EZコレクション(トランスフォーマー)

ページ名:EZコレクション_トランスフォーマー_

登録日:2021/05/06 Thu 23:20:00
更新日:2024/05/27 Mon 10:56:40NEW!
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EZコレクションは、変形ロボット玩具トランスフォーマーシリーズにおける商品展開の1つである。
海外での展開における「リージョンクラス(レジェンドクラス)」及び、日本においては『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』期に展開された「サイバーバース」についても記述する。



概要

EZとは「イージー」、要はデラックスクラス以上で発売されているTFを簡易化、小型化した廉価版のことである。
大きさもある程度そろえられており、原作での大きさとはやや違和感が出るが、一方で並べた時の統一感はある。「コレクション」はそこからきているのだろう。
『ギャラクシーフォース』期に初めて発売され、それ以降のシリーズにもまたいで展開されている。


小型で安価な変形玩具という事もあって、マイクロンの後継商品と思ってもらえるとわかりやすい。もっとも、マイクロンと同時展開している作品もあるが。
違いとしてはマイクロンよりも大きいこと、そしてオリジナルのキャラクターであるマイクロンに対し、EZコレクションは通常商品が発売されているTFの廉価版という事である。


主な入手方法としては、単品販売、セット販売、ブラインドボックスでの販売、キャンペーンやイベントでの配布、果ては雑誌付録など。


海外では「レジェンドクラス」「リージョンクラス」「コマンダークラス」と呼称される。「レジェンドクラス」は「サイバーバース」以前、後2つは「サイバーバース」以降に使われている。


先ほどから廉価版と言っているが、似たビークルでありながら変形パターンは通常版の簡易版ではなく独自の変形パターンを兼ね備えていることもあり、侮れない。
特にコンストラクティコン通常サイズより先にロボットモードへの変形とデバステーターへの合体を両立した傑作である*1



商品展開

ここからは、主に日本国内での商品展開について記述する。

ギャラクシーフォース

ユニクロン三部作3作目である『ギャラクシーフォース』でEZコレクションが初登場。初期ゆえか若干大きさが異なり、現在のリージョンクラスより少しだけ大きい。
ちなみに日本でのパッケージは海外版パッケージに多少の変更を施したものである。


「マスターガルバトロン」は雑誌『電撃ホビー』の付録として配布されている。もっとも内容はパワーアップ前の「マスターメガトロン」の色違いに過ぎないが*2


実写版1作目

2007年の『トランスフォーマー(実写版)』では、すばる堂(現タカラトミーアーツ)から食玩で発売された。


まだまだ黎明期であり、ディテールなどに甘さがみられるが、オプティマスプライムやラチェットなど、面白い変形をする商品もある。


すばる堂からは1弾のみの発売であるため、その後に発売された玩具は国内ではリベンジ以降の発売となっている。


リベンジ~アニメイテッド

実写版2作目『トランスフォーマー リベンジ』ではタカラトミーから発売。残念ながらブラインドボックスになっており、何シリーズか展開されていた。


オプティマスバンブルビーは、リベンジから10年以上たった現在でもちょくちょく再販される長寿型である。ちなみにオプティマスはEZのジェットファイアーと合体できる優れもの。
種類が多いこともあり、人型じゃないスコルポノック*3やラヴィッジなど、変わり種も。


途中から『トランスフォーマー アニメイテッド』のEZコレクションも追加。海外展開の時期的に、本来はこっちの方が先に作られている*4
アニメイテッド独特のカートゥーン調デザインがうまく落とし込まれていて出来がいいのだが、ププオプティマスバンブルビープロールスタースクリームの4種類*5しかない。


コンストラクティコンのみ、合体のためかブラインドボックスではなく個別で販売されている。


ダークサイド・ムーン

実写版3作目『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』では海外版に合わせて「サイバーバース」シリーズという名称で展開。いくつかの変更が行われた。


