味覚の拷問じゃないのこの番組
あたしにこの材料よこしなさいよ!!!ちゃんと食べ物程度には作れるわよこれでも!!
 


マッコウクジラ
安心して… マッコウクジラ、かしこい…!
[ぐっと親指を立てる]
 


九洲梨 瓜世
ああ……あんたがおいしいの作ってくれるの、切に願ってるわ…全身全霊でがんばってちょうだい
それでは料理のほうへ移っていこうかしら?
 


マッコウクジラ
まかせて…! (ふんっ)
 


九洲梨 瓜世
あたしはその間神にお祈りを捧げてるわあ。
 


マッコウクジラ
[とてとてとキッチンへ向かう]
 


プロトプテルム
[ぎこちない動きでキッチンへ向かう]
 



期待して待ってろよ!ヒョーヒョッヒョッヒョー!
[イキイキとキッチンへ向かう]
 


マッコウクジラ
(私、期待されてる…!)
(がんばらなきゃ)
 


プロトプテルム
(ほ、放送事故で食中毒とか起こしたら……ううん、そうならないように頑張らなきゃ……!)
 



(とれだか?が良かったらパフェをくれるらしいからな…♪)
 


マッコウクジラ
[フィセが卵を手に取る]
[ぎこちなくそれをにぎにぎすると、彼女はアニマルガールパワーで思いっきりボールにたたきつけた!]
[卵の殻と黄みが四散し、鵺の机にまで届く]
……(ぱちくり)
 


九洲梨 瓜世
はいもーむりー!
会社帰りたいわあ!!
卵はテニスのボールじゃないのよマジで!
 


プロトプテルム
……!?
[自らの料理の知識からかけ離れた行動に戦慄する]
 


マッコウクジラ
…誤差だから
[落ち着いて見えるが目が泳いでいる]
安心…して…!
[卵をまたぐっと握りこむ]
 


九洲梨 瓜世
こんなん誤差じゃないわよ放送事故よ!!
rtaしてる農民じゃないんだから!!!
頼むから…頼むから…食べ物を作ってね…
 



なるほど!最初はそうするのか!
[フィセの様子を見てからたまごを掴む]
 


九洲梨 瓜世
2番煎じはおいしくないわよ!!
 



…そうなのか?
[投げつける直前で止まる]
 


マッコウクジラ
失敗したのは…卵の割り方の力加減、本に書いてなかったから…
ちゃんとおいしくできる…(ぷくーっ)
 


九洲梨 瓜世
あ…ごめんなさいね?あたしつい強く言い過ぎちゃったかもだわ
 


マッコウクジラ
[おそるおそる卵に力を加えていき、今度はおっかなびっくりにだがちゃんと卵がボウルに入る]
(ぱぁぁぁぁ)
ほら、ちゃんとできた… むふーっ…!
[心なしかどや顔]
 


九洲梨 瓜世
やればできるじゃなーい!!!最高よ!!
[ようやく微笑みを向ける]
 


プロトプテルム
わー!
[笑顔で小さく拍手をする]
 


九洲梨 瓜世
ってなんでこんなことで一喜一憂しないといけないのよ
もう鵺は見るだけ辛いから後回しにするとして、スウィングちゃんのほうを見てみましょうか。
スウィングちゃーん、今どんな感じかしら~~?
 


プロトプテルム
た、卵は割れた……んですけど、次に何をしたらいいかわかりません……!
[材料の蓋を開けたり閉めたりしながら]
 


九洲梨 瓜世
クックパッドでくらい予習しなさいよ!
とりあえず材料を混ぜてうまいこと溶かしていきなさい、いいわね!?
 


プロトプテルム
は、はい……!
[開けたり閉めたり]
 


九洲梨 瓜世
鍵閉めたか不安なおっさんかアンタは!
材料ざっと出してがばっと混ぜるの!
パニックになっても何も進まないわよ!!
 


