200ページおめでとう!

ページ名:200ページ祝い

【多くのパロディ要素があります。消されてしまう前に見ておきましょう】


【主な登場人物】
https://wiki3.jp/japari-group/page/100 ティラノサウルス
https://wiki3.jp/japari-group/page/115 たにし
https://wiki3.jp/japari-group/page/126 クマムシ
https://wiki3.jp/japari-group/page/127 プラナリア
https://wiki3.jp/japari-group/page/112 K博士


K博士「では、200ページ目を破壊しよう」
K博士「ん……何を驚いているんだい? 英雄を超えた英傑、天才の極致な私がたかが一つのウェブサイトのページを破壊してしまうなんて息をするより簡単さ!」
K博士「ははん? 君たちは気が付いていないな? さてはこのびっくりパーティの重要性を認知してはいないな? はははは! 仕方ない! 私は天才なのだからね!」


クマムシ「しかし司令官……いや、違う。プロデューサー殿。此度における作戦の有用性を提示して頂かなければ、私もいち軍人としてその本懐に添う事すらできない。上官の命令に背くわけではないが、それは果たし世界平和につながる良き事なのか」


プラナリア「シスターとして悪い事は認可できませんよ! そもそも私とクマムシちゃんはアイドルです! そんなのすーぐバレるんですから! 春の砲でばれちゃうんですから!」


K博士「君ら二人の意見もごもっともだろう。しかし、だがしかし! 時として人はその手を黒く染めねばならない時がある! 本当に綺麗な水は人体に毒であるように、少しくらい濁っていないと立ち行かないのが世の中さ!」


K博士「というか私もう決めたから! 変更とかないから! 適当なサイトの200ページ目をどったんばったん大騒ぎさせるって! むしろもう破壊活動に手をつけてるから! 良いとか悪いとか、ないから!」


クマムシ「であれば私はそれに従うのみ。我らが神プラナリア神よ、敬虔なる信徒として過ちを犯す時はどうか無慈悲に罰をお与え下さい」


プラナリア「うんOK! ボッコボコにしますね! フルボッコ! プロデューサーさんもあんまり酷いと鉄拳制裁ですよ!」


K博士「あぁ! 君らならそう快諾してくれると信じていたよ! 流石はアイドル! この調子ならば世界に平和が訪れるのはそう遠い未来ではないだろうね!」


クマムシ「当然だ、この世界の救済、ひいては続く安寧の世界こそが我が悲願! 故にそれは神のお力の元与えられるべき未来であり」


K博士「はーい、クマムシちゃんがスイッチ入ったところで まずは、あそこで私の研究室なのに当然のように飲めもしないブラックコーヒーを嗜んでいる淑女に全体のご説明願おうか」


