グランセクト(デュエル・マスターズ)

ページ名:グランセクト_デュエル_マスターズ_

登録日:2018/01/31 Wed 14:39:46
更新日:2024/02/16 Fri 14:27:50NEW!
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dm種族項目 デュエル・マスターズ 自然文明 昆虫 野菜 植物 動物 グランセクト dm デュエマ 種族 新章dm 種族カテゴリ パワー12000




野菜兵器が増え続け、無鉄砲に弾を打ち続けることで、動物兵器も次々と増えていった。



グランセクトは、デュエル・マスターズの種族である。


概要

デュエル・マスターズから登場した自然文明の種族。
名前の由来は「グランド+インセクト」だろうか。
同時期の他種族同様、実際には「3つの派閥+α」がひとつの中に存在しているという種族構成であり、
既存種族からすると派閥ごとこそが一般的な意味での「種族」と言える(派閥名『グランセクト』はどちらかといえば特殊種族寄り)。


大きく分けて、指導者層で戦士でもある『昆虫戦士』、
グランセクトの畑で取れる野菜がなぜか生物兵器になってしまった『野菜兵器』、
その植物兵器の攻撃を受けたことで体の一部が植物になってしまった犠牲者『動物兵器』の三派閥。
ただし背後設定的に、『昆虫戦士』だけでなく『植物戦士』(《一番隊 ルグンドド》)やなどもいることを開発主任Kが明かしているほか、
《自然星人》や《古代楽園モアイランド》のようなスペシャルズ(コロコロ読者層からの公募)が存在する。


種族特徴

主に、「パワー12000」がひとつのキーになる種族。


ハサイサク C 自然文明 (9)
クリーチャー:グランセクト 12000
T・ブレイカー

さあさあよってらっしゃいみてらっしゃい、こちらパワー12000もある白菜、《ハサイサク》!
こんな白菜があれば場を圧倒するのも簡単だねぇ!…えっ奥さん、「コストが高い?」


このように、パワー12000以上のクリーチャーをサポートする能力を持つクリーチャーや、自身がパワー12000以上である大型が多く、
中には1マナパワー12000の《デデカブラ》、パワー12000STの《ゼノゼミツ》《夜のコッツナ》なども存在する。
で、上の白菜をどうするかというと、当然素で出すのはバカバカしいので、コストを軽減したり踏み倒して出すのである。


天風のゲイル・ヴェスパー SR 自然文明 (10)
クリーチャー:グランセクト 12000
W・シンパシー:パワー12000以上のクリーチャー(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のパワー12000以上のクリーチャー1体につき2少なくなる。ただしコストは0以下にならない)
T・ブレイカー
自分の手札にあるクリーチャーすべてに、「W・シンパシー:パワー12000以上のクリーチャー」を与える。

グレート・グラスパー SR 自然文明 (8)
NEOクリーチャー:グランセクト 14000
NEO進化:自分の自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。
自分のNEOクリーチャーが攻撃する時、それよりパワーが小さいクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。

バードリアント SR 自然文明 (7)
NEOクリーチャー:グランセクト 12000
NEO進化:自分の自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
T・ブレイカー
キズナコンプ(このクリーチャーが攻撃する時、好きな数の自分のクリーチャーのKP能力を使う)
KP-自分の山札の上から2枚を見る。その中から自然のパワー12000以上の進化ではないクリーチャーを1体、バトルゾーンに出してもよい。残りを自分の手札に加える。

このように、《天風のゲイル・ヴェスパー》や《グレート・グラスパー》《バードリアント》などの効果で、
パワー12000のクリーチャーたちを次々に場に出し、相手を圧倒する闘い方が得意。
というか基本的にグランセクトのデッキはパワー12000のクリーチャーをたくさんつめ込んだり、
それらを出しやすくするサポートやマナブーストを放り込んだランプ気味のコンボデッキが多い。


欠点は?

なんといっても、「グランセクトのデッキではあるんだけど、グランセクトの種族デッキと言っていいのかは微妙になりがち」というところだろうか。


グランセクトを指定する種族サポートカードは、現時点で《一番隊 ルグンドド》と《つたりおん》のたった2枚。
一応グランセクトにもパワー12000以上の大型としては《ジーク・ナハトファルター》など優秀なシステムクリーチャーや
《古代楽園モアイランド》《ハイパー・マスティン》のようなフィニッシャーこそいるのだが、
別にパワー12000でありさえすればいいので、例えば相手の踏み倒しメタ《デスマッチ・ビートル》([[ジャイアント・インセクト>ジャイアント・インセクト(デュエル・マスターズ)]])、
cipトリガーメタ《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》《百族の長 プチョヘンザ》やさらなる踏み倒し要員《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》(以上、[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン>ジュラシック・コマンド・ドラゴン(デュエル・マスターズ)]])、
場合によっては自然指定すらないこともあるので《紅の猛り 天鎖》([[メタリカ>メタリカ(デュエル・マスターズ)]])に《超絶奇跡 鬼羅丸》([[ゼニス>ゼニス(デュエル・マスターズ)]])と
グランセクト以外のカードをボンボン放り込めてしまう点があげられる。