プロトプテルム
は、はいぃ……!
[運良く手にした砂糖をボウルにちまちま入れながら]
 


マッコウクジラ
[卵の殻割でコツをつかんだのか、サクサクと黄身と白身を分けていく]
[既に準備された甘味料と塩も、適切な量だ]
[それらと白身を混ぜ、泡立て機でかき混ぜていく]
どや…っ
[あまり表情に変化はないが、誇らしそうだ]
 


九洲梨 瓜世
あら、あらあらあら!
いい感じじゃないのお!
 


マッコウクジラ
(上手くいってる…うれしい…!)
[ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる]
 



えーっと…混ぜるやつは…こいつかな?
[ミキサーを用意する]
 


マッコウクジラ
[ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる]
 



こいつに卵と…
[卵を割らずに2個ほどぶちこむ]
 


九洲梨 瓜世
あー、そのへんでいいわよ??
混ぜすぎるとあんまりよくないわ、ねえ、聞いてる?
 


マッコウクジラ
(もっと頑張ったらおいしくなれる… 料理は愛情…!)
[ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる]
 



塩…これだな!
[見た目で判断して手に取った砂糖を大量にぶちこむ]
あれ?…こいつも塩か…?…一応入れとくか!
[最早定番の重曹を砂糖と同じ量ぶちこむ]
 


九洲梨 瓜世
[絶句]
神よ…あなたは祝福を望まなかったのだから、呪いは汝のはらわたにこそ染み渡るべし…呪われてあれ。
 


マッコウクジラ
できた…!
[明らかに硬いメレンゲが出来上がる…これではケーキが上手く膨らまないだろう]
 



…ぐらにゅーとうってなんだ…?
…これか?それともこいつか?
…とりあえず入れてみるか!
[適当に選んだ片栗粉と小麦粉をぶちこむ]
 


マッコウクジラ
[あまり表情は変わらないが、期待するような目で九洲梨をチラチラとみている]
 


プロトプテルム
チョコって確か「ユセン」するんでしたっけ……砕いた方が溶かしやすそうだし……えいっ!
[ペンギン(疑惑の判定)ビンタによってチョコの破片が弾け飛ぶ]
 


九洲梨 瓜世
ああああああああああああああ
もうなんか突っ込んでられなくなってきたわ…誰かあたしと変わって頂戴
 


マッコウクジラ
(あれ…もしかして足らなかったかな…)
[ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる]
 


プロトプテルム
[散らばったチョコを拾い集めている]
 


九洲梨 瓜世
床に落ちたのはさすがにやめろお!!
 



これでたしか…こいつを押せばいいんだな!
[スイッチを押し、具材(?)を勢いよく混ぜていく]
 


マッコウクジラ
(ううん…流石にもういいと思うんだけど…)
とにかく…次のこともやる…
 



おお!こいつは楽だな!
[ミキサーの中身を見ながら]
 


マッコウクジラ
[生クリームにバターを入れ、レンジで温めて溶かす]
 


九洲梨 瓜世
鵺はもうなんか文明の利器を覚えた猿みたいな感じになってるわね…期待はしてないけど
 


マッコウクジラ
[その間に、卵黄のボウルに、2とその他全ての材料を入れ、泡立て機でしっかり混ぜ合わせ始めた]
またぐるぐる…
ぐーるぐーる…
混ぜてばっか…ぐるぐるー
[自分も回り始める]
 



…これぐらいだな!
[適当なタイミングで止める]
 


九洲梨 瓜世
あんまり回りすぎると酔うわよ~~、ねえ聞こえてるのかしら?
 


マッコウクジラ
ぐる…ぐるぅ…(ふらふら)
 



[何とも言えない白い泥のような固体が出来上がっている]
 


プロトプテルム
チョコさんごめんなさい……
[拾い集めた欠片に手を合わせて]
散らばらないようにしないと……袋に入れて叩けばいいのかな……?
[袋に入れた新しい板チョコを台に置き、アニマルガール特有の膂力で手のひらを叩きつける]
これでいい……はず……?
 


