ヨブ・トリューニヒト

ページ名:ヨブ_トリューニヒト

登録日:2016/06/09 Thu 23:17:31
更新日:2024/01/23 Tue 13:49:15NEW!
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銀河英雄伝説 銀河英雄伝説登場人物項目 ヨブ・トリューニヒト 石塚運昇 小物界の大物 サイコパス エセ紳士 口は災いの元 ハンサム 亡命者 欺瞞 道化師 トリックスター 薄っぺらな嘘 口先の魔術師 イケメン 風見鶏 詐欺師 ペテン師 邪な只の男 腹黒 自己保身 失言 トリューニヒト無双 ←もはや化物の域を超越してる 嫌われ者 コウモリ 自由惑星同盟 ナイスミドル 議長 ナルシスト 自己中 タカ派 寄生虫 ドブネズミ エゴイスト 売国奴 実は優秀 扇動家 不死身の男 政治家 害悪 名悪役 人間のクズ エゴイズムの怪物 ヤン・ウェンリーの天敵 最悪の民主政治家 政治屋 タカ派←むしろカッコウ 寄生木 衆愚政治 国防委員長 ✖化物、✖怪物、〇生物 道原かつみのお気に入り




民主主義もたいしたことはありませんぞ。
私をご覧下さることですな、元帥、私のような人間が権力を握って、他人に対する生殺与奪を欲しいままにする。
これが民主共和政治の欠陥でなくてなんだと言うのです。





ヨブ・トリューニヒトは『銀河英雄伝説』の登場人物。
銀英伝最大のテーマ「最悪の民主主義vs最高の専制政治」の、最悪の民主主義側を担当する名悪役である。
ただし民主主義はおろか、専制君主も、法も、彼を排除・抹殺することはできず、それらに対してはほとんど勝ち逃げに等しい最期だったが。



以後、銀英伝本編のネタバレを容赦なく含むので注意。



略歴


※巻数表記は本編10巻構成のものを使用※

  • 宇宙暦755年2月13日:自由惑星同盟領にて出生(道浦版コミック設定)
  • 777~780年頃:自由惑星同盟の最高学府・国立自治大学を主席卒業。兵役(後方勤務)後に政界へ
  • 788年(外伝・螺旋迷宮):この頃、若手の代議員・国防委員として頭角を表わす
  • 790~795年:この頃、同盟最高評議会の国防委員長に就任
  • 796年2月(原作第1巻):アスターテ星域会戦の敗戦を政治利用し、好戦派からの支持を集める
  • 同年10月:帝国領侵攻作戦が失敗。トリューニヒトはこれに反対していたので国民から支持され、評議会総辞職後の暫定政権首班に就任
  • 797年3月~8月(2巻):救国軍事会議のクーデターが勃発。クーデター中は地下に潜伏して難を逃れ、鎮圧後に再登場。評議会最高議長に就任
  • (3~4巻)この後一年ほど、反対派を陰で徹底的に弾圧し、周囲をイエスマンでほぼ固める
  • 798年8月20日(4巻):銀河帝国正統政府を承認
  • 799年1月(5巻):ラグナロック作戦発動。フェザーンを占領した帝国軍が同盟領に侵入。職場放棄して雲隠れする
  • 同年5月:首都ハイネセンを敵艦隊が包囲したころにしれっと再登場し、ほぼ独断で降伏を宣言。「バーラトの和約」調印後に最高議長を辞任
  • 同年5月~6月:「自分を襲う同盟市民からの保護」を求めて帝国に亡命
  • 同年7月(6巻):キュンメル事件に関与した地球教一派の情報を帝国軍憲兵隊に提供し、存在をアピール
  • 800年6月(9巻):ヤン・ウェンリーが暗殺された後に新銀河帝国皇帝ラインハルト・フォン・ローエングラムに仕官を願い出る。旧同盟領の総督府高等参事官職を言い渡され、これを承諾。再び同盟領へ
  • 同年10月:ウルヴァシー事件発生。旧同盟領総督オスカー・フォン・ロイエンタールがラインハルトに叛乱を起こすが、トリューニヒトは危険視され軟禁される
  • 同年11月:鎮定軍に敗北し命からがら帰ってきたロイエンタールと面会、射殺される。享年45歳

人物


自由惑星同盟の政治家で、物語開始時点では41歳。軍を管轄する立場にある、同盟最高評議会・国防委員長の座についている。
原作では「長身と端正な眉目」「俳優に例えられる美顔」「演説に必要な美声」を持つ、と記されている。
OVAではブロンドの髪を持つ立派な体格の白人男性として描かれ、石塚運昇が声を担当する。
道浦かつみ版コミックでは何故かバラの花と共に描かれるなど、ナルシズムに偏った描写が多い。
藤崎竜版コミックでは黒髪にヒゲのダンディな親父(OVA版ネグロポンティの髪型をしたOVA版バグダッシュ)に描かれ、明らかに胡散臭さが増している。
DNTではフジリュー版とは逆に胡散臭さが漂白され、後々メインキャラの一角になるとは思えぬ原作序盤のイメージに忠実な外見。


性格的にはふつーのおっさんそのもの。テレビ取材に爽やかに答え、気に入らないものには顔をしかめるが、本気で怒鳴ることは少ない。
ただし、自分の能力には絶対の自信を持ち、自分(だけ)の成功のためには努力を惜しまない自己中の極みでもある。
自分の地位や権力が高まるなら喜んで支持者に媚を売り、反対勢力の弾圧も(合法的な活動になるように仕組んだうえで)喜んで行う。
基本的に他人を見下しており、とりわけ「こんな自分」の本性に気付かず、呑気に支持してくれる大衆のことはクズカス程度にしか思っていない。



タカ派(を装っていた)故に制服軍人や軍需関係からの支持は厚く、金や地位で釣って、賄賂や女性関連の弱みを握った多くの政治家を手駒としていた。
また、末期の同盟では暴力行為も辞さない過激な右翼グループ「憂国騎士団」が幅を利かせていたが、実は彼らはトリューニヒトの情報支援を受けて動く事実上の私兵。
更に、今や銀河の辺境と化した人類発祥の星・地球を復興させようとする地球教ともコネクションを持っており、彼らに裏で便宜を図る見返りに、隠れ家や私兵の提供を受けていた。
彼の本性を知る敵対派閥の政治家からは「巧言令色の徒」と罵倒され、一部の聡明な高級軍人からも唾棄すべき存在として疎まれていた。
ヤン・ウェンリーは生理的な嫌悪感さえ抱いており、式典で何度か対面した時には露骨に不貞腐れた態度をとっている。
私はあいつのスピーチを聞いていると心にじんましんができるんだよ」「いい知らせかな? 『議長が死んだ』とかならいいんだが



簡潔に言うと「めちゃくちゃ権力欲と悪運が強いナイスミドル」。
国の舵取りをする首相や大統領などの「統治家」としてはぶっちゃけ無能もいいところ(異説アリ・後述)なのだが、
自らの名を売って大衆の支持を集める「扇動政治家」(アジテーター)としての能力は非常に高い。
そして一番恐ろしいのは、「政治的な保身」に関する才能と運に異常なまでに恵まれている所。



総評~劇中の軌跡から


本編開始時の自由惑星同盟における国防委員長。だがその直後にアスターテ会戦で同盟は大敗。
普通ならリコール等の政敵による突き上げでその座を失ってもおかしくないが、上手い具合にぼやかして「悲しみと怒りに震える愛国の徒」を演じてみせる。
その後ヤンがイゼルローンを無血占拠してにわかに沸き上がった帝国領侵攻計画の失敗を予期して消極的に反対し、バリバリのタカ派なのに次の政権でも続投。
さらに普通なら政治生命を断たれてもおかしくないクーデターの発生をも独自の諜報網で事前に察し、地球教の手を借りて寸前に脱出、無傷で復帰。
トリューニヒトが最高議長に就任するまでに起こった事件の数々は、並の政治家ならまず間違いなく失脚コースまっしぐらの代物だが、何故か本人はそれらのことごとくを無傷で切り抜け、前より高い地位に進んでいる。



