テッカマンアックス

ページ名:テッカマンアックス

登録日:2015/05/27 Wed 18:20:10
更新日:2024/01/15 Mon 10:30:01NEW!
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雌雄を決するブレードアックス


アックスの猛攻の前に、ボルテッカの使えないブレードは最大の危機に陥る


次回、宇宙の騎士テッカマンブレード『決戦!!アックス』


仮面の下の涙をぬぐえ!








そうだ…早く来い、タカヤ坊。
クリスタルはここだ…ワシは逃げも隠れもせん。
早く来い、ブレード!



宇宙の騎士 テッカマンブレード』の登場人物。
主人公・Dボウイこと相羽タカヤの父、相羽孝三の友人にして助手のゴダードが変身するテッカマンである。


CV:島香裕



前線指揮官のエビルに続いてランスソードと共に地球へ派遣され、
ストーリー中盤でエビルが基地で療養中は主にヨーロッパ方面で地球侵略の指揮を執っていた。


侵略自体は順調ではあったものの、ラダムの惑星侵略は最終的に地球人をラダムが寄生するための素体テッカマンにすることであるため、
あまりに寄生対象が減りすぎるとせっかくの地球侵略自体の意味が無くなってしまい、このことで司令官のオメガから叱責されることもあった。


ちなみにゴダードは電子工学専門の科学者が本業であるのだが、あらゆる格闘技に熟練しているという
本業とはあまりに似合わない趣味の持ち主である。


タカヤ坊もシンヤ坊も生まれながらにして抜きん出た才能を持つ、鷲と鷹だ…実力に差はない。
たった一つの違いは、タカヤ坊は放っておいても才能を伸ばす事ができたが、シンヤ坊の方には、コーチ役が必要だった…


Dボウイと相羽シンヤ/エビルとは彼らが幼い頃から様々な格闘技を教え込み、
「タカヤ坊」「シンヤ坊」と呼んで可愛がるなど師弟のような関係でもあった。
このためテッカマンとして敵同士になってしまった後もDボウイの成長を師匠として喜ぶ関係となり、シンヤの方は実父である孝三以上に父親のように慕う関係でであった。
アルゴス号が地球を飛び立つ前、タカヤから『宇宙へ出て、もしシンヤに何かが起きたら、その時は頼む』と頼まれており、テックシステムに取り込まれた事でその感情が強化され、エビルの忠臣にしてシンヤの護衛人という側面が強くなった模様だ。


ストーリー中盤において、Dボウイは月面にあるラダムの本拠地を目指すために他のテッカマンのクリスタルを入手しようとしており、
アックスのクリスタルを手に入れようと幾度も追跡しては戦闘と退却を繰り返していた。


ゴダードは昔から面倒を見ていた弟子のタカヤとシンヤの戦い振りや性格、そしてクセを熟知しており、
シンヤがタカヤと戦うと冷静でいられなくなることに危機感を抱いたため、
自らの手でブレードを始末、もしくはかつての仲間・師匠としてラダムに戻るよう説得を試みることにしたのである。


まさにDボウイにとっては乗り越えねばならない師匠という名の巨大な壁であり宿敵である。


タカヤ坊…思えば、不思議な縁だよな。
シンヤ坊もお前も、格闘技を教えてやったのはワシだ。
その弟子ともいえる二人がこんな形で、血で血を洗う戦いをするようになるなんてな。
さすがのワシも思いもよらなかったわ…
が、正直言って、ワシはお前たち二人の戦いを見るのが辛い。


そこでだ、ラダムに戻ってくる気はないか?
お前だってこれ以上肉親と戦いたくはないだろう?
どうだ、この辺ですっきりしないか、タカヤ坊?
仲良くやろうじゃないか…昔のように!


カンタベリー大聖堂でテックセットなしでタカヤと再会したゴダードは、礼拝堂で彼にラダムに戻るよう頼み込むが、あくまでもラダムと戦う事をやめない彼は師の頼みを断固として断る。
やがて、生身のまま立ち回ってテックセット。タカヤをテックセットさせまいとラダム樹の蔦でペガスを捕縛し息の根を止めんとするが、スペースナイツが到着。ソルテッカマン1号機改で戦場に躍り出たバルザックの助けを得てタカヤはブレードにテックセット、ラダム樹が形成した特製のコロッセウムでかつての師との決戦に挑むのだった。



フン、そろそろ本番と行こうか!テックセッター!!



