アニマルガール情報
アニマルガール管理番号: 0189930
動物名: ムカデクジラ
愛称: アエリア
所属: ホートクエリア - タズミ海洋動物公園
管理権限: 1
アニマルガール概要
-基本情報
ムカデクジラ(Σκολόπενδρα)は海棲未確認動物のアニマルガールです。形状は基本的にヨーロッパにて語られているムカデクジラをベースに、日本にて語られるムカデクジラのイメージも潜在的に混合していると見られています。
正式な文書ではムカデクジラの名称で統一されています。
-性格について
温厚な性格で相手を問わず陽気な口調で会話しますが、感情が高ぶると言葉遣いにトゲがある方向に行ってしまうため時折怖がられてしまうこともあるようです。彼女自身も怖がられる、誤解を抱かれる事は良く思っておらず、後から誤解を解くために行動する姿も見られます。また語尾に「~なんだよ」「〜かな?」といったような言葉をつけるという特徴を持ちます。
何事にも興味を持つ程に好奇心が強く、潜水艇や船などの水を移動する人工物に頻繁に近寄って並走する事が確認されており、小型の船であった場合は大声で呼びかけて乗船し、中の計器をまじまじと見つめることもあります。
自分がクジラであると強く認識しているため、厚手のコートの所為で一見大柄にもみえるシルエットを指摘されても憤慨の意思を示すことはなく、寧ろクジラならば当然と誇るような仕草を見せます。しかし、その一方で中身の背が小さく細い身体を見られることはかなり恥ずかしく感じているようで、たとえ信頼している人物に対してもコートを脱いで下を見せることは殆どありません。
アエリアは自らの存在を揺るがす事項に対して極めて敏感に反応し、彼女自身の存在或いは風貌に対する疑問(例えば「クジラの仲間なのか」のようなもの)や否定に対して、感情的に反論し、度を越した場合には激情の結果攻撃行動を執ることも考えられるため、当該行動は努めて実施しないようにしてください。
一人称は「ミー」、後述する野生解放時には日本ベースのムカデクジラに切り替わるため一人称が「妾」に変化しますが、語調の変化は見られません。
-愛称について
ヒガシシラカワ未確認動物館に滞在していた際、彼女の研究等を担当していたベルナール・アルナルディ研究員が仮に与えられていた学名のケティオスコロペンドラ・アエリアナ(Cetioscolopendra aeliana)を捩り、女性らしい響きの「アエリア」と名付けました。このことに対して彼女は自分の名前をつけてくれたアルナルディ研究員に喜びの意を示しており、アエリアという愛称にも非常に誇りを持っている事が伺えます。
-外観について
身長は140cm(背ビレ、上げ底除く)の小柄で細身の体格をしています。
髪は焦げ茶色めの髪色で、二の腕までの長さの大きなもみあげと、腰までの長さの毛先が真ん中と左右に分かれた後ろ髪をしています。けものプラズムによって形成された胸ビレと背ビレに、海色に輝く毛先を持っています。
尻尾は上面が焦げ茶色、下面が浅黄色で、尾ビレの他にも側面からヒレが生えています。
衣服は大きな厚手のコートで、体格の関係上盛大に袖を余らせており、手が袖の中に隠れているといった状態になっています。硬い外皮に覆われているという特徴があらわれたのか、コートの強度は防弾コート並みの頑丈さを持ち、防具としても対応できる事が分かっています。コートにはけものプラズムがヒレを再現したものとして、胸から下にかけて三本のベルトが閉められています。
コートの中身はヒゲクジラのアニマルガールと同じ縦シマ模様の入った服を、履物には底が少し上がったサイハイブーツを身につけ、前述の小さい体高に7cmほど水増しが成されています。
-誕生・発見について
ヨーロッパ地方の海岸で発見、採取された硬い外皮に覆われたムカデクジラの物と思われる皮膚を寄贈先のヒガシシラカワ未確認動物館に輸送している最中、サンドスターが当該物品を直撃、そのままアニマルガール化しました。誕生から数ヶ月間を未確認動物館で過ごした後のある日に職員がナカベエリアの海岸に連れていった際に海へと出てしまい、タズミ海洋動物公園で発見されるまでは目立った消息が掴めていませんでした(脱走後も波が強い日にカントーエリアでムカデクジラらしきアニマルガールが座礁しているという証言が挙げられていた様です)。
現在は同じクジラの仲間が沢山いるという理由から当該施設への滞在を強く希望したため、所属がタズミ海洋動物公園に移行されています。
-生活について
現在はタズミ海洋動物公園で暮らしており、1日の大半をWOL内の太平洋エリア、日本海エリア、大西洋エリアのうち一つのエリアでの遊泳に費やしているため、基本的に記述されているエリアで確認する事ができます。特に飼育されているザトウクジラの「ミオ」や飼育されている他のクジラのアニマルガールと一緒に泳いでいる様が見られる他、潜水艇イーハトーブ号に興味を示して間近まで接近する場合もあります。
