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ランドマーク(自己啓発セミナー)とは、世界21カ国でブレークスルーテクノロジーコースを始め、個人や企業、地域社会向けの教育プログラム・カリキュラムを提供している、ランドマークのランドマーク社のブレークスルーテクノロジーコース。
I. オリエンテーションと全体の概要
ブレークスルーテクノロジーコースの機能の仕方
参加者にコース全体の概要を提供する。このコースから何が期待できるかの感触を掴んでもらうと同時に、最大限の価値を生み出すためのヒントやコツを紹介する。コース全体のスケジュールを紹介して、質問を受け付ける。
参加者がコースの内容にパワフルに取り組み、参加から得られる価値を最大限に高め、今まで作ったことの無いような成果をこの短時間に作り出すための舞台作りを行う。
II. 既にいつもの聞き方™
「既にいつもの聞き方™」 のセクションで紹介する観点は、私たち人間は自らを偏見の無い客観的な存在だと思っているが、実際、自分自身や他者、様々な状況などに対する私たちの接し方は、既に持っている考え方や観念、育ちや価値観、過去の経験などのフィルターによって曇らされ、歪められていることがよくある、という観点である。
ここではフィルターの実体を見ていく。つまりこのフィルターが私たち人間の他者との関わり方や状況との関わり方、ひいては自分自身との関わり方までをも深く色づけしていく、その広範な影響力を見る。こうしたフィルターを意識できるようになり、フィルターによって課される重い限界を認識できるようになったとき、参加者は、まるで生き返ったかのような自由を体験する。人々も、状況も、人生へのアプローチも、劇的に変化するのだ。
III. コンテクストがもつ隠れた力
このセクションで取り組むのは、あらゆる人間の企てを最終的に左右するのは背景にあるコンテクストである、という考え方である。人間は常に、何かの隠れたコンテクストから人生を生きていて、何が見えるか見えないかも、そのコンテクストが決めているということだ。どういう事柄を考慮に入れるのか、どういう事柄には気づきそこなうのか、自分には何ができて何は無理だと見えるのかも、コンテクストが決定する。この見方では、私たちのあらゆる振る舞い——あり方と行動の仕方——は、そのとき私たちが入って生きているコンテクストに相関している。
このようなコンテクストが明白になり、自分で認知できるようになると、コンテクストを組み立てていくときの、私たちの意識には登ってこない過程や、コンテクストがどれほど私たちの日常生活を牛耳っているか、などが見えてくる。私たちは、もしかしたら生まれて初めて、これらのコンテクストとは別の、自分はどんな人間であるのか、どんな人間であり得るのかを選択する力を持つ。以前には到底可能ではなかったような行動を取る自由や能力が生じる。いつもどおりの行動も、その効果が今までとはまったく別レベルになる。
IV. 悪循環™
悪循環™のセクションでは、「起きたこと」と、起きたことについて「自らが語るストーリー」とを混同するという人間の傾向を取り上げる。この混同が一瞬にして発生するため、起きたこととストーリーとの切り分けは困難になる。人間はこの二つを、同じ一つのだと思い込んでいる。自らに対して語るストーリーが瞬時に、また時間が経てばなおさら、「実際のこと」に、つまり、私たちが知っている「現実」になっていく。この悪循環は、人間の人生に置ける可能性を制限し、人間から喜びや有能さを奪い去る。
起きたことと、ストーリーまたは解釈とを切り離すことができると、今までは、もう決まっている、そうなっている、変わらないと思っていたことの多くが、実はそうではないかもしれないと、発見し始める。試練や困難であった状況が、柔軟で変化を許容できるものへとシフトする。参加者は自分が、有限の選択肢に縛られて生きていくのではなく、今までにない余裕と喜びを感じながら望みを達成できるのだ、ということに気づく。
V. ペテン™ — 儲けと代償
ペテン™のセクションでは、「こうあるべきではない」という不満や文句を含んだ非生産的なあり方・行動の仕方としての「ペテン™」という考え方について論じる。自分の不満は正当で理に適っているように見えても、実はそこから一定の「儲け」を得ているのだということに、私たち自身、あまり気づいていない。何らかの利点・利得を受け取っているからこそ、ペテンという振る舞いのサイクルは強化される。同時に、この「あり方」の代償として、私たちはバイタリティや人との親しさ、自由な自己表現、充実感などを著しく失っていく。
このパターン、その代償として失っていくもの、パターンを持続させている仕組みなどを認識することによって、このパターンのサイクルを中断し、別の新しい関わり方を発見するという選択肢が手に入る。その新しい関わり方が、各自にとって重要な分野における、幸福、満足、充実感などを新しいレベルに引き上げる。
