株式会社ダイキエンジニアリング

株式会社ダイキエンジニアリングとは[]

株式会社ダイキエンジニアリングは、ダイキグループの一企業として自動車、船舶、航空機の設計業務を中心に、3D CADの教育事業、工場の生産技術事業、ハードウェア設計、IT関連事業など幅広く事業展開を行う企業です。設計業務を主な業務としながら、幅広い業務内容を手掛けている点も特徴です。

今回は、株式会社ダイキエンジニアリングの企業概要、企業理念、事業内容について調査しました。

株式会社ダイキエンジニアリングの会社概要[]

社名：株式会社ダイキエンジニアリング

本社所在地：〒737-0143広島県呉市広白石2-7-5 ダイキビル1F

電話番号：0823-73-4412

設立：2003年4月

資本金：5,000万円

株式会社ダイキエンジニアリングの公式サイト[]

https://www.dai-ki.co.jp/eng/index.html

株式会社ダイキエンジニアリングの沿革[]

株式会社ダイキエンジニアリングは、2003年4月、ダイキグループ内のエンジニアリングを担う企業として発足しました。その後、各拠点の設立、テクニカルセンター開設を順次行い現在に至ります。現在、広島にある本社を中心として、全国に8箇所の支社、営業所を構えています。同時に技術力の向上を目的として、広島県、愛知県にテクニカルセンターを開設しています。

一方で、海外拠点としてスリランカにオフショアセンターを開設するなど、海外進出を見据えた活動も行なっています。

この一連の業務拡大は会社設立2003年以降活発に行われており、いかに事業が急成長を遂げているのかが良く分かります。株式会社ダイキエンジニアリングの成長は著しく、今後の事業拡大も大いに期待できる企業であると言えるでしょう。

株式会社ダイキエンジニアリングの経営理念[]

株式会社ダイキエンジニアリングでは、基本理念として以下の3点を挙げています。

・「人」と「技術」の調和により、たゆまぬ努力で未来に挑戦する

・お客様にとって最適な物造りや技術サービスを提供する

・人と和と社会の調和を大切に、社員一人ひとりが誇りとやりがいを持って働ける企業となる

引用：ダイキグループ基本理念

上記企業理念を実現するために、以下の社員の基本方針を定めています。

・誠実な言動と行動

・ひたむきで絶え間ない努力

・分、秒単位の生産性の追及

・品質向上と技術力向上への研鑚

・5Sの徹底（整理・整頓・清掃・清潔・躾）

引用：社員の基本

また、ダイキグループ企業行動憲章を掲げ、ダイキグループの一員として、公平かつ健全な事業活動によって収益性を高め、法令順守、社会的責任を果たす事を謳っています。加えて、ISO基本方針、個人情報保護方針を定めるなど、社会の中における一企業の重要性を認識し、実際に行動に移す事を常に心がけています。

株式会社ダイキエンジニアリングの事業内容[]

自動車開発[]

株式会社ダイキエンジニアリングは3次元CADを用いた自動車設計を主な業務としています。トヨタ自動車との提携も実現しました。数々の3次元CADを駆使して、車両設計、ユニット設計、ハイブリッド設計を行っています。

また、CAE解析、シミュレーションを行い、生産性に結び付けています。具体的なシミュレーション内容については、素形材量のデジタル測定、車載用部品のデジタル測定、エンジンの熱流体解析業務などがあります。

2次元CADを用いた設計図を3次元CADにトレースする業務も行っています。

船舶設計[]

船舶設計に関しては、AutoCADを用いて、船舶設計を行っています。

具体的にはラダー断面図作成、VLCC補機台の計画及び製図作成、大型コンテナ船の構造詳細図作成、船体タンク設計図作成など多義に渡ります。こうした設計は一般商船、大型コンテナ船、VLCC、バルクキャリア、巡視船建造に使用されており、数多くの実績があります。

航空機設計[]

株式会社ダイキエンジニアリングは、航空機設計事業も行っています。実際には、設計開発から供試体治具設計を行います。設計には3次元オペレーション（CATIA V5）を使用しています。

教育事業[]

CAD設計で培った3次元CADの経験、ノウハウを元に教育事業を展開しています。

具体的には3D-CADスクール、機械設計・CADスクールを福岡研修センター、広島本社、東海支社にて実施しており、CAD技術者の育成に寄与しています。

生産技術[]

工場の生産設備について生産工法の検討を行う事業も行っています。

具体的には、HVインバーター素子接合の加工条件検討、HV用インバーター素子接合方法の考案、プレス金型製作データ作成などを行っています。こうした事業を通じて、生産性向上を達成し、ひいては機能・品質・コストメリットを享受できるような生産設備の構築を達成できるようにしています。

お客様のご要望に基づき大まかな生産計画を作成し、その計画を元に工程計画を作成します。その後、設備の工場内レイアウト検討、設備メーカーとの連携を行い、新規製造ライン立ち上げ、既存ラインの工程改善を行っています。

具体的には、トランスミッション等の工程設計・設備手配、ダイカストブロック設備導入検討、HVモーター工法、生産設備構築、量産工程の検討を実施しました。

ハードウェア開発[]

株式会社ダイキエンジニアリングでは、ハードウェア開発も行っています。

特に、マイコン系ハードウェア、通信系ハードウェア、画像処理・表示系ハードウェア、ストレージ・周辺機能計ハードウェアの開発を行っています。より詳しく言うと、システムLSI、車載用インターフェース、USB、RS232C、光、H.264、JPEG、MPEG4、Full-HD、液晶パネル、メモリなど、その開発分野は多義に渡ります。いかにもエンジニアリング企業らしい事業であると言えます。

開発に際しては、お客様から仕様をヒアリングし、機能設計、システム設計実施時にハードウェア、ソフトウェアの切り分けを行い、それぞれの分野ごとに詳細設計を行います。ハードウェア設計に関しては、基盤となるマザーボードレベルでの設計、ASICの筐体製作や解析も行います。

このような設計を行い、実装、評価、試作品作成、量産へとつなげています。

IT、情報技術[]

株式会社ダイキエンジニアリングは、IT事業にも参入しています。

インフラ設計、オープンシステム開発、ネットワーク・サーバ設計、構築、運用、ITサポートエンジニアのアウトソーシングなど、主要事業である設計業務とは違った観点でITに対して取り組みを行っています。

インフラ基盤からアプリケーション開発まで一気通貫したサービスを提供できる点も強み一つです。

このように、設計業務を中心とし、様々な事業領域に進出を果たしている企業、それが株式会社ダイキエンジニアリングなのです。株式会社ダイキエンジニアリングの発展は私たちの生活水準向上そのものであると言えます。株式会社ダイキエンジニアリングの今後の益々の発展と事業進出に目を離す事ができません。それだけ期待が大きい企業であると言えます。

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