最高議長に立ってからは戦時下の空気を利用し、政府内や軍上層部を自分のシンパで固めて戦争を積極的に推進する。
彼の政権下で行われた5000人規模の反戦デモ行進は、警官達にルートを変えられ、追い込まれた路地では待ち構えていた憂国騎士団にフルボッコにされ、騎士団が立ち去った後に警官達が「デモ行進者の内部分裂による騒乱罪」の名目で手錠をかけていくという有様。
権力を握ってしまったので、最早情報統制も思いのまま。民衆が自分たちの手で選んだ首長が事実上の独裁者と化した、衆愚政治の最もたるものである。


ちなみに軍は人手不足だったので、良識派のクブルスリー本部長、ビュコック提督、ヤン提督は挿げ替えることが出来なかった。
しかし、ヤンは首都ハイネセンから遠く離れた最前線のイゼルローン要塞の指揮官として放り出し、ビュコックは軍内で完全に孤立させる。
クブルスリーは負傷がぶり返したこともあって遂に辞表を出してしまったため、ただでさえクーデターで弱体化した軍はますます衰えていった。
イゼルローン艦隊を率いるヤンに関しては「何時かは軍閥化して反乱するのでは?」と常に危険視しており、腰巾着に命じてヤンをハイネセンに呼び戻し、「査問会」という名目で不当に軟禁する政治的リンチにかけたこともあった。帝国軍がイゼルローンに襲来したことで急遽中止となる、なんともマヌケな結末に終わったが。



そうして政府内をほぼ掌握したある日、第37代銀河帝国皇帝であるエルウィン・ヨーゼフ二世(当時7歳)を誘拐して亡命してきた反ラインハルト派の貴族たちを受け入れ、彼らが設立した「銀河帝国正統政府」の擁立を認めて援助を宣言する。
「簒奪者ラインハルトに国を追われた幼帝を守り、悪しき帝国を倒す」という宣伝は民衆を熱狂させるが、これは言うまでもなく、帝国軍の同盟領侵攻の大義名分(皇帝奪還と裏切り者の粛正)になる。頭を抱えたのはビュコックやイゼルローン艦隊など、同盟軍には最早帝国軍を迎え撃つ戦力が無いことを理解している人物だけだった。
トリューニヒトとしては「イゼルローン回廊は要塞で塞がれているから大丈夫だろう」と考えていたのだろうが、何とラインハルトは中立領のフェザーン回廊を電撃作戦で制圧し、そこから同盟領に雪崩れこんできたのだった。
トリューニヒトは職務放棄して雲隠れし(地球教を頼っている)、腰巾着のウォルター・アイランズが必死になって職務を代行する。この辺で国民はトリューニヒトの無能さに薄々感付いてきたらしい。



アイランズとビュコックのなけなしの支援を受けるヤン艦隊は帝国軍の足を止め、遂に防御が薄れたラインハルトの本営艦隊に正面決戦を挑むことに成功する。だが同時刻、イゼルローン回廊からハイネセンに直行してきたミッターマイヤー、ロイエンタールの両艦隊が、同盟軍の無条件降伏を勧告した。
拒否すれば無差別攻撃も止む無しだが、降伏すれば最高指導者(=トリューニヒト)の罪は問わない――という条件が伝えられると、これ幸いとばかりに同盟軍本部に舞い戻ったトリューニヒトは会議を招集。反対する閣僚やビュコックを地球教の私兵で脅迫する逆クーデターを実行し、あっさりと降伏を宣言してしまう。
この時、トリューニヒト達が全滅覚悟でもう少し粘っていれば、ヤン艦隊はラインハルトの乗艦をほぼ確実に沈めていたところだった。
……それが良かったのかどうかは別として。


その後、事実上の不平等条約の「バーラトの和議」に率先して調印した後は「責任を取って」辞職し、失踪。
ようやく目が覚めた同盟市民は怒り狂い、帝国軍の駐留部隊をガン無視してトリューニヒト派への攻撃を始めたのであった。
トリューニヒト自身は家族を連れ、なんとつい数日前まで(厳密には今も)敵同士だったラインハルトに「暴徒からの保護」という名の亡命を要請。

会わぬ!
できることなら奴のようなくずは、復讐心にたけりくるう過激派の群のなかに放りこんでやりたいくらいなのだ、私は


しかし「最高責任者の身の安全は保障する」という条件だったので無下に出来ず、結局ラインハルトは怒り狂いながらも亡命を受け入れた。
帝国に移った後はおとなしくしていたが、キュンメル男爵が起こした皇帝暗殺未遂事件を知ると、キュンメルの手引きをしていた地球教帝国支部の情報を憲兵隊に売った。
同盟にいた時はあれほど世話になっていたのに……。



そして帝国軍の再侵攻で完全に同盟政府が取り潰され、ビュコックもヤンも死に絶えたところで、ラインハルトに仕官を求める(ラインハルトはやっぱり会おうともしなかった)。
丁度ロイエンタールが新領土=旧同盟領の総督としてハイネセンに向かう所だったため、ラインハルトは「ロイエンタールの下で行政を補佐する高等参事官なら空きがある」と回答。自分を目の仇にする民衆がうようよする旧同盟領に行きたくは無かろう、断ればそれを理由に2度と公職につかせないつもりだったのだが……。

承知しただと?
どの面さげて、奴は、自分が売った国にもどるというのだ。奴の神経は巨大戦艦の主砲の砲身より太いらしいな


トリューニヒトを権力の座につかせた民主共和政治を一貫して否定的に見てきた「最高の専制君主」ラインハルトが、最悪の政治家に見事に一本取られた瞬間だった。
これまで臣下に常に公明正大に接してきた皇帝自らが持ちかけた約束である。今更反故にしてしまっては皇帝自身の権威に関わる。
なにより自分本位で好き勝手に命令を変えてしまっては、ラインハルト自身が何より嫌悪してきた旧王朝の貴族と変わらなくなってしまう。
変に遊ぼうとせずに最初からきっぱり突っぱねるか、ヒルダ嬢の言うとおり辺境に飛ばせばよかったのだ(辺境にいったらそれはそれで復活しそうだが)



帝国の官吏服に身を包んでハイネセンに帰ってきたトリューニヒトは、表面上は大人しく職務を果たしていた。
しかし余りに出来過ぎたその人事は、他の要因と重なって、ロイエンタールとラインハルトらの間の疑心暗鬼を増大させていく。
そして遂に、ロイエンタールはラインハルトに叛乱せざるを得ない状態に追い込まれてしまう。ロイエンタールは不穏分子の排除を兼ねて、帝国内戦に不干渉の立場をとるイゼルローン共和政府に「ラインハルト軍のイゼルローン回廊通過を妨害すれば、旧同盟領全域の自治権(とトリューニヒトの身柄)をくれてやる」と打診するが、結局イゼルローン共和政府はラインハルト軍を素通りさせた。


そのまま軟禁されていたトリューニヒトだったが、戦いに敗れ、ハイネセンに命からがら帰ってきたロイエンタールの前に引き出される。
死にかけのロイエンタールを見て「勝利(=自らの身の安全と政治材料の確保)」を確信したトリューニヒトは意気揚々と得意の弁舌をふるう。
しかし、ここで最初で最後の致命的ミスをやらかしてしまう。ロイエンタールへの同情のつもりでラインハルトを貶める発言をしてしまったことが、逆鱗に触れたのだ。
トリューニヒトの胸にブラスター・ビームがクリーンヒットする。


きさまが民主共和政治を愚弄しようと、国家を喰いつぶそうと、市民をたぶらかそうと、
そんなことは、おれの感知するところではない。だが……
だが、その穢らわしい舌で、皇帝の尊厳に汚物をなすりつけることは赦さん。
おれは、きさまごときに侮辱されるような方におつかえしていたのではないし、背いたのでもない


