学校法人自由学園

学校法人自由学園とは

学校法人自由学園は、東京都東久留米市にある教育機関です。一貫教育が特徴で、幼稚園から大学まで設定されています。また、45歳以上の方のための教育カリキュラムが存在している点も特色の1つです。「24時間の生活すべてが勉強」という教育理念を掲げており、授業だけでなく学校生活や寮生活、作物を育てるなど、さまざまな角度から自分で考えて行動できる人材を育成しています。

また、自由学園は歴史ある教育機関としても知られており、2021年には創立100周年を迎え、長い歴史を誇ります。長年培ってきた教育のノウハウを生かして、それぞれの生徒に合わせた指導を行っている学校です。

自由学園の特色

自由学園では、教育の特色として「生活即教育」という理念を掲げています。ただ単に覚えるだけでなく、子どもたちが自ら学ぼうとする意欲を引き出す教育を実践することで、人生を豊かにするための知識を身につけていきます。教室における机上の勉強にとどまらず、生活のすべてを使って学びの場を創出したいと考えています。

感性・身体性の教育

自由学園では、頭・体・心をバランスよく育てられるような教育プログラムを用意しています。自由学園のカリキュラムでは、美術や音楽、体操を重視したプログラムになっています。これらの科目は、大学でも必修科目に設定しており、重要なものと位置付けています。

近年では、コンピューターが急速に普及したことで出向かずともさまざまなことができる社会になっていますが、自由学園では生身の体を感じ表現することが重要だと考えています。その一環として、デンマーク体操を導入しています。デンマーク体操は、均整の取れた体を育成するために適しており、体を自由に操れるようになるための訓練を行っています。知性を超えた新しいものの見方を体得できます。

食と農の学び

自由学園では、食べ物を栽培し、収穫した野菜を調理し、みんなで一緒に食卓を囲んで食事をするといった食の循環を体験する環境を整えています。幼稚園の段階から、キャンパス内にある自分たちの畑で各種野菜の栽培や豚・ニジマスの育成を行っています。また、自由学園では学校を大きな1つの家族と見ており、自由学園内の学校の枠を超えた交流も盛んに行われています。例えば、中学生が野菜作りをする際には、大学生が指導するといったことが行われています。

さらに、中高生の段階では、学校や寮における食事作りも自分たちで担当しており、中高の6年間で調理技術を身につけられます。大学生になると、天然酵母菌作りから始めるパン作りや校内の食材を使用した保存食作りも行っています。

初等部以上の生徒は、食後の食器洗いなど後片付けを自分たちの手で行います。このような日常生活を通じて、食の循環や食べ物の大切さを体験していきます。

自然や環境との交流

自由学園の南沢キャンパスは、自然豊かな環境として知られています。樹木は、施設内に5,000本弱自生しており、小川が流れ、畑では生徒たちがあらゆる野菜を栽培しています。このように、常に自然に触れられる環境の中で、子供たちは成長していきます。五感で自然を感じる体験は、パソコンやスマートフォンの画面を見ているだけではわからない発見や感動に繋がり、人格形成の中でもプラスに働きます。

さらに、自由学園では、各段階で登山プログラムが組み込まれています。生徒が実行本部を作り、南北アルプスをはじめとして、本格的な登山を企画しています。達成感と雄大な自然を自身の目と肌で感じられるという貴重な体験をします。

海外との交流

グローバル化が進んでいる近年では、日本国内だけでなく、海外でも活躍できる人材育成が必須です。自由学園では、海外との交流プログラムや国際理解教育に積極的に取り組んでいます。交換留学プログラムでは、イギリスやアメリカ、フィンランド、ポーランド、デンマークなどの教育機関と提携しています。そのほかにも、デンマークやカンボジアへの研修旅行などが実施されています。自由学園では、在籍中に海外の国へ渡ることができ、さまざまな国の文化やものの考え方を身につけることができます。

学校法人自由学園概要

法人名	学校法人自由学園
創立	1921年4月15日
理事長	村山 順吉
所在地	〒203-8521東京都東久留米市学園町1-8-15
TEL	042-422-3111（代表）

学校法人自由学園公式サイト

学校法人自由学園

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