登録日:2011/03/27(日) 04:09:29
更新日:2023/08/10 Thu 15:13:18NEW!
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とあるシリーズの登場人物 新約 とある魔術の禁書目録 科学サイド 整形 駆動鎧マニア 何か必殺技っぽい 接着剤ではない 新入生
『とある魔術の禁書目録』の登場人物。
『新入生』と呼ばれる謎の学園都市暗部組織(?)の一員。
見た目は端正な顔立ちをした青年。
駆動鎧(パワードスーツ)の操縦技術に長けており、任務の際もほぼ常に駆動鎧を着こんで行動する。
また『コレクション』と呼ばれる暗部技術の塊である様々な種類の駆動鎧を専用バンカーに数十機保有しており、
状況や作戦内容に応じてそれらの中から最適な物を選択する事をポリシーとする。
自身曰く「私はTPOを弁えて着こなす人間」とのこと。
初登場は新約一巻。
同じ『新入生』のメンバーである黒夜海鳥と共にフレメアという少女の命を狙う。
※以下新約一巻ネタバレ
その目的は黒夜同様に一方通行と浜面仕上の間にパイプを築かせて二人を殺すきっかけを作り、
彼らを排除した後に『奴ら』(魔術サイド)に対抗する為の準備をするというもの。
理由は不明だがその昔粛正により顔を焼かれた過去を持ち、元の顔を取り戻すために任務の報酬で学園都市の技術による整形手術を繰り返していた。
しかし元の顔を取り戻した頃には、その顔を焼かれた『屈辱』により自身の『内面』が完全に醜悪な物に変質してしまったという事に気付き、
外観をどんなに取り繕っても無駄だという事を悟る。
それ以降彼は自身の外観や印象等に対して一切の執着が無くなってしまった。
彼が戦境に応じて様々な駆動鎧を着こなすスタイルに拘るのもこのエピソードに由来する。
本来、二足歩行型ではない『人の形から大きく離れた』造型を持つ駆動鎧は操縦がとても難しく、
更にその操作に慣れてしまうと駆動鎧を脱いだ際に通常の生活が出来なくなる可能性もあり、
そのためどんなに高性能であろうと二足型以外の駆動鎧が実用化や量産化される事はほとんど無い。
しかし自身の肉体に全く拘りが無いシルバークロースはこれらの問題点をものともせず、
八本足の『エネミーブラスター』を始めとした様々な異形の『コレクション』達を完全に順応して操る事が出来る。
それゆえに二本脚の駆動鎧を操る事があまり無いためか、
サポート用とはいえ二本脚型の『ビーランチャー』に乗り込んだ時には黒夜海鳥に「珍しい」と言われていた。
劇中ではその駆動鎧操縦技術を活かして黒夜海鳥と共に暗躍し、浜面と一方通行のパイプを繋ぐ事に成功、
更に『ハイウェイチーター』でフレメアを連れ去る事にも成功する。
しかし最終的には『ドラゴンライダー』に乗り込んだ浜面仕上に追い詰められ、最後の手段である駆動鎧『エマージェンシー』を起動するも敗北した。
それで出番は終わりかと思われたが、戦力外と認識された瞬間に黒夜に浜面を追い詰める為に自慢の『コレクション』を勝手に全て解放され、
更に『ファイブオーバー』のコアにされたりと結構可哀想な目にあっている。
※シルバークロースの『コレクション』一覧
- ライフアーマー
常にシルバークロースが着こんでいるアルマジロのような曲線で構成された小型の駆動鎧。
他の『コレクション』達のインターフェイスのような役割を持ち、これを着たまま他の駆動鎧に乗り込んで操縦する事が可能。
破壊された『ビーランチャー』から『ハイウェイチーター』に回転しながら乗り換えを行う等の機動性を持つ。
また電子的に衝撃を和らげる機能も有し、
時速500キロものスピードから飛び降りたり『ドラゴンライダー』のキックを食らっても問題無く活動可能な耐久性を見せつける。
内部には後述の最終手段『エマージェンシー』が仕込まれている。
ちなみに『ドラゴンライダー』と同系統の設計らしく、同様のマインドサポート能力を有している。
またこの『ライフアーマー』が操縦可能な駆動鎧は同様に『ドラゴンライダー』も操縦可能。
- エネミーブラスター
虫のような八本足が特徴的な異形の駆動鎧で左腕には短い機関銃、右腕には長い滑空砲を搭載し、頭は無く胴体に直接カメラが付いている。
また右腕の滑空砲は様々な種類の弾に切り替え可能。
作中で初めに登場した『コレクション』で浜面達を地下街まで追い詰めた。
第三次世界大戦におけるロシアの平原等の開けた場所を想定して作られたモデルで広域電波式の標準により脅威の弾丸命中精度を誇る。
そのため劇中のような地下街等の入り組んだ場所での戦闘は苦手だが、
『八本足による見た目のインパクト』『殺さないように手加減する必要性』からあえて使用された。
- ビーランチャー
