登録日:2018/12/31 Mon 17:27:03
更新日:2024/03/28 Thu 13:29:59NEW!
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dm デュエル・マスターズ キーワード能力 双極篇 ツインパクト 電磁パルス スマッシュ・バースト アタックトリガー 呪文踏み倒し
3、2、1、スマッシュ……バースト!!!
スマッシュ・バーストとは、デュエル・マスターズの能力。
解説
双極篇エキスパンションのDMRP-08から登場した、キーワード能力。
1枚のカードにクリーチャーと呪文の2つが組み合わされた、双極篇からの新ギミックカード「ツインパクト」。
スマッシュ・バーストは、(現在の時点では)ツインパクト専用のキーワード能力となっている。
ツインパクトの専用キーワード能力は、前弾のラスト・バーストに続いて2つ目。
そのラスト・バーストと同様、クリーチャー面と呪文面のイラストの境界線に電磁パルスのようなデザインが施されている。
能力かと言うと、ツインパクトのクリーチャー面が攻撃する時にそのカードの呪文面をバトルゾーンに残したままコスト踏み倒しで唱えられる。
呪文を唱えるという性質ではあるが、「少し形式が特殊なアタックトリガー能力」と言っても良い。
疑似的な「攻撃時に手札からサイクロン効果を発動する呪文を唱える」的な感覚でもある。
一般的なツインパクトは、両面を一度のゲームに使うのは墓地回収などでの再利用をしないと不可能。
スマッシュ・バーストは、ラスト・バーストと同じくその性質の改善を目指した効果であると言える。
呪文を踏み倒せるので、クリーチャーとしてのスペックは大変強力。
一方、アタックトリガーである事から、攻撃可能までのタイムラグなどの問題点を抱えている。
ラスト・バーストと比べると、呪文面を最低一度使えるという確率は低いとは言わざるを得ない。
ただし、ラスト・バーストと違って複数回使える可能性も存在するので一長一短ではある。
バトルゾーンにおいたまま唱える(=どこのゾーンも経由しないで唱えた扱い)という性質から、この効果による裁定などのルール上の複雑化を懸念する声もある。
公式側の裁定の対応の速さとユーザー再度の裁定への認識の向上も求められてくるだろう。
また、スマッシュ・バーストのツインパクトは、DMRP-08のベリーレアサイクルが既存の強力カードの上位互換である。
そのため、過剰なインフレや資産ゲー化を嫌うユーザーからは批判の対象ともなった。
TCG自体が既存カードへのインフレは避けられない存在なので、その辺りは仕方ない話ではあるのだが。
主なカード
龍蒼者 ゼブルエ SR 光文明 (7) |
クリーチャー:ドラゴンギルド/メタリカ 8500 |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
スマッシュ・バースト(このクリーチャーが攻撃する時、このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい) |
自分のシールドゾーンにカードが置かれた時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、それはアンタップしない。 |
ローゼス・ブルーム SR 光文明 (4) |
呪文 |
自分の山札の上から1枚目を裏向きにして、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置く。 |
ドラゴンギルド/メタリカのスマッシュ・バースト所持ツインパクト。
クリーチャー面は自分のシールドゾーンにカードが置かれた際に、それに応じて相手クリーチャー1体に疑似フリーズを仕掛けるブロッカー。
呪文面は《天空城の防壁》の同型再販、つまりツインパクトであるこちらは《天空城の防壁》のほぼ完全上位互換。
総じてまとめると、アタックトリガー版《封印の精霊龍 ヴァルハラ・パラディン》という性能。
スマッシュ・バーストで盾を増やしながら相手に行動制限を仕掛けるので、相手との場のアドバンテージを確実に広げてくれる。
ブロッカーとアタックトリガーの性質がやや相性悪いという点は難点。
奇石 ベイブレンラ VR 光文明 (4) |
クリーチャー:メタリカ 3500 |
スマッシュ・バースト(このクリーチャーが攻撃する時、このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい) |
相手の呪文の効果やクリーチャーの能力によって、自分の手札は捨てられない。 |
スーパー・エターナル・スパーク VR 光文明 (5) |
呪文 |
S・トリガー |
バトルゾーンにある、コスト6以下の進化ではないカードを1枚選び、裏向きにして、新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに置く。 |
タカラトミーの出している玩具っぽいツインパクト。
クリーチャー面は相手のハンデス能力の無効化、呪文面は《スーパー・エターナル・スパーク》。
ツインパクトなので、《スーパー・エターナル・スパーク》のほぼ上位互換カード。
攻撃時に《スーパー・エターナル・スパーク》を使えるという時点で優秀と断定できるカード。
呪文面の性質を活かして、緊急時はスマッシュ・バーストで自らをシールドに埋め込む応急処置的な防御網を作れる。
アタックトリガーという性質やハンデスに低コストが多すぎる面から、ハンデス封じが強く期待できない恐れがある部分だけが難点か。
水晶の記録 ゼノシャーク VR 水文明 (3) |