たにし「クク……私の魔眼、エターナルm」


K博士「面倒な事言ってるとエタノールに24h沈めちゃうゾ♪」


たにし「は、はひっ! ……で、でも……私こうしてないと……」


K博士「そうだね! コミュ障だから目も合わせられなければ噛みまくって醜態を晒すだろうね! 演技してないとダメなんだよね!」


たにし「う、うん……だから」


K博士「だから私はそれを許さない! 充分に醜態を晒してしまっちゃいなさいよ」


たにし「うぅえぇ!? だって、だって……」


K博士「何を狼狽する必要があるのかね、たにし君。どうせここには君を糾弾するような輩はどこにも居ないのだ」


たにし「……そうかも、だけど」


K博士「なに、肩の力を抜き給えよ! 存外、世界は頑丈だからさ。ねぇクマムシ君!」


クマムシ「私の耐久の事を指しているのであれば、それは当たり前だ。この美貌と能力は神より賜ったものなのだから!」


プラナリア「あははは! クマムシちゃんのそういう的外れなの超好きですねー!」


クマムシ「おぉ! 神からの祝言とは! 有難き光栄です!!」


プラナリア「うん! 苦しゅうない! めっちゃ苦しゅうないですよー! あははははは!」


K博士「正直この子らに比べたら君のキャラは薄いし大丈夫大丈夫!  それに隣に居るのは天才だからね! もっと大丈夫さ!」


たにし「それは褒められているのか……貶されているのか……で、でも、頑張ってみます……できるだけ」


K博士「では説明してあげなさい! どうして私が200ページ目を破壊しようとしているのか!」


たにし「そ、それは……あの、K博士が」


???「それは私が解説しよう!」


たにし「!!?」


K博士「紹介しよう。今しがた窓を突き破って侵入してきた、彫刻のような鍛え抜かれた超マッチョ! 黒ボクサーパンツの存在を!!」


筋肉仮面「私の名前は筋肉仮面! みんな! 上腕二頭筋!!」


K博士「上腕二頭筋! いえー!」


プラナリア「上腕二頭筋ー!」


クマムシ「お下がりください神よ! そして、たにしもコッチへ! 貴様! そこの不審者としかいいようがない貴様!」


筋肉仮面「なんだ、そこなアーミーガール? 私の名前は筋肉仮面! みんなの筋肉ライフを応援する通りすがりの筋肉を愛する者さ! 覚えておけ!」


クマムシ「まず貴様は仮面を着けていないし唯の上半身全裸の不審者だし、なによりその声、貴様!!」


筋肉仮面「どうした?」


クマムシ「――女だろう! 鍛え上げられ過ぎて存在が希薄ではあるが、その胸筋の付着した少量の脂肪! それは見紛うことなき乳房!!」


筋肉仮面「だからどうした!!」


クマムシ「なッ!!?」


K博士「筋肉仮面さんはなー! すごいんだぞー! あえて胸に何も装着しない事により自身の筋肉を披露するんだ!!」


プラナリア「すごーい!!」


筋肉仮面「HAHAHAHA! 私は筋肉を愛しているだけさ! 倫理? 道徳? 真に美しき筋肉はルールすらも超越する! その芸術をあいさつ代わりに見せてあげよう!」


K博士「ハッ! まさか! その体制はまさか!」


プラナリア「知っているのですかK博士!!」


筋肉仮面「そーぅれ! ダブルバイセップス!!」


K博士・プラナリア「「か、かっけえええええええええ!! ボディビルにおける代表的なポージングであるダブルバイセップスだぁああああああああああ!!!」」


クマムシ「は、破廉恥な! 軍法会議ものだぞ貴様ァ!!」


筋肉仮面「ふっ、頬を赤らめて。さては君。生娘だな?」


クマムシ「はぁ!!? き、キサマっ!! 死ね! 死ね死ね死ね!!」


筋肉仮面「くはははは!! 無機質な銃弾なぞ我が筋肉の前ではポップコーン! いやさ良い準備運動だ! 筋トレ前のストレッチのように!」


クマムシ「消えろ消えろ!! 消えろおおおおおおおお!!!」


筋肉仮面「HAHAHAHAHA! そうれ、すしざんまい! すしざんまい!」


K博士「ねー! 見て見て私の研究室めちゃくちゃ! あはははは!!」


プラナリア「あはははははは!! あははははは!! 因みにクマムシちゃんが撃っているのはBB弾であり玩具の銃だから殺傷能力は極めて低いよ! 銃刀法違反? なにそれ!」


たにし「こ、これが……混沌《カオス》ふふふふふ」


筋肉仮面「うむ、笑顔の溢れる職場だな!!」


クマムシ「全ての銃弾を躱し切る……だと? 貴様、本当に何者だ!?」


K博士「彼女は医療界の権威! お医者さんだね! 私がここに来た時に直々に、我が研究チームに医療班としてスカウトしたんだ!」


筋肉仮面「K博士には恩がある。だから私は筋肉に誓い、私の医療技術で少しでも多くの子を救おうとね。今は博士の研究チームで動いているから私の事を知らない者もいるだろう」


クマムシ「敵ではない、と?」


筋肉仮面「そうとも。だからその武器を下ろしなさい。争いの無い世界というのは私も目指すべき到達点なのだから、いち医師としてね」


クマムシ「…………」


プラナリア「クマムシちゃん、平和に形はないのですよ。その想う心に、職も見た目も境遇も人生も故郷も醜さもありません。だから、平和とは難しく美しいのです」


クマムシ「……本当に申し訳なかった。同志に武器を向けるとは、いかなる処罰をも受けよう」


筋肉仮面「処罰は重要ではない、大事なのは回復だ。超回復だ。まずは私と貴女の関係から治していこう。さぁ、握手を」


クマムシ「しかし……」


筋肉仮面「世界平和も最後はみんな手を繋げればいい、そんな安直な考えはお嫌いかい?」


クマムシ「……あぁ。……敵わないな、これからよろしく頼む。同志よ」


K博士「いい話だなー。うん? たにし君は何をしているの?」


たにし「……いや、これはその、クマムシさんの薄い本ネタをメモっていたわけではなく、この光景を忘れないために紙媒体《ペーパークリエイト》に記録《アガルタメモリー》していました」


