代償の街/REPRISAL(エースコンバット5)

ページ名:代償の街_REPRISAL_エースコンバット5_

登録日:2020/08/06 (木) 23:20:20
更新日:2024/05/20 Mon 13:50:30NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



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エースコンバット エスコンミッション項目 2010年 警察官 憎しみの連鎖 シリアスな笑い チャーリー11 代償の街 やたら目立つモブ ちょっとだけでもダメ?←ダメ! 主人公が空気





1335hrs. 2010/11/04


MISSION 11B


' REPRISAL '

"代償の街"


MISSON NAME> WISDOM
DATE> 2010/11/04
TIME> 1124HRS
AREA> BANA CITY
LOCATION>09°05'56"S 126°07'35"W


ユークトバニア軍の特殊コマンド部隊とみられるグループが、化学兵器を用いたテロを実行した。
攻撃を受けたのは、このオーレッドの南に位置する バーナ学園都市だ。
現在、市街地の数箇所から立ち昇る、混合神経ガスの煙が確認されている。航空機による中和剤の散布をただちに 行わねばならない。
中和剤の投下が可能な機体を首都管区空軍司令部が特別に用意する。
上空からガスの煙を視認して中和剤を投下、市街地に広がる ガスを中和せよ。



代償の街/REPRISAL」は、フライトシューティングゲーム『ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR』に登場するミッション(ゲームステージ)の1つ。
ミッションナンバーは11B。どうしてBが付くかは後述。



【あらすじ】

前ミッションである「BLIND SPOT 見えざる姿」にて、オーシア軍の戦闘機がユークトバニア国内の工科大学に向け機銃掃射するという事件が起こった。
それが発生したのは主人公ブレイズが率いる「ウォードッグ」の作戦空域であった。
小隊員は身の潔白と「第8492飛行隊」という通信が聞こえたことを主張するが、オーシア軍にそのような部隊は存在しない。
つまりオーシア上層部はブレイズ達が民間人を攻撃したと考えているのだ。
本来なら懲戒処分物であるが、しかし腕利きの彼らを遊ばせている余裕はない。


そんな折、民間人を攻撃されたユークトバニア軍が報復として民間施設の攻撃を開始した。
それも一つではない、多数の旅行者が滞在するアピート国際空港と、一般市民が生活しているバーナ学園都市…。
どちらにいくかはなんと、投げたコインで決められる事となった。



【概要】

というわけでコインで「裏」が出たら、バーナ学園都市の化学兵器テロの阻止へ行くこととなる。ちなみに表ならアピート国際空港行き。
民間人に直接攻撃が加えられるだけでなくその関与を疑われている上、そしてその裏で暗躍する「8492飛行隊」の存在を知るも、誰も信じてくれない状況下で行われる作戦。
戦う術も持たない一般市民を直接狙われるという暗い雰囲気で始まるこのシナリオだが、この回に限りとある警察官の奮闘により妙にコミカルな内容となっている



【作戦内容】

なおこのシナリオでは特殊な戦闘機(ミラージュ2000D)を使用する事となる。また機銃は打てるがミサイルは搭載されておらず、サブウェポンも中和剤爆弾のみ。

作戦が始まると空から見えるほど多数のガスが発生している。
そしてこの中和剤爆弾でガスを中和するのが、ブレイズたちの今回の任務である。
敵戦闘機はいない為、地表にぶつからないように慎重にガスを中和しよう。


ガスを全て中和した後半はテロに失敗したユーク軍のトラックを地上のパトカーが追いかけ回す。
この間5分ほどイベントを挟んだ後、そのトラックを敵のヘリコプターが迎えに来る。
武装ヘリAH-64が大量に来る上ミサイルで攻撃してくる。しかし動きは早くないので機銃か中和剤をぶつけてやろう。
すべてのヘリを落とせばミッションクリアとなり、脱出の手段の無くなったテロリストたちは投降することとなる。



という風に若干特殊だが落ち着いて動けば楽にクリアできるミッションで、攻略上は自前の戦闘機も使えない事から余り楽しくはない
しかしこのミッションの魅力は難易度やプレイではなく、地上で奮戦する警察官「チャーリー11」の暴走にあるといっても過言ではないだろう。


