登録日:2017/06/29 (木) 06:42:47
更新日:2024/02/06 Tue 13:51:42NEW!
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王とは国に繁栄をもたらす者… だが、わしが為すべきは 滅びを与える事よ…
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
■概要
『ガロン』とは『ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国』の登場人物であり白夜編のラスボス。
そして暗夜編の前座であり、透魔編の餌。
CV:大塚明夫
白夜王国と対を成す暗夜王国の現国王であり、主人公・カムイの養父。
妻は既に他界しているが、かつては正妻のエカテリーナ、後妻にシェンメイがいた。
息子にマークス 、カムイ(男)、レオン、娘にカミラ、アクア、カムイ(女)、エリーゼがいる。
本編中孫まで生まれて来るので、けっこうな子沢山な家族である。
ただ一人の妻に産ませているのではなく、マークスのみ正妻との子供で、他は側室との子供。カムイは拉致った子供で、アクアはシェンメイの連れ子。
さらに側室は現在の子供たちの母親以外にもおり、その側室との間にもそれなりの数の子供を作っていた。
しかしその子供たちは側室同士の権力争いの末に母親共々全滅してしまった。
FEシリーズの王族はどういう訳か一夫一妻が基本なので、側室を持つガロン王は珍しいタイプと言える。
お隣の白夜王スメラギすら側室を1人しか持っていなかった*1し、ガロンの子供のマークスたちも本編では一人しか娶らない。
これだけの側室を持ちながら本当に愛していたのはエカテリーナだけであったため、亡くなった時は大層悲しんだという。
もう妃は取らないと公言していたのだが、そんな時に暗夜王国に来たシェンメイの美しい歌声に一目ぼれしたガロンは即求婚して妃に迎え入れた。
性格は悪く自分の強さを鼻にかける事はあったが、他国を侵略しようなどと考える人ではなかった。
渋い男前な容姿を持ち、自ら前線に出向くほど王としてカリスマ溢れる人のようだ。
サイファでこの頃が描かれていたが、若い頃はソシアルナイトであり、『ジークフリート』の継承者だったようだ。
「王族とは何より民を守り、国を繁栄に導く者のことだ。」という言葉が添えられている。
王としてだけではなく男性としての魅力を備えており、上記の側室の件で分かる様に、色恋沙汰とは切っても切れぬ関係だった。
側室たちが子供を利用してまで争ったのは地位向上のためでもあったが、同時にガロンの心を射止める為でもあり、エリーゼの母親が死ぬときに最後に言った言葉もガロンの名前だった。
側室はあんまり愛していなかったガロンであったが、全滅した子供たちはどうだったか分からないものの、子煩悩だったとレオンは語る。
レオンを肩に乗せたり、頭を撫でたりしていたらしい。
さらに実はカムイと同じくガロンも暗夜王族の始祖である闇竜の血を濃く受け継いだ者であり、竜へと変身するマムクートでもあった。*2
この形態はカムイの竜とは比べ物にならないほどの力を持ち、夜刀神・白夜を叩き折るほど。
しかしシェンメイが亡くなってからガロンの性格が急変し、白夜王スメラギを殺したあげくカムイを拉致った。
さらにアクアを拉致ってカムイと交換しろと要求する白夜を無視し続けた。
暗夜国民の事を考えなくなり、部屋からほとんど出ず子供と交流しようとしなくなった。
またあの手この手で白夜との戦争を続けようとしており、カムイを利用して白夜女王ミコトを暗殺までした。
戦争で国民を疲弊させたばかりか、自分の部下になる事を拒否したギュンターには故郷を滅ぼすという残虐非道な事をやってのけた。
このあまりの変わりっぷりにガロンをよく知るマークスたちは困惑しながらも従っている。
実はガロンは本編前には既に死んでいる。
本編に出てきているガロンは黒幕である透魔竜ハイドラに蘇生され操られている眷属である。ヴィガルド皇帝と同じ。
民想いであったガロンが、白夜どころか暗夜王国すら滅ぼそうとしているのはこのため。
何時頃に、どんな事があって死んだのかは不明だが、本編の話から察するにシェンメイが死んでからカムイを拉致る時までには亡くなり、操られている。