I. 「いつか」という幻想 ―― 可能性を新たに検討する
誰かが「○○は可能だ 」と言うと、私たちは通常、「その○○は今は存在していないし、将来においてもその存在は確実ではない」と理解する。このコースの中における「可能性」という言葉の使い方は、上記のような通常の使い方ではない。何か遠くにあって将来起きるかも知れないこと、という使い方ではないのだ。このセクションでは「可能性」の概念自体を全く新しい観点から見ていく。
この、可能性に対する新しい見方は、自分のあり方や、生き方、物事の見方にも、たった今、強烈な影響を及ぼす。この可能性は、私たちを動かし、心に触れ、感動させ、行動を形づくり、今この瞬間の自らのあり方までをもシフトさせるパワーを持っている。
II. 三つの迷信「…である」「…だから」 「私」
このセクションでは、私たちが「現実」であると思っていることの本質を探っていく。例えば人間と独立して存在するとされている客観的世界もそういう現実の一つである。その作動要因は原因と結果であり、性格と属性と過去の経験の集積が「自己」のアイデンティティーであるとされる世界だ。現実の本質を吟味し、これらの迷信を分解していくと、今までには無かった何か別のことが可能になる。
ここで観察するのは、私たち人間が構築している様々な現実の個々の差異ではない。そのような現実を作ったのは人間であること、かつ人間は自分が作った張本人であることを忘れている、という点を見ていく。この観察を行った結果、限られた範囲に閉じ込められて生きていく必要はないことが見えてくるし、人間として存分に自分を発揮する自由を獲得する。
III. 区別すること ―― 新しい世界を拓く
何かを「区別する」というのは、何ら区別されていない背景から何かを取り出して、それを前景へと持ち込んでくることを意味する。ちょうど、新しい言語を学ぶことによって新しい文化への架け橋ができる、バランス感覚を獲得することによって自転車に乗ることができる、というようなことだ。区別の獲得は、以前にはアクセスできなかった領域で活動する能力を人間に与える。
区別は、人生を創造的に見事に生きる能力に広がりを与える。人間は、この区別という能力によって、様々な新しい世界や、行動のためのチャンスを得られる。
IV. 不安からの解放
能力を効果的に発揮することを妨げる最大の障害は恐れである、と考えてみてほしい。どれほどの業績、成功、勇気があろうとも、人間なら誰でも人生のどこかで恐れや不安に振り回される。人間はよく、恐れや不安に自らの行動を止めさせる。どの程度のリスクを冒すかも、生きる範囲の限界も、恐れや不安に決定させている。私たち人間は人生において、恐れと不安に、不当に大きな力と影響力を与えている。
不安や恐れとの今現在の関わり方が、意図せずして不安や恐れをさらに暴走させるということが見えたとき、何か別の新しい可能性が出てくる。今まで自分を止めていたものに向き合ったときにも、自分には力があることがわかるし、人生における情熱を再び発見して追求する自由が自らにあることにも気づく。
V. アイデンティティーはどのように構築されたか
ここでは、自分のアイデンティティー(自己と同一視しているもの)がどのようにして作られたかを探求する。アイデンティティー形成のプロセスは子供時代に始まり、思ったとおりにならなかったことにうまく対応するため、複数のあり方と行動の仕方をだんだんと身につけていく。成人に達する頃までには、一定の成功をもたらす手段を与えてくれるような様々な行動や接し方、属性、特徴などを組み立て終える。それが私たちの人格やスタイルや、自分自身であると私たちが思う人物を作り上げる。
アイデンティティーとは自分で勝手に決めた「こうであってはならない」ことへの反応として作り上げられたものだ、ということが見えてくると、自らが、自分がどういう人間であるかを決めるという新しい自由が生まれる。何が可能だと見えるか、知っているかにおいて、根本的な変化が起きる。
I. どこまでも広がる「過去」の影響力
今日も、また明日も、その大部分が前にあったことの発展形か変種のように見える。私たちに可能だと見えること、つまり私たちが目指して頑張っていることもまた、本質的には、過去よりも多い、過去よりも良い、あるいは、過去とは違う、というバージョンである。
このセクションでは、過去を、本来それが属するところ、つまり過去に戻してやるテクノロジーを習得する。過去に起きたことに基づくのではなく、何が可能であるかから生まれる自由で本物の表現として、自らの人生をデザインし始める。過去によって干渉されることなく、これまでよりもはるかに大きな活力、健康感、楽しさを体験し、また、人生の中の人々に対する新たな繋がりや親密さを味わうことができる。
