登録日:2023/05/25 Thu 18:30:26
更新日:2024/07/05 Fri 13:45:08NEW!
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dm デュエル・マスターズ 不死鳥編 w・ブレイカー ドラゴン ポセイディア・ドラゴン ベリーレア スーパーレア 馬場菜緒 蒼神龍スペル・グレートブルー デュエル・マスターズ プレイス
突如現れた蒼神龍は、魔力を巧みに操る。
《蒼神龍スペル・グレートブルー》とは、TCG『デュエル・マスターズ』のクリーチャー。
DM-22「不死鳥編 第4弾 超神龍雷撃(ザ・ドラゴニック・ノヴァ)」で登場した水文明のポセイディア・ドラゴンであり、DM-22で初登場した水のドラゴンの初の高レア。
後にDMC-48「HEROES PACK(ヒーローズ・クロス・パック) ザキラ編」でも再録された。
●目次
【解説】
蒼神龍スペル・グレートブルー VR 水文明 (7) |
クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン 6000 |
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードがコスト7以下の呪文であれば、コストを支払わずにすぐに唱えてもよい。それ以外のカードの場合は墓地に置く。 |
W・ブレイカー |
アタックトリガーで山札からカードを表向きにし、呪文の場合はコスト7以下のカードであれば唱えることが出来る。その条件以外のカードの場合は墓地に置かれる。
見落としがちだが呪文の踏み倒しは任意であり、唱えたくない場合は山札にそのまま戻す形で能力を不発にするという形も取れる。
呪文の踏み倒し能力の時点で弱くはなく、攻撃時に更なる追い打ちを掛けられる呪文を唱えれば一気にゲームエンドに近づく勢いを付けることもできる。
唱えられる呪文の制限が付いているのは不便な感覚も覚えるが、コスト7以下の範囲内でも強力な呪文が多いので色々な呪文との組み合わせが考えられる。
例えば相手の手札を一気に落として反撃を封じる《ロスト・ソウル》、クリーチャー数のアドバンテージを稼げるほか、スペル・グレートブルーの不発で墓地に落ちたクリーチャーのケアも出来る《インフェルノ・サイン》、破壊・バウンス・全タップと攻撃時に一気に様々な展開が可能な《S・S・S》などが候補になるか。
一方で弱点も少なからず見当たり、特に速攻性が低い水文明のアタックトリガーという性能によるタイムラグという部分が挙げられる。
パワー設定も7コストでパワー6000と標準からやや低めであり、火力除去や強制バトル効果に対しても弱い。
特に要の能力がアタックトリガーなので、単純にバウンスされて再度場に出す必要が出るだけでも大きな痛手となる。
ただし、幸いにも所持種族がドラゴンであるため、種族のサポートカードでコスト軽減や踏み倒しを利用すればカバーは出来る。
また、山札からの踏み倒しなので能力の発動は不確定要素が絡みやすく、山札操作などの仕込みも必要となる。
ここは元々水文明は山札操作がお得意なのでサポートには困らないだろうが、所謂介護要員は高確率で必須。
不発の場合でも墓地肥やしになる点や所持種族を活かし、《黒神龍グールジェネレイド》を落としてスペル・グレートブルーの除去にプレッシャーを与えるという戦法も考案されたことがある。
呪文の踏み倒しやサポートが少なからず必要という性質から、スペル・グレートブルーを中心に呪文を踏み倒す専用デッキも開発された。
しかし、このような専用デッキは呪文に偏重しやすい性質から妨害や速攻に弱く、後に登場した《ヴォルグ・サンダー》で大ダメージを受ける欠点もあった。
ところがこれは後に登場したツインパクトカードで呪文偏重デッキにクリーチャーを入れやすくなった点やヴォルグ・サンダーのプレミアム殿堂によって改善されている。
このようにそこそこロマンのあるドラゴンだったのだが、元々の上級者向けのスペックであることに加えて呪文の踏み倒し自体がインフレしたことによって使われる機会はほぼなくなっている。
インフレによってもっと使いやすく、スペル・グレートブルーのようなコスト制限などの条件も緩いカードが増えてしまったのだ。
同コスト域限定で見ても《邪眼皇ロマノフI世》や《紺碧術者 フューチャー》や《聖霊左神ジャスティス》など、一応は上位互換でこそないが明らかにスペル・グレートブルーよりも使いやすい呪文踏み倒し能力持ちが多く存在している。
《蒼の潮流スーパー・スペル・グレートブルー》などの強力になった上位種の派生カードなども存在しているため、出番が回ってくることはないだろう。
このように今は使われる可能性は薄いがそれでも当時新しい存在だった水文明のドラゴンとしてのインパクトは強く、少なからず派生カードも出ているなどユーザーに印象を残していることは事実である。
【派生カード】
蒼の潮流スーパー・スペル・グレートブルー SR 水文明 (8) |
クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン/ハンター 8000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を見る。それが呪文であれば、コストを支払わずに唱えてもよい。 |
W・ブレイカー |
ハンターと化した上位種の派生カード。名前が長い。
コストが上がった代わりにパワーも上がり、呪文の踏み倒しでもコストの縛りが消えたことに加えてcipでも使えるようになった。
元ネタの弱点だったタイムラグや呪文の縛りなども消えており、種族サポートなどの方面も強化されている。
結果としてあくまでも上位種という立場だが、元ネタのほぼ上位互換的存在として扱われることが多い。
龍装者 スペレート R 水文明 (5) |
クリーチャー:ドラゴンギルド/ムートピア 5000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを3枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を1枚捨てる。 |