マッコウクジラ
…っは
 


九洲梨 瓜世
前衛芸術の誕生の場にあたしは立ち会ってるのかもしれないわね
[現実逃避を始めた]
 


マッコウクジラ
…寝てないよ
[ぼそっとそういうと、レンジの中身をそそくさと開けた]
 



こいつに…サラダ油?…油…こいつか!
[ラー油を一本丸々ぶちこむ]
 


マッコウクジラ
[レンジの中を覗き込むと、イマイチ解けていないチョコがあった]
…きかい? の使い方わからない…
…でも大丈夫です… 私には「あなろぐ」があります
[ぐっとガッツポーズをとる]
 


プロトプテルム
〜♪
[湯煎はわかるらしく、大きめの鍋で沸かしたお湯にボウルをつけてチョコを溶かしていく]
 


九洲梨 瓜世
よかった…湯煎はわかるのね…フィーちゃんはあれなにをやってるのかしら
 


マッコウクジラ
[フィセもお湯で湯銭を始める]
[…が、チョコに直接お湯をかけて、だ]
 



牛乳…乳…これか!
[練乳を一本丸々ぶちこむ]
 


マッコウクジラ
おかしい… …なんだか…固くなってきた…
[目が泳いでいる]
 



バニラオイルってなんだ…?オイル…こいつか?
[オリーブオイルを一本丸々ぶちこむ]
 


マッコウクジラ
でもなんか…液状化? …してる?
[ボウルを覗き込む]
うん…きっとこれで合ってる
[満足げ]
 



よし!これでもう一回!
[スイッチを入れ高速でかき混ぜる]
 


マッコウクジラ
ええと…これを…型に入れる…
 


プロトプテルム
牛乳?とココアを入れればそれっぽくなるかな……不思議な力とかで爆発しないかな……そうなったら放送事故に……?
[慎重に牛乳とココアパウダーを入れ、おそるおそる混ぜ始める]
 



…とりあえずこれぐらいだな。
[またもや適当なタイミングで止める]
 


マッコウクジラ
[へらをぺたぺたと使って、固いメレンゲと、謎チョコレートをコーティングした]
 



そしてこいつをこれに入れて…
[もはや何かわからない物体を型に押し込む]
 


マッコウクジラ
あとは焼くだけ…! 私が一番…! …ぶい!
[オーブンが熱を持ってケーキの原形のようなものを受け入れる]
 


プロトプテルム
チョコとさっき混ぜたのを混ぜ合わせて……爆発しない!やった……!
[不安のあまりよくわからないことを言い始める]
 


九洲梨 瓜世
料理で爆発するとか聞いたことないわよ…もお…
 



…あ!薄力粉とかペーキングパウダーとか言うやつを混ぜてなかった!
[型に入れ終わったあとで気づく]
 


プロトプテルム
前に食べたのはパン?に似てるような気がしたし……小麦粉、かな?
[小麦粉と勘違いしたらしく、片栗粉を投入し]
固まってきたし混ざってる……はず?後は焼けば……それっぽく……
 


マッコウクジラ
[チーン!と音がして、フィセのケーキが焼きあがったのを告げる]
できた… とくと見よ…!
 



えーっと…こいつと…こいつか…?
粉ばっかだな…
とりあえず入れとくか…
[塩と重曹をそのまま固体にねじ込む]
 


マッコウクジラ
私のケーキは…これ…!
[ケーキを型からパッカーンと皿に落とす]
[…その拍子にケーキの上面に乗ったガトー部分が大きく割れ、べきべきになってスポンジと分離した]
………
………………………………………名付けて「地割れショコラ」…
 



そしてこいつを焼けばいいんだな!
[フライパンを持ってくる]
 


九洲梨 瓜世
ああもうなんでもこい!!
 



鵺様は火は大丈夫だからな。
あどばんてーじ?は使わなきゃ損だ!
[コンロの火をつけフライパンを置き、型から固体を抜き出し焼き始める]
 


マッコウクジラ
九洲梨さん…できたよ…
[皿を持ったフィセがトテトテとやってくる]
 


プロトプテルム
[オーブンからボコボコと怪しい音が鳴り、スウィングが慌てて中の型を取り出す。型からはゲル状の物が垂れている]
あつっ!あつつっ!あぁあっ!
[何故かそれを冷蔵庫に押し込む]
……ひ、ひやしたほうがおいしいはずですし!
 


