僕のワンダフル・ジャーニー(映画)

ページ名:僕のワンダフル_ジャーニー_映画_

登録日:2020/06/22 Mon 22:47:21
更新日:2024/05/20 Mon 11:06:26NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



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みんなの笑顔が、僕の幸せなのだ。



『僕のワンダフル・ジャーニー』は2019年9月13日に日本公開されたアメリカ合衆国の映画。原題は「A Dog’s Journey」で、W・ブルース・キャメロンの同名小説を原作としている。



【概要】

2017年に公開された『僕のワンダフル・ライフ』の続編。
何度も転生を繰り返し、最愛の人を幸せにするために奮闘する犬の姿を描く。



【ストーリー】

様々な犬に転生を繰り返し、大好きなイーサンとの再会を果たしたベイリー。
彼の妻となったハンナ、彼女の息子の妻であるグロリアとその娘CJ。新たな家族に囲まれ、幸せな日々を送っていた。


だが間もなく、イーサンたちと折り合いがつかないグロリアはCJを連れて農場を出て行ってしまう。
時を同じくしてベイリーの身体に腫瘍が見つかり、安静にさせることで様子を見ていたが、痛みに苦しむ姿を見て限界を感じたイーサンは安楽死させてもらうことを選んだ。


別れの間際、イーサンはベイリーに「次に生まれ変わったら、CJのところに行ってやってくれ」と頼む。
「愛してるよ、ベイリー…」イーサンの腕に抱かれながら、ベイリーの意識はゆっくりと遠のいていった。


気が付くと痛みは消え、金色に輝く草原にいたベイリー。
だが、のんびりしている暇はなかった。イーサンの願いを叶えるため、彼は再び転生の旅を始めた。何度生まれ変わっても、彼は絶対に諦めない。CJを幸せにするその日まで…



【登場人物】

  • ベイリー/モリー/ビッグ・ドッグ/マックス

演:ジョシュ・ギャッド/高木渉(声のみ)
本作の主人公。
キャバグルのモリー、ヨークシャー・テリアのマックス…再び様々な犬に転生を繰り返しながら、CJを幸せにするために奮闘する。
モリー時代には見よう見まねでガン探知犬としての能力を身に付けるなど、彼もまたCJと共に成長していく。


  • クラリティ・ジューン

演:エマ・ヴォルク/久野美咲(幼少期)|アビー・ライダー・フォートソン/下地紫野(少女時代)|キャスリン・プレスコット/早見あかり(大人)
ハンナの孫。通称CJ。本作のもう一人の主人公。
グロリアの育児放棄や遺産の使い込みなど苦しい生活を送っているが、何度も生まれ変わるベイリーに支えられながら日々を懸命に生きている。
歌手を目指しているが、なかなか人前で歌う勇気を出せずにいる。


  • トレント

演:イアン・チェン/松本沙羅(少年時代)|ヘンリー・ロウ/石川界人(大人)
CJの幼馴染み。モリーの弟であるロッキーの飼い主。
進学を機に別の道を歩むことになるが、ビジネスマンとしてニューヨークに引っ越してきた際にCJと再会し、家を失くしたCJを自宅に住まわせた。
CJに好意を抱いているが、その想いを伝えられずにいる。



  • イーサン・モンゴメリ

演:デニス・クェイド/大塚明夫
ベイリーの初めての飼い主。
CJとは血の繋がりがないが、実の孫のように可愛がっている。
ベイリーとの2度目の別れに悲しみつつも「自分にしてくれたように、あの子を守って、幸せにしてやってくれ」と頼む。
一度CJに会いに行った際、グロリアに拒まれて会うことは叶わなかったが、モリーに生まれ変わった彼を見てベイリーだと見抜き、改めてCJを託した。


  • ハンナ・モンゴメリ

演:マーグ・ヘルゲンバーガー*1/松岡洋子
イーサンの妻。
息子ヘンリーを亡くし悲しみに暮れていたが、忘れ形見であるCJのおかげで立ち直る。
子供が原因で仕事がもらえないグロリアを見かね、自分たちがCJの面倒を見ると申し出るが「子供まで自分から奪う気か」「ヘンリーの遺産を狙っている」と拒絶されてしまった。


