登録日:2022/09/27 Tue 23:40:54
更新日:2024/06/27 Thu 10:36:15NEW!
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《ガイアール・カイザー》とは、TCG「デュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DMR-01「エピソード1 ファースト・コンタクト」に収録された火文明のレッド・コマンド・ドラゴン/ハンターである。
漫画・アニメでは切札勝太にとって最初期の切り札であり、このカードから覚醒リンクを発動してデュエルに勝利する展開が初期の定番だった。
●目次
解説
ガイアール・カイザー ≡V≡ 火文明 (8) |
サイキック・クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター 6000 |
スピードアタッカー |
自分のシールドがブレイクされる時、そのシールドを見る。手札に加えるかわりにそれを自分の墓地に置いてもよい。そうした場合、こうして墓地に置いたカードのいずれかと同じコストのハンター・サイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。 |
W・ブレイカー |
《激竜王ガイアール・オウドラゴン》を構成するサイキック・クリーチャーの1枚。
サイキック・クリーチャーとしては少々重めの8コストなので、呼び出す超次元呪文は専用の《超次元ガイアール・ホール》かブロッカー除去もできる《超次元シューティング・ホール》が有力候補か。
クリーチャー単体としてはスピードアタッカーとW・ブレイカー、そしてシールドがブレイクされた際に手札へ加える代わりに墓地へ置く事で、同コストのハンター・サイキック・クリーチャーを超次元ゾーンより呼び出す効果を持つ。
ハンター限定の上にかなり受動的な能力ではあるものの、超次元ゾーンのサイキック・クリーチャーを実質的にS・トリガー化するような能力であり、覚醒リンクの相手となる《ドラゴニック・ピッピー》と《ブーストグレンオー》を始めとしたコストに対応した様々なサイキック・クリーチャーを呼び出せる。
しかし何より強力なのはサイキック・クリーチャーでありながらSAと2打点を併せ持つ点。
上記の組み合わせを持つサイキック・クリーチャーはかなり貴重…というか、登場から11年が経った2022年現在でもこのカードと《覚醒竜機ボルバルザークJr.》の二体のみである。
《超次元シューティング・ホール》で呼び出せば《爆竜 GENJI・XX》と似たムーブが可能となり、一気に攻勢を仕掛けられる。
派生カード
勝利のガイアール・カイザー =V= 闇/火/自然文明 (7) |
サイキック・クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター 5000 |
スピードアタッカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、アンタップされているクリーチャーを攻撃できる。 |
(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す) |
《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》を構成するサイキック・クリーチャーの1枚。
赤単から一転して今度は火・自然・闇の三色になった。
パワーが5000に落ちW・ブレイカーも無くなったものの、出たターン限定でアンタップされている相手クリーチャーを攻撃できるアンタップキラー効果を新たに獲得。
SAは継続して持っているため、場に出ると同時に5000以下のクリーチャーを狩れる無類の除去性能を手に入れた。
何気に種族と文明も優秀で、《蒼き団長 ドギラゴン剣》や《轟く侵略 レッドゾーン》を始めとした多種多様な革命チェンジや侵略の条件に対応しているため、本家含む派生カードの中でもかなり汎用性が高い。
ガイアール Re: P 火文明 (6) |
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/ハムカツ団 7000 |
スピードアタッカー |
W・ブレイカー |
このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンに、アンタップしているクリーチャーを攻撃できる。 |
通常のクリーチャーとしてリメイクされたガイアール。何故かハムカツ団に所属している。
《ガイアール・カイザー》と《勝利のガイアール・カイザー》を足して割ったような効果になっており、SAに加えてアンタップキラー効果とW・ブレイカーを併せ持っている。
6コストのクリーチャーとしては普通に優秀な性能なのだが、双極篇から登場したマッハファイターを持ち始めとした同じコストとパワーでアンタップされたクリーチャーを殴れるカードが何枚も登場しているため、やや肩身が狭い。
ガイアール・カイザー GS P 火文明 (5) |
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター 7000 |
G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない) |