筋肉仮面「そうだ! 筋肉的忘却をしていた! K博士の200ページ目破壊の理由だったな!」


クマムシ「そ、そうだった。で、それは? いや、何処のウェブだ? そもそもネット上なのか?」


K博士「うん。まずはこの奇跡的に無事だった天才的なマイタブレットの画面を見てくれ」


たにし「えーと、ゲーム画面……だね。『ときめきジャパリアム』? ぎゃるげ?」


K博士「よく知っているね! そう、これは恋愛シュミレーションというジャンルのゲームだ!」


クマムシ「シュミレーションは訓練に於いて重要だが……なぜ恋愛なのだ?」


筋肉仮面「愛とは最強のコミュニケーション。それを学ぶ事で他のフレンズや職員とのよりよい関係に役立つんじゃないかと思ったんだ、コミュニケーションが苦手な人に役立てるんじゃないかってね」


たにし「確かに……ゲーム、つまり空想上の実在《インフィニティアルバム》から得るものもあるから……」


プラナリア「つまり? 博士どゆことなのです?」


K博士「第一回! ギャルゲー大会in博士ラボ!! いぇええええええええ!!」


プラナリア「よくわかりませんがいぇええええええええええええええええ!!」


クマムシ「おぉ! 我が神が咆哮なさっている!! まさに宣誓! 熱いです真紅の誓いなのですね! 例えるならこれは真っ赤な誓いいいいいいいいいいいいいい!!!!」


筋肉仮面「負けてはいられないな!! 躍動せよ腹斜筋んんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!!」


たにし「混沌《カオス》すぎて……む、むーりぃ……」


K博士「それでは見たまえよ! 天才の作成した天才的なシナリオと天才的な完成度を誇る天才的なゲームを! そうれ! ぽちっ」


ゲーム『せーさく! K博士!』


たにし「おぉ、ちゃんと声優つかってる!」


ゲーム『提供! K〇yビジュ〇ルアーツ! フ〇ムソフトウェア! バンダ〇コ〇ミ! 任〇堂!』


たにし「ラインナップが意味不明《インフェクションマップ》!?」


K博士「さすが私の人脈☆」


プラナリア「いいですかクマムシちゃん! 世界平和とは仲良し家族! そう、だんごのように仲良しです! あんぱん!」


クマムシ「神よ! つまりだんご大家族という事ですね!!」


筋肉仮面「さぁ見よ! これぞ世界に捧げる太陽礼拝! ふあはははは! 愛してるんだァ君たちを!」


たにし「凄いポーズ! なんか不明なユニットが接続して体は闘争を求めそう! っていうか見てるだけでなんだかシンデレラなアイドルになりそう!」


K博士「マン〇ンミ! マ〇メンミったらマンメ〇ミ!」


ゲーム『OP《後後後世 feat.妖〇帝國》! ED《君の全然知らへん物語 feat.オーイ〇マサ〇シ》!』


たにし「だからラインナップ!!」


K博士「あははははは!! 博士だから! 私天才だから!!」


クマムシ「このOPの歌手……親近感が湧くな」


プラナリア「今すぐ君にあーーいたい! 君にあってたーーしかめてみたい!」


筋肉仮面「ダブルバイセップスとトライセップスが……入れ替わってるぅううう!?」


K博士「ぱないの!」


ゲーム『ときめきジャパリアム! プロトタイプ!』


たにし「あの……これ、とき〇モ」


K博士「おや、ときめきジャパリアムをご存知でない? ではこれから十分に楽しんでもらおうか!」


ゲーム『主人公の名前を選んでね!』


たにし「ええと……ふ〇つ、Z〇KU、春日〇日井、i〇ola、レコーディア、双葉君、らじこ、いろんな名前を選べるんですね」


K博士「様々なニーズに特化したよ! 舞台設定も、ありふれた学生設定からバイオハザードが起きた町とか、葬儀屋だとか、超次元サッカーだとか、TUTAYA前で拉致られた挙句異世界に飛ばされる話とか」