クリーチャー:ムートピア 1000 |
スマッシュ・バースト(このクリーチャーが攻撃する時、このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい) |
クリスタル・メモリー VR 水文明 (4) |
呪文 |
S・トリガー |
自分の山札を見る。その中から1枚選び、手札に加える。その後、山札をシャッフルする。 |
ムートピアのスマッシュ・バースト所持ツインパクト。
あの名サーチカード《クリスタル・メモリー》のツインパクト化による上位互換(ちなみに《ビコラキス》の上位互換的スペックにもなる)。
クリーチャー面は3コスト1000という貧弱性能だが、スマッシュ・バーストによるアタックトリガーで《クリスタル・メモリー》を起動できる。
クリーチャー面こそ貧弱なので除去られやすいが、元の《クリスタル・メモリー》が強力なので上位互換のこのカードも相当強力。
DM-01からの現役カードの上に最近まで再録されていた第一線のカードを下位互換にしたこのカードには、古参ファンを中心に批判も起きた。
1弾のカードが15年以上も現役だったのが別の意味で異常でもあるので、来るべき時が来たとも言える話ではあるが。
元の《クリスタル・メモリー》は、まだ特定のクリーチャー以外を必要としない8枚体制【アカシックオージャ】などでは需要は残されているが……。
メガゴーワン・チュリス VR 火文明 (3) |
クリーチャー:ビートジョッキー 3000 |
スマッシュ・バースト(このクリーチャーが攻撃する時、このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい。) |
ゴゴゴ・Go1・ナックル VR 火文明 (3) |
呪文 |
S・トリガー |
相手のパワー9000以下のクリーチャーを1体破壊する。 |
自分の手札を1枚捨てる。 |
ビートジョッキーのスマッシュ・バースト所持ツインパクト。
3コスト3000のスマッシュ・バースト持ちビートジョッキーだで、呪文面は《ゴゴゴ・Go1・ナックル》。
強力な火力除去である《ゴゴゴ・Go1・ナックル》をアタックトリガーで使えるだけで問答無用に強い。
ビートジョッキーデッキの除去手段や【カウンターマッドネス】のカウンターカードとして採用して良いだろう。
呪文面の《ゴゴゴ・Go1・ナックル》は登場してから僅か半年でツインパクト化による下位互換化を受け、カード寿命が一気に縮まってしまった。
この件はかなり話題となり、一部からは双極篇でのカード価値の管理やゲーム環境を疑問視する意見も出た。
ゲオルグ・バーボシュタイン VR 闇文明 (4) |
クリーチャー:マフィ・ギャング 3000 |
スマッシュ・バースト(このクリーチャーが攻撃する時、このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい) |
相手が手札を1枚捨てた時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。(パワー0のクリーチャーは破壊される) |
ゴースト・タッチ VR 闇文明 (2) |
S・トリガー |
相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。 |
マフィ・ギャングのスマッシュ・バースト所持ツインパクト。
クリーチャー面は、ハンデス時に相手クリーチャーのパワー低下を起こすという泣きっ面に蜂な性能。
呪文面はあの有名S・トリガー《ゴースト・タッチ》であり、スマッシュ・バーストでの起動が可能。
手札を捨てさせる枚数が増えれば増える程パワー低下の幅も大きくなるため、複数枚のハンデスを狙いたい。
相手が手札を捨てた時なら問答無用で起動するため、【カウンターマッドネス】系のデッキの対策としても多少機能する。
バー・キューベー C 自然文明[ジョーカーズ] (6) |
クリーチャー:ジョーカーズ 7000 |
スマッシュ・バースト(このクリーチャーが攻撃する時、このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい) |
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする) |
クー・ラクタロウ C 自然文明[ジョーカーズ] (2) |
呪文 |
自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。残りをすべて好きな順序で山札の一番下に置く。 |
自然ジョーカーズのスマッシュ・バースト所持ツインパクト。
クリーチャー面は準バニラに近いが、呪文面は山札を表向きにしてからのサーチと言う効果になっている。
コスト設定が重視される【6軸ガチャンコ ガチロボ】や【ロック“SPK”スピーカー】といったコンセプトのデッキのサーチとしての運用が挙げられる。
逆に言えば、要の呪文面の効果は《未来設計図》のほぼ下位互換なので、特定のデッキ以外では採用されにくい。
3、2、1、スマッシュ……ツイキ・シュウセイ!!!
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▷ コメント欄
- この能力いつか絶対裁定における致命的な問題起こすと思う -- 名無しさん (2019-01-02 21:57:24)
- 一部カードの暴落を引き起こしそう -- 名無しさん (2019-01-03 00:34:32)
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