仮面ライダージャンヌ&仮面ライダーアギレラ withガールズリミックス

ページ名:仮面ライダージャンヌ&仮面ライダーアギレラ withガールズリミックス

登録日:2022/08/28 Sun 07:15:31
更新日:2024/06/25 Tue 13:58:35NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



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戦いの野に、花が咲く。





『仮面ライダージャンヌ&仮面ライダーアギレラ withガールズリミックス』とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーリバイス』のスピンオフ作品




【概要】

2022年8月7日から東映特撮ファンクラブ(TTFC)で配信された、仮面ライダーシリーズのクロスオーバー作品
全3話で、1話約20分。なお、映像ソフト版は全3話を1本に再編集したバージョンで収録されている。


ベースの世界観は『リバイス』だが、過去の悪の組織のリメイク版が敵として登場する他、過去作品から複数のキャラクターがオリジナルキャストで参戦するなど、TV本編とは一味違うストーリーが展開される。
詳しい時系列は不明だが、劇中の台詞を踏まえるとギフがまだ倒されていない時間軸である模様。
監督は『リバイス』TV本編や『リバイスレガシー 仮面ライダーベイル』『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』とその前日譚『Birth of Chimera』を手掛けた坂本浩一
脚本は『仮面ライダーリバイス The Mystery』を手掛け、『リバイス』TV本編では第29話にゲストライターとして参加した内田裕基が担当。



【特色】

本作最大の売りはメインキャストが全員女性という点*1
これに伴って登場する仮面ライダーも女性ライダーのみという、今までのTVシリーズはもちろん、劇場版やその他のスピンオフを見渡しても、過去の仮面ライダー作品では前例がない異色の作品に仕上がっている*2
元々が男の子向け作品である事を加味すると中々に挑戦的と言える作風だが、TVシリーズではなく有料配信のコンテンツという対象年齢の視聴者とはやや縁遠いものである事や、
そもそも令和ライダーシリーズが序盤から女性ライダーやその変身者をメインキャストとして据える事が少なくないため、ある意味様々な世情を鑑みると時代に沿った流れなのかもしれない。



【あらすじ】

謎の電波障害を引き起こし、世界を騒がせる怪人が出現。
通称「電波人間」と呼ばれるその存在を捕らえようと、警察A.I.M.S.といった各組織が動くが、人知を超えた力に翻弄され、その全貌を掴めずにいた。
その電波人間事件解決の依頼は鳴海探偵事務所にも向けられ、所長の鳴海亜樹子は自身の知り合いである女性ライダー達を緊急招集する。


その頃、夏木花の元には彼女の姉を名乗る人物から「会いたい」という内容の手紙が届いていた。
一抹の不安を抱える花だが、そんな彼女の前に現れたのは悪の組織・ブラックサタンだった。


電波人間、ブラックサタン、花の姉───いくつもの謎が交錯する事件の全貌とは?
そしてこの事件を解決すべく、「ガールズリミックス」が誕生する。



【登場人物】

ガールズリミックス

  • [[五十嵐さくら/仮面ライダージャンヌ>五十嵐さくら/仮面ライダージャンヌ]]

本作の主人公。仮面ライダーシリーズの長い歴史の中で初めてトップクレジットになった女性キャラ及び女優となった。
TV本編では男勝りな一面が強調されているが、今作では勝利のハイタッチをしようとしたり、憧れであった玲花との再会に盛り上がるなど、年相応に明るい点が主に描かれている。
花がその肉親と会えるかもしれない事に素直に喜ぶが、その時に発した「会ってきなよ!もし“本当の家族”だったら、凄い事じゃん!」という悪気のない一言で彼女の地雷を踏み抜いてしまい、仲がギクシャクしてしまう。
ジャンヌとしての戦闘では新登場のリバディアップ形態であるトリケラゲノムを発動した。