クマムシ「なんだその意味不明な内容は」


K博士「えー絶対楽しいと思ったのに! ラスボスも主人公もチートだったり、最早サッカーバトルじゃなくて能力どうしの殴り合いだったり、ラスボスを200個越えの能力で圧倒したり!」


たにし「お、大味な設定ですね……取りあえず名前は名無しでいいでしょう」


ゲーム『攻略するキャラを選んでね!』


プラナリア「あーっ! この攻略キャラというの私じゃないですか!」


クマムシ「私もいるぞ、どういうことだ!?」


K博士「AIにより完全再現させてもらったよ。試作品だからね、目的は動作確認。キャラは誰でもいいかなって」


筋肉仮面「それで、誰を選ぶのかね?」


K博士「まずは、プラナリア君でいこうか!」


プラナリア「おぉ、いいですね! 見てみたいです!」


ゲーム『プラナリア だね! みんみー!』


K博士「お、始まるよ」


ゲーム『こんにちわ。おや、まだ寝ているのですね……ふふ、可愛い寝顔です。こんな場面に出会える事、感謝せねばなりませんね』


クマムシ「おぉ……完全なる神が顕現なされている……!」


K博士「ゲームだから完全体でも問題ないのさ! 見た目二十台のお姉さんだぞ!」


ゲーム『さ……起きてください、すでに日は上っておりますよ?』


たにし「シチュエーションは、主人公を起こしに来た……ですかね。にしても凄いウィスパーボイスです」


K博士「因みにCVは全て峰岸女史に頼んだよ、彼女のポテンシャルは凄いからね!」


ゲーム『もう、困りましたね……そんな言う事聞かないと……どうなっても知らないんですから』


筋肉仮面「えっど。えっっっろ」


ゲーム『ほらほら、こうしてお布団の上から貴方に跨って……縮小化!』


クマムシ「愛らしい方の神になられたぞ!!」


ゲーム『おにーさん! 起きてえええええ! 起きて起きて! あーさー! 今日はデートの日なんですよ!』


K博士「たにし君感想は」


たにし「バブみとロリみを感じられる素晴らしいシチュですね」


プラナリア「いやぁ……なんだか恥ずかしいね。やははは!」


クマムシ「素晴らしかったです! 我が神よ!!」


筋肉仮面「それで次は誰だい?」


K博士「たにし君! ゆけ!」


たにし「だ、大丈夫かな……ぽちっ」


ゲーム『クク……よくぞ逃げずに来たな、先ずはその蛮勇《ブレイブハート》を称えようか』


クマムシ「意外と平常運転なのだな。というか峰岸とやらの声帯はどうなっているんだ? 全くの別人のように聞こえるぞ」


K博士「それが峰岸女史というものさ」


ゲーム『この昼時≪サマータイム≫、屋上という格好の環境《フィットフィールド》……素晴らしい』


プラナリア「学校の屋上でしょうか? あ、何か右手に持っていますね」


ゲーム『き、今日こそは貴様に私の配下《サーヴァント》となりて……あ、ま、待って! 行かないで!』


筋肉仮面「制服の裾を涙目で握っているな……」


ゲーム『あ、え、ええと……私、き、君と仲良くなり……たくて、気になってて、その、お弁当! 作って来て、それで』


K博士「お、いい展開じゃないか」


ゲーム『だから……わ、私と! お付き合いしてくだひゃい!!? ……あっ、あぁ、ホント? …………うん、ありがと……えへへ』


たにし「」


クマムシ「たにしが死んだ!」


筋肉仮面「この人でなし!」


K博士「何とでもいいたまえ! ピュアなたにし君が悪い! ピュアにし君が悪い! ではラスト行こうか!」


筋肉仮面「アーミーガールの恋愛か、想像し難いな」


クマムシ「フン、下らん……私は神がおわすればそれで充分だというのに」


プラナリア「それではそんなクマムシちゃんのシーンスタート!」


ゲーム『おい、起床しろ。学校に遅刻するだろうが』


クマムシ「我が神と同じ場面か? 光栄だな……」


ゲーム『貴様……おい起きろ! 朝餉の用意もあるんだぞ、このままでは冷めてしまうじゃないか』


プラナリア「ん? 流れ変わりましたね」


ゲーム『折角……その、愛情を……込めてやったと……って、な、なんでもない!! 貴様! ニヤニヤするなぁ!』


たにし「 や っ た ぜ 」


筋肉仮面「 成 し 遂 げ た ぜ 」