ちなみに地元警察としてはテロリストに話を聞きたいためか逮捕にこだわっている為、トラックを機銃で破壊したらMISSION FAILEDとなる。




【爆走!チャーリー11】

Patrol Car Baker 7<<チャーリー11,そういや今日は 娘さんの誕生日じゃなかったのか?>>
Patrol Car Chariie 11<<じっとしていられなくてな!早く片付けて帰るぞ!>>


ガスを中和しているとそんなかっこいい台詞を言いながら現れる「チャーリー11」
「じっとしていられない」為プライベートすら犠牲にする警察官の鑑であるが、この男かなりの問題児である


  • 前述の通り「じっとしていられない」との事で娘の誕生日を抜け出してくる。
  • 「近道」と称して地下駐車場や公園を突っ切る。なお後者に対するベーカー7のツッコミも「憩いの場を壊すつもりか!?」とどこかズレている。
  • 見つけたトラックにグレネードを撃ち込まれるも回避と負傷者無し、トラックを見失った状況の前に「路肩の郵便ポストが大破」とどうでもいい情報を真っ先に伝える。
  • 上空で活躍する戦闘機を見て娘にプレゼントしようと考える
  • 対戦車ライフルを家からの持参してくる。

と書いてあるだけでめちゃくちゃである。
そしてこの爆走は正直余り意味をなしている描写はない。テロリストを逮捕するのは空軍、つまりプレイヤーの活躍次第なのである。
ただし毒ガスに関しては出来ることが少ない為か、中和を続けていると彼から感謝のメッセージが届けられる。
こうしてテロリストを追いかけ回し、逮捕に貢献した彼にはさらなる仕事が待っていた。


Patrol Car Baker 7<<チャーリー11へ、新たな事件発生。誕生日会から行方不明のパパの捜索願だ。 >>


バツが悪そうに沈黙するチャーリー11。しかし。


Patrol Car Chariie 11<<了解!直ちに現場へ急行する!>>


こうして英雄は嬉しそうに、新たな事件解決へと向かうのであった。





【他のキャラクター】

チャーリー11の爆走ばかりが目立つが、他のキャラクターたちも個性を発揮している。


  • チョッパー

<<キャノピーのシール、大丈夫なんだろうな。化学兵器防御のテスト結果って見たか?>>
ご存知ウォードッグ小隊のムードメーカー。
本名は「アルヴィン・H・ダヴェンポート」だが誰も呼んでくれない。
開幕から私語が多いと言われ
「アーアー、ダヴェンポートは任務遂行中につき、お答えする余裕がないであります。」と誤魔化したり
「撃つな」と言われているのに「ちょっとだけでもダメ?」とか言い出す等、相変わらず喋ることが面白い男である。


  • ナガセ

<<ブレイズ、この作戦の根底にあるのは憎しみそのものよ。>>
ご存知ウォードッグ小隊の紅一点。
余りにも卑劣な作戦をするテロリストの奥底にあるのは憎しみだと看破する。


  • グリム

<<目標捕捉…って、アレはユーク軍の戦闘ヘリじゃないか!>>
ご存知ウォードッグ小隊の新人君。今回はあまり目立たない。
コードネームはアーチャーだが誰も呼んでくれない。
しかし相手がユークトバニア軍のヘリとと気付き、国内に入り込んでいることを知ったのは彼の功績である。
ちなみに彼の質問を無視すると「隊長、指示は明確にお願いします。」と怒られる。



  • 管区空軍司令部

<<ということでこちらも手いっぱいだ。ウォードッグ。地元警察への協力を命じる。>>
今回の作戦の指揮官。
いつもの石頭サンダーヘッドとは別人。
真面目な性格で開口一番、チョッパーの無駄口の多さを指摘する。
とはいえ堅物というわけではなく、地上の警察官に理由をつけながらもウォードッグに協力を命じる機転を利かせたり、
チョッパーに「ちょっとだけでもダメ?」と聞かれて「ダメ!」と返すなど意外とノリの良い一面もある。



  • ベーカー7

<<落ち着け、どこ走ってるのか分かってるのか!?>>
チャーリー11の爆走にいちいちツッコミを入れる苦労人。
とはいえプライベートの事も把握していることからかなり仲が良いようだ。
最終的にはテンションMAXのチャーリー11を現実に引き戻した。