法制度と世論と倫理をフル活用し、いかなる状況でも処罰や制裁を免れてきたトリューニヒト。
その彼に引導を渡したのは、主君と臣下の間だけでしか通じぬ、他人には全く持って理不尽極まりない感情論だったのである。



再評価


最期だけを見ると「悪手を打ちつづけて国を滅ぼしたばかりか、自分も失言でくたばった無能」と思われてしまうかもしれない。
だが、決してこの男は無能ではない。いかに末期の同盟が腐りきっていたとはいえ、無能が委員長になれるほど甘い世界ではないのだ。


後にイゼルローン共和政府のユリアン・ミンツがハイネセンを訪れ、戦慄とともに知った事実。
それは、トリューニヒトが帝国に民主主義の制度=議会制度を根付かせ、自分は「民主主義の父」としてそれを牛耳ろうとしていたというものだった。ロイエンタールの怒りで射殺されていなければかなりの確率で実現できていたのではないか……という所まで根回しが進んでいたらしい。
政治家としてはまだまだこれからの45歳だったのだ。


それを踏まえてみると、あえて自由惑星同盟を滅ぼすような行動をとり続けてきたことも、全ては計算の内だったのではないか……という推察も出来ないことはない。
何しろトリューニヒトが政治家となった時期は、そもそも同盟の国家機能は疲弊しきっていた時代だった。
学生時代から政治活動をしていたと言われる彼はそのことにちゃんと気がついていた(目をそらしていた政治家も多かったのである)。
出し殻のような国の頂点に立つことで、この権力欲の塊が満足するだろうか?


そうした物を別にしても、政治的ピンチをチャンスに変えてしまう……というより、勝手に変わったタイミングを見逃さないずば抜けた出世センス、そしてあらゆる方便や法律を駆使して「合法的に権力の座を追う」状況を回避し続けた保身のセンスは脅威そのものである。
リコールしたり、スキャンダルを糾弾して政治生命を断つ「正攻法」は、巧みな弁舌スキルと情報操作力の前に阻まれ、
暗殺やクーデター、暴動といった暴力行為による「搦め手」も、憂国騎士団や地球教といった私兵、そして常に脱出先を確保しているのでかわされてしまう。


そしてなにより、「帝国に民主主義の制度を根付かせる」というのはその結果だけ見ればヤンおよびその跡を継いだユリアンが目指したものとほぼ同一であった。
ヤン、そしてバーミリオンを生き残った同盟の将帥たちがその命を散らして勝ち得たものを、トリューニヒトは舌先だけで実現しようとしたのだ。
むろんその動機は自分の栄誉という欲望であり、決して高尚なものでないわけだが……もし道半ばで斃れなければ、ヤンたちが成し得たものよりも遥かに大きな民主主義の萌芽を後世に残していたかもしれない。
民主主義を信奉していたヤンと、民主主義を道具としてしか見ていなかったトリューニヒトという対比を見れば、これはとてつもない皮肉と言える。


ちなみに、彼と対立するにしろ支持するにしろ、関わった人物や組織はそのほとんどすべてがトリューニヒトより先に死亡・壊滅あるいは逮捕され社会的に追い込まれている。

●シドニー・シトレ
ヤンの士官学校時代の師の一人にして物語開始当時の統合作戦本部長。トリューニヒトとは軍の主導権を巡って緊張関係にあった。
アスターテの敗戦という軍の失態をイゼルローン要塞の奪取という大戦果で回復することができ、自らの地位安定としばらくの平穏な日々を期待していた。
しかし一人の自意識過剰なワガママ士官が同盟政府の政治家に持ち込んだ稚拙な作戦案に低支持率に悩む政権の思惑が乗っかる形で行われた帝国領侵攻作戦が大失敗に終わってしまい、
軍幹部としての責任を取るためにほぼ巻き添えの形で辞任に追い込まれる。
シトレは諸条件から失敗を予知していたものの、議会から降りてきた作戦のためにシビリアンコントロールの原則もあって表立って反対することができず、
一方のトリューニヒトは政治家として決議時に明確な反対票を入れていたため*1に逆に国民からの支持を受けて最高評議会議長にまで登り詰める。
後に同盟滅亡後、シトレはグエン・キム・ホア広場の集会に参加していた際に起きた暴動に巻き込まれて逮捕・拘禁されるが、
トリューニヒトは祖国を自ら帝国に売り渡した裏切り者であるにも拘わらず、ラインハルトの同盟併合時の約束によって裁かれないまま新領土総督ロイエンタールの部下としてのうのうと帰国してきた。
●救国軍事会議
腐敗した政治家を倒し、対帝国の軍国主義政権を樹立しようと目論むも、当時の政権トップであったトリューニヒトはフェザーンやスパイのベイ大佐から漏らされていた情報で事前に察知しており、地球教の助けも借りて雲隠れに成功。
さらに民主制を愛するヤンに阻まれ鎮圧される。
リーダーのグリーンヒルは帝国の手先となっていたリンチに射殺され、エベンスやブロンズ、ルグランジュ等の幹部も死亡あるいは逮捕され表舞台から退場。
トリューニヒトは事態収束後にいけしゃあしゃあと歓声を浴びながら出てきた上、祝賀式典を開きヤンと握手までする始末。
●ジェシカ・エドワーズ
最大の政敵。
救国軍事会議のクーデター中に反対デモを主宰するが、強硬手段に出たクリスチアン大佐に撲殺される。
トリューニヒトは地球教の地下教会に潜伏し、ぬくぬくと機を窺っていた。
●ネグロポンティ
後任の国防委員長で腰巾着その1。
トリューニヒトの指示でヤンの査問会を主宰するが、帝国軍が襲来してきたことで「戦時に不用意な査問会を開き対応を遅らせた」扱いになり、辞任を余儀なくされる。
トリューニヒトは一応天下り先を提示はしたがその後は知らんぷり。ネグロポンティは自らヤンに頭を下げにいく羽目になった。
●ドーソン
クブルスリーの後任の軍本部長でトリューニヒト派。
バーラトの和約に伴い、軍事上の最高責任者としてただ一人監獄にぶちこまれた。
トリューニヒトは前述の通り、一切の罪に問われなかったばかりか、身の安全まで保障された。
●ウォルター・アイランズ
ネグロポンティの後任の国防委員長で腰巾着その2。
三流の政治業者だったが、同盟の危機に際して覚醒し、役立たずのドーソンにかわって奔走する。
恩人であるトリューニヒトを売国奴に貶めたくないという思いもあったのだが、見事にガン無視されショックで昏倒。
廃人同然の状態で病院に担ぎ込まれる。
トリューニヒトは前述の通り、一切の罪に(略)
●憂国騎士団
同盟における自称「真の愛国者」である国家主義集団。事実上、トリューニヒトの私兵であり自分の反対者や邪魔者を暴力やテロによって始末していた。
帝国領となった旧同盟領で頻発する暴動やテロの責任を全部押しつけられ(実際やっていたものもあったが)、憲兵隊に殲滅された。
トリューニヒトは当然知らんぷり。
●地球教
憂国騎士団に並ぶ私兵の一つである宗教団体。
クーデターや帝国侵攻時に地下教会に匿われたり、無条件降伏を決める会議でビュコック達を武力制圧するなど役立てておきながら、帝国移住後は恩知らずにもキュンメル事件のテロ首謀者であることを密告したため、テロ組織と認定されて地球の本部を帝国軍に壊滅させられる。
しかし、ド・ヴィリエ大主教を筆頭とする残党とはその後も秘密裏に接触しており完全に関係が絶たれていた訳ではない。
●アレクサンドル・ビュコック
同盟宇宙艦隊最後の司令長官。
民主主義を愛するがトリューニヒトには反対しており、無条件降伏を決める会議にのうのうと現れたトリューニヒトには真っ向から反発した。
自由惑星同盟の消滅が決定的になった際に最後の意地を示すべく、残存兵力を束ねてマル・アデッタ会戦に赴き、空しく散った。
トリューニヒトはこの間、帝国でのほほんと静養中だった。
●ジョアン・レベロ
物語開始時から同盟政府の財政委員長を務めており、無能な政治家や汚職まみれの政治家ばかりの同盟政府にあって、数少ない政治家としての能力と良識を持った人物だった。
バーラトの和約後トリューニヒトが政権を投げ出したため、滅亡に瀕した同盟政府の議長に就任。
責任感あっての行動であったが、帝国優位な不平等条約下での国家運営であり、政治的な緊張状態が続いたことで次第に精神的に追い詰められていく。
歴史の悪役となる覚悟を持って功労者のヤンを生贄にしてでも同盟を守ろうとしたが、逆にこれがラインハルトによる自由惑星同盟完全併合の引き金となってしまう。
マル・アデッタ会戦で同盟軍が敗れ、帝国軍がハイネセンに迫る中で政治家としての矜持を取り戻すも、保身を図った軍部によって殺害されてしまった。
なおトリューニヒトはこの間、帝国で(略)
●ロックウェル
ドーソンの後任の軍本部長で有名なトリューニヒト派。
同盟滅亡が迫って切羽詰まった末、帝国高等弁務官レンネンカンプの首席補佐官フンメルに扇動されて上司のレベロ議長を見限り同僚と殺害。その首をラインハルトに差し出す形で降伏。
裏切り・非武装人の殺害という卑劣な方法に対面したラインハルトが嫌悪感を示す中、自己弁護のために謁見の場に居合わせていたファーレンハイトが敗軍の将から取り立てられた例を引き合いに出したことが決定的となり、そのファーレンハイトに任せる形で処刑を言い渡される。*2
「新雪」(原作小説)/「山の清水」(石黒OVA)と評されたビュコックに対し、ロックウェルらは「下水の汚泥」とまで酷評された。
トリューニヒトはこの間、(略)
●ウィリアム・オーデッツ
元TVキャスターでトリューニヒト派に属する国防委員会委員。
バーラトの和約を破棄して侵攻してくる帝国軍へレベロに特使として派遣されるも相手にされず、あろうことかラインハルトを侮辱する挑発までしてミッターマイヤーの部下に銃殺されかける始末。
その後、フェザーンでもラインハルトに無視されるが、ルビンスキーにそそのかされてロイエンタール叛意の噂を流して帝国を混乱させ後の騒乱の火種の一つを生み出したが、そのまま用済みとして口封じに始末される。
トリューニヒトは(略)
●ヤン・ウェンリー
イゼルローン艦隊指揮官。
ビュコックと同じくトリューニヒトのことを嫌っており、扇動演説をボイコットしたり反抗的な態度も本人の前で堂々と行うほど。
トリューニヒトの側もいずれヤンとその一味の軍閥化を危惧していたが、
内心ではヤンの能力自体は認めた上で「他の飼い犬なんかと違って、できれば協力し合える仲間にしたいものだ」と思っていた様子。
実の所、シビリアンコントロールでヤンを使いこなすことができた政治家はトリューニヒトとアイランズだけであった。
同盟滅亡後、回廊決戦を経てラインハルトとの和平交渉に向かう途中、地球教によって暗殺される。
トリュー(略)