スピードアタッカー |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。 |
コストや能力が大きく様変わりしているように見えるが、5マナでブロッカーを破壊しつつガイアールを出せる《超次元シューティング・ホール》と組み合わせた際のイメージだろう。
5マナのスピードアタッカー&W・ブレイカーと王来篇基準でも最低限のスペックは備えており、さらにブロッカー破壊とG・ストライクを持つ。お世辞にも実用性があるとは言い難いGSリメイクが多い中で、このカードは比較的実戦に耐えうる性能。
実際に、ブロッカーを付与する《蒼き守護神 ドギラゴン閃》への対策能力を評価されて【赤黒ドギラゴン閃】に採用されたりしている。
魔帝連結 ガイゼキアール VR 光/闇/火文明 (6) |
クリーチャー:ディスペクター/デーモン・コマンド/レッド・コマンド・ドラゴン 9000 |
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) |
スピードアタッカー |
W・ブレイカー |
カードが自分のシールドゾーンから墓地に置かれた時、次のうちいずれか1つを選ぶ。 |
▶カードを1枚引く。 |
▶相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。 |
▶相手のクリーチャーを1体選び、タップする。 |
「勝利王」ガイアール・カイザーが《魔刻の斬将オルゼキア》と連結させられたディスペクター。
シールドが墓地に置かれた時の能力は他の連結ディスペクターのようにEXライフのシールドを指定していないが、引き換えにかブレイクでは発揮できず、単体では自爆特攻などを求められる。他の手段と併用する手はあるが割と手間がかかる。
いっそ3色ディスペクターかつスピードアタッカーである点を活かし、《聖魔王秘伝ロストパラダイスワルツ》などのアタックチャンスの使用をメインにするのがいいか。
我我我ガイアール・ブランド KGM 火文明 (8) |
スター進化クリーチャー:ビートジョッキー/レッド・コマンド・ドラゴン/レクスターズ 9000 |
このクリーチャーを、コストを3少なくし、さらに、このターン、自分の他の火のクリーチャーを召喚していれば、追加で3少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンこのクリーチャーは可能なら攻撃し、その攻撃の後でこのクリーチャーを破壊する。 |
スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる) |
W・ブレイカー |
このカードが離れた時、自分のクリーチャーをすべてアンタップし、このターンそれらに「スピードアタッカー」を与える。 |
「勝利王」の力を受け継いだ《"罰怒"ブランド》。
ただし能力はガイアールというよりはブランド寄り。
詳しくは個別項目を参照
関連カード
サイチェン・ピッピー UC 火文明 (4) |
クリーチャー:ファイアー・バード/ハンター 2000 |
セイバー:=V=(自分の=V=クリーチャーが破壊される時、このクリーチャーをかわりに破壊してもよい) |
相手のターン中に、このクリーチャーが手札から捨てられた時、《ガイアール・カイザー》を自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出してもよい。 |
スーパー・サイチェン・ピッピー P 火文明 (4) |
クリーチャー:ファイアー・バード/ハンター 2000 |
セイバー:ハンター(自分のハンターが破壊される時、このクリーチャーをかわりに破壊してもよい) |
相手のターン中に、このクリーチャーが自分の手札から捨てられた時、《ガイアール・カイザー》を自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出してもよい。 |
《ガイアール・カイザー》専用のサポートカード。
共通してハンデスされた際に超次元ゾーンから《ガイアール・カイザー》を踏み倒せる効果を持ち、セイバーでそれぞれ=V=(ビクトリーレア)とハンターを守れる。
使うならより広範囲に対応できる《スーパー・サイチェン・ピッピー》の方だろう。
将龍剣 ガイアール VIC 火文明 (4) |
ドラグハート・ウエポン |
このドラグハートをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手クリーチャーを1体、選んでもよい。そのクリーチャーとこのドラグハートを装備したクリーチャーをバトルさせる。 |
龍解:自分のガイアール・コマンド・ドラゴンまたは名前にガイアールを持つクリーチャーが攻撃する時、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。 |
猛烈将龍 ガイバーン VIC 火文明 (7) |
ドラグハート・クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン 9000 |
このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体破壊する。 |
W・ブレイカー |
「ガイアール」の名を宿すドラグハート・ウェポンと、それが龍解したドラゴン。
名前の「ガイアール」及び種族のガイアール・コマンド・ドラゴンに対応した龍解条件となっており、何らかの関連性を伺わせているが…?