II. 「変える」 対 「トランスフォメーション」
私たちは、物事がある特定の状態で「ある」ことを当たり前だとしている。そしてそれを変えるために、状況を、周りの人々を、そして自分自身までをも変えようとする。このセクションでは、「変える」ということと、トランスフォメーションとの違いを探る。変えるということは本質的に、既に存在していることとの比較である。このような性質がゆえに「変える」は過去に基づくものになる。変えるというのは本質的に、以前にあったことを「より多く」、「より良く」、または「違える」ということに帰結する。それに対してトランスフォメーションは、出現させるとか発明するという行為だ。創造されることであり、もともと膨大で無限なことだ。
ブレークスルーテクノロジーコースのまさにこの部分で、参加者に大きなシフト、トランスフォメーションが起きる。この劇的変化が参加者に、既存の観点や限界の枠の外で物事を考えることを可能にする。また、参加者が知っている自分自身、および現実を、参加者自身が再定義することを可能にする。
III. パワーへのアクセスとしての言語
一般的に言語は、世界への架け橋であると考えられている。私たちが言語を習得する方法もまた、まず世界ありきであることを示唆している。そのような世界と繋がり対処していくために、私たちは言語を習得している。そして、実際は、言語が世界を存在させているのだ、と考えてみることはまずない。
このセクションでは、可能性の性質そのものを変えてしまうような新しい言語観を探る。言葉が、一つの創造的な行為として見えてくるだろう。聞くこと、話すことという、どこででも見かけるこの行動が、新しい次元と予想を超えたパワーを獲得し、創造のための道具となる。
IV. 選択の本質
物事を選択する力は人間固有のものだ。人間なら誰しも、人生をどのように形づくっていくかに強い興味を抱いている。だからこそ正しい選択をして、自らにとって大切なことを追求していきたいのだ。選択についての一般的な見方の一つは、既存のオプションにただ反応すること、または既存のオプションの中から選ぶことだ、という見方だ。コースでは、これとは別の見方を取り上げてみる。
このセクションでは、根本的に人間らしい創造能力としての「選択」を探求していく。選択をこのように理解し、知るようになると、それまでは単に「物事はそのようである」として、つまり、必然で、変化しないものの一部として見えていたことに、新しい光があたる。参加者は、自分が選択できること、自分が決定権を握っていることに気づく。自分はどういう人間であるのか、この先どういう人間になるのかは、いかなる状況においても、自分の人生の著者として自らが選択していることなのだ、と気づく。
I. 新しい可能性、ブレークスルー成果、短くおさらい
この最終の3時間のセッションでは、参加者が自分のために発明した新しい可能性を、他の参加者や招待したゲストに対して分かち合う。コースの中の、鍵となる対話や重要な区別を見直し、ブレークスルーテクノロジーコースで提供された様々な区別とそれが私たちの人生にどう繋がるかについて、さらに深く理解していく。
ゲストは、ブレークスルーテクノロジーコースがどんなものなのか、どんな効果があるのかを体験する。このテクノロジーの一部に参加することによって、このコースがどのように効果を発揮するのかが見られるという、滅多にない機会である。
II. 生き方としてのトランスフォメーション
ブレークスルーテクノロジーコースの中で、可能性という概念が、単なる抽象的観念から、日々生きる現実へと変化する。人生の枠組みが変わる。世界との接し方、世界の私たちへの接し方が変わる。
ブレークスルーテクノロジーコースは参加者に、今までにない自由とパワーを持って人生に関わる能力を提供する。参加者が学んだ能力は参加者のものであり、一生失われることはない。ブレークスルーテクノロジーコースはその場限りの出来事ではない。生き生きと生きていくための、その一瞬一瞬のアプローチとなるのがコースである。
III. ブレークダウンをパワフルに扱う
ここでは、ブレークダウンを効果的に扱うテクノロジーを探求していく。普通、「ブレークダウン」という言葉は、起こるべきでない、というような事柄とか、達成の成就を妨げるもの、などを意味する。ここではブレークダウンを、馴染みのある見方で見るのではなく、可能性の実現のための経路、実際のアクセスとして捉え始める。
その結果、私たちは自分の安全圏に止まらず、自信をもって一歩踏み出し、ブレークダウンを、リーダーシップや達成のためのチャンスとして歓迎するようになる。[1]
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