ある意味で、最後の最後まで「政治家としてのトリューニヒト」を完全に消し去ることは誰にも出来なかったと言える。



一方、『銀河英雄伝説』をラインハルト・ヤン側の視点で描かれた「後世の歴史家による大河小説」として見てみると、また違った考察も出来る。
ヨブ・トリューニヒトは決して無能ではないにせよ、客観的に見れば「最後の同盟最高責任者であったが国を滅ぼし、亡命後は一官吏にしかなれず、叛乱の中で命を落とした」人物で、最高議長となった以外に政治的な結果はほぼ出せていない。
ラインハルトとヤンは敵対する人物を(良くも悪くも)過剰評価する傾向があること、特にヤンが思想的に異なる人物(愛国的人物)をひどく嫌悪していることも考慮に入れた場合、『銀英伝』本編におけるヨブ・トリューニヒトは「悪役として過剰に演出されている可能性も少なくない人物」とも言える。


もしかしたら、彼は混迷する銀河で生き延びようと懸命に足掻いていただけの人物かもしれない。
あるいは、本当に後世へ警鐘を鳴らすための殉教者として行動していたのかもしれない。
三国志』における曹操のように、ヨブ・トリューニヒトの視点で外伝が描かれる機会があれば、銀河の歴史はまた違った1ページを我々に見せてくれることだろう。
田中先生、外伝の第6巻まだですか(残念ながら、田中先生は、本編10巻、外伝5巻、それで銀英伝は全て、と言われているので無理です。ご愁傷様)



両陣営の主人公ラインハルトとヤンに加え、2人の側近たちからもことごとく嫌われながら、言論とルールと悪運を味方に終盤まで生き延びた化け物じみたタフネス」に加え
原作が小説とはいえ、アニメでは意外と珍しい「戦闘能力を持たない純粋な政治家の悪人*3」という点もあり、ファンの間でも特に人気が高い登場人物でもある。
ちなみに亡くなるまでにはベテランに数えられていた石塚氏ではあるが、1988年の第一部当時は出演者陣の中ではほとんど新人状態だった。
見事に悪辣な中年政治家を演じているが、『マクロスプラス』で声優業にふっきれた後に参加した96年の第四部(原作9巻以降)では、更に不気味な魅力を増したトリューニヒトを以前にも増して好演している。



名言



私はあえて言おう。銀河帝国の専制的全体主義を打倒すべきこの聖戦に反対するものは、すべて国をそこなう者である。
誇り高き同名の国民たる資格をもたぬ者である!
初登場場面の戦没者追悼演説より抜粋。読んでいて恥ずかしくなるくらいにナショナリズムを煽りまくり、しかもクソ長い。
この後にジェシカ・エドワーズから糾弾*4され、慌てて彼女をつまみ出させたことで、単なる小物の為政者かと読者に思わせていたのだが……。



私は愛国者だ。だがこれはつねに主戦論にたつことを意味するものではない。
私がこの出兵に反対であったことを明記しておいていただこう
帝国領侵攻作戦に反対票を投じ、他の議員から驚愕の目で見られた時の発言。
彼は「勝てない」ことを悟っていたが、会議の中では一切の異議申し立てをしていなかった。



ずいぶんとえらそうなことを言うものだな、アイランズくん。君は忘れたかもしれないが、私はよく憶えているよ。
どうにかして閣僚になりたい、と、私の家へ、高価な銀の食器セットを持参してきた夜のことをね
それに、きみがどういう企業からどれだけ献金やリベートをうけとったか、
選挙資金を分配された時、そのうち何割をためこんで別荘を買うのに回したか、
公費を使った旅行に、奥さん以外の女性をつれていったことが何度あるか、私はみんな知っているんだ
奇妙に危機感も悲壮感も欠落した機械仕掛けの人形のように、帝国への無条件降伏を受け入れることを告げたトリューニヒト。
「同盟2世紀半の歴史をこんな形で終わらせるのか」と静止するアイランズに対し彼が投げかけたのは、卑しい悪意に満ちた言葉だった。



地球教という宗教団体があることを、閣下はご存じでしょう。
私は旧職にある当時から彼らと関係がありました。彼らのなかで陰謀がたくらまれ、私の知るところとなったのです。
このことを人に告げれば生命はない、と脅迫されましたが、陛下に対する私の忠誠心が……
「わかっている」
ケスラーに面会して地球教を売り渡すトリューニヒト。
同僚達と同じくこの男を好きになれないケスラーは必要な情報だけを聞きだした直後、即座に事態解決までの軟禁を決定した。