K博士「その為の天才! あとその為の頭脳?」


クマムシ「や、やめろ!! もうこれ以上はやめてくれ!!」


ゲーム『全く、やっと起きたか。……おい、待て。そのままリビングではないだろう? その、おはようの……ぎゅって』


プラナリア「クマムシちゃんあざとい」


クマムシ「そう、でしょうか。愛する相手にならこの程度普通だと思っていますが……」


たにし「わかる……だって好きな人≪エンゲージリンク≫に出来るだけ気持ちを共有≪シェアトゥルー≫してほしいもんね」


筋肉仮面「アーミーガールとインドアガールは見た目に反して乙女なのだな!」


K博士「あはははは! いい結果だ! 素晴らしい!」


プラナリア「それで? このゲームと200ページ目破壊と一体何の関係が?」


K博士「それはね」


ティラノ「お疲れ様です、博士……と、皆様」


クマムシ「ティラノサウルスか。少々疲れが見えるが、職務に埋没するのは非効率だぞ」


ティラノ「私には仕事しかないので。ただ疲労が見えるというのなら、原因は職務ではありません」


筋肉仮面「博士? そのドローンに乗って何処へ?」


K博士「いや、ちょっとパーク内で面白そうな展開にちょっかい……もといフィールドワークをしようとね!」


ティラノ「逃しはしません。既に『不具合』の皆様が周囲を取り囲んでいます。脱出は不可能でしょう」


K博士「おぉ! さすがはティラノ君! 辣腕は今日も健在か!」


たにし「『不具合』って?」


筋肉仮面「K博士がパークで率いる研究チームの事だよ。一歩間違えれば独裁者な人やら過去が深淵のような人やらが所属する、常識と世界から外れた……のけもの集団さ」


K博士「あははは! 彼ら彼女らは愚鈍な世間が扱えなかっただけだとも! けものはいても、のけものは居ないのさ!」


プラナリア「メンバーは誰がいるんです?」


K博士「そこの筋肉仮面だったり、さっきちょいちょい出た峰岸女史だったり、後は……」


??『破壊とはつまり私の出番! さぁ壊しましょうよ! そして絵に描いて崩壊を永久に残すの!』


??『博士ェ! そこのロリプラナリアたそのブルマと引き換えなら僕はそっち側に寝返ってやるよ! 非幼女三原則に則ってな!』


??『いいから聴け! 俺の歌を! ロックンロールオーケストラを! あと武道館でライブさせろ!!』


??『うめぇ! いいちこうめぇ! 妾のいいちこうめぇ! さすが下町のナポレオンうめぇ! ロックうめぇ! 妾の審美眼はんぱねぇ!』


K博士「窓から見えてる彼彼女らとかかな? あれも一部だけどね」


たにし「やばいですね……」


筋肉仮面「私は別枠だが、研究チームだからな! みな濃いしそれぞれの分野で異彩を放つ方々だ!」


ティラノ「さて、博士。お仕事です、遊んでいる時間なんてありませんよ」


K博士「ここまでか……あ! あんな所に多大なタスクを抱え職場に泊まり込むブラック企業の職員が!!」


ティラノ「私が助力します!」


K博士「かかったなワーカーホリックめ! カマン! マイドローン!!」


プラナリア「クマムシちゃん!」


クマムシ「嗚呼! 神の期待を感じるッ!!」


K博士「わああああああああ!! ドローンが撃ち落とされた!」


クマムシ「有難く地に落ちろ、神のご意向だ」


筋肉仮面「でもまだ少し動いているな!」


ドローン『俺は……止まらねぇからよ』


たにし「し、しゃべったああああああ!!」


プラナリア「希ぃ望の花ぁあああああ!!」


ドローン『……お前らが止まんねぇかぎり、その先に俺はいるぞ! ……だからよ、止まるんじゃねぇぞ』


たにし「ほ、他にもこんなドローンがあるの?」


K博士「そうだね、例えば」


ドローンA『フン、ザコカ!』


ドローンB『敵の潜水艦を発見!』


ドローンC『やめたくなりますよぉーなんかドローン』


ドローンT『すいません、僕もほんとに残念です』


K博士「とかかな」


クマムシ「良く分からないが絶対に使用できない機体が居るような」


K博士「あははは! なんのことだろね! よくわかんない!」


筋肉仮面「そういえば博士ってじゃぱりまんの新しい味はまだ作ってるのか?」