事件解決後、ビブリオユートピア出版から雑誌の特集『今を生きる強い女性特集』が決定し、取材に参加。皆で戦えた事を感謝し、花とも無事に和解した。
髪をポニーテールに纏め、ベージュのワンピースを着て写真撮影に臨んだ。
その後、花と「どちらがお姉ちゃんか」と張り合い、周囲から「本当の姉妹みたい」と評された。


さくらの中に宿る悪魔。
今回もさくらや花を随所でサポートする他、亜樹子から「ツチノコ」呼ばわりされて毒を吐く場面も。


  • [[夏木花仮面ライダーアギレラ>夏木花/仮面ライダーアギレラ]]

本作のもう1人の主人公にして、メインヒロイン。
「実の姉」からの手紙を受け取るも、当初はある種の不安から返事に応じる気はなかったのだが、さくらの一言で彼女に対して隔たりと不信感を抱き、更にはさくらがガールズリミックスの面々と盛り上がる姿を見て嫉妬し、仲が険悪になってしまう。

  • 悪魔花仮面ライダーダークアギレラ

花の中の悪魔
カゲロウと同じく宿主と一心同体であり、その姿は花と全く同じだが、服装は黒いドレス姿になっている。
性格はアギレラ時代を思わせる飄々としながらも、どこか直情的で少なからぬ幼さを感じさせる。
また、変身前でも掌から大人4人を軽く吹き飛ばす程の衝撃波を放てる。


ユリ子の電波で花本人が気絶させられた事で顕現。
ユリ子に唆されるままに自分と違って家族や周りに恵まれ、更には居場所だったデッドマンズ壊滅に関わり、ユリ子と自分を引き離そうとするさくらに嫉妬心と憎しみを爆発させてダークアギレラに変身。
そのままさくらに襲い掛かるも、彼女の体を張った呼びかけで花本人の人格が復活し、最終的に「コブラリベラルスマッシュ」の一撃を受けて再度花の体に押し込められた。

仮面ライダーアギレラとしての戦闘では新登場のリバディアップであるバッファローゲノムを発動した。
なお、今作のエンディングテーマ「riot in bloom」も担当している。

さくら達と共に雑誌の取材に参加。不貞腐れていた事を謝罪し、助けに来てくれた事を感謝した。
白のレース衣装を着て写真撮影に挑み、その後はさくらと「どちらがお姉ちゃんか」と張り合い、周囲から「本当の姉妹みたい」と評された。


演:山本ひかる


仮面ライダーW』より登場。実は何気に他作品への客演は本作が初となる。
ガールズリミックスの発起人兼自称リーダー。
チームの中で唯一まともな変身能力(これは流石にノーカウント)や戦闘技能を持っていない事もあって、
早々にミスタイタンに入れ替わられて、しあわせ湯のサウナで気絶させられたり、敵地に乗り込んでも留守番を言い渡されたり最年少のお願いを年長者(下手をすれば最年長者)が結局破るのだがと、何かと不憫なシーンが多い。
一方、裏方として人脈をフル活用して女性ライダー達を勢揃いさせたり、さくらと花の関係悪化の原因に気付くなど、上記の不憫さも含めて原典通りの活躍も見せている。
なお、夫の照井竜は『リバイス The Mystery』の一件でさくらの兄の五十嵐一輝と面識があり、それが今回さくら達の招集に繋がった。
時期が時期なのか、旦那を含めた仲間達に関するセリフが多い。

雑誌の取材に参加し、ツインテール姿で写真撮影に臨んだ。


  • [[イズ>イズ(仮面ライダーゼロワン)]]/[[仮面ライダーゼロツー>仮面ライダーゼロツー]]