民衆というものは、気流に乗る凧です。実力もなく高く舞い上がるだけの存在です
ハイネセンで多発する暴動・小競り合いはヨブ・トリューニヒトが裏で糸を引いている――
総督府宛の投書の事実確認で呼び出されたトリューニヒトは、ロイエンタールの会話の中で臆面もなくこう言い放った。



ところで、以前からたずねてみたいと思っていたことがあるのだが、卿はこう主張するのではあるまいな。
自分がこれまで他人の非難をこうむるような行動をつづけてきたのは、民主共和政治の健全な発展をうながすため、
後世にたいして警鐘を鳴らすためだ、と……
さすがはロイエンタール元帥、私の本意を見ぬいていただけるとは、ありがたいことです
なに……?
冗談ですよ、私には殉教者を気どる趣味はありません。私が行動してきたのは、残念ながら自分自身の福祉のためにです
このどぶねずみを適当な場所に監禁しておけ。ねずみの分際で人間の言葉らしきものをしゃべりたてるが、耳を貸す必要はない。
餓死させるのも、あまり後味のよいものではないから、餌をやるのは忘れぬようにしろよ
叛乱前夜、ロイエンタールはトリューニヒトをイゼルローン共和政府への交渉材料として利用しようとする。
ふと思い浮かんだ問いかけへの返答で、ロイエンタールは眼前のこの男が、民主主義政治を食い物にし、そして将来は帝国をも枯死させようとする寄生木だと確信する。



民主主義もたいしたことはありませんぞ。私をご覧下さることですな、元帥、
私のような人間が権力を握って、他人に対する生殺与奪を欲しいままにする。
これが民主共和政治の欠陥でなくてなんだと言うのです
奇妙だな、卿は民主主義を憎んでいるように聞こえる。
卿は権力を欲して、それを獲得するのに、民主主義の制度を最大限に利用したのだろう。
民主主義こそ卿の恩人ではないか。悪しざまに言うこともあるまい
専制主義が私に力を与えてくれるなら、今度は専制主義が私の恩人になるでしょうな。
私は民主主義を賛美する以上の真摯さをもって専制主義を信奉しますとも
敗北し、重傷を負って戻ってきたロイエンタールとの対面にて。
流石のロイエンタールも得体の知れないその欲望と生命力を「エゴイズムの怪物」と評した。だが、その直後……



私は何でも利用します。宗教でも、制度でも、皇帝でも。
そう、あなたが叛旗をひるがえした、あの皇帝、才能はあっても、人間として完成にほど遠い、未熟なあの坊やもね。
金髪の坊やの尊大な天才ぶりには、ロイエンタール閣下もさぞ、笑止な思いをなさったことでしょうな
末期の台詞。やむを得ず背いたものの、皇帝ラインハルトへの敬意自体は捨てていなかったロイエンタールの心は、完全な部外者たるトリューニヒトに理解できるはずがなかった。自身の死刑執行書に舌で署名してしまったトリューニヒトは、直後にブラスターで射殺される理不尽極まりない最期を遂げた。



床に倒れたものは、もはやトリューニヒトではなかった。死んだからではない。口がきけなくなったからだった。
舌と唇と声帯を活動させえなくなったトリューニヒトは、すでにトリューニヒトではなくなっていた。

死の直後のナレーション。口先で同盟を操り帝国で生き残ってきた彼は、己の口先で死を招き、何も喋れなくなった。



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……銀英伝は遠い未来の伝説にすぎません。おとぎ話から教訓を得ることはあっても、それを現実と同じにしてしまうのは愚行です。
余もヤン提督に同意する。よもやこのようなくずを引き合いに出して政治を語ろうとする世間知らずなど、いるはずもないだろうが……。
あえて余は卿らに命ずる。以下のコメント欄にて、実在の世界の国家や人民、団体を貶める発言を行うことは赦さぬ。
度が過ぎる場合はコメント欄自体の撤廃もありうると思え。



  • コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-06-26 16:06:46)
  • ロイに殺されなかったら帝国の民主主義の父となるべくオベ辺りと政争を繰り広げたのだろうか… -- 名無しさん (2016-07-14 19:58:45)
  • リセットされてしまったこちらのコメント欄では、いろいろと考えさせられたな。 -- 名無しさん (2016-07-24 09:41:46)
  • ヤンはユリアンに「敵国の人間だからって帝国の人達がどうなってもいいと思ってはならないんだ(意訳)」と説いてたけど、この男はある意味それを実現させた男。トリューニヒトが降伏せずにラインハルトが死んでいたら、帝国は混乱のるつぼに落とされてただろうから・・・ -- 名無しさん (2016-07-31 13:46:48)
  • それ以前にこいつは自国の人間がどうなろうが知ったことではない人間だが -- 名無しさん (2016-07-31 13:49:35)
  • 怪物であるから生き延びてきたが、怪物であるが故に理不尽に殺されたとも言えなくもない -- 名無しさん (2016-08-18 02:25:04)
  • 前のコメ欄にも書いたけど、この男に少しでも「空気を読む力」と、「相手を思いやる心」があれば、あんな最期を迎えずに済んだだろうに……。本当に中の人的に、某YF-21のテストパイロットの爪の垢を飲ませてやりたいところだ。 -- 名無しさん (2016-08-18 06:41:11)
  • オベとトリューニヒトの政争も見てみたいw -- 名無しさん (2016-10-02 09:51:16)
  • 有能か無能かという問題とは別の次元で政治的な怪物と言いえる。ある意味ではもっとも政治家であっただろう人物。 -- 名無しさん (2016-10-09 07:36:26)
  • 田中先生は、『銀英伝は本編10巻、外伝5巻、それですべて』と語っておられる(10巻あとがきより)ので、トリューニヒトの復権の外伝6巻が出るのはありえないでしょうなぁ。トリューニヒトご愁傷様ww -- 名無しさん (2016-10-09 07:57:35)
  • コメントの上のセリフ、実際に天上(ヴァルハラ)で、現実世界を見下ろしながら、皇帝とヤンが話してそうだなぁ。 -- 名無しさん (2016-10-09 08:54:04)
  • 死にかたが間抜けすぎる。ラインハルトを馬鹿にして射殺されたし。 -- 名無しさん (2016-10-28 22:47:48)
  • ↑7 なるほど、英雄と直に出会った怪物は死なざるを得んな… -- 名無しさん (2016-10-28 23:30:13)
  • ↑2悪党にふさわしい末路…ではあったけど、名悪役だしもっと凄まじい最期でも良かった気が…  いや、あの末路が名悪役たらしめたのかもな -- 名無しさん (2016-10-29 06:56:49)
  • ロイを激昂させた例の台詞が彼自身の運と知性の衰退が始まった結果出たものだとしたらあそこで生き延びたとしても先は長くなかっただろうな… -- 名無しさん (2016-11-05 01:19:28)
  • アニメ版では、あの最後のナレーションがなくてちょっと残念(´・ω・`) -- 名無しさん (2016-11-05 10:31:36)
  • 再アニメ化では担当声優は誰になるんだろう。更にキャリアを積んだ石塚氏の再演にも期待したいが、新しい人も楽しみ。旧版のキャラデザは石塚氏にはまりまくってるから、キャラデザこみで変更した新たなトリューニヒトの声も聴きたい -- 名無しさん (2016-11-05 10:47:41)
  • 清廉だが無能な政治家と悪徳だが有能な政治家。民主主義において有権者はどちらを選ぶべきなのだろうか -- 名無しさん (2016-11-14 12:01:04)
  • 「俺は嫌な思いしてないから」を地で行くキャラクター。 -- 名無しさん (2016-12-21 03:59:51)
  • ↑2少なくとも、人のためにならない政治家を、有能な政治家とは呼ばないだろ・・・ -- 名無しさん (2016-12-21 20:23:14)
  • ユリウス・カエサルもガリア総督の時代に汚職しまくっててルビコン川を渡ったのもそれが原因って説もあるな -- 名無しさん (2016-12-21 23:51:02)
  • 作品としては相当前のものになるのに半年前まで記事がなかったことに驚く。それでも記事の密度やコメントの長さ(一度リセットが入ったこと)がこいつのキャラクターの濃さを物語ってるよなあ。 -- 名無しさん (2017-01-08 01:47:10)
  • こいつをぜひ実写映像で見てみたい。「正しい方法では害せなかったが他者の心情理解を欠いたばかりに死ぬことになる哀れな怪物」を世の役者さん達はどう芝居をつけるのかとても興味がある。人それぞれ違いが出そうなところも含めて楽しみ。 -- 名無しさん (2017-01-08 02:12:55)
  • ただの無能なら良いが有能で悪運もあるクズは始末に負えない -- 名無しさん (2017-01-08 05:38:53)
  • 注意書きの部分、ニコニコ大百科でも同じ内容が書かれていたが、トリューニヒト本人が「現実に私より優秀な政治家などいようはずがない」抜かしてて面白かったなw -- 名無しさん (2017-02-01 01:00:16)
  • 悪徳政治家呼ばわりされてるけど、この人が権力使って私腹肥やした描写あったっけ? -- 名無しさん (2017-02-01 01:09:39)
  • 仮に銀英伝もスパロボに出るとしたら、きれいなトリューニヒトが見てみたいものだw -- 名無しさん (2017-02-01 09:12:24)
  • そういえば、 -- 名無しさん (2017-02-01 09:13:17)
  • そういえば、コメ欄の上のやりとりは、やはり天上で交わしてるんだろうか?w -- 名無しさん (2017-02-01 09:13:47)
  • アニメ版や道原版では原作で表現されてるみたいに俳優みたいな顔立ちだけどフジリュー版ば胡散臭さが前に出ていてなんだかカルト宗教の教祖みたいな感じがするw -- 名無しさん (2017-04-09 12:11:38)
  • ある程度意識はして書いてるんだろうがね、、タチ悪い文官階級丸出しだぜ -- 名無しさん (2017-04-30 21:14:02)
  • いかなる法律も政治システムも殺す事ができなかった民主主義が生んだモンスター。彼を殺す事が出来たのはそうしたシステムを成立させた理性とは程遠い感情だけだった。 -- 名無しさん (2017-04-30 21:57:31)
  • ↑7 このキャラにある種の怪物感があるのはそこだよね。民衆のためには一切ならないけど、じゃあ己の欲望のために動いてるかというとそうでもなく、ただ生き延びることだけを的確に達成しているというか。 -- 名無しさん (2017-06-19 23:14:21)
  • 二次創作だと腹黒で私腹を肥やすことは肥やすが実は優秀って結構あるんだよな、ぶっちゃけ潔癖過ぎるラインハルト陣営より人間臭くて好き -- 名無しさん (2017-06-20 01:09:26)
  • もし、ヨブが殺されなかったとして、オベの仕掛ける、ヨブ排除の策略をヨブは切り抜けることができるのかどうか?取り巻きである憂国騎士団は存在しないし。 -- 名無しさん (2017-06-20 19:23:49)
  • ただ一つ気になるのは、果たしてロイエンタールは、彼の発言に関わらず、ヨブを殺す気だったのかどうかってことだね。もしそうでなければ、あそこでラインハルトをけなす発言をしなければ、命だけは助かったかもしれんのに。 -- 名無しさん (2017-07-22 16:52:54)
