飛ぶ教室

ページ名:飛ぶ教室

登録日:2024/12/13 Fri 08:42:26
更新日:2025/04/06 Sun 10:45:53NEW!
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児童文学 クリスマス 飛ぶ教室 エーリッヒ・ケストナー ワルター・トリヤー


『飛ぶ教室』(ドイツ語: Das fliegende Klassenzimmer)は、ドイツの作家エーリッヒ・ケストナーによる児童向け小説で、1933年11月、ナチスの権力掌握後に出版された。この時期、ドイツでは言論の自由が制限され、多くの作家が困難な状況に置かれていたが、ケストナーはこの作品を通じて子供たちの友情や成長を描くことを選んだ。


物語の舞台は「キルヒベルク」にある「ヨハン・ジギスムンド高等中学」の寄宿学校である。この「高等中学」は、現在の「小学校高学年、中学校、高校」に相当する9年間の教育機関であり、当時のドイツの教育制度を反映している。
男子校のため女性キャラが極端に少ない。
寄宿学校を舞台とする学園物語のジャンルは、主にイギリスで発展したもので、本作でケストナーはそれを取り入れてドイツの背景に移し替えた。


物語は、少年たちが様々な困難を乗り越えながら成長していく様子を描き、友情、勇気、思いやりをテーマにしている。特に、貧しい家庭のマルチンや捨て子のヨーニーなど、異なる背景を持つ少年たちが互いに支え合い、成長していく姿が印象的である。
名作の呼び声高い児童文学だが、題名の意味がSFチックな作中作だったり、序盤は意外と喧嘩の場面が多かったり、割と珍しい作風。
ウリーの勇気試しを筆頭に、自己克服が美徳とされた時代背景を反映しているとも言われる。
どこぞのドイツ軍人「『人間の偉大さは-恐怖に耐える誇り高き姿にある』ギリシアの史家プルタルコスの言葉だ」
一方、ヨーニーが幼少期に経験した「見捨てられる」という辛い体験や、ウリーが認められたいという絶望的な願望から危険な挑戦に挑むこと、マルチンとその家族が直面する貧困の制約、そしてこうした苦難に対抗するための友情の砦という、基本的な問題は時代に縛られないとも評価されている。


カバーイラストは長年のイラストレーターであるワルター・トリヤーが手掛けており、初版と第二版はシュトゥットガルトのドイツ出版社から刊行された。その後の版はチューリッヒのアトリウム出版社から刊行されたが、この時からトリヤーの名前はカバーイラストに記載されなくなった。



概要

1930年頃、ギムナジウムの寄宿舎に住む五人の少年たちが、クリスマス劇「飛ぶ教室」の練習をしながらクリスマス休暇までの数日間を過ごす。この期間、少年たちはさまざまな出来事を経験し、成長していく。彼らは喜びや怒り、悲しみ、驚き、笑いを通じて絆を深め、友情を育む。


物語では、少年たちが実業学校*1の生徒たちと対決し、マッツとワヴェルカの二人のチャンピオンによる決闘や激しい雪合戦が繰り広げられて仲間を救出するエピソードが描かれている。彼らは無断外出して校則を破り、正義先生(ヨハン・ベク先生)の前に連行される。正義先生は自身の少年時代の思い出を語り、友情の大切さを教える。


一方、ウリーは臆病者の評判を払拭するために勇敢な行動を起こすが、骨折してしまう。また、マルチンは貧しい家庭の事情でクリスマスに実家に帰れないことに悩むが、正義先生の助けで帰省できるようになる。


当時の寄宿学校は日本の名門私立校に近いイメージで、ホワイトカラー層の子どもたちが通っていた。マチアスは友達からお金を借りても、家から送られてくるお金で全額返済でき、ウリーは貴族出身で、セバスチャンは家族へのクリスマスのお土産をたくさん買うほどの余裕がある。社会的に見ても、彼らは富裕層だと言える。