演:鶴嶋乃愛


仮面ライダーゼロワン』より登場。
飛電インテリジェンスの社長秘書型ヒューマギア
こぼれたコーヒー牛乳を高速で拭き取るなど、優秀さは相変わらず。
本作ではさくらと花にジョージ・狩崎から託された新しいバイスタンプを投げ渡すシーンもある他、2人の戦闘時にはしあわせ湯のうちわを振るって応援する微笑ましい場面も見られた。
データベースに直接繋がって「検索」する為、亜樹子から「ここにも検索する人が……」と驚かれていた。
第2話では素面での戦闘シーンを披露し、アンドロイドならではの無駄のない動きで敵の攻撃を的確に捌いていった。
また、第3話ではゼロツー変身時にアタッシュカリバーを使用したが、飛電或人が変身するゼロツーと異なり、逆手持ちで振るっている。

雑誌の取材に参加し、いつものヒューマギアの秘書風の衣装から白いドレスを着て撮影に臨んだ。ヘッドギアを除けばどう見ても素の鶴嶋乃愛さんです。


  • [[ポッピーピポパポ仮面ライダーポッピー>ポッピーピポパポ/仮野明日那/仮面ライダーポッピー]]

演:松田るか


仮面ライダーエグゼイド』より登場。
電脳救命センター(CR)の看護師兼『ドレミファビート』のバグスター
今作ではネット空間を自由に移動出来るバグスターの特性を活かし、第2話では敵地へ奇襲を掛ける切り込み隊長として活躍する。そして、訓練した男性でも太刀打ち出来ない腕っぷしがある事も判明した。
そして恐らくは本作が仮面ライダーポッピーの最後の出演となる*3

雑誌の取材に参加したが、メンバーの中では最も外見が変化しており、いつもの派手な衣装から革ジャンを纏った大人っぽい姿になっていた。
仮野明日那……と言うよりこちらもどう見ても素の松田るかさんです。あと何故かのポーズみたいな事をやっていた


  • [[神代玲花仮面ライダーサーベラ>神代玲花/仮面ライダーサーベラ]]

演:アンジェラ芽衣


前作『仮面ライダーセイバー』より登場。
ソードオブロゴスの煙の剣士。
今作では愛しのお兄様中の人激推しのキカイノイドがいない事もあり、TV本編終盤で見せた弾けぶりはほぼ見せず、冷静沈着な剣士として振る舞っている。
映画『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』で対面した縁もあり、さくらからは「玲花お姉様」と慕われている。
前作の女性ライダーという事もあってか、主役の2人に次いで出番や戦闘シーンが多い。

雑誌の取材に参加し、いつもの真紅の騎士服からカジュアルな衣装に着替えて写真撮影に臨んだ。


  • 滝川紗羽

演:滝裕可里


仮面ライダービルド』より登場。
鳴海探偵事務所の今回の依頼人。
ブラックサタン復活について調べる中、かつて眼魔世界について調査していた時に知り合ったというカノンと連絡を取り、行動を共にする事に。
亜樹子とは初対面でありながら妙な既視感を抱かれているが、これはVシネマ『仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーアクセル』に登場した葛木葵と演者が同じ事に由来する一種の中の人ネタである。
一体何故眼魔世界について調べていたかは例によって「それは知らない方がいいと思う」らしい。なんなんだこの元難波チルドレン。

雑誌の取材に参加し、花柄の衣装を着用して写真撮影に臨んだ。


  • 深海カノン

演:工藤美桜


仮面ライダーゴースト』より登場。
眼魔世界に起きた電波の乱れの原因を探るべく、人間世界に現れる。
紗羽とは彼女が眼魔世界について調べている中で知り合い、協力してブラックサタンや電波人間事件を捜査する。
今回はスーツの一部パーツが仮面ライダーアギレラに流用されている事もあってか、仮面ライダーカノンスペクターへの変身はない。
本人によれば「危ないから」という理由でお兄ちゃんに変身アイテム一式を隠されたらしい。もう渡しといた方が安全だと思います。

雑誌の取材に参加し、写真撮影では桃色の可愛らしい服を身に纏って、エモいドクターを思わせるポーズを見せた。


  • [[ツクヨミ仮面ライダーツクヨミ>ツクヨミ/仮面ライダーツクヨミ]]

