登録日:2023/05/02 Tue 00:00:00
更新日:2024/07/05 Fri 13:20:55NEW!
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※本記事は『BORUTO‐ボルト‐』に関するネタバレが含まれています。
かつて実際に「神」と呼ぶべき存在へと進化を遂げた者
「大筒木シバイ」
大筒木シバイとは、漫画『BORUTO‐ボルト‐』の登場人物。
◆もくじ
◆概要
大筒木一族の直系に数えられる人物。
一族の最終目的である「神」の境地へと辿り着いた大筒木で、ジゲン以上の能力を有するエイダ・デイモン姉弟の力の根源としてその存在が明らかになった。
カグヤのように第三の眼を額に開眼しており、額から側頭部にかけて二本の巨大な角が生えている。
長髪を棚引かせて顎髭も生やしているが、その素顔は陰影で隠されて窺い知れない。
また、奈良時代の貴族のような衣装を羽織っている事が多い大筒木の中では珍しく、服装は脚が隠れる程に長い黒布を纏っているのみである。
本編には登場していない設定だけの存在であるものの、その絶大な影響力から一部ではラスボス候補とも言われている。
◆能力
神の領域に至った力は尽くが驚異的なものであった。
シバイが腕を振るれば風遁のごとき暴風を巻き起こし、発する怒号は雷遁さながらの雷を落としたという。
いずれの術も範囲と効力が途方もない程に広く強大で、全知全能と呼ぶに相応しい神の御業を宿していた。
それらは神の手による奇跡に等しい現象「神術」と称されている。
六道仙人の忍宗に端を発する忍術もまた、印を結びチャクラを練り上げる事で神術と同じ現象を再現しようとした試みに他ならない。
一方でシバイ専用の能力というわけではないらしく、楔を始めとした一部の神術は他の大筒木も使用を可能にしている。
また、シバイから抽出したDNAを被験者に移植する事で、柱間細胞のように他者でも神術の一部を発揮できるようになる。
ただしどの神術が発現するかは分からない完全なランダム仕様となっていて、移植を施す三途アマドにもコントロールできない。
大抵は人知を超えた超常的な力が宿る一方、中には潜在的な願望を歪んだ形で叶える制御不能の神術もあるため、移植にはリスクが伴う。
◆使用術
- [[白眼/千里眼>白眼(NARUTO)]]
右目に宿している一族共通の瞳術。
広い視野と透視能力を持つ「視る」ことに秀でた眼だが、シバイのそれは文字通り次元が違う。
その感知範囲は半径数百メートルどころか里や国を越えて惑星全域に至り、果ては大筒木一族の時空間忍術でしか立ち入れないような遙か遠方の異空間も含んだ世界のあらゆる場面を見聞きできるのである。
しかも自身の出生以降なら過去の出来事も録画感覚で遡って閲覧できるため、数千年の時を生きたシバイなら遙か過去をも見渡せる。
まさに「全知」と言っても過言でない異次元の感知能力であり、全知全能を体現する神術の一つとなっている。
作中では「千里眼」としか呼ばれていないものの、基本性能の視野と透視が極限まで高まった能力である事から白眼の発展系と推測される。
後にシバイのDNAを移植されたエイダに宿った。
- 黒眼(推定)
左目に宿している瞳術。
詳細は分かっていないが、黒目に混じった模様や「少名毘古那」と「大黒天」が神術として数えられていた事から、大筒木イッシキの右目と同じ瞳術と思われる。
額に開眼している第三の目。
こちらもビジュアルでしか判明していないものの、基本能力である六道の術や固有瞳術は当然使用できると思われる。
ちなみに額の目を宿した大筒木は数いたが、三つの眼それぞれが別々の瞳術を開眼しているのはシバイが初である。