1つ目にデザインが大幅に洗練され、通常版と比べても見劣りしにくくなったこと、2つ目に従来の「レジェンドクラス」から名称変更された「リージョンクラス」とは別に、大型の「コマンダークラス」が登場するようになったこと、3つ目に基地遊びが出来るようになったこと、4つ目に一部に武器が追加され、3㎜ジョイントで持たせられるようになったことである。


youtubeで展開されている『トランスフォーマー サイバーバース』とは関係ない。名前被りはTFにはよくあること。


クロニクル

『トランスフォーマークロニクル』でのEZコレクションではG1デザインの商品が登場。目玉は小型ながらしっかりと銃に変形するメガトロンか。


途中からはG2や実写版の商品も登場している。


プライム

トランスフォーマー プライム』は海外では引き続き「サイバーバース」として展開されているが、日本では「EZコレクション」に戻っている。とはいえサイバーバースでのいくつかの変更点は健在。というか全商品に武器が付属するなど、パワーアップしている。


基地遊びに関しては、日本ではアームズマイクロンと組み合わせて遊ぶことも推奨されている。設定上のキャラクターの大きさを考えると、少し違和感があるが。


プライム終了後はクロニクルの再販などG1のキャラと一部のプライムキャラで展開されたが、続編となる『参乗合体 トランスフォーマーGo!』ではEZコレクションとは書かれてないながらも同等の大きさである*6「ゴラードラ」(海外ではオボミナスとして発売)が登場している。


実写版を基にした遊園地のアトラクション「トランスフォーマー・ザ・ライド」の登場キャラクターである「イーバック」も何故かプライムのEZコレクションとして発売*7


ロストエイジ

実写版4作目『トランスフォーマー ロストエイジ』では、簡易変形シリーズ「ロストエイジシリーズ」に成り代わってしまっている…


一応海外では少しだが過去商品の再販がなされている。日本でも通常ラインの「ムービーアドバンスドシリーズ」でコンストラクティコン(デバステーターとしてセット販売)が再販され、驚いた人もいるだろう。
海外では何故かゴラードラのジュララ(海外ではリッパースナッパー)が「グリムロック」として発売されていたりする。


アドベンチャー

トランスフォーマーアドベンチャー』では簡易変形シリーズが「イージーダイナミックシリーズ」としてロストエイジから継続して登場しながらも、そちらとは別に発売された。
しかし、4体セットで4000円(1体1000円)とやたら強気な価格設定になっている。テレビマガジンなどの付録やキャンペーン配布など、より安価な入手手段はあるのだが…


海外では「サイバーバース」で無くなり「コマンダークラス」も廃止、「リージョンクラス」だけになったうえに基地遊びや武器が削除された*8


なお、日本版の「EZコレクション」という名称はアドベンチャーを最後に使われなくなった。以降は同程度のサイズの商品について記述する。


最後の騎士王

トランスフォーマー 最後の騎士王』では実写版での商品展開が復活し、「ロストエイジ」登場キャラもようやくリージョンクラスで登場した。
スキャンした車種やデザインが変更されたオプティマスやバンブルビーは変わらず「ダークサイド・ムーン」以前のものが使われてるが。


しかし、日本ではトイザらス限定やテレビマガジンの付録でごくわずかに登場しただけである…というか日本で発売された新規型はメガトロンのみ。


また、このころからより小型な「タイニーターボチェンジャー」シリーズが発売され(日本未発売)、アニメの方の『サイバーバース』ではそちら一択になっている。


バンブルビー

バンブルビー(映画)』では、「エネルゴンイグナイターズ」というシリーズの一環としてリージョンクラスと同等の大きさの「スピードクラス」が登場。ユニットと組み合わせて自動走行するギミックが付与された。
そして何より、リベンジ以来久々に、リージョンクラスサイズの新規造形オプティマスが登場している。


日本ではてれびくんなど、雑誌付録以外の入手方法はない。



余談

映画バンブルビー以降、リージョンクラスの商品はバッタリなくなっている(2023年現在)。現在は海外限定で発売されているタクティコン*9が後継となっているが、後々復活するかもしれない。