演:大幡しえり


仮面ライダージオウ』より登場。
一足遅れて合流したガールズリミックス最後のメンバー。
それ故にイマイチ状況が理解出来ていなかったが、仮面ライダーツクヨミに変身して加勢した。
元号と歴史が変わったのにファイズフォンXをぶっ放し、戦闘員を蹴散らす女戦士っぷりは今なお健在。
また、今回はこれまでと異なり、白装束の上からデニムの上着を羽織っている他、髪型もショートヘアになっている。

雑誌の取材に参加し、白い服と黒いスカートというシンプルな衣装で写真撮影に臨んだ。



その他

  • 大門凜子

演:高山侑子


仮面ライダーウィザード』より登場。
現在も国安0課に所属しており、第1話冒頭にて警官隊を引き連れて電波人間を迎え撃つも、歯が立たなかった。
なお、電波人間の事は当初ファントムと認識していた。

雑誌の取材に参加し、いつものスーツ服から黒と赤のドレスを身に纏って写真撮影に臨んだ。公務員は副業禁止のはずだが……*4


  • [[仮面ライダーバルキリー>刃唯阿/仮面ライダーバルキリー]]

CV:井桁弘恵


イズ同様『ゼロワン』より登場。
人工知能特別法違反の疑いから警視庁より応援要請を受けて凜子の下へ駆け付けるも、電波人間に翻弄され、取り逃がしてしまった。
今作では演じる井桁氏の都合上、変身後の声のみの出演となり*5、エピローグにも登場しなかった。



ブラックサタン

今作の敵勢力で、元々は『仮面ライダーストロンガー』に登場した悪の組織。
その『ストロンガー』本編にて仮面ライダーストロンガーと電波人間タックルの活躍で壊滅したはずだが、どういうわけか新たなメンバー構成で再び活動を開始した。
本拠地は町はずれに立つ大きな洋館。


  • ミスタイタン

CV:松本梨香


現ブラックサタンの大幹部。
かつて幹部として活動していた一つ目タイタンと瓜二つの姿をしているが、まつ毛を思わせる金色のモールドや耳飾りなど、女性的な要素も散見される。
花を大首領にするべくその身柄を狙い、亜樹子と入れ替わって近づくも失敗。
そのままジャンヌとアギレラに倒されたかに思われたが、それは演技であり、第2話ラストにて何事もなかったかのように姿を現した。


声を担当する松本女史はライダーファンにとっては『仮面ライダー龍騎』のオープニングテーマ「Alive A life」でお馴染みの方で、『リバイス』関連作品への出演は『ビヨンド・ジェネレーションズ』のヒミコ・クリスパー役に続いて2作目となる。
ちなみに何の因果か、『龍騎』は本格的な女性ライダーが初登場した作品でもあるが、残念ながら本作への登場は叶わなかった。

本作のラスボス


正体は藤本光子(演:松本梨香)という貧困にあえぐ中年女性で、鬱屈した感情をサタン虫らしき物体に利用され、怪人化していた。
ミスタイタンとして生まれ変わった後、ブラックサタン再興の為に身寄りのない子供達……特に少女を引き取り、組織に相応しい人材として躾をしてきた*6
しかしながら“娘達”に対しては「私の意のままに動く素敵な娘」と称する一方で単なる道具としか思っておらず、情愛そのものは皆無。
それを紗羽から「何が“素敵な娘”よ!? 組織復興の為に多大な犠牲を出してるくせに!」と指摘されたが、本人は「ブラックサタンは何も無い私に生きる目的を与えてくれた救世主。命を捧げるのは当然の事」として意に介していない。