長い間ハイドラの眷属として動いているうちに身も心も滅び自身の意思を無くしてしまったが、自身の所業にどこか思う所があるようで、心の何処かで自身が討ち取られる結末を望んでいる。
なおカムイを拉致り育て上げたのはハイドラの命令。ガロンはスメラギ共々始末した方がいいと考えていた。
アクアの水のペンダントを放置した理由は……不明である。
■性能
白夜王国編でのクラスは専用職の『ダークロード』
専用武器は威力21、命中90、射程が3もある斧『ベルヴェルク』
受けるダメージ半減、必殺、奥義の効果減少、滅殺、毒系、カウンター系スキルを無効化する『竜鱗』という強力なスキルを持つ。
また、『竜呪』も持っており、戦闘終了後にこちらのキャラが全能力-4のデバフを受けてしまう。
戦闘モーションはジェネラルの流用なのだが、実は特効は存在しないというハーディンのようなタイプ。
顔見せとして12章で登場するが、この時点ではその凄まじいステータス相手に手の打ちようがないだろう。
マークスよりさらに高いステータスの上に射程1~3のために死角が存在せず、安全に殴る手段が存在しない。
一応、遭遇戦で異常に鍛えてどうにか耐えられる耐久力を得たうえで戦闘→4T離れて回復とデバフ解除→また戦闘を繰り返したり、攻撃が通るようにしたうえでフェニックスモードでひたすら玉砕特攻を試みれば倒すことができる。
ここで倒しても撤退するだけだが、専用のメッセージはある。
この形態へのリベンジは白夜27章で行なうことになる。ステータスは変わっていない。
変身後のクラスは『暗夜竜』
専用武器は射程が2になったものの威力30、命中100の『暗夜竜の翼』
書いていないが追撃が出ないタイプの武器であり、ガロンの速さ自体は高いが相手から追撃を受けてワンパンされることはない。
物理攻撃力が非常に高く、凄まじい威力の一撃を見舞ってくる。
だけでなく、龍脈を使ってマップを「死の床」に作り替え、エリア内の敵味方全員からHPを吸い上げようとしてくる。
……が、このラスボス形態は移動するのでドローが当たる。
しかもアサマ杖の最大HP半減効果も通用する。
つまりやろうと思えば1ターン目からドローで拉致してアサマ杖を叩き込み、フルボッコにして倒してしまえるのだ。
この事に気づくかどうかでラスボス戦の難易度が大きく変わる。
暗夜編でのクラスは『水の眷属』
ステータスの水準はダークロードと変わらないが、スキルが大幅に増えている。
『金剛の一撃』『明鏡の一撃』、さらにハードで『死の吐息』、ルナティックで『回復』が加算される。
耐久力の強化や周囲2マスへの割合ダメージといったボスらしく長期戦向きのスキルを数多く備える。
玉座に座っているため回復と合わせてHPが毎ターン50%も回復する。
しかもガロンから殴らせると金剛の一撃と明鏡の一撃によってダメージが非常に通りにくい。
つまるところ、非常にタフ。
ドロドロに溶けた異様な姿は、彼がもはやただの傀儡で生きた人間ではないことを実感させてくれる。
マーシナリーやアクスファイターの素質があるキャラならブレイブヒーローのスキル『斧殺し』で暗夜竜以外にはかなり有利に戦える。
■台詞
- 戦争を……続けろ。どこまでも続けろ……燃やせ……焼き尽くせ……灰も……残すな…………。
- 白夜も暗夜も……平等に価値がない……この世界は全て……滅びてしまえばいいのだ……。
ククククク……ふははははははは! ふあっはっはっはっは!! - ほう……マークスとエリーゼが死んだか。優秀な駒を失って、残念に思うぞ。
- 今は安らいだ心地だ……こんな気持ちになるのは……いつ以来か……。
もしかしたら……わしは……望んでいたのかもしれんな……この結末を……ずっと……。
身が滅び……意思を無くした……あの……時より…………。 - エクラよ…貴様は見てくれだけの連中と違いそれなりの意思を持っておるようだな…
ククク…勘違いするな。貴様の価値を語る気はない。そもそも、人の生など無価値なのだ。
そう、我が手にも何も無い…。国のため、民のためと尽くしても…愛しき妻も子も、みな消えていく…
ククク…ははははは!貴様には理解できよう?全ては…消えゆく定めであるがゆえな…
そして諸共に滅びを…そして我が神、ハイドラの意思である。とくと心得よ…
我こそは暗夜王ガロン……お前如きではわしの魂魄を読む事はできぬ……。
18年9月20日に期間限定の大英雄戦に登場した。イラストは添田一平氏。