九洲梨 瓜世
うん…お疲れ様ねフィーちゃん
 



ヒョーヒョッヒョッヒョー…♪
[意気揚々と固体を焼いていく]
 


九洲梨 瓜世
あたしがんばって食べるね…
あたしがんばるから…
[目端には涙を浮かべている]
 


マッコウクジラ
…自信あるよ? 最後だけ地割れしちゃったけど…
[首をかしげる]
あとは調べたとおりだから…
 


九洲梨 瓜世
そっか、うん、うん…
 



…色が変わってきたし、これぐらいかな?
よ…っと!
[底の方が少し焦げてきたところで皿に移す]
 


マッコウクジラ
皆はまだ苦労してそう…説明書通りに作れば簡単なのに
 



それで…えーっとあとは…外の白いふわふわか!
[重みで固体の焼いていない部分が潰れかけているが気づいていない]
 


マッコウクジラ
…そう思わない?
九洲梨さん
 


九洲梨 瓜世
そうね。料理において一番大事なのは再現性だと思ってるわ。科学と一緒ね
そう意味では、あなたたちのを再現するのは困難を極めるでしょうね
 



生クリーム…これかな?
これをさっきの奴に入れて…
[ミキサーに奇跡的に選んだ生クリームを入れる]
 


マッコウクジラ
…私もそう思う…よ…
[明らかに目をそらす。良く分かっていないようだ]
 



あとは…またぐらにゅーとうか!
結局どっちなんだ…?
[片栗粉と小麦粉を持って迷っている]
…めんどくさいし両方入れるか!
[両方をミキサーにぶちこむ]
 


マッコウクジラ
…鵺ちゃん
…マジヤバイ
 



えーっと…氷水で冷やしながら…?
…とりあえず入れとけばいいか!
[氷と水をミキサーにぶちこむ]
 


プロトプテルム
こんな食べ物もあるんですね……イカや魚はわかるけど、これとかどうやって食べるんだろう……
[冷蔵庫で冷やしている間、使わなかった材料を眺めたりつついたりして現実逃避している]
 



よし!これでOKだな!
[スイッチを入れかき混ぜる]
…よし、これぐらいだろうな。
[またもや適当なタイミングで止める]
[とても生クリームとは思えない白くべたべたしたゲル状の液体が出来上がる]
それでこいつをこいつに…って潰れてる!?
[生クリーム(?)を作っている間に固体が潰れてしまっている]
 


九洲梨 瓜世
潰れてるとかもう…もう…ううっ…ぐすっ
 


プロトプテルム
(イワトビペンギンさんが見たら「ロックだぜ!」って言いそう……)
[鵺の行動を横目に見ながら]
 


マッコウクジラ
鵺ちゃん…私は良いと思う…!
[ぐっと親指を立てるも、震えている]
 



…このままやるしかねぇな…
[潰れた固体にゲル状の液体を塗りたくっていく]
 


マッコウクジラ
…………ダメかも。
 



えーっと最後に…こいつを乗せればいいんだな。
[vip素材であるイチゴを手に取る]
 


マッコウクジラ
[フィセがしまったという顔をしてこそこそとキッチンへ戻っていく]
 



とりあえず中心に…よっ…と!
[固体の中心部へ勢いよくぶっ刺す]
 


マッコウクジラ
[少しトントンと何かを切る音がした後、フィセは手の中にいちごを隠して、コッソリと地割れショコラの上にちまちまとそれを並べた]
 



…うーん…これで完成らしいが…なんか物足りないな…
[出来上がった物体を見ながら首をかしげる]
何か使えそうなものは…お!チョコレートがあった!
[材料を眺め、カレールーを手に取る]
 


マッコウクジラ
……だめみたい
 


九洲梨 瓜世
同感ね
 


プロトプテルム
[冷蔵庫の中身を見てしばらく硬直した後に作ったものを取りだす。遠目からは茶色の物体にしか見えないそれに申し訳程度にイチゴをのせていく]
……これはこれでアリ……かな……?
 



こいつを適当に潰して…
[手で小さく分けたあとすり鉢に入れ粉々にする]
そしてこいつを振りかけて…完成だ!
[所々個体が残ったカレー粉を固体にぶっかける]
おーい!出来たぞー!
[見るからにヤバそうな物体が載った皿を九洲梨のところへ持っていく]
 


九洲梨 瓜世
ゴミ箱にぽいして??
 