他者に自分のデータを埋め込んで徐々に解凍させ、自らのバックアップを作り出す神術。
シバイの場合は幾度も転生を繰り返して不死を実現するために使用した。
- 反射
自身に降りかかる攻撃を跳ね返す神術。
掌で他者に触れる事を発動条件として、シバイに危害を加えようとするあらゆる攻撃が寸々違わず反射される。
更には殺意を向けただけでもイメージの結果が跳ね返されてしまう。
銃で撃とうとすれば逆に頭が吹っ飛び、刀で斬り殺そうと思えば独りでに首が切断されるといった具合である。
後にシバイのDNAを移植されたデイモンに宿った。
- 爪痕
任意の場所に特有のマーキングを施して自在に移動できる神術。
飛雷神の術を想起させる能力で、こちらは異空間の壁をも越えられる。
時空間忍術を操れる大筒木には無用の長物のようにも感じられるが、相手に仕掛けた爪痕から掌で触れれば即座に反射の発動条件を容易に満たせる等、他の神術との組み合わせを考えるとかなり脅威的。
後にシバイのDNAを移植されたコードに宿った。
- 全能
何もかもを具現化できる神術の中の神術。
全知全能の「全能」を司る究極の力であり、その絶対的な改変は後にシバイの身体を離れてうずまきボルトに最悪の形で降りかかる事となる。
詳しくはリンク先を参照。
◆劇中の活躍
星に十尾を植えて神樹を生やし、やがて実る星の命の結晶「チャクラの実」を喰らって進化していく大筒木一族。
そんな一族の一人である大筒木シバイは楔による転生のサイクルで死を克服し、事実上の不死として幾千年に亘りチャクラの実を喰らい続けてきた。
そして度重なる進化の果てに、比類なき唯一無二の存在「神」となった。
同時に高次元の存在へと昇華した事で、シバイは転生に縛られる物質的な肉体を必要としなくなっていた。
いつしか体を捨ててこの次元から去って行き、後にはシバイの遺体だけが残されたという…。
次元を渡った後の動向は分かっていないが、大筒木イッシキが一族の目的と共に語った「神」のイメージとして、シバイに酷似した角を持つ存在が描かれている。
しかし三つの眼全てが白眼となって頭部には巨大な球体が備わり、そこから夥しい数の白眼を背景に従えた異形の姿は角以外シバイと似ても似つかない。
次元を越えた事で姿形も変わり果てたのだろうか…?
また、遺体に関してはどのような経路を辿ったか不明なものの、「殻」に所属する天才科学者・三途アマドの手へと渡っている。
アマドは遺体から採取したDNAを利用して、他者へと移植する事で神術の一部を発現させる技術の確立に成功しており、改造人間のエイダやデイモンはその産物であった。
だが、一片でさえジゲンを大きく超えるその力は殻における支配力を揺るがすとして危険視され、特例のコードを除き廃棄命令が下された。
後にそのコードの手で廃棄を免れていた姉弟は封印を解除され、それぞれの神術によって忍界を巻き込んだ異変を引き起こす事となる…。
◆余談
- 名前のモチーフは神になった作中の経緯などからして、神シバイ…もとい紙芝居と思われる。
安直かつこれまでの命名規則から外れているようにも感じられるネーミングだが、紙芝居と言えば大筒木一族のモチーフになってきた『かぐや姫』『桃太郎』『金太郎』『浦島太郎』『一寸法師』などの日本昔話を語り聞かせる媒体であり、既存の大筒木とは次元が違う事を表した秀逸な名前となっている。
- 漫画版79話におけるモモシキの発言から、神に至れた大筒木はどうやらシバイだけでなく過去にも複数いた事が示唆されている。
イッシキが語った「比類なき唯一無二の存在」という神の定義に反しているが、次元を越えた先で神同士が出会った際にはどうしているのだろうか。
また、神と言えば「シキ」の名を冠した封印術によって召喚される、大筒木一族に近い特徴を備えた死神がいたような…?