◆基本スペック


浅い緑がベースのアーマーが特徴で、
他のテッカマンに比べると丸くかなりマッシヴな武士をイメージした姿をしている。


テッカマンは基本的に白兵戦が主体であるが、アックスはその中でも特にそれらの能力が秀でて特化された接近戦格闘型という特性を持っている。
テッカマンはテックセットする人間の特徴や能力が色濃く反映されるようになっており、
ゴダードが格闘技や武術に精通していたためにテッカマンの中では屈指の白兵戦能力を誇る。


このため単純なパワーはもちろんのこと、格闘の技術力も特に優れており、一対一のテッカマン同士の正面対決ともなればまず負けることはない。


ただし、一対一の戦闘や一点集中破壊に特化している反面、集団戦が苦手であり、
複数の敵を同時に相手にしたりすると自分のペースを崩されて不利になってしまうことが多い。


大軍を殲滅する際もアックスは多面攻撃があまり得意ではないため、
敵を一箇所に集めた上で一気に強力な攻撃で撃破しなければならないのである。



ほう…少しは腕を上げたな、タカヤ坊。こいつは力勝負でも結構楽しめそうだ!
さあて、力・技・クセ、そして性格まで、何もかも知り尽くしたワシとタカヤ坊がどう戦うか…!



◆主な能力・装備



●テックトマホーク
アックスのランサーは名前通りの斧となっており、ハルバードのように先端部分が巨大な斧の刃となっている。
破壊力があるのはもちろんであり、相手の防御さえも力押しで叩き潰すことも可能な他、ブーメランとして投げつけた場合の威力も段違いである。


武術に熟練しているアックスは力任せな攻撃だけでなく、
鍔迫り合いの中から最小限の動きだけで相手の武器を弾き飛ばすといったテクニックで防御を崩せる。


どうした、ブレード!スタミナ切れか?
フッ、スピードも落ちてきたぞ!
ならばそろそろとどめと行くか…エビル様もお前の死を心待ちにしているだろうからな!
最後はワシの得意技で葬ってやろう!お前が何度挑戦しても破れなかった、この技でなあっ!!


そして、アックスが最も得意としているのはこのランサーを高速で交差に振り回しながら敵に突撃するという必殺技であり、
相手の攻撃を弾き返しつつじわじわと追い詰め、トドメを刺すという攻防一体の奥義である。
これはかつてのDボウイも破ることはできなかったという。


まさに鬼に金棒に等しい。


ただし、テックワイヤーを装備していないので投擲したランサーは自分で拾わなければならない。


テッカマンの姿から中国の武道着姿で青龍偃月刀を構える謎の演出も相まって、アックスの必殺技という印象が強まっている。



●アックスショット
ランサーの刃にフェルミオンを集中させて振ることで強力な衝撃波を放つことが可能で、アックスの遠距離における主力技。
威力もさることながら連発も可能であり、ダガーのコスモボウガンとは桁違いの破壊力を持っている。


ただし連発できるといってもダガーほどの速射性はなく、動作も遅めなために避けられやすい。


また、多面攻撃が苦手なアックスはこのランサー全体に大量のフェルミオンをさらに集中させて投げつけることで、
命中した地点を中心にしてフェルミオンの爆発を巻き起こすことが可能で、複数の敵を一気に片付ける際に使用する。



●近接格闘
武術に精通しているゴダードはランサーによる攻撃に体術を積極的に交えて攻撃を行い、
ランサー同士のぶつかり合いで膠着すれば投げ技などで相手の隙を作った上で
一気に追い討ちをかけたり、一度距離を取って体勢を立て直すなど押し引きにも長けている。



●クラッシュイントルード
アックスのクラッシュイントルードはほとんど体当たりに近いものであり、一点突破や破壊に用いられるのがほとんど。
また、アックスは機動力自体はそんなに高めではないため、飛行スピードもブレードには劣るようである。



強くなったな、タカヤ坊…昔のタカヤ坊とは大違いだ。
肉を斬らせて骨を断つ、さすが死線をくぐり抜けてきただけのことはある。師匠ながら惚れ惚れしたぞ…


強くなどなりたくはなかった……できることなら、変わりたくなどなかった!