そんな少年たちの中で、苦学生をしている主人公のマルチンの辛さは際立っている。また、実業学校の生徒の中にも労働者階級とみられる家庭の描写があり、児童文学でありながら複雑な社会問題が随所に絡められている作品である。


背景

『飛ぶ教室』は、ナチスが権力を掌握する前に出版されたエーリッヒ・ケストナーの最後の本である。本書にはナチスについての明示的な言及はないが、経済危機と大量失業の状況が背景にあり、多くのドイツ人有権者がヒトラーに傾倒したことが示唆されている。


作者のケストナーが、物語に登場する少年たちと同じ年齢のころ、ドイツは第一次世界大戦に参戦。学徒出陣をした先輩たちもいた。その経験からかケストナーは第二次世界大戦やユダヤ人の虐殺に反対し、物語を書くことを禁じられている。


ケストナーはナチスの台頭に伴い、自身の本が他の反体制派の本と共に焼かれる様子を目撃した。彼の他の14冊の本は禁書とされたが、彼の作品は人気があり、文学としても優れていたことから、児童文学のみ書くことを許され『飛ぶ教室』は書店で広く販売された。ケストナーは1933年12月に母親への手紙でそのことを記録している。


あらすじ

物語の主人公は高等科1年生(15~16歳)の仲良し5人組で、彼らはクリスマス劇「飛ぶ教室」を上演するための準備を進めている。劇そのものよりはクリスマス当日までの少年たちの寄宿舎での生活がメインで
友情、勇気、成長をテーマにした感動的な物語であり、少年たちが様々な困難を乗り越えながら成長していく様子が描かれている。

前書き

本作には前書きが2つあり、異様な幕開けとなっている。ケストナー自身が登場し、バイエルン州グライナウでクリスマス物語を書くことを決意する場面から始まる。
夏のまっさかり、小説家のケストナーは母にクリスマス物語を書くよう言われ、ドイツの雪山へ向かう。彼が書き始めたのは、ギムナジウムの寄宿舎に住む少年たちの物語だった。
第二の前書きでは、子供にまつわるリアルを書きたいというケストナーの思いが述べられている。

本編

物語は、ヨハン・ジギスムンド高等中学の仲良し5人組が、クリスマスのお祝い会で上演するオリジナルのクリスマス劇「飛ぶ教室」の準備をしているところから始まる。この劇は、授業が全て現地検証となる未来の学校を描いた五幕物で、先生と生徒が飛行機に乗り、「ヴェスヴィアス火山」「ギザのピラミッド」「北極」「ペテロのいる天国」世界中を旅しながら授業を行うという内容。
劇中には美少年が少女に扮する場面もあり、上級生たちが彼に夢中になる様子が描かれている。
上級生との一悶着を経て劇の準備中、敵対する実業学校の生徒たちが、寄宿学校の同級生を拉致する事件が発生する。以前に旗を奪って破かれたことの仕返しである。五人組は、仲間を救出するために無断で学校を抜け出し、禁煙先生のもとを訪れる。禁煙先生は、学校の近くで世捨て人のように暮らしている元医師で、少年たちの良き相談相手。
禁煙先生のアドバイスを受けた少年たちは、実業学校のリーダーと交渉を試みる。冷静で頭の回転が速いセバスチャンが交渉にあたるが、交渉は決裂する。そこで、少年たちは全面対決を決意し、仲間を増やして人質奪還作戦を計画する。
禁煙先生の提案により、各校の代表による1対1の決闘が行われることになった。ギムナジウムの代表は力持ちのマッツが務め、決闘に勝利する。しかし、実業学校側は約束を破り、人質を解放しなかった。そこで、少年たちは全面的な雪合戦を展開し、その最中に人質を救出することに成功する。
無断外出した少年たちは、最上級生のテオドールに見つかり、正義先生(ヨハン・ベク先生)の前に連れて行かれる。正義先生は少年たちの話を聞き、軽い罰にとどめる。杓子定規なテオドールに聞かせる意図もあって自身の少年時代の思い出を語り、友情の大切さを教える。正義先生の親友は奥さんと子どもを亡くし、今では連絡が取れなくなってしまったという話を聞いた少年たちは、彼の親友が禁煙先生であることに気づき、二人を再会させる計画を立てる。少年たちの計画により、正義先生と禁煙先生は再会を果たす。
ヨーニーとマルチンが正義先生を禁煙先生の住む客車へ連れて行って引き合わせている間に、ウリーは臆病者の評判を払拭するために、をパラシュート代わりに高いはしごの上から飛び降りる。しかし、彼は足を骨折してしまい、クリスマス劇に出演できなくなる。ウリーの勇敢な行動で持ちきりの7年生たちにセバスチャンは、ウリーが勇敢なのは飛び降りたことではなく自分の弱気と向き合ったことだと反論する。
元医師である禁煙先生がウリーの手当てにあたり、正義先生は彼に医師として復帰することを勧める。
一方、マルチンは貧しい家庭の事情でクリスマスに実家に帰れないことに悩む。彼は友達にも打ち明けられず、一人で耐え忍ぼうとする。
終業式の日、クリスマス劇『飛ぶ教室』は成功に終わったが、正義先生はマルチンの様子がおかしいことに気づく。
禁煙先生はギムナジウムの校医として復帰し、少年たちの良き相談相手として再び彼らを支えることになる。
それは少年たちから自分へのクリスマスプレゼントだと感謝する正義先生はマルチンに旅費をプレゼントし、彼が家族のもとに帰ることができるようにするのだった。