ガールズリミックスとの決戦において、当初はジャンヌとサーベラを相手に五分の戦いを繰り広げていたが、
ラブコフ タートルゲノムの一撃と「ショットインセクト」を食らって吹き飛ばされた事を機に原典の百目タイタンを思わせる強化形態に変貌し、逆に2人を追い詰める。
その中でアギレラに苦戦するユリ子=ブラックタックルの姿を見ると、「母はお前に呆れ果てました」と言い放ち、最終手段として「ウルトラサイクロン」を発動して自爆するよう命じた*7
だが、ミスタイタンの発言を聞いたジャンヌから「アンタが気安く家族を語るな!!」と返され、更にアギレラがブラックタックルのヘルメットを破壊した事で自爆を阻止されてしまう。
これに怒り狂うと、ガールズリミックスの6大女性ライダーを相手に火炎を纏った格闘や多方面を見渡す目を駆使して圧倒し、続けざまに火球攻撃で苦しめたが、最後は6大ライダーの連続ライダーキックを立て続けに食らって敗北。
怪人化が解けて元の姿に戻ったところを駆け付けた凜子に逮捕された事で、ブラックサタン再興の夢は呆気なく潰えたのだった。


  • ブラックサタン戦闘員

ミスタイタンの下僕でもあるブラックサタンの戦闘員
顔のマスクはハツカネズミがモチーフだった原典と同じデザインとなっているが、戦闘服は骸骨を模したものに変わっている。
スーツは映画『仮面ライダー1号』に登場したノバショッカー戦闘員の流用。



本作オリジナルキャラクター

  • 夏木ユリ子

演:文音


花の姉を自称する女性。
妹を何者かにさらわれ、家族一同嘆き悲しんでいたところに『リバイス』第1話のデッドマンズ襲撃の際の放送を見て花の所在を知り、再会すべく彼女に手紙を送った。
当初は花に少なからず警戒されていたが、数々の思い出話をする中ですぐに打ち解けていったのだが、花は彼女に抱き締められる度に気絶しており……?

本名は黒井ユリ子
その正体はミスタイタンの娘にして、世間を騒がす電波人間ブラックタックルその人。


ミスタイタンを「お母様」と呼び慕っているが、その関係はまさに「毒親に逆らえない子供」であり、どんな命令にも「ブラックサタンには絶対服従」として従ってしまう。
というのも彼女もまた花と同様、幼い頃に組織に攫われていたらしく、ミスタイタンの手によってブラックタックルに改造されたのが真相。
言ってしまえばミスタイタンの娘ではなく、ただの傀儡に過ぎない。


つまり花とは家族でも何でもない赤の他人であり、全ては花を心から掌握し、組織に取り込む為の茶番でしかなかった。
しかし、一方で花と2人で過ごした時間を心の底から楽しんでいた様子。


花ことアギレラとの決戦では序盤こそ優位に立っていたが、さくらに救われた過去を振り返って奮起したアギレラの反撃とラブコフとのコンビネーションもあって徐々に苦戦していく。
それを見て呆れ果てたミスタイタンに最終手段の行使を命令され、敗北を命で償う為、やむを得ず「ウルトラサイクロン」を発動。
自爆の直前、アギレラに楽しいひと時を共に過ごせた事を感謝するも、そうはさせないとジャンヌにヘルメットを掴まれ、抑え込まれる。
それでも「負けた私に生きる価値はない!」と抵抗したが、その間にアギレラの「クイーンビースタンピングブレイクでヘルメット」を破壊され、自爆を阻止された*8


最終的にガールズリミックスの活躍によってミスタイタンが打倒された事でブラックサタンは壊滅。
それに伴ってユリ子もまた組織の呪縛から解き放たれると花とも和解し、これまでの罪を償って生きていく事を決意した。


  • 電波人間ブラックタックル

黒井ユリ子が特殊な黒いヘルメットを装着した姿。
原典のタックルと比べると専用のヘルメットに加えて黒のレザージャケットにレザーパンツ、棘付きの首輪とより戦闘に向いた衣装となっており、タックルの要素はヘルメットのデザインくらいしかない。