その為アニマルガールや来園者からは交流する際に不思議なクジラだという印象を抱かれていますが、彼女自身はそこまで不思議なものではないと否定的な意見を述べる事が多く、一種の習性として定着している様子が見られます。
また金、土、日の三日間は外出する日に定め、その日になるとひなげし港を経由し、島の近海を渡ってヒガシシラカワ未確認動物館に里帰りすることや、水槽を泳ぎに行くためにナリモン水族館に向かうなど、旅行感覚で外出しているようです。
しかし小さい身体故に強い波に遭遇すると波に攫われてしまう事が大半で、砂浜や岩礁といった海に面する陸地に座礁している事がままあります。
食性については海産物を好んで食べる傾向にあり、特に好きな食材としてオキアミやシシャモ、イカといったものが使われている料理をレストランで注文している様が観察されています。上記の三点はそれぞれヒゲクジラ、大型のハクジラが摂取しているものであり、クジラの仲間の食性が統括された様な好物の傾向にある理由については現在調査中です。
「まったく、この身体は流されやすいったらないんだよ!」 |
-身体能力
アニマルガールとしての能力は、他のクジラのアニマルガールと同じようにエコーロケーションを使った会話、海中の地形を把握する事が出来る能力と、長時間に渡り潜水可能な肺活量を有している事がわかっています。力そのものも強く、小さい体に反して重たいものを持つ事も可能としています。
その反面、泳ぎ辛い服装の為かアクティブな泳ぎ方は不得意であり、元気に泳ぎ回るイルカのアニマルガールの動きについて行けないといった事例もあり、イルカたちと泳いでいる際は寧ろ振り回されている様子が頻繁に確認出来ます。
また強い波といった突然の水の流れには対応出来ないため、為すすべがないまま流されてしまう原因にもなっています。体力そのものに関してはかなり高く、アエリア曰く数日間はずっと泳ぎ続けることが出来ると自負しています。
また超音波も苦手とし、時折甲高い声を発する動物・人物には苦手意識を持ちやすい傾向にあります。
-野生開放能力
アエリアの野生開放能力は「アラギ・グノーシス・フィズィ」と呼称され、自身を構成するムカデクジラのイメージを一時的に日本ベースに切り替え、髪の毛が更に伸び、髪の毛先の色も明るい紅色へと変化、尻尾側面のヒレも6本一対計12本の物へと変わり、形状もクジラの胸ビレに近い物となります。野生解放で生じる効果としては「毒」による自衛能力の強化が存在し、攻撃した対象に悪影響を齎す「毒」の注入が可能となります。この際、毒の効能は軽い痺れといった症状を齎すものですが、外敵からの攻撃を受けた際に効能が強くなり、アエリアの"反撃"を受けた部位が痛みを感じた後に神経系の麻痺を及ぼし、"反撃"後は攻撃を受ける前の効能に戻る事が実証されています。
特筆すべきはこれらの「毒」によって致命的な事態に陥る例は確認されず、発症から最短でおよそ1時間ほどで効能が消えることが報告されています。こういった性質を持つ理由については、ヘビやサソリの仲間の様な"捕食用の毒"ではなく、ヤドクガエルの様な"自衛用の毒"である事に起因している物と類推されています。
この野生解放能力はアエリアが自分の身を守ろうと「抵抗」する意思が高ぶった際にのみ発現する事が分かっています。
「妾をいじめたら酷い目に合うってこと、しっかりと覚えるといいんだよ!」 |
-本人インタビュー
タズミ海洋動物公園内WOL 太平洋エリアを潜行していたイーハトーブ号からムカデクジラの様子をLBが撮影した記録です。
<00.00.00 再生開始>
アエリア: [録画開始時点で既に遠方でムカデクジラがゆっくりと泳いでいるのが映っている]
青利: たまには水の中で呆けるのも一興やなあ。
クラリッサ: 分かりますー、あまり無い体験ですよねえ!
青利: キミがこういうんにノるとは思わんかったけどなあ。
クラリッサ: ふふっ、それはですねえ…あっ、早速居たっ!
青利: あ?
アエリア: [イーハトーブ号の窓から興味深げな顔で覗き込んでいる様子が映る]
青利: なんやコレ。
クラリッサ: 見た事ないクジラ…やっぱりここに居たんですよ…!
青利: 何が。
アエリア: [顔を貼り付けた後、離れて先を泳ぎ始める。その際に特徴的な尻尾が映る]
青利: うわ何やあのヒレ
クラリッサ: ムカデクジラです!!ムカデクジラ!スコロペンドラ!
青利: そんなんいんの。
クラリッサ: はい!まさか本当に居たなんて…!
青利: でも所詮アニマルガールで実体やあらへんのやろ。
クラリッサ: …まあそうですけれど。
青利: なら居ないのと同じやん。
クラリッサ: そんな夢の無いこと言わないでください!
