ヤドラン(ガラルのすがた)

ページ名:ヤドラン_ガラルのすがた_

登録日:2020/06/27 Sat 01:30:00
更新日:2024/05/20 Mon 11:07:26NEW!
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ポケモン どく エスパー ヤドン ヤドラン クララ セイボリー スパイス サイコガン 剣盾 第八世代 ポケモン最終進化形 ポケモン解説項目 リージョンフォーム せんせいのツメ ガラルのすがた 80 79 ポケットモンスター ガラナツ クイックドロウ シェルアームズ ガラルヤドラン ガラルヤドン



噛みついている シェルダーの ベロを 握ると 巻貝の 先端から 猛毒の 液体を 撃ちだす。



ヤドラン(ガラルのすがた)とは『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンである。


●目次


■データ


全国図鑑No.80
分類:やどかりポケモン
英語名:Slowbro
高さ:1.6m
重さ:70.5kg
タマゴグループ:怪獣/水中1
性別比率:♂50♀50


タイプ:どく/エスパー


特性:クイックドロウ(攻撃技を選択したとき、一定確率で先制攻撃になる)
  /マイペース(混乱しない。特性「いかく」を無効化する。)
隠れ特性:さいせいりょく(手持ちに戻るとHPが1/3回復する)


  • タイプ相性

2倍 じめん,ゴースト,あく
半減 くさ,どく,フェアリー
1/4 かくとう


HP:95
攻撃:100
防御:95
特攻:100
特防:70
素早さ:30
合計:490


努力値:攻撃+2



■概要


ソード・シールドDLCエキスパンションパス」『鎧の孤島』で新たに登場した、ヤドランリージョンフォーム
ガラルヤドンに「ガラナツブレス」というアイテムを使うと進化することができる。原種と異なりレベルアップでは進化しない。
進化の際にシェルダーに噛まれたことでヤドンの頃から好んで食べていたガラナツというスパイスが体内で化学反応を起こし、エスパータイプに加えてどくタイプが追加された。
実際に腕や耳、尻尾が毒々しい色に変色している。
因みに原種のヤドンの尻尾は本編では珍味として有名で、アイテムやカレーの具材として登場するほどだが、このヤドランの尻尾が食べられるかは不明である。色からして不味そうだが…
また地味にヤドン系にあぶりテールカレーを食べさせるという共食いに近いことができるようになった。


ガラルヤドランは原種と違い、左腕をシェルダーに噛みつかれており、先端から紫色の銃口が見える。この銃口から毒液を発射して攻撃する。
いつもはボーッとしているヤドランだが、強敵が相手だと体内の刺激物質が全身を駆け巡り、俊敏な動きで射撃ができるようだ。
身体が腕で貫通している上に、毒が滲み出ている腕を噛み続けているシェルダーは大丈夫なのだろうか…おまけに常時白目をむいている。
公式サイトで無意識にシェルダーが噛むことがあると記述されているので少なくとも生きているのは確かだが。


ゲーム中ではソードだとクララ、シールドだとセイボリーが、主人公との三戦目にて切り札としてガラルヤドランを使用し、ダイマックスさせてくる。
バージョン違いのキャラクターでありながら切り札は共通というポケモンでは珍しいパターンであるが、クララはどく使い、セイボリーはエスパー使いなので両方のタイプを持つヤドランは意外にもしっくりくる。ガラルヤドンは単エスパーなので序盤のクララと合うかは微妙だが…
なお彼らのリーグカードや(勝手に)モデルにされたTシャツにも一緒に映っており、またシナリオクリア後のマックスレイドバトルに参加した際の使用ポケモンにも選ばれている。


ガラナツブレスは「ガラナツのえだ」8個をワークアウトの海にいるNPCの女性に渡すと作ってもらえる。



■対戦でのガラルヤドラン


原種ヤドランとは違いみずタイプではなくどくタイプを持つ。何気に進化で追加されたタイプがタイプ1になっており、進化前からのエスパーはタイプ2に。
これにより、エスパータイプはひこうみずに続いて全タイプとの複合を達成した。
種族値も大きく変更されており、攻撃が特攻と同じ値にまで上昇しているが、その代償に防御と特防が大きく落ち込んでいる。ただそれでも物理耐久はまだ高めな部類である。



