東光太郎

ページ名:東光太郎

登録日:2011/12/08 Thu 06:01:10
更新日:2023/08/10 Thu 12:08:48NEW!
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いつ


どんなことがあっても


最後の最後まで戦い抜くためさ!




東光太郎とは、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ『ウルトラマンタロウ』の主人公。
演:篠田三郎


年齢22歳。ウルトラマンタロウと合体し、ウルトラバッジを掲げて変身するZAT隊員。
字的には『新造人間キャシャーン』のキャシャーン/東鉄也の父親と同姓同名だが、あちらは「あずま」でこちらは「ひがし」と読む。


明るく子供好きで子供相手の約束を軽く見ていない一面、やりかけたことを最後までやり遂げようとする一面、生身で怪獣に飛びかかる破天荒さを見せる。
身寄りはなく天涯孤独の身。ZAT隊員としての任務に当たるときは、白いスカーフを首に巻く。


ZAT入隊前は世界各国を旅しながらボクシングの修行を積んでおり、ZAT入隊後もボクシングジムに通い、朝のロードワークを行っていた。
ボクシングは最後の最後まで戦い抜くと同時に、自分自身のためにやっている。
第10話では減量に耐えながら日本アマチュア新人王戦に臨み、KO勝ちしたが、ボクシング関連の描写は同話が最後となった。


第1話で白鳥船長の船に乗って日本に帰国かと思ったら、到着間際に海に飛び込んで帰国。直後に現れた超獣オイルドリンカーをクレーンを駆使し、撤退させる。
その知恵と勇敢さを朝日奈隊長に買われてZATに入隊。宇宙大怪獣アストロモンスによって瀕死の重傷を負うが、ウルトラの母やウルトラ5兄弟に導かれてタロウと合体、新たな存在として生まれ変わった。


今は亡き母親の写真を大事にしまっており、その姿はウルトラの母が変身した緑のおばさんに瓜二つ。


普段は白鳥家で下宿しており、長男・健一とは本当の兄弟のように仲が良く、姉の長女・さおりからは好意を寄せられてたりする。ポチというペットもいたが……


ZAT内ではメンバーの入れ代わりが激しいにも関わらず仲が良く、二谷副隊長とは走りあったり、森山隊員からは好意があるような描写もある。上野隊員とは後輩・先輩の関係であるが、主人公が新人隊員である事が多いウルトラシリーズにおいて、上野隊員は初めてできた主人公の後輩隊員である。


タロウと合体したものの基本的に人格は光太郎の意識が優先されている。しかし、光の国帰還時ウルトラ兄弟と再会時にはタロウの意識が垣間見える。


『タロウ』の物語の性質上、子供たちとの交流が多く、餅が食べられない子供たちのために餅つき大会を開いたり、自転車に乗れない少年を励ました事も。


最終回では健一に自分の力で生きて行くことを教えるためにウルトラのバッジをウルトラの母に返還。一人の人間として生きる決心をし、人間の力でバルキー星人を倒してZATを退職。新たな人生を始めて“勉強”をするために再び旅を始め、雑踏の中に消えて行った。


その後は篠田氏いわく、「人間として平和のために頑張っている」らしい。


しかし、『ウルトラマンメビウス』放送時に作られた裏設定として、
1986年にUキラーザウルス封印して変身能力を失ったモロボシ・ダンウルトラセブンよりウルトラバッジを授かり、これでタロウに変身して光の国へ旅立ったというものが作られた。


他のウルトラ兄弟の客演とは違い、『タロウ』終了後は人間体としての登場はないが、これは人間として始まらせて人間として終わらせるというスタッフの構想によるものらしい。
篠田氏はZAT座談会には出席しており、『メビウス』や映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』、映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』以前に企画されていた『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の続編作品にも客演が検討されたが、本人が辞退していずれも実現していない。
平成作品での客演がないのは篠田氏の辞退によるものだが、別に嫌いだからもう出ないということではなく、若き日の思い出を大事にしているというだけの話らしい。
とある作品で共演し、言葉を交わした後輩ウルトラマンの吉岡毅志氏(『ウルトラマンガイア』主演)いわく、出演しないことが篠田氏にとっての「愛の形」であるとのことである。