トランスフォーマーGTではEZコレクション限定キャラの「セーフティプライム」がイベント限定で配布された。
もの自体は一般販売されている「プロール」のリカラーだが、中学生以下限定であり、コレクターは入手に苦労するかもしれない。


「ケロケロエース」2011年2月号では、ケロロ軍曹とのコラボとして、リベンジ版EZスタースクリームのリカラーである「ケロロスクリーム」が付録となった。シールを貼ってドレスアップも可能。
ただのリカラーではなく、紆余曲折あってスタースクリームのデータによって変化したケロロ本人である。
実はケロロの趣味であるガンプラより先にケロロ軍曹コラボ仕様の玩具が出ている*10


前述の通り、新規の展開はなくなったが、日本では雑誌付録という形であるが細々と展開を続けている。特に2019年刊行の講談社MOOK「トランスフォーマーファンブック」では980円(税抜き)で日本未発売のリージョンクラス(実質EZコレクション)2体が付録になった。
これはこれまでのTFの雑誌付録どころか、他コンテンツの講談社MOOKと比べても屈指のコスパである。完全に本がオマケ。
続巻の「ファンブック2020」、「2021」では日本発売済みの商品でありながら、EZコレクション2つという圧倒的コストパフォーマンスは変わっていない。さすがに破格すぎたからか、値段は2021版でわずかに値上げされた。
ちなみに2022年はあえなく未発売に終わったが、「ファンブック2023」は実写映画の新作が公開されたからか無事発売。しかしこちらはEZコレクションではなく、コアクラスのオプティマスプライムが付録となった。値段は1500円(税抜き)だが、それは元となったコアクラスオプティマスの定価と同じ*11なので、相変わらず本がおまけ。


ちなみに雑誌付録では大抵の場合オプティマスやバンブルビーなどの著名キャラが多いが、テレビマガジン2021年10・11月合併号では、マイナーキャラであるロングハウルが選ばれている*12
子供に人気な働く車(ダンプカー)に変形することから選ばれたのだろうか。もしかしたら、同じダンプカーに変形する同年の戦隊ヒーローにあやかっているのかもしれない。



追記・修正はEZコレクションをコレクションしている方にお願いします。


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  • プライムの蜘蛛姉さんが小ぶりながらなかなか出来が良かったな。これを発展させてDX版を作り直して欲しかったよ…。 -- 名無しさん (2021-05-07 07:12:00)
  • WFCのコアクラスはここにカウントしていいのかな -- 名無しさん (2021-05-07 08:15:05)
  • ↑どちらかというとメトロマスターや(Potp以降の) -- 名無しさん (2021-05-07 12:58:56)
  • ↑タイプミス どちらかというとメトロマスターや(EZじゃない方の)レジェンドクラスっぽくないですかね? -- 名無しさん (2021-05-07 13:00:15)
  • オートボット系はだいたいトミカくらいのサイズだからトミカタウンがあると遊びがはかどる -- 名無しさん (2021-05-09 07:45:07)
  • パチモンが100円ショップに出現することもあったらしい -- 名無しさん (2024-02-04 23:02:20)

#comment

*1 リベンジ当時の通常版は変形するが合体しない単独版と合体するが個別の変形はない合体版に分かれていた。通常サイズでの変形と合体の両立は『スタジオシリーズ』になってようやく成し遂げられている。
*2 設定上同型であり、通常版トイも色違いとなっている。
*3 海外では実写版1作目の頃に発売。
*4 『アニメイテッド』は海外では2008年(国内では2010年)、『リベンジ』は2009年。
*5 スタスクの色替えで一部のイケメンズは存在する。
*6 海外ではサイバーバースシリーズに入る。
*7 海外ではダークサイド・ムーンの商品として発売している。
*8 武器取付用のジョイントは残っている。
*9 指人形のように指にはめて変形する。
*10 というか2021年現在、意外にもケロロ仕様のガンプラは出ていない。
*11 さらにいえばコアクラスの値上げによって、ファンブック発売当時のコアクラス、例えば同型のネメシスプライムなどよりも安価になっている。
*12 デバステーターになるものではなく、日本では「ペイロード」として発売された非合体のバージョン。

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