《一番隊 ルグンドド》「軽量化するぜ!」
グランセクト一同「Foo↑」
《天風のゲイル・ヴェスパー》「もっともっと軽量化するぜ!」
グランセクト一同「Foo↑↑」
《グレート・グラスパー》「それでは今日のメインを紹介するぜ!」
グランセクト一同「Foo↑↑↑」
《グレート・グラスパー》「《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》さんです!」
グランセクト一同「…… あ ほ く さ」


例えば最近グランセクトデッキではやりといえば上述の《天風のゲイル・ヴェスパー》を使ったデッキ、【ゲイル・ヴェスパー】なのだが、
その中核のカードは《「修羅」の頂き VAN・ベートーベン》《古代楽園モアイランド》《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》の「VANモアイワルド」であったりする。
3枚中2枚がグランセクトじゃないのである。頭おかしなるで(なお大王はデメリットが祟ってVANに絶交されましたとさ)


ただし、これはメリットとも言える。
というのも、デュエマは今後ますますインフレの波が到来することは間違いなく、そんななかでパワー12000ばかりを指定してサポートするこの種族は、
将来的にもサポートカードとして使われていくことは確約されているも同然だからである。温泉?煮豆でも作ってろ
そういう意味においては、将来性の高い種族とも言える。双極編での活躍にも期待がかかる。


主なカード紹介

昆虫戦士

命名ルールはカタカナで「元の虫の名前をもじったもの」。ベリーレア以上になると「グレート」や「ハイパー」などのかっこいい単語が付く。
なお植物でありながら野菜兵器ではなく自我を持つ戦士《デデカブラ》や《一番隊 ルグンドド》などもおり、主任K曰く「植物戦士」というカテゴリーらしい。


メガロ・カミキュロス SR 自然文明 (8)
NEOクリーチャー:グランセクト 12000
NEO進化:自分の自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
T・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、自然のパワー12000以上の進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。

上でも散々踏み倒しクリーチャーを紹介しているが、グランセクトの踏み倒し要員は実はまだまだいる。
そのうちのひとりで、自然指定をしているのでグランセクトが…と思いきや《偽りの王 ヴィルヘルム》(黒赤緑)とかも踏み倒せる。
グランセクトェ…。
普通に考えても場にウィニーが4体いて、手札にこいつが4枚いれば、全部出して実質SA12打点を稼げる。
そこまでする必要はないが、普通に優秀なカードであると言えよう。


天風のゲイル・ヴェスパー SR 自然文明 (10)
クリーチャー:グランセクト 12000
W・シンパシー:パワー12000以上のクリーチャー(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のパワー12000以上のクリーチャー1体につき2少なくなる。ただしコストは0以下にならない)
T・ブレイカー
自分の手札にあるクリーチャーすべてに、「W・シンパシー:パワー12000以上のクリーチャー」を与える。

パワー12000以上のクリーチャーが並べば並ぶ程に自身はおろか手札のクリーチャーすらも軽くなっていく、グランセクト随一のエース。
一見すると扱い辛いように思えるが、ジュランネルやデデカブラなど、実は軽コスト帯にもパワー12000以上のクリーチャーは複数存在するので印象よりもずっと扱いやすい。
また、このクリーチャーの効果は重複するのでヴェスパーが並べば並ぶほどコストはガンガン下がっていく。それを利用して、かつては忌み子によって正気の沙汰ではないクリーチャー展開を可能としていた。
戦法としては上記でも紹介した通り、ヴェスパーを複数召喚してコストを減らし、モアイランドとワルドブラッキオによるロックで動きを封じて物量とパワーで押し切る。


キングダム・オウ禍武斗 SR 自然文明 (9)
クリーチャー:グランセクト 14000
マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
T・ブレイカー
破天九語:このクリーチャーがバトルに勝った時、相手のシールドを9つブレイクする。

双極編にて吹き荒れる、グランセクトの新たな暴風。
非常に分かりやすい能力をしており、コイツを場に出してマッハファイターの能力で相手クリーチャーにバトルを仕掛け、破天九語によってシールドを全部ブレイクしていくというもの。
文字通り必殺の一撃を相手に叩き込めるが、やはり大量ブレイクの常かスーパーシールドトリガーには滅法弱い。
弱点を克服するのであれば、上記のヴェスパーデッキに投入し、モアイ&ブラッキオのロック成立後にワンショットキル要員として動いてもらうといいだろう。
なお、破天九語は相手ターン中でも発動できるので、蒼龍の大地やメタリカの攻撃先変更能力などを利用してバトルを仕掛ける事ができれば、相手ターン中にシールドを粉砕することも可能といえば可能である。