  • グロリア

演:ベティ・ギルピン/朴璐美
CJの母親。売れない歌手。
育児放棄をイーサン達に咎められたことに腹を立て、CJを連れてシカゴに引っ越したが、幼いCJを放置して毎日のように朝帰りを繰り返している。
大の犬嫌いで、モリーを飼いたいというCJの願いも一度拒否したが、育児放棄を周囲にバラすと言われ渋々許可した。


  • ヘンリー

演:ジョニー・ガレッキ/田村真
ハンナと前夫との間にできた息子で、CJの父親。
グロリアと結婚しCJをもうけるが、彼女が生まれる前に交通事故で死亡した。
故人であるため、作中では写真と声のみの出演。


  • シェーン

演:ジェイク・マンリー/鈴木達央
コンビニ店員。
一時期CJと交際していたが素行が悪く、CJが社会奉仕活動を命じられる原因を作り、その後も関係を断とうとするCJにストーカー紛いの行為を繰り返した。
後半の展開を考えれば本作のキーパーソンの一角ではあるが、そんなことは関係なく本作随一のゲス野郎である。


  • ビッグ・ジョー

演:コンラッド・コーツ/斉藤次郎
コンビニ「ジョーのクイック・ストップ」経営者。ビッグ・ドッグの飼い主。
ビッグ・ドッグを可愛がっているが、前作のマヤよろしくポテトチップスだのソーセージだのと犬に与えてはいけないものを与えまくっている。
たまたま店に来たCJにお手をするビッグ・ドッグを見て「初めて見た」と困惑していた。


  • バリー

演:ケヴィン・クレイドン/阪口周平
CJの恋人。大型犬のルークを飼っている。
CJがトレントと再会した際、二人が一緒に暮らすためにはバリーが邪魔だと判断したマックスがいたずらの限りを尽くしたことでCJと大喧嘩になり、CJは彼の家を出た。


  • リースル

演:ダニエラ・バルボサ/前田玲奈
トレントの恋人。チャイニーズ・クレステッド・ドッグのミズ・シングを飼っている。
トレントの幼馴染であるCJを快く思っておらず、事あるごとに牽制している。



【以下…後半にかけてのネタバレ】








































ある夜、トレントに遊んでもらっていたマックスは、モリーだった頃に嗅いだ「あの匂い」がすることに気付き、おやつがもらえると思い早速CJに合図する。
CJはマックスの不可解な行動が気になりつつも、トレントが最近妙に疲れやすいと言っていた原因を察し、病院で検査してもらうよう促す。


検査の結果、やはりトレントの身体にガンが見つかった。幸い早期発見だったため化学療法で治せるらしいが、リースルは「看病はできない」と彼のもとを去っていった。
そんなトレントをCJは献身的に看病し、やがて治療が実を結んでトレントは見事ガンを克服する。


そんな時、グロリアからニューヨークに行くから会いたいと連絡が来る。CJは会うことに抵抗があったが、今の君なら大丈夫だ、とトレントに後押しされ会うことに。


久しぶりに会ったグロリアは別人のように穏やかになっていた。
また金でも欲しいのかとCJは冷淡に問うが、グロリアはそれを否定し、自分がいかに酷い母親だったかを涙ながらに謝罪、許してもらえるならまた家族に戻りたいと訴えた。
CJにもその言葉を信じたい気持ちはあったが、やはり簡単には受け入れられない。
グロリアはかつてイーサン達が届けてくれた、ヘンリーが生前に書いた手紙をCJに渡し、いつか許してくれる日が来ることを願っていると告げその日は別れた。


初めて読む父の手紙。そこに綴られている自分への想いに勇気をもらったCJは、ついに人前で歌うことを決めた。
小さな店のステージではあったが、初めてのライブは見事成功。それを見届けたトレントは、自分を救ってくれたCJとマックスにお礼がしたいと祖父母の住む農場へ二人を連れだした。