  • ニュースヘリコプター

<<はい、一旦CMです。チャンネルはそのままで!>>
独占放送に成功したテレビ局のヘリコプター。
危険を顧みず放送すると綺麗事を言いながらも助けを求める人を見つけるも
「どうすることもできない!」「まるで映画を見ているような気分です!」等と宣い興奮してるだけと正直邪魔でしかない
最後には「まるで戦場だ」と若干危機感を顕にするも、結局最後まで下の惨状を口で煽っているだけだった。
正直なところ撃ち落としたいと思ったプレイヤーも多いだろう。ミサイル積んでなくて良かったな!



  • ラジオブロードキャスト

<<パニックを起こさず、周辺警察の避難誘導に従ってください>>
こちらもメディアの人間であるが、ラジオというがどちらかというと避難放送に近い。
淡々と市民に避難勧告や注意を呼びかけ、また混乱させるような事は言わず、グッドニュースばかりを流している。
ただしアピート国際空港の情報が入ると声を荒げるだけでなく、「ユークによるテロの見方が強い」と漏らしてしまう等、こちらもメディアの悪いところが出てしまった。




【結末】

こうして地元警察の活躍を見届けたテロを阻止したウォードッグ。
しかしデブリーフィングにて判明した事実は衝撃的であった。
「現在判明しているだけで、死傷者数は300人に上ると報告されている。」
最小限で食い止めたと司令部は言うが、死者まで出た上尋常な被害が出た事に間違いはない。
だが司令部としては今回の作戦は成功と見たらしく、ウォードッグを再び前線へ送ることを通告する。


「オーシア首都近辺の平和までも脅かすユークトバニア軍を是が非でも屈服させなくてはならない。
諸君を再びユークトバニア本土攻略の前線へ送り返す。
諸君がその身の潔白を、その闘いぶりを以って示すことを望む」


疑いは晴れたわけではないし、上層部は相変わらず敵国に苛烈過ぎる憎しみをぶつける。
そんな状況ながらも少なくとも使える駒として認識され、弁明の余地を手に入れたウォードッグ。
こうしてブレイズ達は新たな戦いに身を投じるのであった…。




【余談】

  • テロリストが逃亡する際トラックを軽くするために色々と物を落とすが、それを機銃で攻撃すればポイントが入る。
    その内訳は「ロケットランチャー」「ガトリングガン」「テレビ」「シート」
    そして全部を破壊した後に登場する「フライドチキン」。なおフライドチキンだけ妙に得点が高い。
  • コインの表裏は前MISSION10冒頭でのチョッパーの問いかけに「はい」と答えると表、「いいえ」と答えると裏になる。
    表の場合はMISSON11A「CHAIN REACTION 報復の連鎖」となる。
    どちらに進んでも両方の事件は同時に発生するが、ウォードッグが参加しなかった方も味方によって解決する。
  • 作中時間での9年後、オーシアには「懲罰部隊」という犯罪や命令違反を犯した者達で構成された「スペア隊」というものがある。もし当時存在していたらブレイズたちもそっちにぶち込まれていた可能性が高い。
  • ウォードッグがこの作戦に参加する羽目になった「工科大学への機銃掃射」は勿論ブレイズ達の仕業ではなく、オーシアとユークトバニアの戦争を長く続けたい者達の陰謀である。が、それが判明するのはもう少し後のことである。








追記・修正は家からロケットランチャーを持参してお願いします。



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  • ホントこのシナリオは笑わせてもらったわ -- 名無しさん (2020-08-06 23:52:48)
  • テロとの戦い…? -- 名無しさん (2020-08-07 00:10:01)
  • 出た、オーシア版両さんもしくはマクレーンが大暴れするミッションかww 重苦しい雰囲気の中彼だけ世界観がちょっとおかしい初見時の衝撃は忘れられない -- 名無しさん (2020-08-07 01:01:44)
  • 使用機体はミラージュ2000Dだったと思うけど -- 名無しさん (2020-08-07 11:07:52)
  • 最後の一文、家から持参したのは対戦車ライフルじゃなかった? -- 名無しさん (2023-05-15 13:52:43)

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