ヘルメット以外の外見はほぼ完全な生身の人間なのだが、バルキリーと互角以上に戦える実力を備えている。
また、弾丸やエネルギー弾の軌道を操る特殊な電磁障壁を発生させる事も可能。
他にも原典のタックルと同様に「ウルトラサイクロン」も発動可能だが、その能力はタックルとは大きく違って周囲全てを破壊する自爆技となっている。


モデルは『ストロンガー』に登場した女性ライダーの先駆け的存在であり*9、ガールズリミックスにとっては大先輩に当たる岬ユリ子/電波人間タックル。劇中で死亡している上に、中の人も若くして芸能界から引退した後に早世したため、今回もそのままの形で再登場が出来なかった。
元々正義のキャラクターを悪役としてリメイクした存在としては、『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』の宇宙鉄人キョーダインや、『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』のアクマイザーと同類と言える。
また、タックルというキャラクター自体も『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』の『仮面ライダーディケイド 完結編』にてリ・イマジネーションされている。



【余談】

  • 配信限定作品という事もあってか地上波では流せないような演出もあり、第2話ではさくらと花のトップレスシーンが登場した*10

  • 敵がブラックサタンに設定された理由は明かされていないが、組織名に「サタン」が入っており、「悪魔」を題材とする『リバイス』とは親和性がある事や、先述の女性ライダーの先駆け的存在とも言える電波人間タックルが登場した作品だから……という事なのかもしれない。


やっぱり、追記・修正は助け合いだね!


『ガールズリミックス』ここに結成!



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  • 抜けてる面も相変わらずだけど関係悪化の原因に気づくあたりは唯一「ガール」ではなく「ミセス」で「マザー」なところもあるのかね …どんな風に育ってるんだろう娘さん -- 名無しさん (2022-08-28 10:56:39)
  • ツクヨミについて追記した方、第3話の配信から1週間後でお願いします。 -- 名無しさん (2022-08-28 11:37:20)
  • よく見ると全員ぶっ飛んだ性能してるなぁ -- 名無しさん (2022-08-28 14:53:02)
  • 「リバイス」って歴代ライダーたちが同一の世界にいるっての匂わせてたんだし、「ジオウ」や「ディケイド」と被るけど、定期的にこういうレジェンドたちとの交流も見てみたかったって思いもあるなぁ -- 名無しさん (2022-08-29 18:41:36)
  • 本格的な女性ライダーの始祖とも言うべきファムがおらんのは中の人の都合抜きにして考えるとミラーワールドが閉じたからか結婚詐欺師だから選定メンバーから除外したか(風都で2回ほど結婚詐欺の被害者を見ている) -- 名無しさん (2022-08-29 21:32:41)
  • そういえば、本格的にゼロワンとセイバーのキャラが公式の映像作品で共演するの初めてじゃないですかね? -- 名無しさん (2022-08-30 13:41:33)
  • こういうスピンオフできるぐらいヒロイン増えたんだなぁ、しかも戦力が…戦力層が結構厚い…! -- 名無しさん (2022-08-30 13:46:47)
  • なんで紗羽さんが眼魔世界の調査を?ってなるけど戦兎がパンドラパネルの解析を進めた所、眼魔世界に関連する情報が記されていたからとかだったりして。訳あって眼魔世界を飛び出した科学者がパンドラ開発に関わってた位が落としどころかな -- 名無しさん (2022-08-30 14:18:08)
  • 相手が可哀想になってくるほどの戦力差じゃないですかヤダー -- 名無しさん (2022-09-01 00:18:19)
  • ↑4 スーパーヒーロー戦記忘れんな!・・・まあ、コロナウイルスが流行しなければ、セイバーとゼロワンが協力してアマゾンアルファ・・・じゃなかった、ファルシオンと戦う冬映画が作られていただろうな。 -- 名無しさん (2022-09-01 00:28:14)
  • 変身アイテム隠されたんか… -- 名無しさん (2022-09-18 13:05:02)
  • ミスタイタンの実体を踏まえると....令和に掛けて「 サタン虫の生き残りが居た 」「 サタン虫が新しく生まれた 」ってこと?....あるいは今回のサタン虫は「 ギフが生み出した新種の個体 」だったりして....無いか。 -- 名無しさん (2022-09-18 13:37:44)
  • このメンバーでギフ倒せそうだな・・・ -- 名無しさん (2022-09-28 12:50:18)
  • このメンバーの中でもやっぱりゼロツーの強さは抜きん出てたな···最後の戦闘でも他がダメージ受ける中攻撃を予測して避けてたからか一番ダメージ受けてなかったし。 -- 名無しさん (2023-01-24 11:51:40)
  • 次回作あったらこれにネオンちゃんやベロバが加わるのかな -- 名無しさん (2023-03-10 20:26:12)
  • 次回作やるとしてギーツ組が登場するなら龍騎勢の出てきたMOVIEバトルロワイヤル考えるとマリカや朱鬼やラルクとかの死亡組も出せるのか…? -- 名無しさん (2023-03-19 00:52:21)
  • 240f:84:92a6:1:~さん、連投して追記・修正しているようですが、あまりにも回数が多いと履歴流しとして違反・規制される可能性もあるのでご注意ください。以前にも大神龍の項目で同じように履歴流しに当たる連投を行って規制されたメンバーがいましたので。 -- 名無しさん (2023-03-26 11:48:17)
  • ↑3ベロバはむしろアウトサイダーズだな -- 名無しさん (2023-05-06 19:29:45)
  • 今だったら555の真理も参戦できそう -- 名無しさん (2024-02-05 10:41:52)
  • 「偽りの姉」というミスタイタンの作戦には霧島美穂も一言言いたいだろうが「愛情や人の心を弄んでいる」とも言える結婚詐欺師の彼女が言っても説得力がなかっただろう そこらへんも選外になった要因だろうか -- 名無しさん (2024-04-30 23:15:27)
  • ↑×5 BLACK SUNの葵も加わったら「どっちつかず」の立場かな? -- 名無しさん (2024-05-03 00:19:20)