『タロウ』という作品には愛着があり、「『タロウ』は自分にとっての財産」と語り、光太郎役を貰えたこと自体も「1年も主役ができる」と思って嬉しかったらしく、篠田氏は当時の映像を見返して「光太郎を演じる自分がとても楽しそうにしている」と語っている(特撮は1年放送されるが通例だが、一般的なドラマは3ヶ月や半年の物が多いし、若手俳優が1年続くドラマの主役に選ばれることは難しい)。
その後も光太郎としての出演はされていないものの、関連インタビューなども積極的に受けており、2013年に放送されたBS朝日の『極上空間』ではウルトラバッジを手に変身ポーズを披露している。しかもウルトラアイを持った森次晃嗣氏や、レオリングを付けた真夏竜氏と一緒に、ポーズを披露するという豪華なものであった。
2019年にはタロウの息子・ウルトラマンタイガが登場することを知らされると、驚きとともに先人への敬意の言葉と作品に対する応援のメッセージを送っている。




【他作品での活躍】


●『コメットさん』(1978年大場久美子版)第43話「初恋の人ウルトラマン」
コメットさんの初恋の相手・ウルトラマンタロウの人間体として登場。下塚誠氏が演じた。同作は円谷プロ制作でないため、『タロウ』を含めたウルトラシリーズとは無関係。


●『ウルトラマンレオ』(内山まもるの漫画版) 「ウルトラキラーゴルゴ
ZATを退職後、一人の人間として生活を送っていたある日、MACからメディアを通して呼び出されるが、当初はそれを拒絶。しかし、どうして今更自分を呼び出したのかが気になったため、結局MACへ行くことにするが、その道中で見たものは……
詳細は項目参照。



【余談】
篠田氏は前作『ウルトラマンA』第20話にもゲスト出演しているが、実はこの時点で番組プロデューサーは次回作の主人公は篠田氏にすることを決めており(ただし、第20話製作時点では次回作の企画はなかった)、撮影現場の空気を体感してもらおうと思ったためオファーを送っていたとのこと。
なお、ゲスト出演時の篠田氏の役柄(ちなみに役名は篠田一郎。まんまである)は船乗りを目指すやや小生意気な熱血漢……と、光太郎を彷彿とさせる設定なことから、この時点である程度光太郎の方向性は決まっていたのでは?とする意見も。
光太郎がZATの隊員服に袖を通している時に首に巻いている白いスカーフだが、『タロウ』の主演が決まった後に撮影を見学している時に主人公の北斗星司がマフラーをしているのを見て、「自分も巻いてみたい」と思いスタッフに提案したからとのこと。




【主な台詞】


「タロウー!」


「俺は俺のやり方でやります」


「君と俺は親友じゃないか」


「約束したことは必ず守る」


「誰かのためでなく自分のためにやっている」


「たとえ相手が怪獣でも悪いことをしなければ、ZATはいじめはしません」


「これが俺の選んだ仕事なんだ!一生をかけてやっている仕事なんだよ!」


「僕も東光太郎ですからね」



「君も僕もZATの隊員だ。だからこそ、今、ZATの隊員として、一番しなければならないことをやるんだ!」


「誰でも勇気を出して頑張ればできるのさ」


「いや弱虫だ!君は心のどこかでタロウに助けて欲しいと思っていたんだ。お父さんやタロウがいなかったら君はどうやって生きていくんだ!」


「僕も一人の人間として生きてみせる!僕はウルトラのバッチをもう頼りにはしない!」


「タロウではない、東光太郎だ」


「この地球は人間の手で守ってみせる!」


「よく見ておくんだ!人間には知恵と勇気があることを!」


「健一君見ろ!人間の力で星人をやっつけたぞ!」



ウルトラマンタロウ(石川版)



「おらあ、こじきじゃねえぜ」


「小さなこどもをなぶりやがって、うすらみっともねえぜ」


「はあ、まあ……宿なしボクサーっていうのはみじめなもんですよ」


「あの町は、なににのろわれている!!」


「こんなものは今のうちに、殺してやる!」


「救世主だと!!笑わせるな。それは地球人から見れば侵略なのだ!!」


「人類はおまえの考えるほどおろかではない」
「そうさ……おろかじゃないさ…」


「ゆるさねーぜ!純真な子どもの心を盗んで……自分の世界を作り出す怪物!」


「フフフ……人間は進歩している!! もう、おまえたちがたち打ちできる相手ではなくなっているんだよ!!おとなしく自分の星に帰るんだな!!」


「かえれ!」


隊長、お世話になりました



荒垣さんにも宜しく



仕方がない



一度言い出したら言うことを聞かないお前だ



元気でやれ、その代わり



お前の言う勉強とやらを



精一杯やってくるんだ



はい!