背景ストーリー
覚醒リンクを有し猛威を振るう未知の強敵・エイリアンに対抗するため、初めて覚醒リンクを会得したハンター側のクリーチャー。
彼が《ドラゴニック・ピッピー》《ブーストグレンオー》と共にリンクした《激竜王ガイアール・オウドラゴン》はハンターの王となり、難敵だった《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》を見事撃破し、打倒エイリアンの希望となるのだった。
それから少しの時が流れ、ハンターとエイリアンが争う元凶となったアンノウンの《偽りの名 ゾルゲ》が《星龍王ガイアール・リュウセイドラゴン》によって討ち取れた後のこと。
ハンターとエイリアン双方の誤解が解けた事で開かれた宴の最中に、第二のアンノウン《偽りの名 13》が会場を襲った。
姫を庇い王と女王が殺されてしまった怒りに燃えるガイアールは《勝利のリュウセイ・カイザー》《勝利のプリンプリン》と覚醒リンクを果たし、《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》が誕生。
《絶対絶命 ガロウズ・ゴクドラゴン》と共に13へと立ち向かっていく。
あと一歩の所まで13を追い詰めるガイアール達だったが、第三のアンノウン《偽りの名 シャーロック》が降臨した事で戦況は一変。
シャーロックの持つゼロの力によって二体のサイキック・スーパー・クリーチャーとも覚醒リンクその物が解かれ、更にリンクを断ち切られたガイアールは続けて放たれたシャーロックの攻撃により一撃で絶命。
残るハンター達の活躍によって何とか13とシャーロックは打ち倒されたものの、ガイアールの魂は別の世界へと飛ばされてしまい…
パンドラ・スペースの崩壊によってドラゴンが栄えるようになったもう一つの超獣世界。
その世界へと転生したガイアールの魂は、ひとつの星そのものをドラゴンと化した。
ドラグハートに封じられていたその龍は一人の少年との出会いを通して史上初の龍解を果たし、やがて真の力を開花させその名を世に轟かせる事になる
───熱血星龍 ガイギンガと。
ドラゴン・サーガ
ガイアール・カイザーの力はガイギンガのみならずDS世界に生きる様々なドラゴンにも継承されたようで、ガイアール・コマンド・ドラゴンとして繁栄していた。
また、DS世界に元々いた伝説のドラゴン──並行世界のガイアール・カイザーもガイギンガと同様にドラグハート《将龍剣 ガイアール》に封じられており、グレンモルトの手で《猛烈将龍 ガイバーン》として龍解した。
更には二刀流を身に付けた《二刀龍覇 グレンモルト「王」》によってガイギンガと共に更なる力を引き出され、《最強熱血 オウギンガ》《勝利の覇闘 ガイラオウ》としてパワーアップしている。
最終決戦ではオウギンガとガイラオウ…要するに並行世界のガイアール・カイザー同士で合体し、最強のドラグハート・フォートレス《闘将銀河城 ハートバーン》が爆誕。
《超戦覇龍 ガイNEXT》へと龍解して《超戦龍覇 モルト NEXT》と共に《龍覇 ザ=デッドマン》を打ち破り、世界に平和をもたらすのだった。
龍覇爆炎
革命ファイナルのその後を描いた物語。
なんとガイギンガ、ガイバーンとはまた別にガイアールの魂を宿した正体不明のドラグハート《爆炎大剣 ガイサーガ》が出現した。
龍解させる事で《爆炎覇龍 ガイフレア》として目覚めたそのドラゴンは、何故かガイNEXTに酷似した姿形をしていた。
ガイアールの魂に関してはEP世界のガイギンガとDS世界のガイバーンの二つしかないはずであり、何故存在しないはずの第三のガイアールの魂が現れたのか、その出自は謎に包まれている。
そう言えば近い時期に、ドラグハートへと興味を示してDS世界に干渉した次元を渡り歩くマシン・イーターがいたような…?