情報戦に特化した機体で、他の機械の電波を傍受やケーブルによる他の機械への接続、専用ユニットである『エッジ・ビー』の操作を得意とする。
背中には12本もの鉄柱を備え、それぞれに『エッジ・ビー』を10機ずつ収納可能、更にその鉄柱そのものが高性能のアンテナとして機能する。
『エッジ・ビー』の巣である事から通称『蜂の巣』と呼ばれる。
他の『コレクション』と違って二足型であるためか、これ自身の単純な戦闘力は『コレクション』の中でかなり低い。
- エッジ・ビー(ヤイバのハチ)
前述の『ビーランチャー』から発進する専用の小型ユニット。
見た目は側面にチェーンソーのような刃を備えた円盤で、内側のシャンプーハットのようなプロペラで場力を得て浮遊・飛行し、
その刃による攻撃と内蔵されたカメラの映像を『ビーランチャー』に送って情報収集を行う。
更に徹底した姿勢制御能力により多少の事ではバランスを崩さない。
更に刃の立て方で物を掴んで投擲したり、飛行能力を失ってもタイヤのように転がって突撃したり、
機能停止すると釣り針が三つ連なった金具を撒き散らしながら自爆したりと驚くべき性能を誇る。
- ハイウェイチーター
後部に巨大なプロペラを備え、四本の足から『滑走補助(スリップオイル)』という液体を出しながら滑るように移動する高速移動用モデル。
この『滑走補助』は揮発性が高く追跡の証拠を残さない。
その最大時速は約800キロにも達し、フレメアを連れ去る為に使われたが、
それ以上ものスピードを持つ浜面の『ドラゴンライダー』に追い付かれてデッドヒートを行い破壊された。
ちなみに情報隠蔽のために機能停止時は自爆する。
- エマージェンシー
『ライフアーマー』に仕込まれた最終手段。
他の駆動鎧と違い、繊維が蠢いて見える黒いオイルやゴムの束が人工的な筋肉を纏うように身体にまとわりつくという、
有機的・生物的なデザインをした異質の駆動鎧であり、劇中では右半身を覆うマントのような形状と称された。
その特異な性質は最早駆動鎧よりも『サイボーグ』に近い。
曰く『一定水準を超えた駆動鎧はサイボーグと変わらない特性を得る』らしい。
装着者の身体能力を大幅に向上させ、無理矢理新たな腕を生やしたり、
千切れた腕や壊れた内臓(脳含む)等を無理矢理『経由(バイパス)』する事で修繕して内部の人間の状態に関係無く戦闘を続行する鬼畜兵器。
本来は『ヤツら(魔術サイド)』に対抗するために作られた為にこのような尋常ではない性能を有している。
- ファイブオーバー モデル『レールガン』
頭がドラム缶のようになった5mもの巨大なカマキリのような外見をした駆動鎧。
名前の通り、あの御坂美琴の代名詞である『超電磁砲(レールガン)』を人工的に再現・超越するためのモデルであり、
両腕のカマに搭載された分間4000発もの速度で発射される『ガトリングレールガン』は破壊力だけなら既に本家を上回っている。
(ただしその他応用力を含めた総合的な戦力は本家が上)。
その攻撃力により破壊し尽くされた荒れ地を渡るために虫の羽ばたきを更に発展させた飛行能力を有し、暴風の中でさえそのバランスを崩す事は無い。
また強力なセンサー機能を搭載し壁の内側に隠れる敵すらも正確に捕捉し撃破する。
シルバークロース秘蔵切り札で、あのレベル5が元となっただけあり『コレクション』内の純粋な戦闘力は最強と言える。
他の駆動鎧と違って完全な自動制御は出来ず、純粋な人間の脳を演算用のコアとして要求する。
更に言えば搭乗者の脳のシナプスさえ生きていれば搭乗者の意識は無くとも稼働可能。
ただしその場合は機械特有の単調な動きとなり繊細な任務遂行には向かない。
劇中では気絶したシルバークロースをコアとしてホテルに立て籠る浜面達を始末するために投入されたが浜面の気転により撃破される。
更に『ドラゴンライダー』を着た浜面により逆に操縦され黒夜海鳥を撃破するきっかけを作った。
『前にも言っただろう。私はTPOを弁えて追記修正する男だと』
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▷ コメント欄
- 姫神より影薄い? -- 名無しさん (2013-08-08 22:59:21)
- 相方は新参の割に出番あんのにな・・・ -- 名無しさん (2013-11-11 09:28:19)
- 学園都市ってあともう10年ぐらいほっといたら『ヴァンキッシュ』のARスーツとか造れそうだよね。こいつが使ってるのはなんか大型化の道進んでるけど -- 名無しさん (2014-01-08 00:34:42)
- ↑zzガンダム然り、多機能になるにつれて巨大化するのはメカのジレンマだと思う -- 名無しさん (2016-02-10 22:34:23)
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