原種譲りの異常なまでの習得技の多さに加えて、専用技の「シェルアームズ」を覚える。
威力90命中100かつ2割の確率で相手をどく状態にするという性能であり、物理技か特殊技かが相手へのダメージが大きいほうに決まるという変わった効果も持っている。
特殊技判定だと毒液を飛ばすが、物理技になると左腕を叩きつけるモーションの接触攻撃に変化する。
このシェルアームズや豊富なサブウェポン、「はらだいこ」「わるだくみ」と物理特殊両方に強力な積み技を持つため、原種ではほぼ見ないであろう物理アタッカー型や両刀型も実用性が高い。
なお、シェルアームズの物理・特殊判定の際には、ランク補正は考慮されるが持ち物・壁・特性などは考慮されない。


ガラルヤドラン最大の特徴は専用特性の「クイックドロウ」であり、効果は攻撃技を選択したときに限りある程度の確率*1で先制できるというもの。
いわば特性版せんせいのツメであるが、なんとこの特性はせんせいのツメと効果が重複する。
つまりクイックドロウの発動率が30%とすると、ツメと合わせれば攻撃技で先制できる確率は44%にまで跳ね上がるのだ。
というかせんせいのツメ無しでもそこそこの頻度で先手を取ってくれるのでかなり強力な特性である。
ただし優先度が上がるわけではないため、先制技に無力なことには注意が必要。特に「かげうち」「ふいうち」はヤドランに抜群になるのでこれを持っているポケモンは天敵に近い。ただし優先度が基本的に0であることから、サイコフィールドで無効化されないというメリットもある。


ダイマックスとの相性はかなり良好。ダイマックス中でもクイックドロウは発動するため、ダイマックス同士の殴り合いには滅法強く、「ダイサイコ」でサイコフィールドを展開することで相手の先制技を防げるので安定性も改善する。
特殊型なら「ダイアシッド」で特攻を上げることも可能。「シェルアームズ」はダイマックス中だと特殊技で固定されてしまうため、物理型でダイマックスさせるなら「どくづき」を採用したほうがいい。


ガラルヤドランの欠点として挙げられるのは、原種より耐久力が落ちたことや弱点がじめん、ゴースト、あくと全てメジャーなこともあって場持ちが悪いこと。原種だとメジャーな運用であった物理受けを本種で行うのはかなり難しい。
また戦術が確率発動のクイックドロウ頼りになりやすいため、運が悪いと殆ど活躍できずに退場という最悪な事態になりかねない。
トリックルーム状態なら素で先手を取りやすくなるため、さいせいりょくにするのもよいだろう。


総じて安定はしないが爆発力は高いポケモンなのでロマンを感じるトレーナーも多いことだろう。


ちなみに、第9世代ではガラルヤドキングに「どくどく」が追加されたにもかかわらずこちらは覚えられないまま。
さりげなく、ガラルヤドキングと共に「ねっとう」も覚えられなくなっている。(原種は覚えられる)


■進化前 ガラルヤドン


いつも ボーッとしているが たまに 顔つきが ピリッと 引き締まる。 食べている エサが 原因らしい。


全国図鑑No.79
分類:まぬけポケモン
英語名:Slowpoke
高さ:1.2m
重さ:36.0kg


タイプ:エスパー


特性:くいしんぼう(HPがかなり減ってから食べるきのみを早めに使う)
  /マイペース
隠れ特性:さいせいりょく



ヨロイ島に群生する「ガラナツ」というスパイスを好んで食べ続けたことで独自の変化を経たヤドン。
原種との違いは額や尻尾が黄色に変色している程度だが、地味にみずタイプではない。そのくせ砂浜に出現する。


ヤドランに先駆けて『鎧の孤島』の配信発表と同時にブラッシータウンでの捕獲イベントで入手が可能となっていた。
このイベント自体は一種の体験版であり、エキスパンションパスの購入に関係なく発生する。


鎧の孤島のシナリオではクララとセイボリーが一戦目と二戦目でガラルヤドンを使ってくる他、マスタードから課された試練として三匹のはや~いヤドンからユニフォームを取り返すイベントがある。
このはや~いヤドン達は誇張でもなんでもなく滅茶苦茶にすばやく、フィールドだと自転車の最大速度でもまっすぐ追いかけると追い付けない上に、戦闘では最初から素早さが6段階上昇しているため、レベル100のポケモンであっても生半可な素早さのポケモンは先手を取られてしまう。
さらにはHPが減ったときに素早さを上げるきのみである「カムラのみ」を所持しているという徹底ぶり。
まさかヤドンに先手を取られるとは誰も予想できなかっただろう。
フィールド上の走るルートが完全固定なのが救いか。


