登録日:2019/09/25 Wed 07:19:36
更新日:2024/05/09 Thu 13:50:50NEW!
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バトルスピリッツ バトルスピリッツコラボ項目 デジモンテイマーズ デジタルモンスター デジタルモンスターカードゲーム デジモンカード
デジタルモンスターカードゲームとは、TCGバトルスピリッツのカードである。
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バトルスピリッツのコラボブースター【デジモン ~決めろ!カードスラッシュ~】には前代未聞のカードが収録されていた。
そのカードの名は「デジタルモンスターカードゲーム」。
そう、別種のTCGをそのままカード化するというTCG史上例のない、そして今後もありえないであろうカードが収録されていたのである。
概要
「決めろ!カードスラッシュ」はデジモンテイマーズをテーマにしたパックである。
この「デジタルモンスターカードゲーム」は劇中でタカトたちの遊ぶTCGというアイテムの再現という形で収録されている。
だが、ご存知のとおりテイマーズはデジモンカードゲームとタイアップした作品であり、劇中に登場するデジモンカードゲームは現実世界のものと同じである。
よってこのデジタルモンスターカードゲームは現実のデジモンカードゲームを模したカードに仕上がってしまっている。
更に言えばバンダイの下請け会社でバトスピの開発を行っている「株式会社ORG」はかつてデジモンカードゲームの開発を行っていた会社。
なので自社製品をそのままの形で出すことについて権利関係においてもハードルは低かったのであろうと推察されている。
カードについて
まずイラストについてだが、イラスト枠中央にデジモンカードの裏面が描かれている。
あまりにもそのままなデザインというすごい代物。
そして、カード効果がこちら。
デジタルモンスターカードゲーム
ネクサス3 (青1緑1)/青
<0>Lv1 <2>Lv2
Lv1・Lv2
相手の効果で消滅/破壊された系統:「成長期」を持つ自分のスピリットすべては、トラッシュに置くかわりに、手札に戻せる。
Lv2『お互いのアタックステップ』
系統:「成長期」/「成熟期」/「完全体」/「究極体」を持つ自分のスピリットがBPを比べ相手のスピリットだけを破壊したとき、
相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。
シンボル:青
イラスト:Kazuyuki Hayashi
フレーバーテキスト:対戦型トレーディングカードゲーム。
ディーアークへ「カードスラッシュ」することでデジモンを強化する。
なんと、このカードを出すことでバトルスピリッツのルール内でデジモンカードゲームのルールを一部再現できるようになっているのだ。
一つずつ順を追って説明しよう。
まずレベル1・2の効果は成長期を持つスピリットが効果で破壊・消滅した場合に手札へ戻るというもの。
これは「バトルで負けたデジモンの成長期はデジモンボックスに戻る」というルールの再現である。
当然ながらバトスピにはデジモンボックスなんて領域は存在しないため、代わりに手札へ戻している。
なぜ成熟期以上のデジモンは対象にならないのか?と疑問に思うかもしれないが、それはバトスピにおける【進化】のテキストが以下のようなものだからだ。
LvX【進化:(指定された色)】『自分のアタックステップ開始時』
このスピリットを手札に戻すことで、自分の手札にある系統:「成熟期」を持つ*(指定された色)のスピリットカード1枚を、コストを支払わずに召喚する。
つまり成熟期に進化してしまえば自動的に成長期は手札に戻る。
そのため、成熟期以上のデジモンが破壊されてトラッシュに送られることになってもダークエリア送りの再現でそのままだし、成長期は手札に残っているはずとなる。
また、気を付けなければいけないのは手札に戻るのは効果で除去された場合のみで、バトルによる破壊には対応していない点。
つまり、肝心な部分で再現ができていない。
そしてこちらはバトスピ特有の事情になるが、自分で破壊・消滅させた場合には対応しない。
不足コストはブレイドラから確保に代表される自発的な消滅がテクニックとして重要になるバトスピにおいてこれはかなり大きい。
次にレベル2効果。
これは成長期~究極体のスピリット(要するにデジモンコラボのスピリット)がバトルに勝てば相手のライフを奪えるというもの。
残念なことにアーマー体とデ・リーパーはハブられてしまっている。
この効果相手のデジモンに勝てばポイントを減らせるというルールの再現となっている。
バトスピの初期ライフは5であることからこれをデジモンカードゲームに換算するとロストポイントは一律で20ということになる。
さて、この効果だが一つ問題点がある。それは色の指定が間違っています。だということ。
まず、バトスピのルールはターンプレイヤーのアタックに対してブロック側のプレイヤーがブロックするスピリットを選択するシステムである。
まずバトスピはライフで受けるに代表されるようにスピリットのアタックを「ブロックしない事」が選択できる。
これを理解しているプレイヤーならブロックをしてもしなくてもライフが減ってしまう状況で無駄にスピリットを失う選択をするようなことはしないはずである。
そしてブロックを行ってもバトルで破壊されないようにするテクニックが存在する。
それが先ほどもチラッと言及した「コストの支払いによる自発的な消滅」である。
バトスピではブロックが成立した後にもフラッシュタイミングという手札のカードを使用できるタイミングがある。
ここで手札のカードを使用するときにブロックしているスピリットのコアをすべて使い、スピリットの上に乗っているコアを0個にすることができる。
するとそのスピリットは場に維持できなく*1なり消滅する。
これらの方法によってバトルによる破壊は回避されてしまう可能性が高い。
逆に言えばこの効果は相手にこのようなプレイングを強要するための牽制用の効果であるといえる。
この効果によるダメージを狙うならライフで受けることを許さずブロックを強制する効果を持つトリケラモン、ダークティラノモンなどと併用するのが現実的。
と、以上のように部分的なデジモンカードゲーム再現効果ではあるものの色々と粗の目立つ効果になっている。
まあそもそものシステムの根幹が違うため、無理があることについては仕方ない。
白い羽
実はこの決めろ!カードスラッシュに収録されたデジモンカードはもう1枚ある。それが「白い羽」である。
こちらのカードイラストはイラスト内にデジモンカードの白い羽の表面がそのまま書かれているというこれまたぶっ飛んだもの。
効果は相手のスピリットにブロックされなくなる効果を付与するもの。
これはバトスピシステムで「くうちゅう」を再現することができなかったため、MtGの「飛行」のような効果にしてしまった形になっている。
余談
実はデジモンカードゲームは2019現在も販売は続いており、新規カードも出ている。
ただし他のグッズの特典で付属するなど、需要はもっぱらコレクター向けで競技としてのサポートはほぼない。
ちなみに非公式なオフ会などはGUNDAM WARのように現在も続けられている。
バトスピに代替性を見出した競技としてのデジモンカードプレイヤーの需要にも一役買うカードとして注目を集めた。
しかし上記のとおり再現としては微妙であることの実態が分かると結局はデジモンカードのプレイヤーは落胆したとか。
追記・修正は他の項目をまんま取り込み、かつ完全には再現しないような形でお願いします。
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▷ コメント欄
- 出来の悪さについて批判したいのか試みを褒めたいのかよく分からない記事だな -- 名無しさん (2019-09-25 12:00:37)
- コラボしすぎてバトスピ本体がおざなりになってる印象はあるよな -- 名無しさん (2019-09-25 15:05:38)
- 気概は買うが出来はイマイチって所じゃないかな。あまりにも完璧な再現度のダディヤナザンとかが居ただけに。 -- 名無しさん (2019-09-25 16:46:06)
- ↑x2 ほんそれ。コラボデッキが環境に入るのはやめてほしい。 -- 名無しさん (2019-09-26 19:37:36)
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