だがな、タカヤ坊…お前を月に行かせる訳には、クリスタルを渡す訳にはいかんのだ!
約束を破って済まないが……ボルテッカを使わせてもらう!
エビル様のため、死んでもらうぞ!!


●ボルテッカ
テッカマン共通装備の最強必殺技。
アックスのボルテッカ発射孔は胸のパーツがスライドして開くことで露出し、ここから発射される。


ちなみにボルテッカは撃たずに体内で一気に暴発させて自爆することも可能であり、テッカマンの最終手段として利用される。
瀕死のアックスは渾身の力でブレードを羽交い絞めにし、死なばもろともとボルテッカを放たんとした。
しかし、バーナードの援護射撃を受けて力が緩み、その隙をついてブレードは右手でアックスの心臓部を貫く。


さらばだ……ゴダード!!


訣別の一撃によるゴダードの断末魔は、タカヤの心だけでなく、月にいるシンヤの耳にまで響いた。
決闘の場を去るブレード/タカヤの姿を見てゴダードは微笑む。弟子が師を超えた事、月にいるであろう守るべき者の事を思いながら……。
やがて、目を覆うかのような閃光がラダム樹のコロッセウムを覆い尽くし、カンタベリー大聖堂に大きなクレーターを作り出した。


ゴダード……


師でもあり、父のような存在でもあったゴダード。
その最期に、シンヤは何を思うのか……。




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  • ずっとタカヤ坊と呼んでいたのに最後の台詞は「死ねブレード!」……人間の性格を大きく残していてもラダムの洗脳は絶対だった。 -- 名無しさん (2015-05-27 18:26:49)
  • スパロボWでは原作と違って最後にラダムの支配から脱し、自分からクリスタルをブレードに託した。退場は早いが印象に残る。 -- 名無しさん (2015-05-27 18:32:56)
  • ↑たしかにあのシーンは感慨深かった。アックスのクリスタルがすぐ失われ結局原作通りになる点も抜かりがない。 -- 名無しさん (2015-05-27 18:43:50)
  • 奥義を繰り出す前に入る武道着に青竜刀を構えた謎カットインはシリアスな笑い。何者だあんたはw -- 名無しさん (2015-05-27 19:31:14)
  • ブレードのセリフ間違ってるよ!名シーンが台無しだよ -- 名無しさん (2015-05-27 21:07:37)
  • 一瞬だけだが最期の自爆のシーンで笑ってるんだよな。シンヤを護れたこととタカヤの成長を目の当たりにした両方の喜びだろうか -- 名無しさん (2015-05-27 21:27:58)
  • 鷲はそのまま『わし』でいい。とんびだと才能の無い不肖の人物という意味になってしまうからな。…ブレードも出たスパロボWの主人公は一時期父『タカの眼』に対する劣等感からとんびの意の偽名を名乗っていたな。 -- 名無しさん (2015-05-27 21:36:13)
  • 漫画版でのアックスはずっと「グググッググッ」としか言わなかったらしいw -- 名無しさん (2015-05-28 05:24:32)
  • ちなみにアックスのデザインモチーフは『僧兵』。武蔵坊弁慶みたいなイメージ。 -- 名無しさん (2015-05-28 06:36:41)
  • ↑じゃあシンヤが牛若丸なんだな。美形の弟だし。 -- 名無しさん (2015-05-28 15:07:51)
  • スーファミのこいつくっそ強かった -- 名無しさん (2015-05-30 08:55:02)
  • ガン×ソードのガドヴェドって、ちょっとゴダードっぽいよな -- 名無しさん (2015-09-24 02:16:58)
  • 科学者で、格闘戦主体で、主人公の師匠で、斧属性だからな。元ネタなんじゃないか? -- 名無しさん (2021-01-16 07:56:59)

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