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  • テンペラー星人戦だけ兄に頼ったり調子に乗ったりしてるけど、普段の光太郎は誠実な人間です。 -- 名無しさん (2013-10-02 00:22:29)
  • おらあ、こじきじゃねえぜ以降ホントに光太郎のセリフ? -- 名無しさん (2013-10-02 00:52:39)
  • ↑おそらく石川版タロウの光太郎の台詞。 -- DCD (2013-10-02 01:03:52)
  • シリーズ前半のトラブルメーカーっぷりはイライラしたなぁ。 -- 名無しさん (2013-10-26 16:23:31)
  • レオ時代では1回くらいはゲンやダンの所に顔出ししたんだろうか? -- 名無しさん (2013-11-09 21:01:14)
  • ボクサー志望だったのに変身後は別にボクシング技を使ったりはしない。 -- 名無しさん (2013-11-09 22:58:51)
  • ↑テンマレンジャーの仲間だ! -- 名無しさん (2013-11-09 23:02:02)
  • ↑2一応アトミックパンチというメフィラスの腹ブチ抜いたりムカデンダーの胴体粉砕した必殺パンチはあるが・・・・・・ -- 名無しさん (2013-11-09 23:12:09)
  • 実は松平健氏も光太郎役のオーディションを受けていたそうな。 -- 名無しさん (2013-12-12 20:57:38)
  • アストロモンスの間違いじゃね? -- 名無しさん (2014-02-22 10:49:16)
  • 外も内もイケメン -- 名無しさん (2014-02-24 02:45:55)
  • 「メビウスでも光太郎さんが登場予定だった」とあるが、「ウルトラ8兄弟」の前身企画「メビウス&ウルトラ兄弟2」のことかな? -- 名無しさん (2014-05-09 11:46:23)
  • コメットさんに出たのは東光太郎じゃないよね。あれは太郎さんと言う別人だったと思うが… -- 名無しさん (2014-05-09 20:13:35)
  • ヒーロー戦記だとあっちの光太郎と共演 -- 名無しさん (2014-10-22 19:16:51)
  • ギンガタロウがノリノリでボクシングの司会やってたのは彼の意識が残ってたからだったりして。 -- 名無しさん (2015-01-06 13:16:05)
  • 何で漫画版こんな口調洗いの? -- 名無しさん (2015-01-20 10:53:25)
  • ↑マルチバースであれだけケン・イシカワ時空だから。 -- 名無しさん (2015-01-20 11:22:55)
  • 「少ない悪人のために、多くの良い人を見捨てるわけにはいかない!」>現実世界ではその逆だよね -- 名無しさん (2015-01-20 11:39:15)
  • ↑政治家の事かな? -- 名無しさん (2015-01-20 11:41:37)
  • ↑2 悪人の基準が低すぎる気もする。死んでも良いと見棄てるレベルの奴なんて意外と周りにはいないだろ -- 名無しさん (2015-01-20 12:01:06)
  • ↑×2 俺が言いたいのは、現実世界では「少ない悪人のために多くの良い人が見捨てられてる」というのが前提だってこと -- 名無しさん (2015-01-20 12:35:44)
  • ↑ごめん。何が言いたいのかイマイチわからない。「見棄てるわけにはいかない」っていう道理の話と関係あるのか? -- 名無しさん (2015-01-20 13:51:58)
  • 光太郎さんは最終回後白鳥姉弟やZATの面々と再会したのか気になる。 -- 名無しさん (2015-08-13 21:49:29)
  • 41話の変身シーンがすげーカッコいい。根っからのヒーローだこの人。 -- 名無しさん (2016-03-06 19:38:30)
  • 前作Aでは、船乗りを目指す男として登場。けっこう喧嘩っ早い性格だった。(俳優ネタ) -- 名無しさん (2016-07-06 15:15:40)
  • 南光太郎とヒーロー戦記出であった時にどっちも光太郎で紛らわしいからタロウと呼ぶっていわれたんだっけw -- 名無しさん (2016-07-06 15:33:07)
  • むちゃんこ爽やかイケメンだよね光太郎。漫画版ではもはや流竜馬だけど。 -- 名無しさん (2016-07-30 09:15:07)
  • 思えばウルトラマンに変身後も変身前と声や人格が同じなのはセブン以来だな そして次のレオも同じという奇遇 -- 名無しさん (2016-10-21 18:01:11)
  • タロウと合体する前から身体能力が凄まじい人。タロウに出てくる人間はだいたい強いが -- 名無しさん (2020-07-26 12:17:10)
  • ↑2 セブンとレオはウルトラマンが地球人の姿に変身しているから、両者の声が同じなのはある意味当然。では光太郎とタロウの場合はどうなんだろう? -- 名無しさん (2022-10-29 02:56:50)
  • まぎれもないヒーローなんだけど、怪獣騒動の発端を作っちゃってるのも幾らかあるのよねえ。第1話のアストロモンスから始まってるし、ケムジラの時なんか子供の母親から「あなたのせいでこうなったのよ!」な批判をとうとうされたし。 -- 名無しさん (2023-01-24 12:02:48)

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