登録日:2011/07/12(火) 19:19:58
更新日:2023/08/10 Thu 14:47:18NEW!
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ミュージカル 猫 有吉 傑作 涙腺崩壊 異色作 哲学 不朽の名作 劇団四季 アンドリュー・ロイド=ウェバー 猫男爵 演劇 野良猫 cats ご当地ゴミ
“ジェリクルキャッツを知っているか?”
CATS(キャッツ)とはミュージカル作品のタイトルであり、ここでは劇団四季版を説明する。
英国の詩人、T・S・エリオットの『ポッサムおじさんの猫とつきあう法』が原作。作曲はアンドリュー・ロイド=ウェバー。
☆概要
1981年にロンドンで初演。後大成功となり、四季版は1983年に初演。
この時期に登場した『チケットぴあ』などの後押しもあって、当時としては史上初の1年間のロングランを達成。
これ以降も四季の主力の一つとして上演回数を重ね、昨年の10月28日公演で通算公演回数8000回を達成した。この公演回数、国内でぶっちぎりである。
ゴミ捨て場が舞台になるため、(猫目線である)通常の3倍の大きさで作った巨大ゴミが、ステージや客席に配置されているのも大きな特徴。
☆ストーリー
満月の輝く夜、とある街のゴミ捨て場。そこに、たくさんのジェリクルキャッツが年に一度開かれる『ジェリクル舞踏会』に参加するために集まってくる。
人間に飼い慣らされることを拒み、逆境に負けず強かに生き、自らの人生を謳歌する強靭な思想と無限の個性と行動力を持つ猫。それが「ジェリクルキャッツ」。
今宵は、長老猫が最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ特別な舞踏会。再生を許され、新しいジェリクルの命を得るのは誰か。猫たちは夜を徹して歌い踊る。
夜明けが近づき、ナイフで切ってしまえそうな静寂に向かって、天上に上り、新しい人生を生きるのを許される一匹の猫の名が宣言される。
その猫とは…?
☆登場猫
マンカストラップ:灰と黒の縞模様の毛皮が特徴で、猫たちのリーダー的存在。物語の狂言回しも担っている。
○タントミール:ワインレッドのシャム猫で、ダンスに長けている。セクシーです。
ギルバート:茶、黒、白の三毛猫。『ジェリクルソング』で空中ブランコを披露するくらい、運動神経はバツグン。
○ジェニエニドッツ:毛皮はまだらで、虎の縞模様なおばさん猫。ゴキブリ達や、ネズミ達と一緒に披露するタップダンスにもご注目。
バストファージョーンズ:白いヒゲとつややかで黒い毛並が特徴の紳士猫。街一番の金持ちで、政治が大好き。
ラム・タム・タガー:黒毛に茶色のたてがみ、豹柄模様が特徴。『寒いときには裸だぜ、熱いときには焚き火する』と歌うほどの天の邪鬼。
かなりのプレイボーイである。
○ジェミマ:白い毛皮に黒と橙の縞が入っていて、耳は赤い。
○ヴィクトリア:頭から足先まで全身真っ白なので一番分かりやすい。白い首輪も特徴。
コリコパット:黄色と黒の毛皮を持つ青年猫。足先と目、口元が白い。
マンゴジェリー:赤毛に黒が混じっている雄猫。ランペルティーザと共に揃いの虎柄ベストと豹柄スカーフを身につけ、盗みを働く。
○ランペルティーザ:黄色に黒い縞模様の入った雌猫で、泥棒カップルの片割れ。ベストを装着する時には真珠のネックレスもつけている。
アスパラガス:茶色い毛にボロボロの上着を着たおじちゃん猫。芝居を愛しており、昔は二枚目俳優だった。あだ名はガス。
○ジェリーロラム:茶色がかった黄色の毛皮をもつ。普段は優しいが、グリザベラに対して非常に冷たい。
グロールタイガー:劇中劇でガスが演じる、役者時代の当たり役。赤黒の毛皮と左目の眼帯が特徴。意外と純情。
○グリドルボーン:ジェリーロラム演じる、真っ白でフワフワした毛皮が特徴のかわいい猫。しかし、グロールタイガーを追い詰める悪女猫でもある。
○カッサンドラ:灰の毛皮に黒い縞模様の入った小柄な猫。
タンブルブルータス:カッサンドラと同じく灰色に黒い縞模様が入っていて、毛足が短い。カッサンドラとはほぼペアで行動している。
スキンブルシャンクス:黄色に茶色の縞模様が特徴。鉄道が大好きで、夜行列車に乗ったりもしている。
マキャヴィティ:猫たちから恐れられている『犯罪王』。神出鬼没といわれている。
○ディミータ:橙に黒白の縞模様が入った雌猫。黒い首輪をしている。警戒心の強い、激しい気性の持ち主。
○ボンバルリーナ:黒赤の毛並が特徴の、クールでセクシーな雌猫。ディミータと共にマキャヴィティのナンバーを歌う。
カーバケッティ:茶色・黒・赤の三毛猫で、左目周辺から左耳にかけてと口の右側に大きな黒いブチがある。
ランパスキャット:薄い灰色の毛皮に黒ブチの猫で、エネルギッシュ。
ミストフェリーズ:耳・胸元・右足が白い小さな黒猫。マジックが得意だが、ダンスの実力もかなりのもの。
○シラバブ:淡い黄色の毛皮が特徴で、登場猫の中では最年少。シラバブまじ天使。
とても純粋でありグリザベラに無邪気に近づくが、そのたびに他の猫に止められている。
○グリザベラ:紫のボロボロのコートを着た雌猫。皆から相手にされず、孤独に生きる。昔は名の知れた娼婦だったが、その面影は無い。
彼女が歌う『メモリー』は、作中屈指の涙腺崩壊兵器になる。
オールドデュトロノミー:天上に上るジェリクルキャッツを選ぶ役目を担う長老猫。もふもふした、くすんだ灰色の毛並が特徴。
※雌猫は名前の前に○を付けた。
☆余談
CATSを代表する舞台セットの巨大ゴミから派生した代物に、「ご当地ゴミ」がある。これは、公演地に縁のあるアイテムを3倍サイズで再現したものである。
例えば静岡→茶筒、 仙台→笹かま、広島→もみじまんじゅう、広島カープの帽子など。
そして現在の横浜公演では、シウマイ弁当の空き箱&ひょうちゃん、ゆるキャラ「たねまる」のぬいぐるみ、劇中で落下してくる「赤い靴」などが該当する。
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- 先月の3月12日で日本での公演10000回を迎えました! -- 猫大好きな松 (2019-04-15 10:03:47)
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