浅草地元ごひいき「小桜」

Bg header.png

浅草西部・南部下町案内おすすめスポット

	浅草地元のごひいき：「小桜」さんのかりんとう

「小桜」さんのかりんとうは、もともと料亭の老舗「福し満」（ふくしま）さんがお客さんに出して好評だったお土産が出発点だったそうです。（「福し満」さんは料亭営業を終了されていますが、建物は今でも「小桜」さんの手前角にあります。）

甘さ控えめで胡麻風味をいかした小桜さんの代表選手「ゆめじ」、それに「おもいで（白太）」、ふるさと（黒太）といった伝統の味に加えて、いつも新しい味をかりんとうに盛り込むチャレンジ精神にあふれているところも魅力。生姜風味、ゆず（和三盆煎りゆず）、塩入り桜、かえで（メープル仕上げ）、きなこ（黒糖入り）、など、お邪魔して好みの味を発見するのが楽しみの一つです。

「小桜」さんの商品

店内を彩る「小桜」さんの代表選手

「小桜」さんの茶巾包み

特徴ある茶巾包み。デザインが素敵

小桜さんのうれしさは包装にも。和紙で作られ、巾着の形をした袋にかりんとうが収められています。本当にキュートな造形で、黒をバックに桜の花を小さく、たくさん浮かせた絵柄がまたシック。何かの行事があるとお土産に必ずと云ってよいほど登場する浅草好みの名品です。（もちろん箱詰めも。トップに7種を集めた「きさかた」という名前の箱詰め大・中・小がありますが、“きさかた”とは象潟と書き、その昔この区域が象潟町（きさかたまち）という町名だった名残を込めて命名したものと思われます。象潟町の名前が付いたいきさつと、この地に屋敷の土地を与えられた大名、六郷氏が丸の内の屋敷を追われてこの浅草田圃にポツンと引っ越し先を与えられた事情はなかなか涙ものなので、その辺を注記(12)にメモしておきましょう。

小桜さんにおいとまする前に、お店の正面に立ってもう一度眺めると、江戸時代の店先はこういうしつらえだったのでは、と思わせる味わいがあり、是非寄ってじっくりお店の方とお話を楽しんではいかがでしょうか。

%E3%80%8C%E5%B0%8F%E6%A1%9C%E3%80%8D%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E5%BA%97%E5%86%85.jpg

楽しい会話が生まれそうな味わいのある店内

小桜さんを右（南方向）に出て言問通り方向に戻り、一本手前の小路を左に入りましょう。5656会館の裏手を通り、柳並木が植えられた通り（「柳通り」）を横切りますが、この通りは見落とせません。

このあたりには、どの小路にも道の両側に美味しいお料理が出そうな地元のお店が幾つも連なっていて、お腹が空いてきます。でも、ちょっと待ってください。「梅むら」さんに寄りたいんです。

＜前へ	次へ＞

浅草のコンテンツ一覧

浅草（西部・南部）下町案内

浅草文化観光センター | ゲートウェイステーション | ほていや中塚商店

初小川さんのうなぎ | 雷門から国際通りへ | たばこ店「丸金」さん

浅草（西部・南部）おすすめスポット

おでんの「大多福」 | 世界一のおにぎり観音裏「宿六」 | 大学いも「千葉屋」

祭り装束の相談先「浅草めうがや」 | 浅草のおもてなし5656会館 | 浅草地元ごひいき「小桜」

驚きの豆かん「梅むら」 | アップルパイ「みるくの樹」 | 浅草ニューエージの喫茶店「ダンケ」

浅草百景

特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。