アエリア: [衝突音と共に揺れがイーハトーブ号内を襲う]
青利: おあっ…
クラリッサ: きゃぁっ…ほら!怒っちゃいましたよ!?謝ってあげてください!
青利: ウチの所為かいな!?
アエリア: [ふくれっ面のまま窓の外から顔を覗かせている]
<00.14.21 再生終了> |
リウキウエリア 水上レストランフレガータ周辺にて、白鯨のアニマルガールと会話している様子を撮影した記録です。
<00.00.00 再生開始>
アエリア: たぁーのもー!!
モビィ: ひゃっ…な、なに。
アエリア: 第一クジラ発見っ、しかも綺麗な真っ白!
アエリア: なんてラッキーな日なんだよ!
モビィ: えと、あなたは?
アエリア: あっ、申し送れたんだよ、ミーはムカデクジラのアエリアなんだよ!
アエリア: ユーのお名前はなんだよ?
モビィ: え、えっと…モビィ。
アエリア: モビィかー、いい名前なんだよ!
モビィ: そうかな。…ありがと。
モビィ: あなたも、素敵な名前だと思う。
アエリア: えっ、わかっちゃう~?この名前の良さが!
アエリア: ミーの為にアルナルディが付けてくれたんだから、必然の至りなんだよ!
モビィ: そうなんだね。
アエリア: えっへん!…ところでさ、あの水に浮いてるでっかいアレはなんなんだよ?
モビィ: あ…えっと、飛行機。あれ空飛べるんだよ。
アエリア: …ウソ!?
モビィ: うん…本当に本当だよ。
アエリア: …飛んでるとこ見たいんだよ!
モビィ: じゃあ、乗ってく?丁度これから飛ぶんだって。
アエリア: わーい!乗る乗る!
モビィ: ふふっ、じゃあこっちに来て。
<00.10.14 再生終了> |
タズミ中央水族館の巨大水槽前にて、ザトウクジラのリサと会話している様子を記録したものです。
<00.00.00 再生開始>
アエリア: …何回見ても息を吸いながら見る水の中は…やっぱり格別なんだよ。
リサ: ふふっ、アエリアちゃんも不思議だなって思うんです?
アエリア: うんうん、今までで一番の驚きがこういう場所の発見なんだよ!
アエリア: 前の体じゃこういう場所には入れなかったから、すごく新鮮なんだよ。
リサ: この身体だと色んな事が出来てとても楽しいんですっ。
アエリア: わかるんだよ! リサがやってる…あのホラ、水当てるやつ!アレも楽しそうだなって思うんだよ。
アエリア: でもコート脱がなきゃ行けないのがちょっとネックなんだよー。
リサ: んん~~…
アエリア: 困りものなんだよ…。
リサ: ……そういえばアエリアちゃんは、なんでそれを脱ぎたがらないんです?
アエリア: え…それ今聞いちゃうんだ…?
リサ: 気になるんです…悩みとかに関係するんだったら教えて欲しいんです!
アエリア: んー…悩みっていうか…ミーのアイデンティティの問題っていうか…。
リサ: …?
アエリア: …あの、言っとくけどミーはひょろいムカデのフレンズじゃないんだよ。正真正銘クジラのフレンズなんだからね!
アエリア: でかいクジラのフレンズなんだよ!
リサ: ……そっか、そうなんですね!
アエリア: そうなんだよ!…だから、コートを脱いじゃったら…ミーじゃなくなる気がして…。
リサ: …。
アエリア: …ってゴメン、暗い話になっちゃったんだよ。
リサ: ううん、私は大丈夫なんです!
アエリア: そっか…それならいいんだけど。
リサ: うんっ!…それじゃあ、私はそろそろ練習に行ってくるんです!
アエリア: ぅ あう……が、頑張るんだよ!…
リサ: …はい!
<00.11.35 再生終了>
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-交友関係の特筆事項
ザトウクジラのリサとはタズミ海洋動物公園に来てから最初に出会ったクジラのフレンズのようです。同じクジラのよしみとして積極的に交流を深めて居ましたが、最近になってからはリサがSTSの練習をしている為、中々会えない時期が続いているようです。 「でも、リサが頑張ってることはミーにも分かるんだよ。今は応援するのみ!なんだよ!」 |
モビィとはリウキウエリアまで遠征した際に水上レストラン「フレガータ」の周辺で出会ったことが分かっています。アルビノ特有の白い体色を気に入ったのか、出会う度に外見について賞賛の言葉を投げかけています。 「モビィの綺麗な色見てて思うけどアルビノってあんな白くなるんだぁ、ミーもまだまだ知らない事沢山なんだよ」 |
設定協力: ダーマッ!さん、いすめさん、妖猫狐さん、たれさん、ZAKUさん、ダイヤさん、菊狛さん
画像提供: 立ち絵はほーよーさんにより提供されました。
アニマルガール ホートク uma ヒガシシラカワ未確認動物館 タズミ海洋動物公園 海棲
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