後書き

物語はケストナー自身の視点に戻り、彼がヨーニーと会話することで現実と物語がつながっていることを示す。
本編を書き終えたケストナーはベルリンに戻り、船長とヨーニーに2年前の事件を本に書いたことを伝え、船長から彼の作品の相談を受けるシーンで幕を閉じる。


主な登場人物

「5人組」

ヨーニー(ヨナタン・トロッツ)
アメリカの親に捨てられた孤児で、文学青年。生まれはニューヨークで、幼少期に実の親に捨てられ、船長の妹夫婦に引き取られて育てられた。今年は船長が航海中のため、休暇中も学舎に一人残ることになっている。
作家志望で、本作の劇『飛ぶ教室』の脚本を書いた。冷静で達観した性格を持ち、詩と執筆を愛し、いつか偉大な作家になることを夢見ている。優しい女性と結婚し、自分の子供を捨てないことを誓っている。

マルチン・ターラー
貧しい家庭の出身ながら奨学金で学校に通う苦学生。成績は優秀で、絵の才能もある。正義感が強く、「5人組」のリーダー的存在。仲間を奪還する際の采配ぶりが素晴らしい。
クリスマスに家に帰るための旅費がなく、非常に悩んでいるが、強い正義感を持ち、奨学金を失うリスクを冒してでも友人と共に戦う。

マッツ(マチアス・ゼルプマン)
大柄で力持ちの少年。おばさんがボクシングをやっており、プロボクサーを夢見ている。食いしん坊で、仲間たちにとって頼りになる存在。ウリーに対して過保護な一面もある。
成績はよくないが、明るくて優しい性格をしており、いつもお腹を空かせている。

ウリー(ウルリッヒ・フォン・ジンメルン)
金髪で小柄な裕福な少年。実業学校の生徒たちとの雪合戦の時、恐怖で戦線を離脱するが、マッツに慰められる。
貴族出身のお坊ちゃんで、クリスマス劇「飛ぶ教室」では女装をして女の子役を演じることになっていた。
事件の後は通学生によってゴミ箱に入れられ天井から地図を吊るすフックにかけられる仕打ちを受け、
戦いから逃げたことを気に病んだ彼は勇気を示そうと梯子から飛び降りた結果、足を骨折し、劇は代役を立てることになる。

セバスチャン・フランク
皮肉屋で知識豊富な少年。遺伝学や哲学書を愛読する読書家で、学内一頭の回転が速い。
冷静な参謀役を務めシニカルな性格だが、実は繊細な感性を持っている。孤独を愛する冷たい仮面をかぶっており、
弁が立ち、交渉の立場で活躍し、友達すら小馬鹿にすることもあるが、ウリーの一件を通じて自分は弱みに向き合えていないと吐露するシーンで、キャラクターの深さを示す。