イラスト上はダークロードのように普通に人型だが、戦闘では暗夜竜の姿をとる。
赤属性のマムクートであり、歩兵ユニット。
武器スキルは『暗夜竜のブレス』
竜特効無効。4ターン目開始時、周囲3マス以内の敵に10ダメージかつ周囲3マス以内の敵の数×5だけ自身を回復する。
さらに射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算を行う。
Aスキルに弓、暗器、魔法、杖の敵から攻撃された時、戦闘中、守備、魔防+6にする『遠距離防御3』
Cスキルはターン開始時、十字方向にいる、自身よりHPが1以上低い敵の強化を+ではなく-とする(敵の行動終了まで)『恐慌の奇策3』
初めて登場した竜特効を無効にするマムクート。
これでファルシオン勢も怖くない!……といいたいが、速度がかなり低いためクロムにすら追撃を食らいかねない。
武器スキルは4ターン待たないと効果は出ず、かつ相手に近づかせる必要があるため扱いにくい。
制圧戦であれば上手く敵陣に送り込めれば活用できるだろうか、と言ったところ。
原作(白夜のラスボス)再現のような効果なのだが、いかんせん使いにくい。
22年3月には暗夜竜のブレスが錬成対象に。
効果発動が3と4ターン目開始時の2回に増え、自分の周囲4マス以内の敵に13ダメージかつ(周囲4マス以内の敵の数×13)の回復に強化。
更に戦闘開始時自身のHPが25%以上なら、戦闘中自身の攻撃を+5し、敵の攻撃を-5する。
特殊錬成ではHP+3と、敵から攻撃された時または戦闘開始時敵のHPが75%以上の時、戦闘中更に自身の攻撃を+5し、敵の攻撃を-5、
かつ敵の奥義発動カウント変動量-1のキャンセル効果。
高い耐久力を活かして攻撃する戦術に磨きがかかる。
■余談
演じた大塚氏はOVAでマルスの父・コーネリアスとナレーション、ドラマCDでハーディンを演じた事がある。
次作風花雪月でも主人公の父ジェラルト(兼ナレーション)を演じてる。王族や父親と縁のある方である。
追記・修正はアクアの踊りを見て苦しんでからお願いします。
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▷ コメント欄
- 聖魔のヴィガルド皇帝を思い出した人は少なくないはず… -- 名無しさん (2017-06-29 11:06:36)
- サイファで若りし姿を見たけどやはりマークス似だったな、当時どんな人物だったか気になるな。 -- 名無しさん (2017-06-29 16:30:09)
- ifの設定は色々とチェックが甘い気がする、勿体無い -- 名無しさん (2017-06-30 11:41:05)
- 正直ただのボケ老人にしか見えなくて色々辛かった -- 名無しさん (2017-07-02 09:47:20)
- 余談がよく分からんのだが 世界自体は同じとはいえ聖戦や覚醒引き合いに出す意味もわからないし、そっちの竜とは違う生態でも別段おかしくはないのでは? -- 名無しさん (2018-02-26 20:47:27)
- 同じハーフマムクートでも短命や長命もいるし、何よりifは覚醒から見ても神話時代レベルの話だし、覚醒や聖戦辺りは時が経って竜の生態が変わってると解釈しても良いと思うんだけどね。 -- 名無しさん (2018-04-16 11:19:49)
- ↑1&2 公式が明言していない以上記事の内容も、あなた方の意見も正しいとも間違ってるとも言えないので今後の公式発表次第ですかねぇ -- 名無しさん (2018-07-27 15:05:42)
- んだあね。 -- 名無しさん (2018-09-20 18:01:55)
- 冒頭の台詞がゲーム中のガロンにそぐわないと感じて変更しました。あと↑2について疑問があったので総合相談所に議題提出しました。 -- 名無しさん (2023-03-13 17:49:40)
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*2 人化した竜族の事をマムクートというので、どちらかというと竜化する人間のガロンはマムクートとは厳密には違うのだが、他に適切な単語もないし、マムクートという事にしておく。
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