アラック(名探偵コナン 特別編)

ページ名:アラック_名探偵コナン 特別編_

登録日:2022/12/26 (月) 23:32:10
更新日:2024/06/28 Fri 13:34:45NEW!
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名探偵コナン 名探偵コナン 特別編 外道な犯人 黒の組織 ルガー 飛行船 殺し屋 歌手 卑劣 アラック アミリーン



名探偵コナン 特別編』に登場した人物のひとり。


特別編第26巻(阿部ゆたか&丸伝次郎コンビが担当)に収録されている『飛行船にかけた願い』に登場。



人物

黒の組織に所属している殺し屋。
手段は「自分より弱い者を人質に取り、それを利用して目的を果たす事」


名前の由来はアラビア語起源で蒸留や蒸留酒の事を指しており、直接酒と関係ない単語が使われており、これは本編に登場する組織のメンバーと重複させない為と思われる。


その依頼を糸を使った暗号*1でやり取りする人物だが、灰原(シェリー)はアラックの顔を知らない。


活動

表の顔はバナスヌガラ国出身の人気歌手「アミリーン」として活動しており、バナスヌガラ国所有の飛行船内でカラオケしていた時の女性客の歓声も大きい。


その顔を利用し、バナスヌガラ国の姫であるラトゥナの叔父であるヤクブ(国王の弟)の依頼で大臣2人を殺害。
さらにはラトゥナの命を狙い、船内の構造に精通しているのを利用して、船内ラウンジでのパーティー中に船内を停電させ、その間にボディーガードを気絶させて銃を奪い、ラトゥナを狙撃するもコナンが蹴ったサッカーボールによって暗殺に失敗。
停電中の狙撃の為、火花を消すサイレンサーの代用品してグレープフルーツを使用していたが、それを飛行船の船長に発見され、その後に乗客の女性が匂いを嗅いでいると、アミリーンの身体からグレープフルーツの匂いがした事で「アミリーン=アラック」だとコナンと灰原に気づかれてしまう。


正体がバレた後は隠していた銃を持ち、灰原を人質に取るなど卑劣な手段を取るも灰原から自身の手段を指摘され、さらに殺される運命だと言われると動揺。
その後に自身の卑劣な手段でラトゥナが飛び降り、コナンも救出しようとして落ちていった事で爆弾を使って飛行船を爆発させ、自身の正体を知る灰原を連れてパラシュートで脱出の準備をし、脱出しようとした時にアラックは窓に何かがついている事に気づき、上から覗くと伸縮サスペンダーを使っているコナンとコナンに捕まっているラトゥナに気づき、銃を使おうとするも腕時計型麻酔銃で眠らされてしまう。


その後はボディーガードによって連行され、警察に逮捕されたが、護送中の車内で歯に仕込んでいた毒薬で自殺。
組織の仕事に失敗するといずれは始末される為、殺害される前に自ら命を絶った。


灰原を見てシェリーと気づかなかった事、コナンが落下する時に灰原が工藤君と言っているのに気づかなかった事を考えると、コードネームを持っているにもかかわらず、コナン曰く組織の下っ端だった事に違いないだろう。


真相を暴いた後で犯人が自殺という展開は、原作者のポリシーもあって『コナン』では最大のタブーといえる案件だが、『赤と黒のクラッシュ』の犯人(組織の構成員)のように、正体を暴いた後で自殺という展開はその人物が組織の人間だった場合のみ例外的に解除される事がある。
また、アラックは原作に登場しない組織の人間なので生存した場合は影響を及ぼしてしまう為、今回の結末が扱えたといえる*2


関連エピソード

  • 特別編第26巻『飛行船にかけた願い』

コナン・灰原・小五郎は、貴重なヘリウムガスがとれ出したバナスヌガラ国が新しく飛行船会社を設立した事で国が所有する飛行船に招待されていた。
今回の招待飛行が成功すれば再び飛行船の時代が来るとの事であり、姫であるラトゥナもヘリウムを大量に使用すれば貧しさに苦しむ民達ももっと豊かになると言っていたが、ラトゥナの叔父であるヤクブがユーカル社という黒の組織と絡んでいる会社から多額の賄賂を貰ってヘリウムを購入しようとしており、そのやり方に反対するラトゥナの命が狙われる可能性があった。


なお、このエピソードでの小五郎は高所恐怖症の為、アニメ版に準拠したエピソードとなっている。


余談

『コナン』では推理後に自殺しようとしてコナン達がそれを阻止するという展開はいくつかあるものの、毒を使う方法に関してはほとんどない。
特にアラックが使用した「歯に仕込んでいた毒薬を使用して自殺」はコナン達でも予測不能で且つ阻止する事も難しい為か、犯人が毒薬を使って自殺しようとする場合は劇場版の『天国へのカウントダウン』やアニオリ回の『死が二人を分かつまで』のようにコナン達の目の前で毒薬を飲もうとするパターンしか扱えないものと思われる。


アラックに暗殺の依頼をしていたヤクブのその後は描かれていないものの、通常なら今回の事件後に失脚してその国(バナスヌガラ国)の司法で裁かれるものと考えられるが、組織の一員か協力者なのかは明らかにされなかったものの組織の息がかかった人物である為、証拠隠滅の為に司法で裁かれる前に組織に消されたものと思われる。



追記・修正は、飛行船に乗ってからお願いします。


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  • 組織の人間の自殺は本編でもカルバトスや楠田陸道がやってるし -- 名無しさん (2022-12-27 08:01:37)
  • 著作権保護のための対応のための編集を行いました。それに伴い、タイトルを「飛行船にかけた願い(名探偵コナン 特別編)」から「アラック(名探偵コナン 特別編)」に変更しました。 -- 名無しさん (2023-08-21 22:57:30)
  • ヤクブ殿下が糸を隠滅していたら、決め手はなかったのかなグレープフルーツだけでも十分な証拠になりそうだが -- 名無しさん (2024-05-16 00:14:54)
  • キュラソーとどっちが優秀なんだろうか? -- 名無しさん (2024-05-16 00:26:17)

#comment

*1 古代ギリシャで使われていたアイネイアスのテープ。
*2 劇場版限定の組織メンバーもアラックと同じく死の結末を迎えている。

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