  • 最悪の場合オーベルシュタインも銀河帝国に対する憎しみを突かれてトリューニヒトが取り込んじゃったかもしれない、逆にあっさり死んでたかもしれないが。 -- 名無しさん (2017-07-22 21:02:43)
  • 自分さえも躊躇なく道具とするオベと自分以外を躊躇なく利用するトリューニヒトだったらオベの戦略的勝利だと思う -- 名無しさん (2017-09-04 14:00:36)
  • 物語を盛り上げる名悪役と、目を背けたくなる嫌われ者は違うだろ -- 名無しさん (2017-10-18 19:38:12)
  • ふと思ったが、こいつが策略家や煽動家として優れていても「ハゲ・チビ・デブ・キモ顔」だったらここまで化け物になっただろうか?俳優の様なマスクと立ち振る舞いで女性票を集めたのも同盟の元首に上り詰めるのに大きな要素だったんじゃないかと。 -- 名無しさん (2017-11-23 18:42:15)
  • 俳優系ナイスミドルじゃなかったら、無味無臭な・どこにでもいる顔だったかもな、劇場型じゃなく健全実直だけど雨風が鉄錆びさせるみたくジワジワ骨をへし折ってったみたいな -- 名無しさん (2017-11-23 19:36:46)
  • ↑そっちの方がよほど厄介な感じが……(汗 -- 名無しさん (2017-11-23 20:32:33)
  • もし、2202の土方艦長がトリューニヒトだったら……(中の人同じだし) すごいいやだー>< -- 名無しさん (2018-01-24 09:22:49)
  • こいつの恐いところは、「私をご覧下さることですな、元帥」って言って、自分のしてることが外道であると客観的に理解してることなんだよね。自分を悪党とわかった上で平然と正義を名乗れる奴は恐い -- 名無しさん (2018-05-05 13:20:21)
  • そう言えば、「大嫌いなトリューニヒトの顔が映った瞬間にチャンネルを変えられるから」という理由でヤンはリモコン式テレビ(原作執筆当時はまだ珍しかった)を気に入ったというくだりが原作にあったような。遂にはトリューニヒトが映るのを待ち構えるようになり、番組の最後まで映らないとがっかりしてテレビを消したとか。ヤン・ウェンリーともあろう者が、手段のために目的を忘れているw -- 名無しさん (2018-05-23 11:18:17)
  • どの道、ラインハルトから一本取った時点で運が尽きてたかもしれんな。最大の武器であった口先が死因という皮肉極まりない最期と、それを嫌味たっぷりに強調したナレーションを考えると。 -- 名無しさん (2018-06-04 04:35:22)
  • ぶっちゃけ優秀なら同盟も滅びなかったし、そうでなくてもロイエンタールに射殺されるようなヘマもしなかったわな。人間としても政治家としても三流。 -- 名無しさん (2018-06-13 18:52:22)
  • ↑それを言ったらヤンも含めて自由惑星同盟側の人間は全員が無能ってことにならないか? -- 名無しさん (2018-06-13 18:57:36)
  • 新アニメでまさかのメルカッツやっていたな -- 名無しさん (2018-06-13 21:55:10)
  • タグの”タグの化物の域を超越している”との言、さらに"『最悪』の概念体" -- 名無しさん (2018-06-15 07:33:55)
  • 今にして思えば、彼は腐敗した民主主義のせいで、ひどい目にあわされたのではなかろうか。そして、その民主主義と、それを妄信している民衆への復讐のため、あんな衆愚政治の極みみたいなことをしていたのではないか。 -- 名無しさん (2018-06-15 07:54:33)
  • ヤン・ウェンリー「私は最悪の民主政治でも最良の専制政治にまさると思っている。だからヨブ・トリューニヒト氏のためにラインハルト・フォン・ローエングラム公と戦うのさ」 -- 名無しさん (2018-10-26 04:21:37)
  • 自分の上司か同僚か自国の政治家でなければ面白い男だよな -- 名無しさん (2019-05-24 10:37:22)
  • ↑5 そういえば、石塚さんが亡くなられたけど、新メルカッツ役どうするんだろ? -- 名無しさん (2019-05-24 10:39:39)
  • 子供の頃は変わった名前、ぐらいにしか思ってなかったけど聖書の「ヨブ記」(神もそう認めるほど正しい人が何も悪いことしてないのに酷い目に遭って、それでも信仰を捨てなかった話)の主役と同名なのね。やっぱり狙ったのかな。 -- 名無しさん (2019-05-24 14:52:49)
  • 元になったと言われるアンドリース・トリューニヒトの最後と所属政党のその後を見るとなかなかに面白い。やる夫のやつは良かった -- 名無しさん (2019-05-24 15:05:41)
  • 自分はそこまで優秀な男だったとは思えない。確かに嵐の中落ちず上手いこと泳ぐ才はあったが、嵐を止めたり起こしたりするほどの力は無かった。本人もアムリッツァではフェザーンのようにある程度の敗北をすると思っていたのではないか。それだけでも十分対立する政治家も軍人も排除できる。被害が想定よりはるかに酷くそのすぐ後帝国が纏まったので同盟の敗北は決定的になったので方針変換せざる得なくなった。やはり銀英伝の誰彼にとっても最大の誤算は、ラインハルトがあまりにも優秀過ぎたことだと思う -- 名無しさん (2019-10-02 17:42:56)
  • 恐らく元ネタにされている人物がいる(名前も同じ)ってこと書いてもいいのかねえ -- 名無しさん (2020-01-22 11:01:07)
  • ミッターマイヤーとロイエンタールがこいつを批評した「世の中には他者の愛情も尊敬も必要とせずに生きられる人間がいる」というのが好き -- 名無しさん (2020-01-22 11:40:17)
  • 後世の歴史家と同時代の英雄から嫌われていただけで、実際は割と有能な人だよ。 -- 名無しさん (2020-05-13 18:14:57)
  • 当時の複雑怪奇極まる星間情勢を見通す分析能力と終戦後の行動を見るに決して無能ではないわな。ただ自身の能力を民主主義やら国家やらに使う気が更々無い俗物だったというだけでさ -- 名無しさん (2020-05-13 19:48:02)
  • 灼熱の竜騎兵に、彼が転生することを祈ろう。そういえばアルマンは色々周囲の地球側人物に振り回されながらも彼らが自滅していくなかで生き残ってるんだよな。もしかして彼が灼熱でのトリューニヒト的存在? -- 名無しさん (2020-07-31 11:59:26)
  • 有能とされる人間が次々死んで行き作中でも屈指と評されるロイエンタールが政治的、戦略的に破滅している状況で感情論以外で殺せなかったトリューニヒトを無能と評せる筈が無い。オベともかなり良い勝負するだろうし、陰謀を舞台とするか政略を舞台とするかで結果も分かれそう。ただ、地続きの歴史家が個の人間を高評価する事は無いだろう。逆ベクトルに振り切ったヒトラーみたいなもんだし。 -- 名無しさん (2020-09-07 10:17:03)
  • 個としては間違いなく有能な人物だろう。無能というか普通だったら同盟が滅んだ時点でおそらく死んでる。その優秀さから来る他者への蔑視故にロイエンタールに射殺されたんだけど -- 名無しさん (2020-09-15 20:15:40)
  • あまり有能でもない気がする。「寝技」で権力を柔軟に動かすことはできても、がっちり「掌握する」ことはできていない気がするし。人望がないのも単に「カリスマを発揮できない」「人望を掴むことができない」結果であって、これでは何十年生きてもその場の政局を掻き乱すだけで、本当の狙いはいつまで経っても果たせなかったんじゃないか?