スペル・グレートブルーっぽい骨を使ったと思われるドラゴンギルド。
能力は元ネタの面影が無いタイプのドラゴンギルドであり、cipで大量のドローと手札からセルフハンデスによる墓地肥やし兼手札交換を行う。
実質的に手札を2枚引ける墓地肥やしだが、新章時点での5コストカードとして考えると地味で中途半端なスペックではある。
マニフェストII世 <スペル.Star> P 水文明 (6) |
スター進化クリーチャー:トリックス/ポセイディア・ドラゴン/チームウェイブ/レクスターズ 9000 |
<バズレンダ>[無色(2)](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で[無色(2)]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーが出た時、そのBR能力を1回と、追加で[無色(2)]支払った回数、使う) |
BR-カードを1枚引く。 |
スター進化:レクスターズ、または水のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる) |
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする) |
このクリーチャーが攻撃する時、自分の手札の枚数より小さいコストを持つ呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。 |
《ソーシャル・マニフェストII世》に力を貸したレクスターズとしてのスペル・グレートブルー。
バズレンダによるドローを持ち、更にアタックトリガーでの呪文踏み倒しやコスト制限などの面でも元ネタをかなり近い形で再現している。
手札の枚数で踏み倒しの威力が変わるという不安定さを持つが、そこはバズレンダで手札を増やして補うという設計と見られる。
【関連カード】
アクア・スペルブルー R 水文明 (7) |
クリーチャー:リキッド・ピープル/ハンター 2000 |
S・トリガー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札をシャッフルし、その後、上から1枚目を表向きにする。そのカードが呪文であれば、コストを支払わずに唱えてもよい。呪文でなければ、自分の手札に加える。 |
名前に強い面影を残すカードだが、踏み倒し方はシャッフル後となり、外れの場合も手札に加えるようになった。
スーパー・スペル・グレートブルー同様コスト制限が無く、S・トリガーによって運次第の逆転も狙える。
後にツインパクトとなり自分自身も当たりとなった《アクア・スペルブルー/インビンシブル・オーラ》も登場。元と異なりマナとしてはタップインな点に注意。
8月 P 水文明 (8) |
クリーチャー:2016カレンダー 8000 |
W・ブレイカー |
2016カレンダーというネタ種族のカードだが、スペル・グレートブルーが《キューティー・ハート》と共に8月枠のメインイラストに選ばれた。
ただし、構図的にはどちらかと言えばキューティー・ハートがメインのイラストだと思われる。
性能的には使い道がない準バニラであり、パワー設定などもイラストのクリーチャーとは噛み合っていない。
【デュエル・マスターズ プレイス】
蒼神龍スペル・グレートブルー SR 水文明 (6) |
クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン 6000 |
攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードが呪文であればコストを支払わずに唱え、呪文でなければ手札に加える。 |
W・ブレイカー |
DMPP-07「超神星爆誕 -GATE OF DISASTER-」にて収録。レアリティがスーパーレアに昇格した。
パワー設定はそのままにコストが1下がっており、呪文発動もコストの上限が消えたのでインビンシブル呪文を唱えることも出来る。
更に非呪文カードは墓地ではなく手札に加えられるようになったため、不発だった場合でも最低限の手札補充が可能となっている。
ほぼTCG版からの上方修正と言える性能だが、呪文発動が強制化したことで小回りが効かなくなった点や墓地にカードを落とさないので上述したようなグールジェネレイドとの組み合わせが出来ない点では一応弱体化要素とも考えられるか。
【余談】
- DMC-48版ではキサナドゥのヒーローズ・カードとして登場したが、実際には原作ではX(キサナドゥ)とスペル・グレートブルーに全く関係性はない。
むしろ漫画でスペル・グレートブルーを使用していたのはV(バベル)なのだが、そちらはDMC-48では《クリムゾン・メガ・ドラグーン》のヒーローズ・カードになっている。
派生カードのスーパー・スペル・グレートブルーもイラストはDMC-48版をイメージしたデザインとなっており、結果として何故か縁がなかったはずのキサナドゥをイメージしたクリーチャーの枠組みに入ってしまったと解釈できる。 - 『パズル&ドラゴンズ』のコラボにおいても登場。ドラゴンと悪魔タイプの攻撃力を上昇させるリーダースキルを持ち、進化すると《超神星ネプチューン・シュトローム》になる。
ところが原作TCGにおいてはネプチューン・シュトロームの進化元にスペル・グレートブルーの種族は指定されておらず、パズドラでの形になることはまずあり得ない。
パズドラにコラボで登場したDMのクリーチャーの進化は基本的にTCGの設定を守っているため、スペル・グレートブルーだけ何故このような設定になったのかは不明。
一応同じシリーズ(不死鳥編)出身という微妙な繋がりはあると言えばあるが…。
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- 愛の戦士御用達 -- 名無しさん (2023-05-25 21:30:20)
- 出てくればフォートレスをぶっぱなしてくれるお得龍 -- 名無しさん (2023-05-26 13:32:44)
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