追記・修正は神になってからお願いします。
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▷ コメント欄
- 最早柱間細胞の上位互換レベル -- 名無しさん (2023-05-02 00:05:59)
- 項目でも書いてあるけど、シバイって名前そのものが頂点感あっていいよね -- 名無しさん (2023-05-02 00:51:40)
- イッシキの語った神のイメージの白眼の塊らしきものはTHE LASTの転生眼を彷彿とさせる -- 名無しさん (2023-05-02 01:46:46)
- 素の力は恐らくデイモン・イッシキ以上でどんな攻撃も「反射」で跳ね返し「千里眼」で全てを見渡し対処すべきなら「爪痕」や時空間忍術で瞬時に移動そもそも大筒木以外なら動くまでもなく「全能」で自らの都合の良いように改変と…なんやこのチート -- 名無しさん (2023-05-02 08:00:26)
- ネーミングが部下が食品縛りなのに対しボスがそれらを保管できる冷蔵庫を意味するフリーザみたい。 -- 名無しさん (2023-05-02 18:22:57)
- こいつなら -- 名無しさん (2023-05-02 19:06:49)
- リスク一切なしの死者蘇生とかもポンポン使えそう、って書く前に送信してしまった -- 名無しさん (2023-05-02 19:10:10)
- 蘇生関連は穢土転生しかり基本的に等価交換が求められるシビアな世界観だから流石のシバイでもノーリスクとは行かんと思うけど、楔で予め「器」を用意してから命尽きるまで輪廻天生すれば継続的な大量蘇生は出来ちゃうね -- 名無しさん (2023-05-02 19:36:45)
- 死者蘇生系は長門の外道・輪廻天生の術とか六道仙人が歴代の五影全員を霊体として召喚したりしてるからそれより遥か格上のシバイなら余裕だろう -- 名無しさん (2023-05-02 22:33:56)
- ↑6 防御・探索・移動とチートだが割とバランスが取れた能力を持ってるな強いて言うなら攻撃面かまあ全能がある時点でもう攻撃能力の必要性はほぼ無いが -- 名無しさん (2023-05-03 07:39:26)
- もう瞳力で惑星を破壊くらいできたとしても驚かんよ何十~何百個のチャクラの実を喰らってるんだろうし復活とかしないで高次元で謳歌しといてください -- 名無しさん (2023-05-03 18:28:59)
- 遺体が地球に有ったってことは最後は地球で死んだんだよね?カグヤが地球に来た時点で既に地球に神樹が存在していたけどやっぱりシバイとシバイの相方が地球に持ち込んだのかな? -- 名無しさん (2023-05-04 09:28:30)
- こいつがナルト世界の星に最後来てる筈なのに星が荒廃して滅び去っていないって時点で復活ラスボスフラグか逆に「愛」に目覚めた会心してなんやかんや世界に細工してるかのどっちか -- 名無しさん (2023-05-04 16:51:08)
- いやジゲン(イッシキ)が別の星から時空間忍術で運んで来た可能性もあるだろ ジゲン「おいお前天才科学者ならコイツを使ってなんか有用な戦力を造ってみろ」でやらせたらエイダ・デイモン・コードとジゲンの自分以上の強さや能力の問題児だったので弱体化を飲んだコード以外は処分で科学忍具のボロとそれに劣るデルタにクローンの果心居士で妥協したんだろう -- 名無しさん (2023-05-04 23:11:28)
- 死んでからまさか自分の遺体が下等種の人間の科学者に悪用されるとか思っても無かったろうな柱間も大概悪用されたがコチラは限定的とはいえ神術が使えて戦闘力では大筒木レベルもいるし -- 名無しさん (2023-05-05 19:16:19)
- モモキンウラシキは高く見積もっても六道マダラくらいだろうし、イッシキは能力も体術もめっちゃ強いけど過去に半殺し(物理)にされてるし…って中で名実共にカグヤの格上として説得力ある大筒木がようやく出てきたかって感じ。あの初見殺し&即死技のオンパレードなチートウサギババアのハードルを越えるのはなかなか至難だと思ってたら、同じくチート全部乗せで上回ってくるのは単純だが分かりやすい。 -- 名無しさん (2023-05-08 16:28:56)
- こんだけの能力持ってても肉体邪魔だし(゚⊿゚)イラネできるのはマジ頭オカシイなんでも思い通りになってしまうのが (゚⊿゚)ツマンネとかが理由か? -- 名無しさん (2023-05-09 22:05:15)
- 大筒木一族も穢土転生出来るのかな?もしも可能ならコイツの死体が大蛇丸辺りに渡ったらそれこそ世界が滅びるんじゃね -- 名無しさん (2023-05-10 00:10:24)
- 仮に復活してもドラゴンボール超の全王と同じで敵にも味方にもならんポジに落ち着いて欲しい最強の肉体にチート能力てんこ盛りの奴相手に蹂躙されるとか勘弁 -- 名無しさん (2023-05-10 07:46:06)
- 敵にはならず何かしらの試練をボルトに与えそうな人。こんなんが敵に回ったらカグヤの封印解いて味方につけても倒すの無理だろうし -- 名無しさん (2023-05-11 11:27:35)
- ↑2 全王は一応人間レベルで人の成長を望む程度には良心的だが大筒木にとって人間は神樹にチャクラを吸われて死ぬ下等生物としか思ってないしコイツにいたっては一番多くのチャクラの実を食ってる=多くの星の生物を犠牲にしてるって事だから間違いなく復活したら敵にしかならんやろ -- 名無しさん (2023-05-11 23:35:54)
- 転生に縛られる物質的な肉体てのはモモシキとイッシキを見てたら凄い説得力だなアイツら器と言う肉体に縛られ振り回されっぱなしだから -- 名無しさん (2023-05-18 21:08:31)
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