五年生(14~15歳)

ルディ・クロイツカム
仲間たちのノートを父クロイツカム先生に渡す役割を担っている。実業学校生に拉致され、地下室に閉じ込められる。
友人のフリードリンと共に20人ほどの生徒に襲われ、地下室で洗濯ロープで縛られていたため、ノートを守れなかったと説明している。

九年生(17~18歳)

いろおとこテオドール(テオドール・ラバン)
マルチンの監督生で、教師たちの期待に応えようと努力し、良い生徒としての立ち位置を保とうとしている。しかし、その過程で大人のルールに従い、マルティン達の無断行動を告げ口することが多く、これが二人の間に衝突を生む要因となっている。特に、子供の世界では告げ口は大きなルール違反とされるため、マルティンとの関係は緊張したものになるが、正義先生から友情の思い出を聞かされた後は、マルティンの絵を褒めるなど態度を改め、単なる意地悪なキャラクターではなく成長を見せる。

大人たち

禁煙先生(ローベルト・ウトホフト)
1年前から学校の近くの市民農園に住み、鉄道会社から払い受けた廃車の禁煙車両で隠遁生活を送っているため「禁煙先生」と呼ばれる男性。
年の頃は35歳ぐらいで、昼は農園の花の世話をし、夜は酒場でピアノを弾いて生計を立てている。少年たちの良き相談相手であり、人生の先輩として彼らを暖かく見守っている。
なにか悲しいことがあって世捨て人のような生活をしているのだろう、と少年たちは感じている。ちなみに愛煙家である。

正義先生(ヨハン・ベク)
舎監で、生徒たちから親しまれている教師。正義感が強く、子供たちの気持ちを理解し、相談相手として信頼されている。
ルディが実業学校の生徒に監禁されたことを相談してもらえず、まだ信頼されていないことを感じて、自分の昔話をする。
元ヨハン・ジギスムンド学校の生徒であり、その頃、病気の母を見舞うために寮を抜け出す時、親友が身代わりになって助けてくれたという自身の辛い経験を踏まえ、子供たちが同じ苦しみを味わわないように学校に戻ってきた。
ちなみにその親友は有能な医者だったが、妻と子供を助けられなかったことを気に病み彼にも何も言わず失踪してしまったという。

クロイツカム先生
ギムナジウムの国語(ドイツ語)の教師。
ルディが実業学校の生徒に監禁された時は、両親ともルディが食事の時間にいないことに気づかず、友達の家で食事をしていると伝えられたため安心していた。
教え子でもあるルディに皆の前でノートが燃やされたいきさつを尋ね、無表情のまま自分のことである親の無関心を責める独特のユーモアを持っている。
ウリーが天井から吊るされた時には、
この後のドイツを考えると作者からのメッセージっぽいことを言っているのだが、異常な状況に対して厳粛に対応するためなんか面白い空間を作り出す。

メディアミックス

映画化

『飛ぶ教室』は、2024年までに4回映画化されている。


1954年の映画『飛ぶ教室』は、クルト・ホフマンが監督を務め、原作に最も忠実な作品で、エーリッヒ・ケストナー自身が登場し、物語を語る役割を果たしている。


1973年の映画『飛ぶ教室』では、ヴェルナー・ヤコブスが監督を務め、ケストナーが小説を書く過程を描いた前日譚が省略され、1970年代の生活環境に合わせた軽微な変更が加えられている。
物語の舞台は冬から夏に変更され、結末も大きく改変されており、映画の最後ではクラス全員がモンバサに飛び立ち、「飛ぶ教室」が現実のものとなる。