K博士「あぁもちろん! 最近作ったのだと、潜入が得意になるヘビ味、啓蒙が高まる血の骨味、絵が上手くなる壁サークル味。それと」


筋肉仮面「それと?」


K博士「資本主義を体現するようになる角川味」


クマムシ「やはり何か触れてはいけないものに触れている気が……」


K博士「何を邪推しているんだい? ただの饅頭の名前じゃないか。食せば口調も変わるがそれも数分で元に戻るし!」


ティラノ「なんでも良いですが、早く仕事に戻ってください」


K博士「んー、そだね。そろそろやっとくかな!」


クマムシ「ちょ、ちょっと待て! 結局何もわからず仕舞いではないか! 200ページとはなんだ? なぜそれを破壊しようとしたんだ?」


K博士「あぁ、それはね」


ティラノ「ほら早く参りますよ! 『不具合』の皆さんも、筋肉仮面さんもです」


K博士「ん! なら諸君バイバーイ! 今日は解散ってことで!」


筋肉仮面「HAHAHAHAHA! ではな! 次は筋肉レクチャーをしてあげよう!」


クマムシ「……全く、絨毯爆撃の後のような有様だな。なんだったんだ一体」


たにし「クマムシさんとプラナリアさんは……何も分からず仕舞いだったね」


クマムシ「そういえば、たにしは知っているんだったか」


たにし「はい……私もちょっと博士に『協力』したし……」


クマムシ「協力? なんだ?」


たにし「えと……もうティラノさんと博士が仕事≪エンドオブチェック≫に向かったから、話してもいいかも」


クマムシ「よし、ならば詳しく話を聞こう。ここでは些か落ち着かない、近場のカフェでもどうだ?」


たにし「ふぇっ!? お二人とお食じじじっじ!!? 憧れのアイドルなのに、え!? ただのファンですよ私!」


クマムシ「何を言う、ファンではない。我らアイドルの楽曲を作成しているだろう。その時点でファンではなく大切な仲間であり戦友だ、友よ」


たにし「クマムシさん……!」


クマムシ「フン当たり前だ、涙は世界救済の時までとっておけ。して、神よ。プラナリアの同行をお許し願えますか」


プラナリア「ん? あぁ、いいよ! もっちろん!」


たにし「ありがとうございます≪エンプレスハピネス≫! ホントありがとうございます≪ディアマイアイドル≫!」


プラナリア「あはははー! どういたしましてぇ! シスターとして求める声を拒否なんてしません!」


クマムシ「そうだぞたにし! あの時……永劫の命に絶望し命を絶とうとしたあの日! 神は慈しみを以て私に希望という名の救済を!」


プラナリア「はいはい! それ含めて話しよーね!」


たにし「さぁ行きましょうクマムシさん!私もその話気になります!」


クマムシ「いいだろう! ならば語ろう! 語りつくそう! 神からの啓示と叙事詩を! 死なない神と死ねない私の不死から始まる神話を!」


たにし「はい!」



バタン



プラナリア「ふふっ……うん、変われたね、クマムシちゃんも」


プラナリア「あの頃の。自殺を必死に考えてた絶望なんて、もう感じていない。あの子はもう大丈夫だ」


プラナリア「……こんな現実逃避に辿り着いた欺瞞だらけのシスターでも、誰かを救えたって事かな。そこは私が唯一誇っても、いいよね?」


プラナリア「クマムシちゃんは、いずれ寿命が来る。私は……永遠に生き続ける。フレンズになって、それはより確実になった」


プラナリア「だからありがとう、クマムシちゃん。私に終わりを教えてくれて」


プラナリア「『世界平和』を達成してから死ぬ、なんて。……クマムシちゃんは私に救われたと言いますが、あの時、あの言葉で確かに私は救われたのですよ」


プラナリア「……そして、ありがとうございますK博士。貴方のおかげで、毎日がこんなにも彩られています」


クマムシ『どうしたのですか神よ! 参りましょう!』


たにし『もしかして後片付けですか!? 私も手伝いますが!!』


プラナリア「あははは! ダイジョブ! 今から行くよー!」


プラナリア「……それではK博士。貴女の『優しいお仕事』、頑張ってくださいね」




つづき→https://wiki3.jp/japari-group/page/270


Tale

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