農場で彼らを出迎えたのは、80代ほどになったイーサン夫妻。訪ねてきたのが大きくなったCJだと知り感極まる二人。
昔のアルバムを見ながら談笑していた中で、マックスがベイリーだと気づいたイーサンは「その犬の秘密を教えてやろう」と、マックスとCJを外へ連れ出した。


何が始まるのか…と怪訝な顔をするCJの前で、二人は懐かしいボール遊びを披露。
マックスの身体にアメフトのボールは大きすぎたようで落としてしまったが、今日初めて会ったはずの二人が古くからの友人であるかのように振る舞う姿にCJは困惑する。


イーサンはベイリーが亡くなる時にCJを守ってくれと頼んだことを教え、それを実行してくれたんだろうと話した。
CJは理解した。自分の今までの人生にはいつも犬がいたことを。
子供の頃一番の親友だったモリー、自分にお手をして50ドルを当てさせてくれたビッグ・ドッグ、トレントのガンを見つけ、今こうして自分たちを結び付けてくれたマックス…それは決して偶然ではなく、彼はいつも自分を見守ってくれていたのだと。


CJはトレントに全てを話し、ずっと大好きだったとCJはトレントに思いを伝え、トレントは自分も昔からそうだったと返し、ついに二人は結ばれた。


こうしてイーサンの願いを全うし、彼はCJを幸せにすることに成功した。
歌手として大成し、トレントとの子供にも恵まれたCJ。
グロリアとも和解し、良き母・祖母として接してくれるようになった。


時は流れ、家族に看取られながら老衰でその生涯を閉じるイーサン。
もちろん、彼は最後の瞬間までイーサンのそばに居る。
かつてイーサンがそうしてくれていたように…


そしてまた時は流れ…CJの子供がブランコに乗れるようになった頃。
マックスとしての犬生にも、終わりを告げる時が来た。
トレントが見守る中、CJの腕に抱かれながら彼はとても穏やな気持ちでその時を迎える…




また金色の草原へ戻ってきたマックス。


マックスからビッグ・ドッグへ、ビッグ・ドッグからモリーへ、そしてベイリーへ…彼は転生の旅を遡っていく。



僕の究極の目的は、人を愛すること。


そして今ここで―― 彼らを永遠に愛せることが、僕へのご褒美だ。



長い旅を終え、虹の橋を渡った彼を待っていたのはもちろん、永遠の相棒。


少し若返ったイーサンの合図で、二人は金色の草原を駆けていくのだった…




A Few of Our Foreveずっと友達だよ Friends




追記・修正は最愛の人のために何度も生まれ変わってからお願いします。



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  • これはつい先日観たけど感動してうるっと来てしまった -- 名無しさん (2020-06-22 23:39:21)
  • 原作とはだいぶストーリー違ってたけどいい映画だった キャストの都合だけど原作だとイーサンは前作の最後で死んでるしグロリアは認知症にかかって最後まで娘とは和解できないし でもこの映画だとちゃんとみんなと和解出来てハッピーエンド感が強かった -- 名無しさん (2020-06-22 23:41:01)
  • 今作唯一にして最大の残念要素…吹き替え版CJの歌。 -- 名無しさん (2020-07-11 00:19:32)
  • 今日、金ローで初めて見て号泣した。本当に良い映画だ…それにしても、作中一番可哀想なのはバリーな気がする。トレントと結ばれるためには仕方ないんだが、あの人特に落ち度ないような(喧嘩の時の物言いは少しキツいが) -- 名無しさん (2022-11-04 23:13:57)
  • アメリカで輪廻転生の概念あるんだな~な作品 -- 名無しさん (2022-11-05 00:01:56)

#comment

*1 前作からキャストが変更されているが、これは前作でハンナを演じていたペギー・リプトン氏が闘病の末鬼籍に入ったためと思われる。

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コメント

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