2003年の映画『飛ぶ教室』では、この映画はトミー・ヴィガンドが監督を務め、原作の大幅な改変が行われている。クリスマス劇はラップになっている他、原作で詳述されていた集団乱闘シーンはほとんど省略され、主要な登場人物は平和主義者として描かれて、実業学校との抗争は学内の通学生からのいじめという現代的なテーマに置き換えられている。
また、物語の舞台はキルヒベルクの男子校のヨハン・ジギスムンド寄宿学校からライプツィヒの男女共学のトーマス合唱団寄宿学校に変更されている。
この映画では、物語とキャラクターが現代に合わせて変更されており、セバスチャン・フランクとルディ・クロイツカムが融合して「セバスティアン・クロイツカム」という赤毛のオタクキャラクターが登場し、クロイツカム先生も校長先生の役割が統合されている。
プロットにも女子が絡みマルティンの悩みも離婚問題に置き換えられているが、原作のメッセージは、損なわれず描かれている。
一般的に「映画『飛ぶ教室』」といえばこの作品を指す。
2023年には、さらに新しい映画化が行われ、物語の舞台は夏に変更され、南チロルに移された。
何人かの主要キャラは女体化されている。例えば、マルチンはマルティナに、校長はクロイツカム夫人に変更されているが、原作の基本的なキャラクターはよく認識でき、ケストナーの重要なメッセージもこの新しい形で明確に伝えられている。
2020年代に合わせて、生徒たちは携帯電話を使って『飛ぶ教室』の映画を撮ろうとするが、失敗に終わる。枠物語も完全に変更され、ベルリンのシングルマザー家庭から来たマルティナが奨学金を得るために南チロルの寄宿学校を数週間訪れるという内容になっている。




舞台化

『飛ぶ教室』は、舞台作品としても複数回にわたり上演されている。


2012年: 『飛ぶ教室』 - ユンゲス・テアター・ボン


2014年: 『飛ぶ教室』 - フランツィスカ・シュタイオフによる舞台版


2016年: 『飛ぶ教室』 - ジェレク・ビショフ作曲、バーゼル劇場


2023年: 『飛ぶ教室』 - カトリン・シュヴァイガー作曲、マルコ・ドット脚本、ザルツブルク州立劇場


2023年: 『飛ぶ教室』 - ルチア・ロンケッティ作曲、フリーデリケ・カリグ脚本、デュースブルク劇場の若者オペラ


これらの舞台作品は、それぞれの時代や場所に合わせてアレンジされ、原作の魅力を新たな形で伝えている。


続編

ケストナーは、1936年の1936年ガルミッシュ・パルテンキルヘンオリンピック冬季大会後に続編として短編「生徒が二人、姿を消した」を執筆した。
この短編は、ナチス政権下で執筆され、ドイツとイギリスが戦場で敵兵として再会する可能性が現実味を帯びていた時代、彼らとイギリス選手との交流を描く物語である。
1936年ガルミッシュ・パルテンキルヘン五輪のアイスホッケー男子ではイギリスチームが強豪カナダを破って初優勝を果たした史実を題材としており、
マッツとウリーが寄宿舎を抜け出してバイエルン州ガルミッシュ=パルテンキルヒェンで冬季オリンピックを観戦し、
ドイツとのハーフのイギリスのアイスホッケー選手と一悶着の後仲良くなり、金メダルを獲得した彼らの宿舎に泊めてもらい
迎えに来た正義先生も加えて再開の約束をして別れる様子が描かれている。


宿や前売り券の確保もせずやってきて凍えるマッツとウリーなど舞台設定にやや無理矢理なところもあって
本編ほどの成功を収めることはなかったが、後に『Das Schwein beim Friseur(ブタの散髪屋)』に収録された。



でもね、追記・修正ができているかどうかはチェックできるけど、良項目になっているかどうかはチェックできないからね。それは後になって決まることだ
賢さをともなわない追記・修正は乱暴でしかないし、追記・修正をともなわない賢さは屁のようなものなんだよ
wikiの歴史には賢くない人々が追記・修正し、賢い人々が追記・修正を恐れた時代が幾らもあった.これは正しいことではなかった。

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*1 おそらく現在の実業学校ではなく、当時の上級実科学校のオーベルレアルシューレ

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