詳しくは個別項目を参照。



野菜兵器

命名ルールは「植物名をもじったもの」+「兵器の名前」。レア以下は《タンク》だが、ベリーレア以上になると《パンツァー》に名前が変化する。
なおビートジョッキーの戦車はグランセクトの植物兵器を真似して作られたものという設定が存在する。


キキリカミ・パンツァー P 自然文明 (9)
クリーチャー:グランセクト 12000
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からパワー12000以上のクリーチャーをすべて、自分の手札に加え、その後、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに置いてもよい。

パワー12000版提督。普通に自分が打点になるくせにハンデス耐性を得られるってどういうことなの。
当初は【チェイングラスパーループ】がグランセクトの主要デッキであったためそこまで活躍できていなかったが、
【ゲイル・ヴェスパー】には投入されるようになった。まあいつかは評価されるってわかりやすいスペックはしてるよね。
どうでもいい事だが、野菜ではない謎の兵器である。上記のカミキュロスと何か関係があるのだろうか。


タマタンゴ・パンツァー VR 自然文明 (8)
クリーチャー:グランセクト 12000
T・ブレイカー
バトルゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
相手のクリーチャーが攻撃する場合、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
自分のマナゾーンにパワー12000以上のクリーチャーが5体以上あれば、シールドゾーンにあるこのクリーチャーに「S・トリガー」を与える。

条件付きST。グランセクトデッキでは簡単に条件を満たせよう。
当然のようにTBを持つアタッカーのくせに、殴ったあとの隙がない。あっスレイヤーはやめてくださいお願いしますなんでもしますから。


マスティーカ・パンツァー VR 自然文明 (7)
クリーチャー:グランセクト 12000
T・ブレイカー
キズナ(このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャー1体のKP能力を使う)
KP-相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。

キズナデッキで使いたいシステムクリーチャー。DM-01の《シェル・ストーム》と比較してみよう。
能力自体はチープなので、出したあとのキズナ能力利用をしっかり考えて運用したい。


ブブンド・タンク R 自然文明 (8)
クリーチャー:グランセクト 13000
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札またはマナゾーンから《ドドンブブ》を合計2体まで選び、バトルゾーンに出す。その後、山札をシャッフルする。

場に出しただけでシールドを割り切れるだけの頭数を揃えられるクリーチャー。
《ドドンブブ》は3マナのセイバーで、P12000以上を守ることが出来る。
他のクリーチャーと比べて出せるクリーチャーが制限がついてしまっているが、代わりにcipで出せるあたりで差別化を図りたいか。


動物兵器

野菜兵器の砲撃を喰らった動物のなれの果て。
命名ルールは「植物+動物名」……がひらがな表記になったもの。
なんだか幼稚な感じだが知性が無くなったわけではなさそう、こいつはクマった。


ぽぽどーどー UC 自然文明 (5)
NEOクリーチャー:グランセクト 5000
NEO進化:自分の自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

cip/ATでマナブーストを行うドードー。DM世界ではまだ生きているようだ。流石に首はひとつだけのようだが
いざとなれば進化としても使えるので、主に《桜風妖精ステップル》のデメリット回避などで用いられる。


つたりおん C 自然文明 (5)
クリーチャー:グランセクト 5000
自分の他のグランセクトすべてのパワーを+3000する。

現状2枚しかないグランセクトサポート。
ただでさえパワーの高いグランセクトに必要かといわれがちだが、実は《グレート・グラスパー》との組み合わせで出せる範囲を拡充できることが強み。
ほかにも、グランセクトにウィニーはゼロってわけではないので、そいつらをパワーを上げて火や闇の除去から守れるという強みがある。
Kaijudoとは関係ない。


その他

自然星人 VR 自然文明 (8)
クリーチャー:グランセクト/スペシャルズ 12000
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードを数える。それと同じ枚数のカードを、自分の山札の上からマナゾーンにタップして置いてもよい。
自分のターンの終わりに、自然のパワー12000以上のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。

絶大なマナブーストを行える《恵みの大地ババン・バン・バン》のようなクリーチャー。
ババンとことなり、マナ爆誕がないぶん、パワー自体は高く、グランセクトでは出しやすい。
主にビッグマナ系統で使われるカードであろう。ゼニス正規召喚には一役買える。








追記・修正と《ハサイサク》の無限回収をお願いします。
ちなみに《ハサイサク》はDMRP-03初出版とDMRP-04魔再録版の2バージョンが存在します。


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  • オウカブト出たらロックかけないタイプのゲイルデッキ組みたいなー -- 名無しさん (2018-01-31 17:16:27)
  • 「主なカード」紹介なのに、そんな注目度高くないカード紹介されてて何か違和感ある、コレンココ、タルタホル、ゼノゼミツ、ぱくちーたー、マスティン…むしろ候補が多過ぎるのか? -- 名無しさん (2018-01-31 18:15:09)

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