    柔よく剛を制すとは言うが、「柔だけを知って剛がなかった」トリューニヒトはやはり政治家として片手落ちだったのではないか。 -- 名無しさん (2020-11-26 23:58:47)
  • どうだろなー。どっちかと言えば帝国の侵略でメッキが剥げた感じだからああいう状況でなければ(平時であれば)やはり優秀だったんではないかな?事態が国と心中するかってとこまで行ったからこそ化けの皮が剥がれたんだと思う -- 名無しさん (2020-11-27 00:15:49)
  • 結局通常の政治を行っているだけじゃ絶対に殺せないわけで、国が潰れるとかいう通常じゃありえないような非常事態、それも感情的な一撃でようやく殺せたんだから尋常じゃない。ただしそれは「保身能力」の話だが、とはいえその地位からして内政能力・政治の駆け引き能力だって高レベルで保持していたのは間違いないだろう -- 名無しさん (2020-12-09 19:59:01)
  • 原作は未見だけど、この解説を読んでると「ただ私益と保身『自らの益を守り害を防ぐ』ことだけに特化したような奴が、自らの利害のみで動く自分のような人間には眼中にない『利害を超えたもの』を理解できなかったことが最期に仇となる」とか本当上手い皮肉に見える -- 名無しさん (2020-12-14 18:56:40)
  • トリューニヒトは同盟にいた頃から地球教やルビンスキーのルートを最大限活用して情報収集してたから、たぶん帝国移住後もラインハルト達の暗部とかも掴んでたんじゃないかな? で、それを利用して民衆の不安を煽ったりして立憲体制後は摂政皇太后になったヒルダ達の力を弱体化させてくると。反論してもトリューニヒトの弁舌で丸め込まれそう・・・。 -- 名無しさん (2021-01-04 23:10:00)
  • 別に政治家として優秀である必要もなかろう。トリューニヒトは「保身」ただ一点に超特化した天才であって、他の物事は全部手段でしかないもん。政治家として失敗したら他に保身の道を見つけ出すだろう。 -- 名無しさん (2021-01-05 00:18:31)
  • 「言論で軍人を攻撃した結果、感情的になった相手に武器を取られて殺された」と考えると、政治的に対立していたはずのジェシカとトリューニヒトも死に方は近いものがあるんだなあ。言論の力を頼りとして戦いあるいは生き続けるも、ある時に言論を振るった相手が自分の理解が及ばない人物だったために命を落とした2人。 -- 名無しさん (2021-01-12 23:40:05)
  • 客観的に評価するなら、「志半ばで凶弾に倒れた政治家」であって、暴力で排除はされたものの政治的な意味で彼を負かした政治家は誰一人としていないんだよね…少なくとも「政治家の戦場は議会」だとすると、彼の戦場で彼に勝った人物は誰もいなかった、数少ない「勝ち逃げ」をした人物だったのかもしれない。 -- 名無しさん (2021-01-26 21:54:50)
  • ある二次創作で、「アイランズほどの守護天使がトリューニヒトにはおるまいよ。いたら困る」とビュコックの爺さんが言ってたのも面白かったな。確かにいたら困るよな。原作以上に手が付けられなくなる。 -- 名無しさん (2021-02-22 12:03:02)
  • フジリュー版好きだが、トリューニヒト関連だけはアニメ準拠が良かったなあ 残念 -- 名無しさん (2021-05-05 15:43:57)
  • やはり最期の共和制を批判する台詞を聞くに、全ての動機は同盟と民主主義に対する復讐のような気がするなぁ -- 名無しさん (2021-05-05 16:10:46)
  • それともしかしたら、もうトリューニヒトの企みが全て成就して、帝国が銀河を統治する共和制国家に変貌したら、その時こそ彼はその政治家としての才能をフルに発揮していたのかもしれない。今までは、『こんな同盟のために、私の才能を振るうなんてもったいない』と思っていたのかも -- 名無しさん (2021-05-05 16:16:07)
  • ↑アイランズが覚醒したように、トリューニヒトも覚醒・・・。案外、やる気を出せばやれるかもしれないけど、ロイエンタールとの会話で「自分自身への奉仕のため」とはっきり言っちゃってるからねえ。 -- 名無しさん (2021-05-05 16:29:54)
  • ↑そしたら、トリュー、生涯、その政治的才能を自分の保身(ともしかしたら私腹)のためにしか費やさずに終わる可能性もあるのか……。なんというか、もったいなさすぎる。なけなしの政治的才能を必死に同盟のために役立てようとしていたレベロさんに土下座してこい、って言いたいww -- 名無しさん (2021-05-05 16:42:32)
  • 仮に救国軍事会議がトリューニヒトを始末するとしたら、四六時中密かに監視して見失わないようにした上で蜂起すると同時に拘束するしかないか。グリーンヒル達はトリューニヒトを武力さえあれば簡単に排除できると甘く見ていたのがいけなかった。 -- 名無しさん (2021-07-04 02:46:20)
  • コメント欄が長くなったので、コメント欄をログ化したいと考えています。 -- 名無しさん (2021-07-07 06:20:19)
  • ↑ どうでしょう? キャラクターの特性を考えると、ログ化よりもリセットのほうが良いのでは?と思います。 現在のコメント欄が荒れている、とは思いませんが(というか整然としていると思いますが)、キャラクターがキャラクターですので。 と言ってもあくまで一票ですので、他の方々のご意見もいただければと思います(半年前からのご提示に対して遅れたこと失礼します)。 -- 名無しさん (2022-01-13 23:12:22)
  • 死んだからじゃなく口がきけなくなったからトリューニヒトじゃない、は合従連衡の故事における張儀の「我が舌はまだあるか」を思い出させる。 -- 名無しさん (2022-02-06 13:10:29)
  • こいつも自民党とか言うモンスターたちを見たら腰抜かすだろうな -- 名無しさん (2022-03-31 13:52:59)
  • 民主主義を憎んでいたわけではないと思うんだよなあ、ただただ他人を馬鹿にしていただけで。こいつの悪辣さは、愚者・敗者を高い所から見下ろして悦に浸りたいだけ、っていう点に尽きるんじゃないかと。だから政争に勝つこと(最後に生き残ること)だけが目的で、政治的信念なんかは皆無、っていう。つまり政治家版フレイザード。 -- 名無しさん (2022-04-09 04:47:45)
  • 国家革新同盟政権下で民主主義のことを五世紀も憎んでる帝国人の民主化とかとんでもない -- 名無しさん (2022-04-10 00:19:18)
  • ↑2 -- 名無しさん (2022-05-08 11:23:03)
  • ↑2 西村ひろゆきが政治家になると多分こんなのになるんだろうな -- 名無しさん (2022-05-08 11:24:26)
  • 地球教が支援したとはいえ帝国に移って一年で人脈広げるとか博之には無理だろ -- 名無しさん (2022-05-08 20:22:32)
  • そもそもトリューニヒトはアジテーターであってレスバ厨ではないと思う。むしろ相手を言い負かすことに拘るような人種なんか、典型的な愚民として見下してるまである。 -- 名無しさん (2022-07-17 11:09:03)
  • ↑ジェシカとか憂国騎士団に襲わしてといて、その後は放置だしな -- 名無しさん (2022-07-17 12:01:18)
  • 政治を握る術に長ける政治屋として有能だったのは疑いないが、政治家としては無能すぎた。目的は私欲でも強い外敵がいる以上政治家として有能ならまだまだ頑張らさせられたはずだしな(それが最終的に自分の権力保持になるし)。尽く自壊の利敵に終始してた -- 名無しさん (2022-07-17 21:39:58)
  • 地球教が全宇宙を支配してたら、こいつとドヴィリエとルビンスキーが最後の希望になったんだろうな -- 名無しさん (2022-07-19 13:04:53)
  • 昔から言われてるように、同盟の民主政治が健全ならトリューニヒトも余り悪さはできなかったんだよなあ。こいつ自身の能力は間違いなく高いけど、ここまで暴れられたのは同盟市民の責任が大きい。 -- 名無しさん (2022-08-28 15:26:25)
  • 何が決して無能ではない、だ 無能以外の何物でもない。 -- 名無しさん (2022-12-29 06:21:36)
  • 好感を持ってはいけないような汚物だよ。衆愚政治、民主主義の負の側面を擬人化したようなキャラにしてるんだから -- 名無しさん (2023-03-04 19:38:44)
  • そもそも幼帝亡命の真意を見抜けなかった時点で無能でしょ。ヤンの言うように、そのまま保護して丁重にお返しすれば帝国は何もできなくなったわけなんだから。 -- 名無しさん (2023-05-26 13:13:29)
  • 無能が委員長になれるほど甘くないなら、査問会を招集した国防委員長のネグロポンティとか、帝国侵攻を反対したウィンザーとか、そもそも日頃見主義な何もなすところのなかったサンフォードとかどうなんだよ -- 名無しさん (2023-05-26 13:16:12)
  • 帝国侵攻に反対した人に対してトーンポリシング的な嘲笑をしていた賛成派のウインザー(訂正 -- 名無しさん (2023-05-26 13:17:42)
  • みんな忘れてるが、ラインハルトって救国軍事会議の乱の黒幕だからトリューニヒト以外が議長でも幼帝の亡命は受け入れられたと思う。遺族が納得しない限り -- 名無しさん (2023-05-26 23:10:50)
  • 民主政治にせよ専制政治にせよ道理と手続きが重視される場であればその間隙を縫って生き延びる一種のバグみたいな奴だよな。同盟の政治体制が健全な時期に生まれていても「民衆の支持を集めつつ適切なタイミングで身を引く」ムーブで長生きしそう。 -- 名無しさん (2023-06-03 15:42:05)
  • ↑恐ろしいのはこの作品の登場人物って帝国側も同盟側もヤンやラインハルトも含めて、ルドルフ大帝の洗脳の為か【銀河帝国も元は民主主義国】だということを度忘れしてる中、こいつだけが元の立憲政治に戻そうとしてたんだよな。ルドルフ思想すらきかない正に真のバグ -- 名無しさん (2023-06-03 15:58:16)
  • ↑7 好感を持ってはいけないキャラなんてものはフィクションの世界には存在しない。それがどんな虐殺者であろうと、差別主義者であろうと、エゴの塊であろうと。 -- 名無しさん (2023-06-03 16:39:03)
  • 「キャラ」としてはまぁ、「面白い」けど清清しいほどの汚物に好感持てるのは、まぁ少ないやろな -- 名無しさん (2023-10-08 12:14:55)
  • 再評価の項目を改めてじっくり読んだけどやはりトリューニヒトを評価するのは無理筋だな。例え全てが計算のうちで己の生存力が優れていようとも“評価”というのは人にする物であって、駆除できない害虫の生存力が評価されるのは生物学の中だけだ。またユリアンの知り得た事実を基に彼の評価が良くなるとしたら「民主主義は専制主義に勝る素晴らしい主義である」という前提があってこそだが、作中世界では民主主義は専制主義に劣る、あるいは繰り返す(=同価値)という見方のようなので生き延びて同盟と同じ事を繰り返そうとしていたという話にしかならない。 -- 名無しさん (2023-11-29 09:38:09)
  • 賄賂の銀食器セットっていくらぐらい? -- 名無しさん (2023-11-29 09:42:53)
  • ヤンでもトリューニヒトを邪と見抜きながら器評価は脅威に感じ騙されかけてた時期もあったんだよな。最終的にラグナロックの雲隠れ&停戦命令に呆れ返って、ラインハルトとの会談で「ルドルフに比して遥かに小物」、「このような者を権力につけたのは人民の罪(人民が人民を害せるのが民主主義と推すが)」とバッサリ斬って以降言及なしだが。 -- 名無しさん (2023-12-23 01:00:50)

#comment

*1 後述するが文字通りに「反対票を入れていただけ」であり、会議中には作戦内容への疑問や中止を促すような発言は一切していない
*2 なお、ロックウェルをそそのかしたフンメルもこれら卑劣な小細工がラインハルトにばれて同様に処刑される
*3 憂国騎士団は実質的にトリューニヒトの私兵であると言われているが、作中には直接命令を下す場面はない。
*4 糾弾の背景として同盟の有力者やその子弟は兵役逃れや安全な任地職務の優遇が常態化していたた。年譜にあるようにトリューニヒト自身も兵役期間を後方で過ごしている。

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