DLC第2弾『冠の雪原』ではガラルヤドキングに進化できるようになった。
「ガラナツのえだ」15個を海鳴りの洞窟にいるNPCのおばあさんに渡すと作ってもらえる、「ガラナツリース」を使用することで進化する。
ちなみにガラルヤドキング自体はガラルヤドラン同様、ヨロイ島図鑑に載るポケモンであり、カンムリ雪原図鑑には載らない。


■余談



追記・修正はクイックドロウを二回連続で発動した人がお願いします。


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  • ガラルヤドラン「音速を超えた戦いを見せてやる!」(クイックドロウ発動) -- 名無しさん (2020-06-27 01:39:26)
  • それは まぎれもなく ヤツさ -- 名無しさん (2020-06-27 01:46:49)
  • 個人的にはグレンラガンも頭をよぎる... -- 名無しさん (2020-06-27 02:02:32)
  • やぁん(レーシングカーばりの走行音) -- 名無しさん (2020-06-27 02:19:41)
  • 師匠のヤドン能力アップ扱いだったのかあれ。システム破ってS実数値が999にでもなってるのかと思った -- 名無しさん (2020-06-27 03:26:27)
  • 素で6段上がってるならカムラは黒い霧でも使われなきゃ意味ない気がする -- 名無しさん (2020-06-27 07:36:39)
  • いや待て、この孤独なSilhouetteは…? -- 名無しさん (2020-06-27 07:42:57)
  • クイックドロウもいいけど物理型なら威嚇を受けないどんかんも中々 -- 名無しさん (2020-06-27 09:11:30)
  • 積み技両刀斎型ガラルヤドラン……浪漫だな -- 名無しさん (2020-06-27 09:41:06)
  • 不安定なのは相手にする側も一緒。つまり守勢に追い込んだ時が熱い -- 名無しさん (2020-06-27 12:57:07)
  • 特性つよいな -- 名無しさん (2020-06-27 15:22:07)
  • ヤドランが両刀アタッカーってことはヤドキングは耐久かね -- 名無しさん (2020-06-27 15:31:22)
  • ヤドン「さあ、振り切るぜ」 -- 名無しさん (2020-06-27 18:44:37)
  • コブラじゃねーか! -- 名無しさん (2020-06-27 19:18:48)
  • 3割の確率で負けると想定するとすごく面倒な特性 -- 名無しさん (2020-06-27 20:00:31)
  • 特性が発動すれば相手の弱みを先制で付きながらダメージを与えられるからハマったら強いけど、発動しなかったら鈍足並耐久であっさりやられるから中々なギャンブルキャラだよなぁw -- 名無しさん (2020-06-27 20:48:39)
  • 修行のヤドンのガチな速さでガラルヤドランはすばやさが高いのかと種族値見るまでは思ってた -- 名無しさん (2020-06-27 21:45:19)
  • セイボリーのヤドランクイックドロウを毎ターン発動させてくるんだが… -- 名無しさん (2020-06-28 00:12:48)
  • それは紛れもなくヤツさ -- 名無しさん (2020-06-28 00:21:43)
  • (はやーいヤドンが)3体も出てきたぞ!あのやずやでさえ2回なのに! -- 名無しさん (2020-06-28 18:09:21)
  • スパイス→確かナツメグってとりすぎるのも考え物では…と思って毒タイプか予想していたら当たったが、コブラは予想不可能だった -- 名無しさん (2020-06-28 19:38:35)
  • 基本はのろまなのに射撃のときはニュータイプと化すあたりのび太っぽいとこある  -- 名無しさん (2020-06-30 09:41:25)
  • 配信者が受け絶対殺すマン作ってる。なるほどね… -- 名無しさん (2020-07-11 13:06:49)
  • 爪を持たせるのはアリかなしか論争が激しいけど、採用率を見ているとありなんだろうな -- 名無しさん (2020-07-11 13:12:39)

#comment(striction)

*1 25~30%という説が有力

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