王来篇
ドラゴン・サーガの出来事から10万年以上もの歳月が過ぎた新章世界を舞台に、過去のクリーチャー達が敵に利用され味方に力を貸す形で多数登場する物語。
ハンターのリーダーとして活躍してきたガイアール・カイザーもまた、歴戦の英雄を12の王として記録した書物「超獣王来烈伝」に「勝利王」として刻まれている。
また、転生体にして実質的な同一人物のガイギンガも「熱血王」の名で載っており、半ば重複のような状態になっている。
本編では黒幕の手で《魔刻の斬将オルゼキア》と連結させられてしまい、ディスペクターの一体《魔帝連結 ガイゼキアール》と化して火文明を強襲。
闘技場ごと破壊しながら《“罰怒”ブランド》と激闘を繰り広げ、一度は討たれながら「EXライフ」によって復活するしぶとさを見せるも、最後はブランドと龍炎鳳の魂を継承した《ダイナボルト <エタフェニ.Star>》との連携攻撃によって体が崩壊。
解放された魂は「超獣王来烈伝」へと還っていった。
その後もブランドの意識下へ「超獣王来烈伝」越しに干渉し、二体のディスペクターの急襲によってダイナボルトを傷付けられた怒りで激昂する彼に友を思う気持ちを試そうと試練を課した。
友を思う熱き気持ちを持つ者にしか使いこない大きすぎる剣をブランドに託し、どのように扱うか試そうとするが…なんとブランドは巨大すぎる剣を振るうのではなくサーフボードの要領で乗りこなしてしまった。
それでもガイアール・カイザーとしては満足いったようで、先ほど二人を襲ったディスペクター…《沸天混成 ジョバンセン・ガロウズ》と《熱核連結 ガイアトム・シックス》の事を託して力を継承した。
「その剣は持ち主に勝利をもたらす剣。我が友ガロウズと我が分身ガイギンガを頼んだぞ」
ガイアールの力を得たブランドはレクスターズへと覚醒して劇的にパワーアップ。
《"罰星怒"ブランド》、更には《我我我ガイアール・ブランド》へと進化して二人掛かりでも圧倒し、ジョバンセンとガイアトムを立て続けに撃破してその魂を解き放っていった。
そしてその様子をブランド越しに見ていたガイアールもまた、散りゆく友と抗う分身に語りかけるのだった…。
「ガロウズよ、時の彼方でまた会おう」
「もう一人の我よ……魂を取り戻せ!掴みそして取り返せ!!」
また、モモキングが禁断竜王に対抗しようと「禁断王」の試練に挑んだ際にも「勝利王」として力を貸し与えている。
余談
- ガイアール(ganhar)とはポルトガル語で「勝つ、勝利する」を意味する単語。
カイザーと合わせて訳すと「勝利皇帝」と呼ぶべき名前であり、実際に激竜王の方の派生カードには《勝利皇帝 Guy-R》の名を持つクリーチャーも存在する。
- デュエル・マスターズの新シリーズ開始と共に実装された新レアリティを持つ新主人公の切り札というメモリアルなカードなのだが、エピソードシリーズの背景ストーリー上では結構な頻度で出番があったりファンキーな台詞でお喋りだったハンター仲間のリュウセイと対照的に、何故か掘り下げるような設定が明かされもしなければ本人のセリフもない……と実はかなり影が薄い存在だった事で知られている。
なにせエピソードシリーズではセリフが存在せず、ようやくまともなセリフを発したのは登場から10年が経過した王来篇である。
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- 仮にも背景ストーリーの主人公なのに台詞とか全然無いんだよね 王来篇でやっとマトモに喋ったのは嬉しかった -- 名無しさん (2022-09-28 11:50:14)
- どっちかというとドラゴン龍の方が主人公だしなEP1 -- 名無しさん (2022-09-28 22:07:47)
- 序章の主人公で本編では主人公の兄貴分って感じ -- 名無しさん (2022-09-29 19:46:55)
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