#comment(striction)

*1 五十嵐家や牛島家の人々が回想シーンで、他は照井竜、フィリップ、深海マコトの存在が言及されたくらいで、それ以外では敵味方のモブしか登場していない。
*2 過去の東映特撮の似たような作品では『ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド EPISODE ZERO』『ヒーローママ☆リーグ』が挙げられるが、この2作品は男性キャラクターが登場する点で異なる。
*3 撮影終了後に一部パーツが『リバイス』本編終盤に登場する仮面ライダーインビンシブルジャンヌに流用されたため。
*4 一応、本人も参加していて良いのかと気にしてはいたが……多分ノーギャラで引き受けたのかもしれない。
*5 本来はライブラリか代役の予定だったが、井桁氏の「声だけでも出たい」と強い要望があった事で、本人によるアフレコが実現した。
*6 その際、超小型のAIチップを少女の耳孔に埋め込んでいる。
*7 なお、「負けた私に生きる価値はない!」というユリ子の発言に対して「その通り、お前は家族から追放だ!」「また新たな娘を見つければ済む事」と冷酷に吐き捨てていたが、この発言と絡めて劇中でユリ子以外の娘達は登場していない事を踏まえると、恐らくその殆どは用済みと判断して廃棄処分してきた可能性がある。
*8 キックの際の衝撃で誘爆する可能性もあったはずだが、ひょっとしたらエネルギーが充満する前に破壊できたか、あくまでヘルメットは起動装置であり、自爆装置自体は体内のどこかに埋め込まれているかのどちらかなのかもしれない。
*9 あくまでも先駆け的存在であって、仮面ライダーとしてはカウントされていない。
*10 さすがにセンシティブな部分は隠されているが。なお、仮面ライダーシリーズには女性の上半身裸(に見えるような)演出はいくつか散見される。

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