おい!?
 


九洲梨 瓜世
はいはいわかってます食べます食べます
食べればいいんでしょうよ…
いやあ…もう…
 


プロトプテルム
わ、私も出来ました……!
[型に入ったままのナニカを九洲梨のところへと運ぶ。奇妙なことに型の中の物体はスウィングが歩くたびにふるふると動き、その上のイチゴが申し訳なさそうに揺れている]
 


九洲梨 瓜世
よし、これでみんな調理終了かしら。
じゃあ楽しい楽しい(視聴者が)実食タイムへと移りましょう。
まずは順番にってことで、フィセちゃんからね
 


マッコウクジラ
…任せて
 


九洲梨 瓜世
まず見た目が楽しいわね。
ケーキで大震災を連想するというのは今までにない体験よ
 


マッコウクジラ
…そうかな
…てへ
 


九洲梨 瓜世
見た目を楽しんだら次は味といきましょうか…
[フォークをケーキに刺そうとする。が、弾かれる]
凄いわね…あたしは今から何を食べるというのかしら…煉瓦?
 


プロトプテルム
(歯が欠けたりしたら放送事故に……でも食べ物のはずだし……)
 


九洲梨 瓜世
[力いっぱいナイフを通して、なんとか切り分け。口に運ぶ]
ふむ…ちゃんとケーキらしい甘さはするわね。
それでいて分離した油がもったりとして口の中に広がって……
マズイ
 


マッコウクジラ
がぁん
 


九洲梨 瓜世
頑張れば食べれなくもない感じね…まだ耐えられるわ
 


マッコウクジラ
おかしい…ちゃんとやったのに…(むすっ)
 


九洲梨 瓜世
硬くなりすぎてるのは混ぜすぎが原因ね。
そこを何とかすれば次はもっとおいしくなる筈よ
あと、チョコレートは2種類の何かに分離する前に止めたほうがいいわよ
さて、次は鵺いきましょうか
 


マッコウクジラ
むー…
 



おう、しっかり食べてくれよな!
 


九洲梨 瓜世
ケーキこっちへ持ってきて切り分けてくれるかしら?
 



ん?わかった。
[ケーキを九洲梨の机へ持っていき、切り分ける]
 


九洲梨 瓜世
ありがとね。
[切り分けられたケーキを物凄い勢いで鵺の口に突っ込む]
今回は割りとマジで生命に危険を感じたからまずあんた自身が毒見なさい
 



ふごっ!?…んぐっ…
[口に突っ込まれたケーキを食べ、飲み込む]
…何すんだよ!
[何ともないように反応を返す]
 


九洲梨 瓜世
あら?いけるのかしら…
[一口大をそのまま口にする]
ホッパアアアアアアアアア
[机の上に斃れ伏せる]
オオボ、オオボレロロロロロロロロロ
 



ええええぇぇぇ!?
[いきなり倒れた九洲梨を見て驚く]
 


九洲梨 瓜世
イヤハッハッハハー
[痙攣をはさんだ後、動かなくなった]
[一度カットが挟まれる。スタッフが駆け寄り、九洲梨に大量の水を含ませた]
 



…お、おい…大丈夫か…?
[恐る恐る動かなくなった九洲梨に声を掛ける]
 


マッコウクジラ
病院…いるかも?
 


九洲梨 瓜世
アヘッアヘエエエエエ
[仮面の隙間からは涎らしき体液が流れ出している]
[10分ほどスタッフの懸命な処置が行われたが、叶わず]
[開発局の某男性から譲り受けた気付け薬にてやっとの思いで起き上がった]
食物じゃなかったわ。
ほんと、ただそれだけよ
 



おかしいなぁ…普通に食えるんだがな…
[自身が作ったケーキを摘みながら]
 


マッコウクジラ
…超ド級の味音痴…
 


九洲梨 瓜世
フィーちゃん試しに食べてみる?
天国に行けるわよ
 


マッコウクジラ
え…
や…やだぁ…(ぷるぷる)
 


九洲梨 瓜世
本気でおびえてるみたいだしやめておきましょうか…
最後はスウィングね
不味かったら業界から干してやるからな
 


プロトプテルム
[青い顔で震える]
 


九洲梨 瓜世
[不定形のそれを眺めて、一言]
来週からMC変えない?
それでは…いただきます
 


プロトプテルム
(た、倒れませんように……!)
 


九洲梨 瓜世
[スプーンでゲルを掬いだす]
[口に運んだ]
……覚悟してたけど割とおいしいかもしれないわ……相対的に
ただこれケーキじゃないわね…粉っけの強いゼリーとかプリンのそれよ
ある意味あんたのが一番ケーキから遠いわ
 


プロトプテルム
で、ですよね……
[倒れなかったことにホッとしつつ]
 


九洲梨 瓜世
片栗粉はやめなさいな。
あたしからはそれだけよ
……ふう、ご馳走様でした。
あたしは……今週も生き残れたのね……
[感涙]
さて、それじゃあ最後はそれぞれの宣伝タイムよ
スウィングちゃんは確かシングルアルバム出るのよね?
なんて題だったかしら
 


プロトプテルム
あっ……えっと、██日にシングルアルバム「Swim Wings」が出ます。
海や空、私のきもちを込めることができたと思います……ので、ぜひ手にとって頂けたらうれしいです!
[スタッフから渡された自分のアルバムを手に、精一杯の笑顔で]
 


九洲梨 瓜世
ですって。
みんな絶対買えよ!
 


マッコウクジラ
うん… おーえん、する。
みんなも、買お?
 


九洲梨 瓜世
あとはフィセちゃんね、水族館の宣伝とかかしら?
あ、今回ぬえに宣伝権認めないからね
 



えぇ…まぁ、宣伝することないからいいけどな。
 


マッコウクジラ
うん…やるやる
[微笑む]
私のいるタズミ海洋動物公園に遊びにきてね…
StSもやるから…
今年は私も出るんだよ。
…シンノウからの刺客だけど。
でも絶対勝つから
見てて…!
[Vサインを出す]
 


九洲梨 瓜世
あらあ。中々気合入ってるじゃないの!
StSは今年もアツいわよ!
さて。それじゃあ今週もそろそろお時間となってまいりました。
また来週お会いしましょう、さようなら!
 



またなー!
[カメラに向かって手を振る]
 


プロトプテルム
[胸の前で小さく両手を振る]

[スタッフがカット、を降ろす]
 


九洲梨 瓜世
はあい!!お疲れ様でした!!
 


マッコウクジラ
うん…楽しかった
また呼んで?
 


九洲梨 瓜世
もちろんよ!やっぱりあなたたちと一緒に撮ると飽きないわあ。
それと、実はこっそり事前にあたしも作っておいたのよね。ケーキ
みんなでお口直し、しましょう?
 



おお!
 


プロトプテルム
いいんですか!?
 


九洲梨 瓜世
ええ!こんなにあってもあたし食べきれないしね。
 


マッコウクジラ
おいしそう…
ありがと…!
[尾を振る]
 


九洲梨 瓜世
うちの会社から出てる飲み物もあるわよお
[ペットボトル詰めの紅茶を取り出す]
 


マッコウクジラ
…! これ好き…!
[ぱたぱたと寄って受け取る]
 



いいな。美味しそうだ!
 


プロトプテルム
おいしいんですよね、これ……!
 


九洲梨 瓜世
[九洲梨はケーキを切り分けては配りながら思う]
[彼女らほどに純粋なモノはきっとないのだろうな、と。少し微笑ましい気持ちになった]
[ただ、もう少し料理くらいは勉強してほしいものだ。少しだけため息をつく]
[ペットボトルの中身を飲み干して、ふと考えた]
(次はお化粧なんか教えたげてもいいかもお…!)
[「口直しのお茶会」はその後も続いた]

[完]

 

 


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キャスト

九洲梨 瓜世 : hag fish

マッコウクジラ: Fu_sutu

プロトプテルム: キキリシュギ

鵺: DerMaltu

校正: Fu_sutu, Nordic , idola

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